フリーランスになった時に、一番に用意したい物のひとつが名刺です。
ビジネスを成功させるためには、まず自分を知ってもらうことが重要です。
ハンドメイド作家のあなたはショップカードを用意したはずです。
それとは別に用意したいのがハンドメイド作家としての名刺です。
しかし、いざ名刺を用意しようと思ったとき、あなたにはこんな疑問が浮かんでくるのではないでしょうか?
ハンドメイド作家にとって名刺はビジネスの場面で自分を知ってもらうのに重要なツールです。
この記事ではハンドメイド作家の名刺に記載すべき項目やプロに作成を依頼する方法を解説します。
この記事をご覧になると以下のことが理解できます。
- ハンドメイド作家の名刺の用途
- ショップカードと名刺の違い
- 名刺に載せるべき項目
- プロ・自作別オススメの名刺作成サービス
なお「ハンドメイド作家を目指す人」の資格については、ハンドメイド作家に人気のおすすめ資格15選と通信講座をご紹介!にて解説しています。
ハンドメイド作家の名刺とは?
ハンドメイド作家になったら、自分の名刺が必要になります。
名刺はビジネスにおいて、次のような目的があります。
- 挨拶代わり・話のタネ
- 自分を知ってもらう(営業)
- 人脈作り
まず、名刺を話のタネとして会話が始まります。
ビジネスにおいて名刺交換をすることで会話のスタートとなります。
また、名刺交換をすることで、初対面の相手でも知り合いになれます。
自分の肩書や連絡先を知ってもらうことが名刺交換の目的です。
名刺交換をして人脈を作り、ビジネスを成功に導くためにも名刺が必要です。
ハンドメイド作家として、自分を知ってもらうための素敵な名刺を作って持っておきたいものです。
今回はハンドメイド作家の名刺の作り方を順番に見ていきます。
ショップカードと名刺の違い
ハンドメイド作家としてビジネスをしていると、ショップカードが必要となります。
では、ハンドメイド作家の名刺とショップカードの違いは何でしょうか?
- ショップカード…お客様へ渡すもの
- 名刺…お店や企業に渡すもの
ショップカードはお客様へ渡すものとして、イベント時などに添えておくものです。
誰でも持っていってもらい、ショップの存在を知ってもらうためのツールがショップカードです。
それとは別に、名刺は個人と個人をつなぐためのツールです。
そこにはショップカードには載せない個人情報を載せます。
ハンドメイド作家として名刺を使う場面
ハンドメイド作家として名刺を使う場面は、取引先のお店や企業の担当者と会うときです。
例えば、委託販売を行なうときに渡すものがショップカードでは失礼に当たります。
担当者にはハンドメイド作家としての自分を知ってもらう必要があるからです。
また、イベント出店時に別の企業から声をかけられたときに、名刺交換をすることがあります。
「今度うちのイベント時に出店しませんか?」などと言われたとき、相手が作家の本名や連絡先が分からないと困ります。
ハンドメイド作家の名刺に盛り込むべき項目
ハンドメイド作家としての名刺に何を載せれば良いのか分からない…。
そんなあなたも、以下の項目を名刺に載せておけば大丈夫です。
- ブランド名
- ロゴ
- ショップのキャッチコピー
- 本名
- 肩書
- 住所
- 電話番号
- メールアドレス
- ショップのURL
- QRコード
- SNSのアカウント
- ハンドメイドの資格(持っていれば載せると良い)
ハンドメイドショップのブランド名は必ず決めておきたいものです。
屋号にもなりますから決めておきましょう。
ショップのキャッチコピーはショップを立ち上げる時に考えていると良いことのひとつです。
いわば、ショップのコンセプトです。
キャッチコピーがあることで何を売っているのかが分かりやすくなります。
必ずキャッチコピーは考えて、名刺に載せましょう。
ショップのロゴを作ると、より一層しっかりとしたハンドメイド作家として見られます。
会社には必ずあるロゴが個人のハンドメイドショップにあると、相手にしっかりとしたショップだと認識されやすいです。
ショップのロゴはココナラで作ってもらうと便利でプロの仕上がりになります。
- ココナラ ※ロゴや名刺の売買がオンラインで完結するスキルシェアサービス
取引する相手には本名を知ってもらい、ビジネスのやりとりをします。
必ず本名です。
ビジネスは相手を信用できて、そこからがスタートです。
相手に信用されなかったら、取り引きの土俵にすら上げてもらえないと思うんです。
肩書きは「ハンドメイド作家」が一般的です。
アクセサリーを扱っている場合には「ハンドメイドアクセサリー作家」「アクセサリー作家」とすると、何を作っているか人か分かりやすいですね。
また刺繍や編み物など手法での表記として、「刺繍作家」「編み物作家」としても良いですね。
住所は、契約書など書類の送付で必要になります。
また、円滑に連絡が取れるよう、電話番号やメールアドレスも忘れずに載せましょう。
ショップのURLは一番メインとしているものを載せると良いです。
ショップのURLのQRコードを作っておくと、相手にすぐにスマホからアクセスでき便利ですので作ることをオススメします。
QRコードはQRのススメから無料で簡単にることが可能
またInstagramなどのSNSのアカウントを載せておくと、作品を一覧で見てもらえます。
商談も早く進む可能性があるため、InstagramやFacebookなどをやっている場合には載せると良いです。
最後にはハンドメイドの資格を持っているなら、必ず載せておきましょう!
ハンドメイド作家としてしっかりとしたスキルを持っている証拠になります。
これからハンドメイド作家の資格の取得やハンドメイドの通信講座について知りたいあなたは、以下の記事を参考にしてみてくださいね。
オンラインサービスを利用して名刺を作ろう
ハンドメイド作家としての名刺の項目などがわかったところで、自分の名刺を作ってみたくなりませんか?
ハンドメイド作家ですから、おしゃれなデザインで作ってみたいですよね?
そんなあなたにオススメな方法をご紹介します。
名刺の作り方は、主に2種類あります。
- プロにデザインから作ってもらう。
- 自分で手作りする。
プロにデザインしてもらった名刺は言うことなくオシャレに作れます。
自分の思いどおりに安価で作りたい場合には手作りしてしまうことも可能です。
この2つの方法の作り方について、詳しく見ていきましょう。
名刺作成サービスでおすすめなのは以下の3サービスです。
自分好みの定型デザインを選べば良いので、簡単お手軽に高品質な名刺が作成できます。
満足保証や無料キャンペーンがあったり追加印刷も簡単なので、サポート・サービス面が充実しています。
サービス名 | 金額 | 納品の仕方 |
---|---|---|
ビスタプリント ※2022年8月31日サービス終了 | 100枚980円~ | 印刷物郵送 |
カスタムデザイン名刺whoo | 20枚3,500円~ | 印刷物郵送 |
ラクスル ※激安でおすすめ | 100枚499円~ | 印刷物郵送 |
ビスタプリント
2022年7月追記:2022年8月31日サービス終了。
ビスタプリントでは、無料でオシャレなデザインのテンプレートからポスターやチラシ、名刺などの印刷物を簡単にデザインし作成でき、郵送で届けてくれるサービスです。
ビスタプリントをおすすめする理由はオシャレなデザインの無料テンプレートが用意されていることです。
デザインから印刷までを簡単に行なうことができ、印刷物のクオリティもカスタマイズできることがポイントです。
名刺の編集やデザインの質問はカスタマーサポートのフリーダイヤルに電話すると優しく教えてくれますよ。
2022年7月追記:ビスタプリントは2022年8月31日、日本でのサービス終了です。
代わりに楽天での評価が良い「お試し名刺 40枚 990円」のサービスをご紹介します☟
カスタムデザイン名刺whoo(フー)
カスタムデザイン名刺whoo(フー)は、世界中のデザイナーがデザインしたオシャレなの名刺を作れるサービスです。
他のサービスと比べて、圧倒的にオシャレなデザインが多くあります。
また高品質な用紙をカスタマイズすることが可能です。
また、サンプルを取り寄せることもできるので、失敗無く注文できることも魅力のひとつです。
【激安】ラクスル
ラクスルは、ビスタプリント同様の無料テンプレートが用意されており、ポスターやチラシ、名刺などの印刷物を簡単に作成でき、届けてくれるサービスです。
ラクスルのポイントは何よりも安い値段設定です。
100枚499円~(送料込みで741円~)ですよ。
プリンターが無い場合や自分で印刷するのが面倒だと感じるあなたにはもってこいのサービスです。
メール便が242円かかるので、合計849円です☟
※名刺1枚あたり送料込み約7.4円~
※商品一覧で「名刺」を選ぶ
公式サイト:https://raksul.com/
クラウドソーシングサービスやスキルサイトで名刺を作る
プロに作ってもらう場合、以下2つのどれかのサービスを使うことをオススメします。
プロにオーダーメイドできるのが魅力です。
デザインだけでなく印刷・納品までワンストップで行ってくれるなど、サービスやサポートが充実している出品者を選ぶのがポイントです。
サービス名 | 金額 | 納品の仕方 |
---|---|---|
クラウドワークス | 2,500円~+手数料20% | デザイン入稿データ |
ココナラ | 2,000円~ | デザイン入稿データ |
クラウドワークスで名刺作成を依頼する
クラウドワークスはフリーランスでの受注ができたり外注先のフリーランスを探したりして仕事をすすめることができるクラウドソーシングサービスと呼ばれるものです。
ここではサービス手数料がかかり、価格にプラスされた金額が購入額になるので注意が必要です。
ビジネス感の強いサービスですので、しっかりとしたデザインを提供してくれる主に企業向けのデザインをしてくれる印象です。
中にはハンドメイド作家向けのデザインも頼めるデザイナーさんもいるので、探してみる価値があります。
公式サイト:https://crowdworks.jp/
ココナラを利用する
ココナラは先ほどご紹介した通り、スキルの売り買いをオンラインでできるサービスです。
修正をお願いするときに無制限まで修正可能とする場合や一緒にロゴを作ってもらうなどのオプションが選べるカスタマイズが簡単にできることがココナラの特徴です。
人気のデザイナーさんは13,000円で取引されていますが、購入者が続出しています。
私も実際にココナラを利用してデザインをお願いしたことがあります。
コミュニケーションを取りやすく、その都度確認で進めてくれたデザイナーさんで安心でした。
公式サイト:https://coconala.com/
納品はデータでくれるのでそこからラクスルなどの印刷サービスを使うと、簡単に名刺を作れます。
ラクスルはネット上で簡単に名刺やチラシなどの印刷物を送料無料で注文できるサービスです。
あなたの名刺を自作しよう
名刺を自分で手作りする場合、オススメのサービスはCanvaを利用することです。
Canvaは世界中のユーザーが使用しているデザインを無料で作成できるサービスです。
名刺やチラシのデザインを作成するだけでなく、ブログのヘッダー画像やロゴなど様々なものを簡単にデザインすることができます。
有料オプションに入ると、全ての写真や画像が使えるようになり、オシャレなデザインをより簡単に行なうことができます。
名刺はCanvaでデザインしたものを印刷までして郵送してくれるサービスもあり、大変便利です。
以下の記事では、Canvaを使って名刺を自作する方法を詳しく解説しています。
どうぞご参考になさって下さい。
ハンドメイド作家の名刺のまとめ
ハンドメイド作家の名刺はビジネスにおいて必要なツールですよ。
今回ご紹介した名刺作成サービスはどれも手軽に注文できるのでおすすめです。
- 名刺はビジネスを成功させるための大事なツール
- ショップカードとは別に名刺を作って自分を売り込む!
- 自分の肩書や個人情報を載せて自分を知ってもらうことが重要
- プロに作ってもらう方法はココナラ(名刺作成)、とクラウドワークスを利用する
- 自分で作るにはCanva・カスタムデザイン名刺whoo(フー)・ラクスルがオススメ!
ビジネスを成功させるためには、まず自分を知ってもらうことからです。
ハンドメイド作家の名刺には自分の本名や連絡先など取引をする上で不可欠な項目を載せておくことが大切です。
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