仕事の種類

グラフィックデザイナーの仕事内容|作品納品までの流れに沿って解説

グラフィックデザイナーってどんな仕事をしてるの?

そんなあなたの疑問にお答えします。
意外かもしれませんが、グラフィックデザイナーはデザインのみをしていればいいわけではありません。

では、デザイン以外の業務は実際何をやってるの?

企業によってはデザインのみという所もありますが少数派です。
外出して関係各所と折衝をする業務も多くデザイン以外にも幅広い仕事をしているのです。

今回はグラフィックデザイナーの仕事内容を作品納品までの流れに沿って解説いたします。

またグラフィックデザイナーと似ているDTPデザイナー、DTPオペレーターとの仕事内容の違いについてもご説明しますので、どうぞご参考になさってください。

デザイン以外の仕事内容も含めてグラフィックデザイナー歴5年の私がお話しいたします。

グラフィックデザイナーの仕事内容

グラフィックデザイナーの仕事は多岐にわたります。
業務の流れに沿って、グラフィックデザイナーの仕事内容について解説していきますので、どうぞお付き合いください。

クライアントや自社制作物の依頼を受ける

クライアントからの依頼、自社制作物の問い合わせはほぼ毎日来ます。

クライアントからの依頼

まずクライアントからの問い合わせについてです。
部署全体に配信されるメーリングリストがあり、基本ご依頼はメールでいただいています。

なぜかと言うと、部署全体での認知や管理が必要だからです。
クライアントからのメールの確認後メーリングリストを使用し、デザイナーもしくは同部署の管理の人間がクライアントに返信します。

ここでワンポイントアドバイス

お電話でご依頼を受けると認識にずれが出てしまうことがあるためメールでの受注を徹底すべきです

お電話ではクライアントからの「これは作れますか?」「制作したらどのくらいの費用が発生しますか?」等の質問にざっくりとした受け答えのみとしています。

自社からの制作物の依頼

次は話が変わって、自社制作物の場合について。
自社制作依頼担当者からデザイン部署のメーリングリストに制作内容がメールで送られてきて、デザイン部署全体でそのメールを確認します。

デザイナーの空き状況をデザイン部署全体で確認し担当デザイナーを決めます。

その後、担当デザイナーもしくはデザイン部署の管理の人間が自社制作依頼担当者にメールの返信をします。
必要であれば担当デザイナーと自社制作依頼担当者と打ち合わせを行います。

見積もりの提出

クライアントからご依頼をいただいた後、制作物の詳細を聞き、見積もりの作成を行います。

その場で完結できない物に関して、時間をいただき提携している工場にメーリングリストを使いデザイナーもしくはデザイン部署の管理の人間が見積もり依頼をします。

その後工場から返信が来たら見積もりを作成し、メーリングリストよりデザイナーもしくはデザイン部署の管理の人間がクライアントにメールを送ります。

クライアントより、見積もりに承諾のサインをいただいたらデザイン内容のヒアリングとなります。
もしくは、見積もり作成の際にヒアリングが済んでしまう場合はデザインの着手となります。

ここでワンポイントアドバイス

提出した見積もりに必ずサインをいただかないと後々問題になる事があるので、クライアントより必ずサインはもらいましょう。

ヒアリング、打ち合わせを行う

クライアントよりご料金のご了承をいただいた後、必要に応じてデザイナーがクライアントにヒアリングをします。
例えばデザインに込めたいコンセプトやお客様の想いを聞き出し認識に齟齬がないようにします。

クライアントによっては『お任せで』と言われる事がありますが、それは避けたほうが賢明です。
なぜかと言うと、デザインが決まらないからです。

何度出しても『なんだか違うんだよなぁ』と言われてしまうんですよ、ほんとに。

ここでワンポイントアドバイス

何か1つでもこれは外せない、と言う事を決定しておくと軸がずれずに済みます。

あとは、「修正回数が決まっているので、それを超えてしまうと追加料金になります」と伝えておくとクライアントも協力してくれます。

伝え方としましては『お客様からの追加の料金をいただくのは避けたいので、ご協力お願い致します』と伝えると快く協力してくださる事が多いです。

ここでワンポイントアドバイス

電話でのヒアリングの場合はヒアリング後、クライアントに提出期日と共にヒアリングした内容をメールで送っておくと再確認ができ、デザインを提出した際相違がある確率を減らせます。

企画・コンセプトに基づき印刷物のデザインをする

クライアントにヒアリングした内容を踏まえデザインの着手をします。

私の経験上このクライアントはデザインが難しそうだ…。と感じたらクライアントに相談の連絡をしてみて、認識のズレが見つかれば途中段階をお見せすることがあります。

ここでワンポイントアドバイス

例えばロゴマーク制作の場合は手書きで書いたラフ案をクライアントに見てもらいその中から気に入ったものを規定内の個数選んでもらい、整えデータ化しクライアントに提出します。

すると、クライアントも途中段階を見ているので、提出後初めから再案を考えて欲しいと言われる事が減ります。

デザインの提出、修正作業

デザインの提出はメーリングリストを使い基本デザイナーが行います。
その後修正をすることになった場合、クライアントにデザインを提出したデザイナーが最後まで修正に対応します。

クライアントの校了後、印刷物のデザインの場合は文字の校正を制作者以外の2名でチェックします。

ここでワンポイントアドバイス

なぜ制作者以外の2名でチェックをするかというと、制作者は自分が作っているので、間違いに気が付きにくいからです。

印刷工場にデータを納品する

自社で印刷をする企業もあれば提携している印刷工場にデータを納品する場合があります。

指定のテンプレートがある場合はそれに当てはめてメーリングリストを使い、デザイナーがメールでデータ送信をして完了になります。

その後納期が印刷工場より判明したらクライアントにメーリングリストを使い連絡という流れです。

グラフィックデザイナーとDTPデザイナーの仕事内容の違い


まずDTPとは、Desk Top Publishingの略になります。
パソコンを使用して印刷物を制作するという意味合いがあります。

結論からお伝えしますと、グラフィックデザイナーとDTPデザイナーの違いは現在なくなりつつあります。

グラフィックデザイナーとDTPデザイナーは、どちらも“デザインをする”という事は変わりません。
以前グラフィックデザイナーはパソコンを使わず、アナログでデザインのイメージを考える仕事でした。

その後、パソコンを使用するDTPデザイナーが登場しました。
ですが、先ほどお伝えした通り現在は両者ともパソコンを使う事が増えてきたので、明確な違いがなくなってきているといえます。

上記の事をまとめると以下の通りです。

  • 従来のグラフィックデザイナーはアナログでのデザイン構成・企画をするお仕事
  • またDTPデザイナーはパソコンを使用して、デザイン構成・企画をするお仕事
  • 現在ではグラフィックデザイナーもパソコンを使い仕事をするので、両者の仕事内容に大きな差はない

グラフィックデザイナーとDTPオペレーターの仕事内容の違い

上記でグラフィックデザイナーとDTPデザイナーの明確な違いがなくなってきているとお伝えしました。
ではグラフィックデザイナーとDTPオペレーターの仕事内容にはどんな違いがあるのでしょうか。

DTPオペレーターとはグラフィックデザイナーが制作したデザインをデザイナーの指示通りにパソコンで作業し入稿までする人材です。

従来はグラフィックデザイナーがデザインとおおまかなレイアウトの構成を行い、その後はDTPオペレーターにバトンタッチをし、DTPオペレーターがパソコンで作業をして細かなレイアウト調整などして印刷物の原型を完成させていました。

ですが現在では、グラフィックデザイナーもパソコンでデザインをする時代になっています。
そのためグラフィックデザイナーはDTPオペレーターの仕事を兼ねるようになりました。

お分かりのように、DTPオペレーターはデザインをしないので、そこがグラフィックデザイナーとの仕事内容の違いとなります。
ただ、会社によってはDTPオペレーターもデザインをしていることがあるので、仕事内容が変わらない場合も見受けられます。

グラフィックデザイナーの仕事内容まとめ


グラフィックデザイナーといえど、デザインだけではなく、クライアントと密に連絡を取ったり、必要であれば訪問したりします。
以下にグラフィックデザイナーの仕事内容をまとめておきます。

  1. クライアントや自社制作物の依頼を受ける
    誤発注の元となるため依頼を受けるときはお電話で
  2. 見積もりの提出
    トラブルを防ぐため、提出した見積もりにはクライアントよりサインを必ずもらう
  3. ヒアリング、打ち合わせを行う
    ヒアリング後、内容をクライアントにリマインドを含めメールを送信
  4. 企画・コンセプトに基づき印刷物のデザインをする
    デザインが煮詰まったらクライアントに途中段階を見せ相談の連絡をしてみる
  5. デザインの提出、修正作業
    文字の校正を制作者以外の2名でチェック
  6. 印刷工場にデータを納品する
    指定のテンプレートがある場合はそれに当てはめる

また、グラフィックデザイナーとDTPデザイナー・DTPオペレーターの明確な違いはなくなってきています。
ですが、従来は下記の違いがありました。

  • グラフィックデザイナーはアナログでデザイン構成・企画
  • DTPデザイナーはパソコンでデザイン構成・企画
  • DTPオペレーターはグラフィックデザイナーが制作したデザインをデザイナーの指示に通りにパソコンで作業し入稿までする

グラフィックデザイナーは、クライアントと直接やり取りをするため、お互いに親しみが増します。
デザインを提出した際お礼の言葉をいただいたり、想像以上のものが出来上がったと感謝の声を直接いただけるんですよ。

その声はグラフィックデザイナーにとって最高の贈り物であり、モチベーションになります。
グラフィックデザイナーになってよかったと感じながら仕事ができることに感謝感謝です。

私はクライアントが想像する以上のデザインをご提案できるよう日々精進してまいります。
この命尽きるまで。。

なおグラフィックデザイナーになる方法については、以下の記事で詳しく解説しています。
どうぞご参考になさってください。

グラフィックデザイナーになるには?【なり方のルート3選】あなたはこんな悩みを抱えていませんか? 「グラフィックデザイナーになりたいけど、実際何をしたらいいの?」 私も実際そうでした。 ...
ABOUT ME
ゆき
ゆき
2015年よりグラフィックデザイナーとして働き、現在イギリスに留学しイギリスのデザインに触れています。 企業様の販促物の制作を得意とします。(名刺・封筒・ロゴマーク・チラシ・リーフレット・会社案内等) 記事を読んでくださった方の励み、私が知っている事を世の中に発信してあなたの人生のヒントになる事をモットーにライターをしています。 趣味:カメラ・旅行・料理・バスケットボール
おすすめの記事