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美容師の転職理由とは?アシスタントとスタイリストそれぞれの事情

最近では美容師人気が高まり、美容室に行けば若いスタッフさんをよく見るようになりました。
しかし美容師の世界もなかなか厳しく、新しい人が入っては辞めたりを繰り返しています。
私もそんなうちの一人でしたが、私が美容室を離れるときは同時期に3人ものスタッフが転職を決めていました。

実は美容室を離職する人の7~8割は3年以内だと言われています。
その後はもちろん他の美容室や職業にも転職しているのでしょうけれど、美容室に就職して3年というと、アシスタントの修業時代といわれていますね。

ということは美容師アシスタントが沢山転職しているということですが、それはいったいなぜなのでしょうか。
また、残りの割合を占める美容師スタイリストの転職理由は何なのでしょうか。

私が勤めていた時の思いも含めて、美容師が転職する理由を紹介いたします。

美容師アシスタントの転職理由


アシスタント時代の平均値である3年以内、特に入社すぐに辞めてしまうということは、理想と現実のギャップに耐えられなかった場合が多いです。

あなたは初めて就職したとき、どんな気持ちでしたか。

ここで一生懸命頑張るんだと気合を入れても、同じミスを何度か繰り返し上司には叱られるし、向いていないのではないかと考えたことはありませんでしたか。
それでも踏ん張って頑張って乗り越えて、後輩を育ててあなた自身も安定してきたとき、ふと、転職という文字が浮かんだことはありませんか。

一般的に転職するということは、職場に不満があるか、更なるキャリアアップを求めてのどちらかです。
アシスタントがキャリアアップのために転職する場合もありますが、実は多くは仕事に不満を持っています。
何を不満に感じたのか、私もアシスタント時代に実際に感じたものをご紹介しましょう。

給料が安いと感じる

国家資格を有し、定年後も働くことができる美容師ですが、給料が安いというのはよく聞く話です。
アシスタントは特に歩合が付かないために給料が安く、更に練習のためのテキストや道具は自費で購入しなければなりません。

それだけならまだ良いのですが、美容メーカーさんの新商品が出た時なども、自費で購入して使い心地を確認するということもあります。
使ったことがないものを何の根拠もなく「良い」と勧めることはできませんから。
ですので、生活が苦しい時は先輩が購入したものを少し試させてもらうこともありました。

さらには朝晩の練習の時間を含めて美容師アシスタントの給料を時給換算してしまうと、都道府県の最低賃金を下回ることも多いです。
そのため、嫌気がさして給料の良いところへ転職する場合が多いです。

プライベートの時間を持ちたい

美容師が激務だといわれる理由に、拘束時間が長いということも挙げられます。
例えば美容室の営業時間が朝10時~夜8時だとしても、営業時間外の朝晩に練習をするので、家には寝に帰るだけという人もいます。

練習時間を強制にしてしまうと、法律に触れて給料を支払わなければならない場合があるため、実際には「自主練習」としている美容室が多いです。
なのでやりたくなければやらなくて良いのですが、練習をしなければ技術が向上しないのも事実です。

そして休日には講習や講演を聴きに行ったりするので、これも仕事の内と考えると、プライベートの時間はごくわずかです。
私が勤めていた美容室では完全週休2日制ではなかったので、休日が1日の週に、まさにその休日に講演があると、長ければ丸2週間も休日がないことになります。

これでは恋人と会う時間なども限られてきてしまいます。
そのため、朝晩の練習をする曜日が決まっているなど、自分のプライベートの時間を取りやすい職場環境を求めて転職する人もいます。

なお、美容師アシスタントの一日の流れについて詳しくは以下の記事を参考にして下さい。

【本気なら必読】美容師アシスタントの一日の仕事内容とは?

肉体的な負担が多い

メインの仕事はシャンプーであるとも言える位、美容師アシスタントはシャンプーをしていることが多いです。
しかしシャンプー台の調整はできないので、どうしても中腰になってしまいます。
シャンプー台によっては腰を90度ひねったまま中腰、あるいは前かがみになり、シャンプーをします。

そんな無理のある姿勢を毎日しているので、腰痛やヘルニアを引き起こしてしまいます。
他にも、シャンプーのしすぎによる手の乾燥や、薬剤を触るために荒れたりもします。

練習時間を確保するために睡眠時間を削る事もあり、体力勝負なのが美容師アシスタントの辛いところです。

人間関係が複雑で嫌

私は特にこの問題が負担でした。

美容室で働くスタッフは、閉鎖された空間にいるのでどうしても派閥が出来たりします。
それはスタイリスト間でもありますし、もちろんアシスタント間でもあります。

さらにスタイリスト-アシスタント間ともなるともう逃げ場がありません。
例えばサロンワークの中で、トップアシスタントが「こうだ!」と決めたものでも、スタイリストにとっては「それは違う」と言うこともしばしばあります。

もちろんスタイリストの方がキャリアを積んでいるのですから、そちらの方が正しいように思えます。
しかしトップアシスタントがスタイリストの意見を聞き入れず、「自分の方が他のアシスタントの配置も見えているから」と我が道を行くタイプならどうでしょうか。

喧嘩にはならなくとも、ギスギスしたまま、他のアシスタントも動き方に困ってしまいます。
実際に私はこの件で3日ほど、ピリピリした職場で働いていました。

もしもあなたが転職を考えているのであれば転職専門サイトに登録しておくと良いですよ。
あなたの条件にマッチする案件があったらメール等で連絡してくれるので助かります。

まずは以下の転職エージェントに登録してスタートダッシュを切りましょう。

美容師スタイリストの転職事情


美容師アシスタントばかりが仕事を嫌になって転職しているのかというと、そうでもありません。

美容室を離職する人の2~3割は3年以上という計算になります。
3年経てば新米スタイリストであったり、それ以上では中堅スタイリストであるといえます。

では、新米スタイリストや中堅スタイリストが転職をする時は、どんな場合が多いのでしょうか。

キャリアアップのため

美容室である程度の知識と経験を獲得したスタイリストは、その美容室のカラーに染まり始めています。
お客さんが来てからの一連の流れや、その美容室の得意とするカットの仕方、カラーやマッサージの手技等、すべての仕事がこなせるようになりました。

仕事に慣れてしまうと、向上心のあるスタイリストは「自分はこのままでいいのか、もっと学ぶことは無いか」と思い始めます。
勉強熱心なスタイリストは、更なる技術向上を求めて、別の美容室へと転職していきます。

生活環境が変わった

スタイリストになれば、下積み時代を抜けたとみられます。
そのため、「やっと」という思いで結婚する人が増えてきます。

結婚を期に引っ越したり、結婚後子供が生まれたりすることで、自宅の近くや、ある程度の給料があり、安定した職場に転職する場合があります。
また、ママさん美容師では、育児などに理解のある、働きやすい職場に転職する人も多いですし、そういう美容室も増えてきています。

私の知人のママさん美容師は、もともと自宅と職場が少し離れていましたので、保育所へのお迎えのために1日2人しか施術出来ないということもありました。
お子さんが熱を出すこともあり、すぐには迎えに行けないことも多かったので、自宅近くの美容室に転職しました。

故郷に帰らなければいけなくなった

こちらはスタイリストに限ったわけではありませんが、故郷を離れて、憧れていた都心の美容室に勤めることができたとします。
一人暮らしで頑張って独立の夢も描いているかもしれません。

ところが何らかのご家族の事情で、故郷に帰らなければいけなくなった、という人もいます。
まだまだこの美容室で頑張りたい、学びたいけれど、時間は待ってくれません。

家族にもっと心配をかけたりしないように、やむなく故郷に帰り、地元の美容室に勤めなおす、という場合もあります。

しんどさが変わらない

美容師スタイリストになれば、アシスタント時代のような修行期間はありません。
しかし技術を衰えさせないためにも、自己練習は必要です。
その上、今度はアシスタントを指導しなければなりません。

練習時間に付き合い、朝や夜にアシスタントと同様に時間を拘束されます。
自分の練習時間と後輩への指導の時間、場合によってはアシスタント時代よりも時間が多く取られてしまいます。

スタイリストになっても労働環境が変わらないことに嫌気がさし、転職を選ぶ人も多いです。

人それぞれ転職の理由があるんです。
その後のキャリア形成につながれば「転職してよかった」となり、結果オーライです。

もしもあなたが一人で悩んでいるのであればプロの方に転職の相談をしてみてください。
きっと解決の糸口が見つかるでしょう。

リクルートグループの就職Shopでは専任担当者が付いて転職まで無料でサポートしてくれます。
希望する職種が未経験でもOKです。

18~30歳が対象で、フリーター、既卒、高卒、第二新卒、中退、ニート、社会人経験なしも大丈夫です。
あなたが条件に合うならば、一度相談に行かれると良いですよ。

利用料負担 すべて無料
応募資格 特になし。美容師免許あれば尚可
相談場所 首都圏・関西
利用登録 就職Shop

美容師は自分を守る理由で転職することもある


アシスタントやスタイリストに関わらず、さまざまな理由で自身は傷ついていくことがあります。
肉体的、精神的に辛いことも挙げられますが、努力しても変えることの出来ない問題をここで挙げさせていただきます。

体を壊した

アシスタントが感じやすい、仕事上の不満が募った時、たいていは体を壊していきます。

私は特に先輩たちの顔色を伺ったり、同期と技術の出来を比べられるなど、精神面で辛い事が多くありました。
ある時から通勤時に腹痛を起こし、出勤しては体が震え、営業中には動悸も起こるようになりました。

このままではダメになると思い、店長と相談した上で、私は職場を離れることを決めました。

パワハラがある

私のような精神的な理由で体を壊すこともありますし、ひどい所ではパワハラが横行している職場もあります。
先輩が何も教えてくれなかったり、暴力がある等、自分の成長が阻害されてしまっている場合、その職場は離れた方が良いです。

アシスタントでも、早く一人前になりたいけれど、自分の心身を守るために、別の美容室で頑張ろうと転職する人がいます。
場合によっては上手に転職したことで、早く技術を覚えさせてもらい、前の職場でのカリキュラムよりも早くスタイリストデビューできることもあります。

美容師の転職理由まとめ


スタイリストやアシスタントによって、その職場を離れたい、転職したいと思う理由は様々です。
しかし美容師という仕事は実力至上主義であり、体育会系の気質についていけず、心身の健康面や労働環境を理由として離れる人が多いです。
完璧に理想の職場を探すのは無理に等しいですが、自身にあった労働環境で目標に向かって働けるのが一番ですね。

美容師(スタイリスト・アシスタント)の転職理由まとめ
  • 給料が良い所がいい
  • プライベートの時間が欲しい
  • 体力が続かない
  • 人間関係が難しい
  • 結婚した、子供が生まれた
  • 労働環境が変わらず辛い
  • パワハラがある
  • 体を壊して仕方なく
  • もっと上を目指したい
  • 家庭の事情

スタイリストもアシスタントも一人の人間です。
特に激務と言われる美容師の世界ですが、他業種でも同じようなことが言えます。

「手に職を」と言われる世界では体が資本ですので、自分の身を大切に、また無理をせずに働けることが一番です。
「ここだけは譲れない」という点を絞れば、理想に近い美容室が見つかるかもしれません。

せっかく取った国家資格です。
勿体ない使い方はしないでくださいね。

転職を考える場合は、転職エージェントをうまく使いこなすとコスパが良いです。
本記事でご紹介した転職エージェントをまとめておきます。

  • doda ※サポートに定評がある老舗の超大手エージェント。相談・紹介無料
  • リクルートエージェント ※求人数がダントツに多い。説明不要の優良エージェント
  • マイナビエージェント
    ※首都圏・関西圏の20代~30代の転職に強みがある
  • 就職Shop ※希望する職種が未経験OK。18~30歳。フリーター、既卒、高卒、第二新卒、中退、ニート、社会人経験なしもOK

なお転職先を異業種にするか迷ったら、以下の記事をご覧になってみてください。

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まりも
高校卒業後、トリマー、生保販売員、ドラッグストア店員、ネイリスト、美容師(アシスタント)を経験。 知識欲が多く好奇心旺盛。中学時代からサックスを演奏。 趣味は音楽・映画鑑賞、文房具集め、ショッピング、読書、ドライブ等。お菓子が大好き。最近ではケーキやプリン、クッキーをよく作ります。 黙々と淡々とした作業が得意。
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