TOEICは、今やビジネスにおいて自分の英語力を証明する重要な資格となっていますよね。
会社によっては転職時にスコアの条件が提示されていることもあり、スコアアップのために日々勉強している人も多くなってきました。
そんなTOEIC受験者にとって、900点の壁は確かに存在します。
私も、800点台を1年ほどさまよい、ようやく本腰あげて勉強したところ、前回ついに920点を取得することができました。
- 自分なりに一生懸命に対策は行ってるんだけど、どうしても800点台どまりだ・・・!
- 900点超えに必要な勉強っていったい何なの・・
あなたも上記のような嘆きや疑問を持っているのではないでしょうか。
今回は、そんな私が本腰をあげて行った、TOEICで900点を超えるための勉強法を5つご紹介します。
以下に私が紹介する勉強法参考にされて、ぜひ悲願の900点超えを叶えてください!
TOEIC 900超えに難解レベルの単語は必須
900点超えを果たすためには、難しい単語も臆することなく集中して覚える必要があります。
なぜなら、リスニング、リーディングともにバランスよく点数が取れていてかつ800点台の人の場合、公式の評価一覧表にて以下のように評価されているからです。
- Listeningセクションスコアが375~495の受験者の弱点:
- 解答する際に、あまり使用されない文法や語彙が出てくる場合のみ、弱点が認められます。
- Readingセクションスコアが425~495の受験者の弱点:
- 多くの考えや複雑な考えが、少ない単語もしくは複雑な方法で表現されている場合、または難解な語彙が出てくる場合にのみ、弱点が見られます。
(引用:レベル別評価の一覧表)
従って、この『あまり使用されない、または難解な語彙』をマスターすれば、『この単語さえわかれば・・・!!』といったもどかしさが解消され、スコアアップに繋がるはずです。
私も800点台だった時には、そのもどかしさのせいで、Part5の問題をよく間違えていました。
難解な単語は、900点台向けの単語帳や参考書に集中して紹介されています。
一般的なもの、もしくは800点台向けのものを買うよりは、そちらを購入しましょう。
TOEIC 900超え狙うなら易しい単語も要確認
よく使用される頻出単語は、もうマスターしているから今更再確認する必要なんてないだろう、なんて思っていませんか?
実は、そんなあなたにとって易しい単語でも、意外な意味が隠されていることが多く、それらをマスターする必要があるのです。
なぜならば、TOEICではそんな意外な意味で構成される文章もでてくるからです。
それらを知らなかったばっかりに、文章の意図を的確にくみ取れない場合があるのです。
参考までに、リスニングはある程度とってはいるけれど、リーディングが苦手、という人のReadhingセクションでは、以下の弱点が認められています。
Readingセクションスコアが325~420の受験者の弱点
- 難しい語彙、よく使用される単語の例外的な意味、または慣用句的な使い方が理解できないこともある。
- 似たような意味で使われる複数の単語は、区別できないことが多い。
(引用:レベル別評価の一覧表)
もう既に知っている単語だからこそ、そのせいで間違えるのは悔しいものです。
難解単語と並行して、こちらも勉強しておきましょう。
こちらの対策をする場合、包括的にTOEICの頻出単語を紹介している単語帳を選ぶといいです。
ただ、ものによっては、『これだけ覚えよう!』といったように一つの意味しか書かれていない単語帳もあるので、出来れば直接書店に行って細かく説明されている単語帳を見定めることをおすすめします。
TOEIC 900狙いならハイレベル用の対策本でコツをつかむ
900点を目指すあなたは、リスニング、リーディングともに、すでにある程度の問題の取り組み方のコツをつかんでいることでしょう。
そんなあなたは、ハイレベル用、いうなれば「990点突破!」と書かれてあるような対策本で、900点以上をとるためのコツを学びましょう。
高得点をとるための時間配分や語彙、高得点保持者でも間違えやすい問題が詳しく載っています。
特に、TOEICは2016年度から形式が一部変更されています。
Part5の問題数が減ったり、長文も新たにトリプルパッセージが加わり、難易度もアップしたと言われています。
形式が変更されてから初めて受験するというあなたは、高得点をとるための取り組み方もアップデートされているので、必ず新しく対策本を購入してください。
おすすめの対策本を紹介します。
弱点分析から高付加トレーニングまで、高得点保持者が更なる高みを目指せる本↓
問題量の多いパート7を解き切るためのコツと、練習問題が豊富↓
新形式必須の語彙をマスターできる、コンパクトな一冊↓
苦手パートに集中する賢い勉強法【TOEIC 900点なら】
毎日忙しいので、効率的に900点を突破したいあなたには、ご自分の苦手パートを重点的に集中して対策をすることをオススメします。
時間が全くないのであれば、自信のある分野は模擬テスト一回くらいで実力の確認をすることで十分な場合が多いからです。
むしろ800点台を行ったり来たりしているあなたは、極端に苦手なパートがあるから900点超えにならない場合がほとんどではないでしょうか?
少なくとも私は、リーディングに苦手意識があり、800点台だったころは385点前後しかとれませんでした。
とくにPart5の文法語彙問題が苦手だったため、長文やタイムマネジメントを強化するより、勉強の8割はその対策に充てていました。
多忙だからこそ、一から総合本をやり直すのではなく、模擬テストを受けても変わらず低スコアの部分を集中強化していきましょう!
きっとその努力が分かりやすくスコアに反映されるはずです。
【パート別】プラスアルファのTOEIC 900超え勉強法
以上のことを行ったうえで、まだ試験まで時間に余裕がある、というあなたには以下のプラスアルファの勉強をおすすめします!
- リスニング:苦手な発音で話す役者の映画を敢えて観る
- リーディング:速読を訓練する
それぞれ説明します。
「リスニング」苦手な発音を使う俳優の映画を観る
もし、リスニングにおいてどうしても苦手な発音があるならば、その発音で話す役者が出演する映画を観ることが効果的です。
TOEICには、アメリカ英語だけでなく、イギリス英語、カナダ英語、オーストラリア英語の4種類の発音が使われています。
しかもそれぞれ25%ずつ平等に使われているため、スコアに響く割合も大きいです。
『イギリス英語苦手なんだけど他でカバーすればいいや』といった考えだと、まず900点超えは難しいです。
その苦手意識を克服するためには、より多くその発音を聞き、慣れる必要があるのです。
そのために、その発音で話す役者の映画などを観て、できればまねできるようになると、確実に苦手が克服されます。
人間は、自分の舌で言えない発音や言葉は、同様に上手に聴き取ることができないと言われています。
2時間きっちり観るよりは、毎日10分でも15分でもその勉強を取り入れて、毎日行ってみましょう。
きっと、そのうち『今きれいに発音できた!』という瞬間がきます。
それからはリスニングのスコアがぐんと伸びてくることでしょう。
「リーディング」速読を訓練する
リーディングに関しては、とにかく速読の訓練をしましょう。
なぜなら、前述したように、TOEICの形式変更により、トリプルパッセージが導入され、難易度もあがりました。
旧形式のスタンスでリーディングを解いていると、時間が間に合わなくなってしまうのです。
速読の勉強方法には調べてみればたくさん出てきます。
一番簡単で隙間時間に行えるのは、『The Japan Times』などの英語ニュースアプリを使って、自分の読むスピードを自分で測定していくことです。
『The Japan Times』は、易しい文法で書かれていることが多いので読みやすいですし、ビジネス用語がたくさん出てきてTOEICにも役に立ちます。
ぜひチェックしてみてくださいね。
なおジャパンタイムズ発行の英字新聞については、以下をご覧になってください。
- ニュースで身につく、世界の視点と英語力。
The Japan Times Alpha:英字新聞として日本最大の発行部数
TOEIC900点突破の勉強法まとめ
TOEICの900点超えは、一見高いハードルだと思われます。
しかし、そのための勉強のコツをつかみ、かつそれらを継続してできれば、必ずあなたも900点以上取れるようになるはずです!
以下に、900点を超えるための勉強法をまとめました。
- 難解レベルの単語を集中マスターする
- 800点台の人が苦手とする難解単語をマスターすれば無敵になる
- 易しい単語でも異なる意味を把握する
- 頻出単語の他の意味を知らないことでのミスを防ぐことができる
- ハイレベル用の対策本でコツをつかむ
- 高得点をとるためのコツは存在する!それを学べば効率的にスコアアップを狙える
- 自分の苦手なパートに集中して勉強する
- 自分の苦手なパート克服は高得点取得に必須の勉強である
- 参考書だけではない!プラスアルファの勉強も取り入れよう
- リスニングでは、自分の苦手な発音で話す女優や俳優の映画を観る
- リーディングでは、速読を極める
いかがでしたでしょうか。
これらをやることで、今まで何度も頑張って受験してきたけれど超えられなかった900点の壁を、次こそ超えられるようになるでしょう!
あなたの受験の成功を願っています!