フリーナンスには便利なサービスが多くありますが、良いことばかりではありません。
利用後に「失敗したーっ!」って後悔する前にしっかりデメリットも確認しておきたいものです。
そこでこの記事ではフリーナンスを利用するにあたって、知っておくべきデメリット7選を解説します。
公式サイト:https://freenance.net/
個人間取引に利用できない
【知らなかった】
フリーナンスでの振り込み(受け取り)が法人口座からしかダメって知らなくてクライアントさんにご迷惑をかけました
なんでもマネーロンダリング防止の為だそうで
利用規約にはちゃんと書いてあります
— もり@ハリネズミ編集者 (@morisan_dess) July 23, 2020
フリーナンスのサービスを受けるために必要な「フリーナンス口座」にお客様から振り込んでもらうということ。
実はこのフリーナンス口座への振り込みは、個人口座からの振り込みが受け付けられません。
法人口座からでなければ受け付けられません。
個人間の取引には、ご利用いただけません。
法人口座からの振り込みのみ受け付けております。
個人・個人事業主がクライアントとなる請求書の即日払いのご利用もお断りさせていただいております。
(出典:フリーナンス|よくある質問)
お客様にお金を請求するという行為はとても神経を使いますよね。
やり直しなんてなったら、お客様に悪い感じを与えてしまいます。
次のようなことがあったら、普通の銀行口座に振り込んでもらうか、お客様に確認しましょう。
- お客様が個人・個人事業主・フリーランス
- 請求書宛名に、会社名が付けられない(と言われたなど)
- 以前のお客様からの振込元口座が個人口座だった
フリーナンス専用口座の利用が必須
フリーナンスのサービスを受けるためには、次のような条件があります。
サービス | 受けるための条件 |
---|---|
即日現金化 | お客様への請求書にフリーナンス口座を明記して、フリーナンスに登録すること |
あんしん補償 | フリーナンス口座に継続的に振り込まれること |
フリーナンスに問い合わたところ、1年間利用がなかった場合、休止口座になるとの回答でした。
とはいえ、休止口座になる前には、フリーナンスのサポート窓口から連絡してくれます。
もしあなたが、主に個人から仕事をもらっているのなら、フリーナンス口座を利用する頻度が少ないので注意が必要です。
なんてことにならないよう、適宜フリーナンス口座を利用してください。
公式サイト:https://freenance.net/
自由に使える現金になるまで時差がある
通常の銀行口座ならば、お客様から報酬を振り込んでもらったら、すぐに現金化できます。
しかし、フリーナンス口座の場合は、以下のような時差があります。
あなたのメインバンク口座 | 時差 |
---|---|
GMOあおぞらネット銀行 | 平日なら11:00までの振込なら当日中、または翌営業日にメインバンクに入金される |
その他の銀行 | 月初営業日、月末営業日と毎週金曜日の午前11:00までにフリーナンス口座に振り込まれたものを、同日午前中にメインバンクに入金される |
メインバンクに入金されるまでは、あなたが自由に引き出すことはできません。
GMOあおぞらネット銀行以外を利用しているあなたは、最長1週間待たなければいけません。
どうしても待てない場合は、手数料を支払って、請求書の即日現金化、または「今すぐ振替」サービスを利用します。
取引の状態 | 利用サービス | 手数料 |
---|---|---|
お客様がまだ報酬を振り込んでいないとき | 請求書の即日現金化 | あなたに適用されている手数料率(3%~10%) |
お客様が報酬をすでに振り込んでるとき | 今すぐ振替 | 一律350円 |
これを利用してもなお、申し込みの時間によっては翌営業日になります。
フリーナンスは、お金を自由に使えるまでの時差が必ず発生します。
フリーナンス口座を利用していれば、損害賠償の保険を無料で使えるのですから、そこは割り切りましょう。
フリーナンスを使っていることを勘ぐられる
フリーナンス口座を請求書に記載するということは、必ず以下のような記載になります。
振込先
GMOあおぞらネット銀行
普通口座:○○○○○○
口座名義:XXXXXX
いまや、フリーナンスは誰もが知るフリーランスの為のサービスです。
取引先が見ても、フリーナンスを使っているのかな?と思われますよね。
フリーナンスは、一般的に「請求書の即現金化サービス」と認知されています。
フリーナンスを利用しているということは「現金がすぐに必要」=「資金繰りに困っている」と思われる可能性があります。
発注者にとって、資金繰りに困っている受注者は、次のような印象を受けてしまいます。
- 原材料や経費を安くして仕事をするのではないか?
- 成果や相場よりも高い報酬を要求するのではないか?
こんな印象を持たれてしまったら次回の取引に影響するかもしれません。
フリーナンスは、請求書の現金化サービスの他、仕事の保険が受けられるという側面があります。
変に勘繰られる前に、振込先口座を変更するご連絡と称して、お客様に以下のようにお客様に説明するとよいでしょう。
お客様の被害を回復できるように備えています。
何事にも事故はつきもの。
損害が起きたときの補てんはお客様にとってもメリットです。
きっとあなたがフリーナンスを利用することに理解を示してくれますよ。
請求額の一部現金化はできない
請求書の即現金化サービスは、額面に対して手数料率がかけられます。
額面が高額ならば、その分手数料も高くなります。
フリーナンスの請求書の現金化は、請求書の額面通りでのみ可能です。
請求書の額面が高額の場合は手数料がバカにならない額になりますよね。
手数料対策のために、高額な請求書は分割して発行できるなら、良い手段かもしれませんね。
日本国籍をもつ国内居住者のみ利用可能
フリーナンスに登録できる方は、日本国籍を有する満18歳以上の方だけです。
外国人は登録できますか?
日本国籍を有する満18歳以上の方のみ登録できます。
(出典:フリーナンス|よくある質問)
外国籍の方が日本で個人事業を展開しているケースは多いですよね。
でも残念ながらフリーナンスは利用できません。
即日払いに手間がかかる
請求書の現金化をするためには、以下の手順が必要です。
- お客様に送付した請求書をフリーナンスに登録
- フリーナンスにログインして即日払いを申し込み
- 審査用資料の提出
提出を求められる資料 | 補足 | |
---|---|---|
1 | 銀行口座の利用実績 | あなたの銀行通帳のコピーなどを提出します。 Moneytreeの連携をしていると、銀行口座の利用実績は自動提出で便利! |
2 | 取引先との取引履歴 | 取引先から過去、あなたに報酬が振り込まれたことが分かる銀行通帳のコピーなどを提出します。 上記の銀行口座の利用実績に含まれる場合、これは不要です。 |
3 | 請求書の送付済み確認 | 取引先に提出した請求書の写しを提出するか、取引先にメールで送付するときに、フリーナンスの審査部門のメールアドレスをBCCに含めて送信します。 |
4 | 請求書の受領済み確認 | 取引先が上記の請求書を受領し、金額と支払期日が合意されていることを確認できる資料を提出します。 取引先にメールで送付するときに、フリーナンスの審査部門のメールアドレスをBCCに含めて送信していればここは省略できます。 請求書を提出した後に取引先から受信したメールがあれば、それでOKです。 |
5 | その他 | 審査に際して、有効となるその他の資料を追加で提出できます。 |
こんなにたくさんの資料を提出しなければなりません。
提出できない場合は「提出するものはない」を選択できますが、審査が通らず現金化してもらえないかもしれません。
フリーナンスのデメリットまとめ
世間のフリーナンスに対する評判は上々ですが、フリーナンス特有のデメリットがいくつかありました。
- お客様が個人名義口座からフリーナンス口座には振込めない
- フリーナンス口座に振り込まれた報酬は当日に引き出せない場合がある
- お客様から「資金繰りに困っているのでは?」と思われる可能性がある
- 請求額の一部現金化はできない
- 即日払いは審査資料の提出が必要
あなたがこのデメリットを許せなければ、フリーナンスの利用は避けるべきです。
しかし、ちょっとした面倒さを乗り切れば、無料の賠償責任保険、請求書の即日現金化など大きなメリットがフリーナンスにはあります。
あなたにとって、フリーナンスのメリットがデメリットより大きいなら、断然おススメのサービスです。
なお、フリーナンスの評判・口コミについては、以下の記事で詳しく解説しています。
どうぞご参考になさってください。
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