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【理学療法士を辞めたい原因と対処法】解決の糸口はココにある!

理学療法士とは、怪我や病気、年齢等の理由から衰えてしまった身体機能を、医師の指示の下、理学的な方法で回復や維持を行います。
この仕事は、身体の機能回復を通して患者さんに幸せを届けられる、素晴らしい職業です。

突然ですが、あなたは仕事を辞めたいと思ったことありませんか。
私は憧れだった理学療法士として働いていても、理想と現実のギャップに悩んで辞めたいと思ったことが何度もあります。

ですが、そのような悩みは、あなたが自身の人生について真剣に考えているから生まれるものです。
あなたがもし今理学療法士を辞めたいと考えているならば、この記事を読み進めてみて下さい。

私も理学療法士として働いていますので、あなたの気持ちに寄り添えると思います。
そこで今回は理学療法士を辞めたい原因とその対処法を解説しますので参考にされ解決の糸口を見つけてください。

あなたは理学療法士を辞めたいのか職場を辞めたいのか

理学療法士を辞めたい場合、まずは何を辞めたいのかを整理しなければなりません。
何を辞めたいかの答えは、大きく分けて2種類あります。

  1. 理学療法士を辞めたい
  2. 職場を辞めたい

1つ目は理学療法士自体を辞めたい場合です。
職場は良い人に恵まれていて働きやすい環境であったとしても、理学療法士の仕事に不満があれば、充実感のある日々は送れません。

仕事は1日のうち約8時間近く占めます。
通勤時間や残業を含めれば、もっと沢山の時間を仕事に費やしていることになります。

その間、ずっとやりたくもない仕事を続けても、あなたにとってプラスとはなりません。
できることなら暗い顔で働くのではなく、笑顔で働きたいですよね。

2つ目は、あなたが今働いている職場を辞めたい場合です。
職場環境は、働く上でとても重要です。

仕事内容に満足していたとしても、尊敬できない上司の下で働いていたら嫌な気分になりますよね。
逆に、仕事自体は辛くても、協力し合える同僚や助けてくれる上司がいれば充実感があります。

このように職場環境次第で、仕事をしているときの感情が変わってくるのです。
あなたの理学療法士を辞めたい気持ちも、職場環境が原因となっているのかもしれません。

理学療法士の仕事を辞めたい

まず、理学療法士を辞めたい、と思う原因をいくつか挙げていきましょう。

理学療法士の給料が安いから辞めたい

理学療法士の給料は、本当に安いでしょうか?
厚生労働省が発表する、理学療法士の年齢別月額給料を見てみましょう。

きまって支給する現金給与額/月(男性) きまって支給する現金給与額/月(女性)
20~24歳 245,700円 248,600円
25~29歳 266,800円 261,700円
30~34歳 301,200円 269,800円
35~39歳 307,700円 284,000円
40~44歳 338,800円 314,000円
45~49歳 352,000円 321,700円
50~54歳 387,100円 344,400円
55~59歳 360,100円 380,100円
60~64歳 298,400円 319,900円

*10人以上の企業規模の平均
*理学療法士、作業療法士を含めた平均値

(出典:統計で見る日本)

この表を見ると、理学療法士の給料は、同じ医療の現場で働く看護師、臨床検査技師と比べて安いです。
実際に理学療法士として働く私も、「医療系の国家資格を取得者なのに、普通の会社員と変わらないじゃないか」と感じることがありました。
表の上では、給与の額も、男女ともに50代以降に下落しています。

ですが、医療現場の職業によっては、理学療法士よりも低賃金となる職種もあります。
上記で引用した「賃金構造基本統計調査 / 平成30年賃金構造基本統計調査 一般労働者 職種」の記載によると、准看護師や歯科衛生士は、理学療法士より更に賃金が下回っていることがわかります。

もしあなたが、給与が低いから理学療法士以外の仕事に就きたい、と考えているのであれば、まずはこのような公的機関の発表する給与の平均額を調べることをお勧めします。
他の職種に就いても、今より給与が上がるとは限りません。

理学療法士は、医療系の職業の中で際立って賃金が安い職種ではありません。
このことを踏まえて、賃金を理由に理学療法士を辞めるかどうかを考えてみましょう。

理学療法士の勉強についていけないから辞めたい

理学療法士になれば、人体のことについて勉強し続ける必要があります。
しかしその勉強が疎かになれば、仕事にも影響してきます。

どのような仕事でも、その職業にある限り勉強し続ける必要があります。
なぜなら技術は常に、進歩し続けているからです。

しかし勉強についていけないなら、患者さんの要望に応えることはできず、結果的にあなたが仕事に満足できなくなります。

ですが、あなたは既に理学療法士の国家資格に合格し、理学療法士となっていますよね。
ならば、本当に、勉強についていけていないのでしょうか?
日常の忙しさに忙殺され、勉強する時間を見つけることが出来ないだけではありませんか?

そのような悩みであれば、心配は無用です。
現場で理学療法士として働くこと以上の勉強など、存在しません。
日々理学療法士として働くことこそが、あなたのステップアップにつながっているのです。

理学療法士の将来が不安で辞めたい

理学療法士は、今後も必要とされる職業の一つです。
超高齢化社会と呼ばれる現在、理学療法士の活躍の場は医療現場や介護現場など、これからも増え続けるでしょう。

確かに、理学療法士の資格を得る為の門戸を広くしたために、資格所持者が増えすぎているという問題はあります。
理学療法士になる為の専門学校の増加、窓口の広がり、それによって生じた理学療法士の質の低下。
こういった問題は、いずれ理学療法士自体の市場価値を落とすことにもなりかねません。

ですが、優れた人材には、その分野の専門家の市場価値に関わらず将来性はあるのです。
もし理学療法士の将来について不安を感じているのならば、あなた自身の技術や知識を高めることに専念しましょう。

いくら理学療法士が増え、質が低下したとしても、理学療法士が世の中にとって必要な職業であることに変わりはありません。
あなたがしっかりと理学療法士として働き、技術を磨くことが、将来に渡り生き残っていくポイントとなるのです。

理学療法士は続けたいが、今の職場は辞めたい

「仕事を辞めたい」と考える場合、その原因は人間関係に起因することが多いです。
もしくは、あなたと職場の関係が悪いことが原因になることもありますよね。

私が学生の頃、アルバイトで働いていたお店は低賃金で重労働でした。
しかし、一緒に励ましあえる仲間がいたからので、アルバイトを続けることができました。
お金や仕事内容よりも、そこで学べることや得られるものが大きかったのです。

人間関係や職場関係に関する問題は、実は理学療法士に限ったことではありません。
ここでは、一般的な職場を辞めたい理由について、考えてみましょう。

理学療法士として働く条件が原因で辞めたい

理学療法士には、いくつかの活躍する施設があり、その施設によって、労働条件も異なります。
例えば、理学療法士が働く施設には、以下のような場所があります。

  • 病院
  • デイサービス
  • 介護老人保健施設
  • 有料老人ホーム
  • 特別養護老人ホーム
  • 訪問リハビリ

それぞれの現場で、理学療法士に求められる仕事の内容が違います。
病院であれば、患者さんを治すためのリハビリを積極的に行います。
デイサービスであれば、衰えた身体機能を治すよりも、現状を維持することを主に目指します。

さらに、病院と介護施設では、施設の雰囲気も違います。
私は、以前病院で働いていましたが、病院の雰囲気が苦手でした。
しかしもっと理学療法士として働きたいと思い、デイサービス施設に転職すると、よりクリエイティブに仕事ができるようになったのです。

このように、同じ理学療法士であっても、働く施設にによって様々な条件が異なってきます。
これは、残業や早朝勤務の話題にも関わってきます。

病院や有料老人ホーム、特別養護老人ホームに、休日はありません。
特に有料老人ホームや特別養護老人ホームでは、患者さんはいつも施設内にいます。
対して、デイサービスや訪問リハビリでは、比較的時間は限られます。

もし、今の現場での労働条件が合わないと感じているのであれば、他の施設への転職を検討すると良いでしょう。
他の施設の状況が分からない場合は、見学に行くのも良いです。
「こんな雰囲気で働けたら楽しそうだな」と感じる場所は、絶対にあります。

理学療法士として働く職場の人間関係が理由で辞めたい

人間関係とは、即ち上司や同僚、会社組織との関係を指します。

たとえば、ミスしたときに責任を押し付ける上司、全くウマが合わない同僚、または患者さんに最善を尽くそうとしない病院や施設の方針。
これらは、働く上で許容しがたくなる場合があります。

そういった場合、あなたが辞めたいのは、理学療法士の仕事ではなく、現在の職場であるということになりますよね。
理学療法士は医療の現場での仕事であり、その内容は、患者さんのその後の人生を左右する程に責任重大なものと言えます。

仕事を辞めたいと感じる程に人間関係が良くないのであれば、転職を考えるべきです。
理学療法士であるあなたの仕事は、人間関係のような些末事で心を乱してよい職業ではない、ということを肝に銘じておきましょう。

今の職場の給料が安くて辞めたい

給料の話は、理学療法士自体を辞めたい場合にもありました。
ですが、ここでの「給料が安い」は、自分の職場の給料が理学療法士の水準を下回っているという意味です。

どのような業種でも同じですが、同一職業でも、企業の収益によって給料に差は生まれます。
先ほどの理学療法士の給料に関する表も、あくまでも平均値なのです。

あなたの給料が表よりも大きく下回っている場合、その職場は業績が良くないのかもしれません。
もしくは、現場で働く人に利益が還元されていないことも、考えられます。

現場にお金が回って来ていないのであれば、結果的に患者さんに適切な治療を行えないことも考えられます。
そのような職場では、理学療法士としての技能を十分に発揮できないことも考えられますよね。

給料が低いと感じたなら、あなたが働く現場をよく見てください。
その上で、あなたが今の施設の在り方についていくか、転職するかを考えると良いでしょう。

転職の道を選ぶ場合は、下記「理学療法士に強い大手転職サイト」の記事をご覧になってください。

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理学療法士を辞めたいと思ったら自分と向き合う

なぜ理学療法士を辞めたいのか、その答えはあなた自身にしか分からないことです。
だからこそあなたが自分の気持ちと正面から向き合えば、自ずと答えは出てくるのです。

自分と向き合い、まず問いかけてください。
あなたは理学療法士を辞めたいのでしょうか。
それとも今の職場を辞めたいのでしょうか。

それがわかれば、次は辞めたい理由に目を向けてみましょう。
給料が安い、勉強が難しい、将来が不安、労働環境が悪い、人間関係が上手くいかない、他にも辞めたい理由があるかもしれません。

勿論、答えは一つに絞る必要はありません。
それぞれの辞めたい理由と向き合い、その解決方法を探り、それでも理学療法士を辞めたいと思った時に、初めて理学療法士を辞める為の行動をとればよいのです。

自分と向き合って答えを出せば、理学療法士を辞めるのも、理学療法士に留まるのも、後悔はなくなります。

理学療法士を辞めたい原因と対処法のまとめ

理学療法士とは、医療系の専門職です。
この仕事を目指し勉強に励み、ようやく手にした資格、あなたはそれを安易に手放したいでしょうか。

今の仕事や職場から逃げ出したい、自分が本当にしたい仕事はここではないどこかにあるはず、という逃避の気持ちは、誰もが一度は抱く感情です。
そして、その感情は時にコントロールできないほど膨れ上がり、あなたを苦しめるかもしれません。

そんな時は、一度落ち着いて、あなたのこれまでのキャリアを思い起こしてみましょう。

まとめ
  1. 理学療法士を辞めたい?それとも職場を辞めたい
    • どちらを辞めたいのかをまずははっきりさせる
  2. 理学療法士の仕事を辞めたい
    • 理由:理学療法士の給料が安いから辞めたい
    • 回答:理学療法士の給料が薄給であるとは限らない
    • 理由:理学療法士の勉強についていけないから辞めたい
    • 回答:毎日理学療法士として働くことが、何よりも勉強となっている
    • 理由:理学療法士の将来が不安で辞めたい
    • 回答:将来性がない職業ではないが、自分の技術を磨いておくことが大切
  3. 理学療法士は続けたいが、今の職場は辞めたい
    • 理由:理学療法士として働く条件が原因で辞めたい
    • 回答:理学療法士には職場によって様々な仕事がある
    • 理由:理学療法士として働く職場の人間関係が理由で辞めたい
    • 回答:医療に携わるなら、人間関係で仕事に差し障りが出るようなことは避ける
    • 理由:今の職場の給料が安くて辞めたい
    • 回答:職場の現状を良く知り、留まるか転職するかを決める
  4. 理学療法士を辞めたいと思ったら自分と向き合う
    • 何故辞めたいかを良く考え、その上で行動を起こすこと

理学療法士を辞めたいという気持ちは、あなたが今働いている環境についてきちんと考えているから生まれるのです。
そして、何に対して悩んでいるのかがわかれば、あなたが次に行うべき行動が見えてきます。

辞めたいという気持ちに振り回され、一時の感情で仕事を辞めるようなことはしないでください。
一度深呼吸し、良く考えてみましょう。

あなたは、理学療法士を辞めたいのですか?
それとも、今の職場を辞めたいのでしょうか?

何度も自分に問いかけ、最善の道を歩んでいきましょう。

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littakecl
デイサービスで理学療法士として働く24歳。仕事のテーマは「幸せ」。自分らしくいることで、関わる人を幸せにすることが目標だがまだまだ修行の身。人生に迷っている方の意思決定をサポートできる記事を目指す。
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