最近は個人で収入を得ようと考える人が多くなっています。
「自由を求めてフリーランスエンジニアになったのはいいけど、完全未経験で案件とるにはどうすればいいんだろう?」
あなたもそう思ったかもしれませんね。
案件をとるには方法・手順を知っておくことが大事です。
今回は、現役フリーランスエンジニアの私が、フリーランスエンジニアになって実務未経験から案件をとる方法について解説します。
情報を整理していますので、フリーランスエンジニアになる前でも、なってからでも、ぜひ参考にしてみてください。
Contents
実務が未経験のフリーランスエンジニアが案件をとる前にやるべきこと
未経験で案件を取得するのは困難だと考える人が多いです。
案件の取得という経験をしたことがないわけですし、はじめは何から手を付ければいいかわかりません。
ただ、案件を受注する前にやっておくべきことがあります。
スムーズに案件受注するためにも受注前にやっておくべきことを解説いたします。
今まで経験してきたことを整理しよう
フリーランスエンジニアといえど、今まであなたが経験してきたことは大いに役立ちます。
例えば学校で学習した数学でいえば、アプリの開発に必要となる場合があります。
どういったアプリを開発するかで必要有無は変わりますが、角度の計算式などが役に立ちます。
国語でいえば、文章能力はフリーランスエンジニアでも必要となり、アプリ内の文章構成を考える上でも役に立ちます。
復習しておくべきポイントとしては下記になります。
- 国語は漢字の読み
- 数学は計算式
- 英語は単語
就職してからフリーランスエンジニアを目指す場合もそれまでの経験は無駄にはなりません。
はじめに就職した企業が保険業だったすると、保険業務の商品知識があれば保険業界のホームページ作成時に提案ができるかもしれません。
この商品の特約説明はヘルプでウィンドウにしたほうがいいのでは、というように。
過去に学習・経験したことが考えもしなかったところで役に立ちますので、一度整理しておくことをオススメします。
フリーランスエンジニアの案件種類
フリーランスエンジニアの案件は膨大ですが、膨大な案件数から探さなければいけません。
案件を受注するにあたり、案件に種類(在宅案件と常駐案件)があることを覚えておくことで的を絞ることが可能となり、無駄な時間をなくすことができます。
下記が案件種類(在宅案件と常駐案件)になります。
※○=通常、△=希少
在宅案件 | 常駐案件 | ポイント | |
---|---|---|---|
クラウドソーシングサービス | ○ | ○ | 初案件を取得に時間がかかる可能性あり |
求人サービス(エージェント) | △ | ○ | エージェントが営業してくれるので一番オススメ |
SNS | △ | △ | 興味を引く内容を発信し続けなければいけない |
知り合い経由で紹介 | △ | ○ | 知り合いの紹介案件はかなりレア |
営業 | ○ | ○ | 複数社掛け持ちになる可能性あり |
案件をとるときの注意事項(確認事項)
案件をとってから問題が起きることが多々あります。
契約を行う際に注意・確認すべきことをまとめましたので参考にしてみてください。
- (準)委託契約
定められた作業をやり遂げた結果をもって完了とする - 請負契約
依頼されたものを完成し、品質を満たした成果物をもって完了とする - 二重契約
B社と契約したが、実際はA社の案件でA社からB社へ支払いがあるなど(責任と中間手数料の問題)
- 交通費の扱い
報酬に含んでいるのか、別途請求か - 支払方法
2回に分けるのか、一括なのか、いつ支払われるのか
- 責任範囲
仕様を決めるにあたり、決定権は発注元にあるかなど - 契約時
契約内容に”応相談”や”別途協議”といった記載がある場合にどう決めるのかなど
情報漏洩に気を付けるなど案件の取り扱いに注意する
契約が完了するとすでにあなたには責任が発生していますので、事前に情報漏洩といった問題にならないよう対処しておくことが必要です。
一度問題が起きれば信頼関係は崩れ、もう二度と同じ案件は取れない可能性もあります。
案件を受注できたから安心するのではなく、受注できたからこそ安心できないんです。
対策しだすときりがないため、優先すべきことについてまとめてみました。
下記の対策はウィルス感染などに対して効果的です。
- 業務用パソコンと私用パソコンを分ける
- アカウントを業務用と私用で分ける
- インターネットで調べものをするときは私用パソコンで行う
フリーランスエンジニアになって実務未経験から案件をとる方法
未経験で案件を取得するにはエージェントを利用すると早く収入につなげることが可能です。
私がはじめて案件を受注するときも方法がわからず苦戦しました。
同じように苦戦する方もいるかと思いますので、ここでは実務未経験で案件を受注するいくつかの方法についてご説明します。
求人サービス(エージェント)
求人サービスともいいますが、一般的にエージェントと呼ばれています。
未経験の場合はエージェント経由で仕事を受注することで実績になり、その後につなげていくことが可能です。
具体的には下記のようなサイトがあります。
※○=通常、△=希少
在宅案件 | 常駐案件 | ポイント | |
---|---|---|---|
ギークスジョブ![]() |
△ | ○ | 定期的にエンジニア懇談会などを開催していて参加可能 |
レバテックフリーランス |
△ | ○ | 無料登録することで案件数の多い非公開案件を確認できる |
クラウドテック![]() |
△ | ○ | 案件数も若干多く、福利厚生が受けられる |
Tech Stars Agent |
△ | ○ | コンサルタントは全員エンジニア経験があり、 アドバイスを受けられる |
MIDWORKS |
△ | ○ | 業界トップクラスの高単価報酬と低マージンが最大の特徴 |
クラウドソーシングサービス
クラウドソーシングサービスは自分で仕事をとることになります。
複数の案件情報から条件に見合った案件を探し、実績やスキルをアピールすることで案件獲得になるため、収入が不安定になりがちです。
ただし、最大のメリットはほとんどの案件が在宅案件ということです。
具体的には下記のようなサイトがあります。
※○=通常、△=希少
在宅案件 | 常駐案件 | ポイント | |
---|---|---|---|
ランサーズ | ○ | △ | 機能が豊富で歴史が長いので依頼実績が膨大 |
クラウドワークス![]() |
○ | ○ | 取引が原則は仮払い方式なので支払いが保証されている |
Bizseek![]() |
○ | △ | 支払う手数料が安い |
アサインナビ | △ | ○ | ITとコンサルティング特化型のみを取り扱っている |
Workshift | ○ | △ | 海外や政府の案件がある |
Job-Hub | ○ | △ | 支払う手数料が一切ない |
Skets | ○ | △ | 意見やアイデアを活用する案件が多い |
SNS
SNSでも「○○ができるエンジニアを探しています」といった内容の発信がある場合があります。
また、SNSで発信をし続けると相手から連絡がくることもあります。
SNSを使っての営業も視野にいれておくと思ってもみなかった案件がとれる可能性があります。
イベント
世の中では異業種交流会といったイベントなどが定期的に開催されています。
そのイベントで案件をとれる可能性が十分あり、とくにフリーランスの交流会では仲間うちで案件を回すといったことも頻繁に行われています。
様々なイベントがありますが、定期的に参加したほうがいいイベントは下記のとおりです。
- 朝の読書会
フリーランス同士が交流でき、仕事について話ができる仲間が見つかります - 勉強会
プログラミング勉強会といったイベントで勉強ついでに案件が受注できることがあります - セミナー
セミナーに参加することで異業種の方とも交流ができることがあります
フリーランスエンジニアになって実務未経験から案件をとる方法まとめ
実績がない未経験だとはじめは「エージェント経由で実績を積む」ことが重要です。
実績がなくともスキルがあるのであれば成果物(Webサイト作成など)を見せることが必要になってきます。
実績ゼロから1にすることを重点に考えていきましょう。
- 今まで経験したきたことを整理しよう
- 過去の仕事を整理しておくことで案件受注に役立つ可能性あり
- 案件種類と注意事項を把握しよう
- 案件の種類は5種類
- クラウドソーシングである程度実績がある場合
- ギークスジョブ
:定期的にエンジニア懇談会などを開催していて参加可能
- レバテックフリーランス
:無料登録することで案件数の多い非公開案件を確認できる
- Tech Stars Agent
:コンサルタントは全員エンジニア経験がありアドバイスを受けられる
- MIDWORKS
:業界トップクラスの高単価報酬と低マージンが最大の特徴
- クラウドテック
:案件数も若干多く、福利厚生が受けられる
- 実績がないならクラウドソーシングがオススメ
- 契約形態・支払い・責任について確認する
- セキュリティ対策をする
- イベントには積極的に参加しよう
- 読書会、勉強会、セミナーで案件獲得を目指す
- つながりを多くして案件獲得を目指す
在宅での仕事を目指していたとしてもゼロから1にすることは大変です。
様々な方法がありますので一つ一つあなたに合った方法で案件を受注していってください!
なおエージェントについて、詳しくは以下の記事を参考にして下さい。

またフリーランスエンジニアにおすすめのエージェントについては、以下の記事をご覧になって準備をしておいてください。
