営業職で転職活動中のあなたは志望企業を絞れてますか?
その企業の志望動機は決まってますか?
面接では自己PRとセットで志望動機を必ず聞かれます。
そこでありきたりな志望動機を答えていたら面接官を納得させることができません。
自己PRとセットであなたが志望動機を説明し面接官が納得しなければ、当然ですが面接突破するのは難しいです。
私は営業職だけで5回の転職経験がありますが、志望動機は毎回一番悩みました。
また私は部署異動で採用側の経験もしましたが、印象に残る志望動機を説明する志望者とそうでない志望者の差を感じました。
今回は営業へ転職する際、面接官の印象に残る志望動機の作り方を解説いたします。
履歴書や職務経歴書へ記入する場合も、目に留まる志望動機を書けるかが最初の関門です。
Contents
【営業へ転職】面接官が印象に残る志望動機の例文

あなたが志望動機を作る上で、以下2つが重要なポイントです。
- エピソードや具体例を入れる
- 将来のキャリアプランを入れる
私が営業職の転職面接で使った志望動機の一例を紹介しますので、参考にしてください。
私が御社を志望しましたのは、御社の営業担当の方が私の前職場に新規セールスに来社されたことがきっかけです。
その時は簡単な挨拶をされモニター品を置いていかれましたが、2週間後くらいにまた来社され、職場の者にモニター品の感想を聞いていらっしゃるのを目にしました。
私は前職でルート営業をしており、既存顧客の要望を聞きながら自社製品の売上を伸ばす営業スタイルでした。
私は御社の営業担当を見てからというもの、その時の自分と違う新規開拓から売上を伸ばしていく営業スタイルで自分の営業力に磨きをかけたいと思うようになりました。
また御社のホームページを拝見しましたところ、取り扱われている商品のラインナップの多さからお客様の要望に幅広く応えられる企業だと思い志望した次第です。
このように志望企業のホームページを調べて感想を述べるだけでなく、自分自身の実体験を入れることで説得力を増す説明になるのです。
またここに思い描いたキャリアプランを入れると、面接官の期待度が増します。
キャリアプランを入れた志望動機の例文を補足しておきます。
ところで私は営業職を経験した後、将来的には商品開発の部門に就きたいと考えております。
営業ではお客様から「こんな商品があったらいいのにな」という声をよく耳にします。
そんな声をいつか形にできるような仕事をしたいと考えるようになったからです。
お客様の要望を肌で感じている強みを生かして、より魅力のある商品を開発できるものと確信しています。
お客様のニーズが色濃く反映されたそのような商品は必ずや営業の武器となるに違いありません。
そうすることで育ててもらった営業部署に恩返しできればと思います。
この例のように、私のキャリアプランを追加すると面接官にとって採用後の教育プランがイメージしやすくなるメリットもあります。
営業へ転職する際、志望動機を作る前にすべきこと

志望動機を作る前に準備しなければならない重要なことがあります。
すでに完了しているかもしれませんが、もし抜けている部分があれば志望動機を作る前に準備しましょう。
転職理由を明確にする
そもそも何のために転職するのか必ず理由がありますが、その理由を面接で説明できますか?
それは面接官が納得できる内容ですか?
退職理由の本音は、給料が安い、休みが少ない、仕事がきつい・・・等、ネガティブな転職理由がほとんどです。
ただそれをそのまま伝えたら面接官はマイナスな印象を受けて終わってしまいます。
上述の例文のように「新規開拓で売上を伸ばしていく営業スタイルに魅力を感じるようになった」と、ポジティブな転職理由にアレンジすることが重要です。
なお転職理由の適切な答え方については、以下の記事で詳しく解説しています。
どうぞあわせてご参考になさってください。

キャリアプランを明確にする
あなたは転職した後のキャリアプランはできていますか?
具体的にできていれば転職後に成功する確率が高まりますよ。
上述の例文のように「営業職で経験した後、将来的に商品開発の部門に就きたいと考えております」と、キャリアプランがあるのとないのでは、面接官の印象が全く異なります。
なぜなら、この人は先のことまで考えての転職活動しているな、計画的に行動できるタイプだな等の分析ができるからです。
私はこのキャリアプランが曖昧だったため、転職を繰り返してしまいました。
同じ失敗をしないためにも、キャリアプランを明確にすることをおすすめします。
【営業職の面接】志望動機であなたの熱意が図られる

転職理由とキャリアプランができれば、あとは志望する企業を徹底的に調査し、あなたが入社したい想いを伝えるだけです。
志望動機を完成させる上で、独自の企業調査と自己PRとの関連性が鍵になってきます。
志望企業に惹かれたことを志望動機とする
志望する企業にしかない特徴を見つけ出し、それに惹かれた旨を志望動機にするのです。
もっと優れた技術を持っている競合がいたとしても、その企業を志望する以上はあなたが見つけ出した特徴をあなたの言葉で説明し、それに惹かれた旨を志望動機の一つとしてください。
面接官はあなたの営業力を判断しています。
論理的に説明する能力があるかどうか、相手を納得させ購入意欲を持たせることができるかどうか見極めています。
志望動機の説明だけで、あなたの営業力が図られると言っても過言ではありません。
営業現場では製品やサービス等を売っていたと思いますが、面接ではあなた自身を売り込むのです。
そのためには面接に臨む前に志望企業を調査する準備が重要になります。
自己PRと志望動機を連動させる
自己PRと志望動機はつながっていないと説得力は得られません。
「私はこれこれこういう人間なので(自己PR)将来的には御社で営業統括を務めて営業部署全体の士気を高め売り上げを伸ばし続けられると思い志望いたしました(志望動機)」のように、自己PRと志望動機を連動させていくのです。
前項に挙げた退職理由とキャリアプランが完成していれば、ここは自然と連動してきます。
もししっくりこないと感じたなら、どこかがずれていることになりますので、再確認しましょう。
またあなたの自己PRが完全でないと感じている場合は、営業職における自己PRのコツを以下の記事で詳しく解説していますので、合わせて参考にしてください。

営業へ転職する際の志望動機の作り方まとめ

営業職の転職活動において、面接で必ず聞かれる志望動機をどう作るかを解説してきました。
重要なポイントを下記の通りまとめましたので、志望動機のイメージを固めていってください。
- 志望動機を作る前にあなたの転職理由とキャリアプランを明確にする
- 志望企業に惹かれたことを志望動機とする
- 自己PRと志望動機を連動させる
- エピソードや具体例を入れる
- 将来のキャリアプランを入れる
面接本番で自信を持って説明するためには、事前の準備が重要です。
なぜその企業を選ぶのか、ストーリー立てて説明することで面接官を納得させ良い結果に結びつけることができるでしょう。
なお転職先を探す際の転職サイトとその利用法について、以下の記事で詳しく解説しています。
どうぞご参考になさってください。
