あなたがプログラミングを勉強するのは何のためですか?
将来の仕事のため、キャリア変更のため、転職のため、など理由は様々でしょう。
プログラミングは今後とても重要なスキルになってきますので、身につけておくと将来の役に立つことは疑う余地がありません。
どうやって学習したらいいかわからなくて、そのように思い悩んでしまいますよね?!
そこで今回は、プログラミングの独学が難しい理由と、挫折しない学習のポイントを解説します。
この記事のポイントをまとめると以下の通りです。
- なぜプログラミングの独学は難しいのか
- 挫折しないプログラミング学習のポイント
- 万一独学に挫折したらプログラミングスクールで学ぶ
私は、仕事で日常的にプログラミングに携わっておりますが、プログラミングはやる気(意思)さえあれば誰にでもできるものだと考えています。
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なぜプログラミングの独学は難しいのか?

プログラミングの独学のメリットは学習時間や学習方法を自分でコントロールできるので、工夫次第で短期間で習得が可能なところですが、一方でプログラミングの独学は90%の方が挫折しているという統計結果もあります。
プログラミングの独学が難しいとされる理由を客観的に把握した上で、学習に取り組んでみましょう。
時間の確保
プログラミング言語を学習するには、やはり、ある程度の学習時間が必要です。
最初の実用的なアプリを作れるようになるまでの時間の目安として、ざっと100時間。
この時間の確保ができなくて、学習が難しくなってしまうことが非常に多いです。
才能とか学歴とか関係無く、この時間の確保をできた人がプログラミング学習を達成できるんですよね。
短期間でスキルを身につけたい方は、まず「100時間を確保するのに、どれだけの日数が必要か?」を考えてみてください。
1日1時間取り組んだとして100日・・・1日2時間取り組んだとして50日、1日4時間取り組んだとして25日です。
1日24時間・1週間7日の中で「どうやったら学習時間を捻出できるか?」、ここが1つの目のチェックポイントとなります。
モチベーションの維持
時間を確保できたとして、次に学習を難しくしているのがモチベーションの維持です。
プログラミングはあくまでも『手段』であり『目的』ではないのですが、プログラミング学習の先にあるゴールが無いと、途中で「あれ・・・私は一体何のためにプログラミングを学習しているんだろう?」と思ってしまい、モチベーションが下がって学習を諦めてしまいがちなんですね。
漠然と「プログラミングができるようになりたい」と考えるよりも、「◯◯みたいなゲームを作ってみたい」「◯◯よりもっと使いやすいアプリやサービスを作ってみたいなあ」と具体的にやりたいことのイメージを持っている方が、挫折しない可能性が非常に高いです。
何を作りたいのかはっきりしていれば、プログラミング学習のためのプログラミングにならず、結果的に学習を継続できます。
実現化するために、どんな知識や技術が必要なのか?どうすれば形になるのか?を自分で考える、この強烈な意識やモチベーションをいかに維持できるかが、2つ目のチェックポイントです。
挫折しないプログラミング学習のポイント

プログラミングの学習を難しくしているのは「時間」と「モチベーション」ですので、あとはいかに「継続」し、「繰り返す」か、というのが学習の秘訣となります。
自分の手でプログラムを作って動かしてみる
最初はコレですね、参考書を読むだけでプログラムコードを自分で書かないとスキルが身に着きません。
自分のレベルにあった簡単なものから、最初は丸写しの写経で構いませんので、あなた自身の手でプログラミングを組んでみましょう。
プログラミング言語は学習目的であれば何でも良いですが、特に決まっていなければ「Python」がオススメです。
私は、プログラミング言語として初心者に易しいか?洗練されているか?完成されているか?よりも、単純に、使用者が増えているか(トレンド)、使っている人が多いかどうか(シェア)で選ぶのが正しいと考えてます。
その点で、「Python」は圧倒的に優位です。
- Python
- JavaScript
- TypeScript
- C#
- Java
- PHP
歴史的に、使われないプログラミング言語は衰退し、サポートもされなくなり、やがて市場から消えていく運命にあります。
エラーでつまづいたら自分で調べないといけないですが、使っている人が多ければエラー解決の情報も多くなりますので、長いものに巻かれた方がメリットが大きいのです。
数をこなしていくうちに、自然にプログラミングが自分でできるようになり、理解できるようになります。
1週間に1回だけ勉強しても、なかなかプログラミングができるようにはなりません。
1日30分でもいいので、できるだけ毎日、プログラミングをする日を継続させましょう。
このあたりはスポーツと同じで、テニスの本を沢山読んだり、教則ビデオを何時間も観たとしても、実際にテニスラケットを持って練習しないと上手くプレイできないですよね。
頭で論理的に理解してるのと、身を持って体験として理解しているのは、全然違うんです。
なお「Python」の環境構築について、以下の記事で詳しく解説しています。
ご参考になさって下さい。

小さな成功体験の積み重ね
『Done is better than perfect』という言葉を聞いたことがありますでしょうか?
「完璧ではなくても最後まで作り上げることの方が優れている」という意味ですが、Facebook 社内の壁に貼ってある言葉だそうです。
大きな理想を描いて、大きな目標を立てることは上述のモチベーションの維持にとってとても重要なのですが、最初からいきなり高度なものを作ろうとすると、挫折する確率が非常に高くなります。
やってもやっても理想のハードルをどんどん上げてしまうので、いつまでたっても完成しない状態に陥るわけですね。
「これだったらできるよね」「ここまでならできるはず」といった直ぐに完成できるような小さいものから作っていくと、小さな成功体験をコツコツと積み重ねていけるので、モチベーションが維持しやすくなります。
エラー処理と地道に向き合う
プログラミング学習の80%はエラー処理と言われており、せっかく時間をかけてプログラムを書いたのに動かない、エラーがでてるけど意味がわからない、といったことでエネルギーを消耗してしまうことが多いです。
プログラミングはたった1文字の間違いでエラーが起こってしまうほどデリケートで、自分自身でエラーの原因を洗い出し、1つ1つ解決していくことは精神的にも負担になります。
プログラミングはエラー処理との長い長い戦いといっても過言ではなく、エラーを解決するにはエラー→仮説→修正→検証といった作業を、地道に何度も繰り返すしかありません。
エラーが立て続けに起こったり、疑問や不明点を解決できない状態が続くと、そのまま学習を諦めてしまうケースが多いですので、わからないことを質問できるサイトを活用したり、プログラミングスクールに通われている方は徹底的に講師やチューターに質問して解決しましょう。
特に独学の場合、頼れるものはGoogle検索のみとなりますので、とにかくググって解決法を探っていきましょう、諦めたらそこで終了です。
独学に挫折したらプログラミングスクールで学ぶ

では、独学に挫折したらどうしたら良いのでしょうか。
1つには、プログラミングスクールで学ぶことが挙げられます。
受講料は決して安くはありませんので、「もとを取ってやる」という意識で取り組むこととなり、本気度が違ってきます。
最近はオンラインスクールが増えてますが、オンラインでも通学でも、あなたに合っていれば、どちらでも構いません。
因みに私は週末に通学のプログラミングスクールのPython講師を副業でやっておりますので、相談があればお気軽に連絡ください。
無料体験レッスンやカウンセリングもあるので、気軽に参加して、雰囲気だけでも掴んでみると良いかもしれません。
完璧ではありませんが、プログラミングは最初の基礎的な力がつけば、あとは自然と自力で応用できるようになります。
プログラミングスクールへは、独学と違い、下記のメリットがあります。
- スキルアップのために体系化されたカリキュラムがあるので学習効率が良い
- 分からないところ、つまづいたところがあれば、講師やチューターに質問して解決できる
- 作ったプログラムを客観的に見てもらい、フィードバックをもらえる
- 志が同じ仲間がいて、刺激となり、勇気づけられる、自分の実力を客観視できる
- 転職先を見つけたり、人脈を作ることができる
- 開発現場で働いている現役のエンジニアが講師をしていることも多く、トレンドや実際のノウハウが共有できる
なお目指すエンジニア別に、おすすめのプログラミングスクールを以下の記事にまとめました。
ぜひ参考にされて下さい。

プログラミングの独学が難しいことのまとめ
最後にまとめとして、プログラミングの独学が難しい理由と、プログラミング学習の攻略方法についてポイントをまとめてみました。
- プログラミングの学習を難しくしているのは「時間」と「モチベーション」
- 学習を継続し、毎日繰り返すことがスキルアップにつながる
- プログラミング言語の選択に迷ったら「Python」がオススメ
- 頭だけで理解せず、自分の手でプログラムを動かしてみる
- 簡単に作れる小さいプログラムを作り、徐々に大きいプログラムに成長させる
- エラー処理と地道に向き合う
- プログラミングスクールの活用もオススメ
独学にこだわる必要がなければ、スクールを利用するのが確実かと思います。
難しいと感じることも多いかもしれませんが、是非将来のためにプログラミング学習に取り組んでみてください!
なお、フリーランス向きのプログラミングスクールについては、以下の記事をご覧になってください。
