未経験からITエンジニアになりたいと思っても、プログラミングを独学でマスターするのって、難しそうですよね。
短期間でプログラミングをマスターして転職したい!というニーズは近年よく耳にします。
「プログラミング学習 マンツーマン専門」で検索すると上位に挙がるのが侍エンジニア塾です。
侍エンジニア塾は、プロの現役エンジニアがマンツーマンでレッスンしてくれることをウリにした学習サービスです。
あなた専用のインストラクターが、あなたのためだけのカリキュラムを作って、わかるまで教えてくれる。
そんな至れり尽くせりなサービスなら、高額な金額でも自己投資として納得感があります。
ところが、侍エンジニア塾の悪い評判も良く目にします。
果たして侍エンジニア塾とは、どんな姿勢で運営しているのでしょうか。
エンジニアになりたい人が利用しても大丈夫なのでしょうか。
そこで今回は、侍エンジニア塾の評判について、真相を徹底究明し解説します。
私の体験談や侍エンジニア塾の現役インストラクターのインタビューも記載しましたのでお楽しみに。
なお、まずは体験レッスンを受けたいあなたは以下の入り口からどうぞ。費用は無料です☟
侍エンジニア塾の概要
まずは公式サイトに記載のあるプランや、契約の流れについてをまとめてみましょう。
プラン・料金
コース | 概要 | 選択可能 期間 |
料金(一般) |
---|---|---|---|
スタンダードコース | プログラミングの基礎学習からオリジナルアプリ開発までを習得 | 1~6ヶ月 | \168,000~\698,000 |
AI | 最先端の人工知能を短期間で習得 | 3~6ヶ月 | \580,000~\980,000 |
転職コース | 未経験から最短でエンジニア転職を実現する転職特化型コース | 1~2ヶ月 | \168,000~\292,000 (※) |
(※)一括払いの場合。株式会社侍の人材紹介サービスで転職に成功した場合は無料。
初心者からステップアップしたい方まで、広くカバーするプランを提供していますね。
最近話題のAI専門のコースや、転職に成功すると学習費用が無料になるのも魅力的です。
しかし、料金を見るとすぐに決断できる金額ではないですね。
本当にこの金額に見合った成果を得ることができるのか、不安になります。
でも、プロのエンジニアにマンツーマンで教えてもらうことは、この金額の価値があると感じて契約することにしました。
人それぞれ価値観はあると思いますが、私はプロのエンジニアとのマンツーマンに大きな魅力を感じました。
本やネットで独学することでは得られない、現役のエンジニアが教えてくれる生の知識や経験を追体験することは、何にも替え難いと思います。
仮に1人のエンジニアを専属トレーナーとして雇う料金を考えれば、侍エンジニア塾を利用するほうがリーズナブルであることも確かです。
ちなみに私は2018年にフリーランスエンジニア 3か月コースを契約しました。
今はその名のコースは掲載されていません。
後述しますが、侍エンジニア塾には定型的なカリキュラムがあるわけではありません。
掲載されたコースに合わないと思っても、一度無料体験レッスンを申し込んでみることをオススメします。
契約の流れ
私が実際に契約した体験をご紹介します。
- 無料体験レッスンの予約をウェブサイトから送信します。
- 2日程度で初回面談の予定調整のメールが送られてきます。メールにはヒアリングシート(どんなことを学びたいかなど簡単な選択式や記述式のもの)がついていますので、回答します。
- 面談は担当者から場所を指定されますが、Skypeなどのオンラインでも対応してくれます。
- 面談では侍エンジニア塾を卒業した後、どのような自分になりたいかなど、担当者がうまく誘導して聞き出してくれました。
- 面談の内容から、インストラクターの選抜に入ります。
- 私の場合は、ここで契約の手続きに入りました。契約手続きは、PC上で行う電子契約書へのサインで完了です。
- 銀行振り込みで入金します。
- インストラクターが決定し、本番レッスンのスタートです。
あれ?無料レッスンは? と思ったことでしょう。
そうです。私は無料レッスンを受けることなく契約・入金に進んでしまいました。
そもそも私は、定型的なレッスンを求めたのではなく、自分の持つスキルが通用するのか、何が不足しているのかなどを分析する目的がありました。
私は何を学ぶべきなのかをインストラクターに診断をしてほしかったのですが、面談担当者ではそれができそうにありませんでした。
そのため、できるだけ早い段階で、実際のレッスンを受けたかったので契約を急ぎました。
皆さんは、必ず無料体験をしてから契約しましょう。
というのは、私が交わした契約書によれば、契約後すぐにキャンセル料金が発生します。
無料体験レッスンの権利を自ら放棄するのはもったいないですよ。
- 契約の前にインストラクターの割り当てと無料体験レッスンを必ず受けましょう。
- 契約後すぐにキャンセル料が発生します。契約前にできることは何があるか確認し、すべてやり尽くしましょう。
侍エンジニア塾の評判
さて世間の人たちは、侍エンジニア塾にどのようなイメージを持っているのか、評判を見てみましょう。
良い評判
ずっと気になっていた侍エンジニア塾の無料体験レッスンに参加しました。
お世辞抜きに大満足。
フルオーダーメイドカリキュラムで理想の生活(フリーランスサーファー)目指してこれから半年フルコミットします!— OJOJ (@OJOJ26173584) January 17, 2020
無料体験だけで、得たものが大きかったとのことでした。
無料体験レッスンは受ける価値ありですね。
今日侍エンジニア塾の初回レッスン受けてきました。
インストラクターの方が現役のエンジニアの方で、リアルな話を聞けて、しかも侍のカリキュラムガン無視スタイルで自分が良いと思った事を教えるという方だったので、僕にとっては良い方と巡り会えたなと思いました。
— ひょうがら@Ruby→PHP (@hyougara_pro) October 6, 2018
現役エンジニアのリアルな話が響いているとのこと。
侍エンジニア塾では、エンジニアという人との良い出会いを得られるのです。
侍エンジニア塾のメリット
✅オンライン完結
✅メンターが現役のフリーランス
✅個人に合わせた
オリジナルカリキュラムオンラインで完結するので
本業と両立もしやすい!— はるや@関西のWebエンジニア (@HARUTUBE_) February 23, 2020
本業とレッスンの両立ができること。
生徒に合わせたカリキュラムがとてもハマって学習しやすい様子がうかがえます。
今日から侍エンジニア塾でオンラインスクール開始!
マンツーマンで教えていただける講師の方と半年間のスケジュールの確認と今後の未来の目標の擦り合わせ。
すごくスッキリしました!!
何をするにしても生半可ではやれないから毎日やる事やってコツコツやっていこう!!— 高橋慎太郎@プログラミング挑戦者 (@4dTrLddw1tgu38Y) May 2, 2020
現役エンジニアが語るからこそ、生徒自身がエンジニアとして働いたときのイメージが付きやすいのでしょう。
いずれの評判も、インストラクターに対する高評価です。
さすが現役のエンジニアというところです。
本業との両立はポイントが高いですね。
- 無料体験レッスンだけでもタメになる。
- 現役エンジニアとの出会いがあり、現場の生の話を追体験できる。
- オンライン完結で本業との両立が可能で、学習しやすい。
悪い評判
うーん…。
侍エンジニア塾さんのこの表示方法って、法律的にアウトなんじゃないんでしょうか…?
常に一週間後の表示😰プログラミングスクール等も少し興味あって見ていたのですが><
なんだか色々ともやもやしてます…。 pic.twitter.com/5YW7oQlwjc— みや@ひよっこプログラマ🐥 (@mi_yamya) October 12, 2018
入塾斡旋するウェブページが不適切だったことで、Twitterで炎上した過去の記事です。
現在は改善されています。
プログラミングスクール迷ってる人はとりあえず侍エンジニアだけは絶対にダメ。市販教材を買わせてそれを進めさせるだけ、授業はその分からなかったところの質問をさせるだけ。。
いやいや、それだったら独学と変わらん。授業するんじゃないのかよ。— 突撃小僧BDE (@EfYQSPgucxrqAlj) September 8, 2019
教材は独学向けの市販教材を併用しているとのこと。
侍エンジニア塾が特別に良い教材を提供しているということはなさそうです。
侍エンジニア塾ブログ、困ったことで検索したら割と上位にくるくせにまったく役に立たなくて、間違って開いてしまったら毎回呪いかけてる
— mala (@bulkneets) August 28, 2019
侍エンジニア塾が運営する技術系の解説ブログへの不満です。
この手のツイートはとても多いですね。
このような評判を書いている人達は、技術的に見識の高い人が多いように思えます。
元侍エンジニア塾生です。
はっきり言って講師ガチャ。大当たり引けなければ、クソ。
塾生は平均2.8回講師チェンジしてます。
私はガチャ2回引きました。
3回目は大当たりでしたが、最初の2人と運営はクソ以外の何者でもありません。— ヒロヤン@Python|カジノ系エンジニア (@Hiroyan_python) March 6, 2020
講師割り当てに不満があったようです。
受講中もインストラクターに不満があり交代されたとのこと。
生徒のニーズに、うまくインストラクターをマッチングできなかったり、良い教材が提供されないなど、どうやら悪い評判は、運営側に対する不満のようです。
ブログについては、技術的に見識のある人にとっては不満の種になっているようです。
- 教材は他サイトサービスを併用。
- 技術的に見識の高い人からは、ブログへの不満が多い。
- 要望したことが伝わらず、インストラクターが要望に合わなかった。
実際に侍エンジニア塾を利用した体験談
私が3か月のコースを受講した中で感じたことをご紹介していきます。
運営の対応にちょっと心配になりました
すでに記載していますが、私は無料体験レッスンを受けずに入金しました。
炎上の話や、悪い評判は知っていましたが、入金に関するトラブルは聞かなかったので、安心して振り込みました。
しかし契約するまで毎日のように面談担当者から来ていたメールが、入金後5日間、まったく連絡がなくなりました。
平日振り込んだので、当日の内には入金確認ができるはずです。
私は不安になり、メールではなく直接会社に電話して確認したところ、電話の2日後に面談担当者からメールで連絡がありました。
結果的には入金確認が取れて、無事に私に割り当てられたインストラクターから連絡をいただけました。
この対応でかなり不安になりましたが、結果的には無事にレッスンに入ることができました。
無料体験レッスンをちゃんとしていれば、もしくは心配することはなかったかもしれませんが、面談担当者には都度しっかりと確認しながら進めた方がよさそうです。
3か月コースを利用した経験談
私のインストラクターは経験豊富なフリーランスエンジニアでした。
私の目指す将来像そのままの方だったのです。
初日は、インストラクターがあらかじめ準備してくれたフリーランスとして生きていくために必要なことという資料に基づき、座学的に進みました。
ただ、私としては定型的な授業を求めていたのではなく、私という人間をインストラクターに理解してもらって、何を学ぶべきなのかを見出すことから始めたかったのです。
私の希望を話すとインストラクターも納得され、とあるアプリ開発を設計書類の作成からプログラミングまで、すべてを3か月の間で行うことを提案されました。
2回目のレッスンで示された課題は、インストラクターが実際に受注した開発案件を私が作ること。
プロのフリーランスの仕事そのままを追体験することがカリキュラムとなったのです。
私はとてもワクワクしました。
なぜならば、この課題をもらったことで次のようなことがわかると思ったからです。
- 開発規模に対する価格設定
- 開発規模に対する納期設定
- クライアントからどれくらいの粒度で要求されるのか
- フリーランスが直接受注する案件はどれくらいの品質を担保すべきなのか
この辺のさじ加減は教科書ではなかなか学ぶことはできません。
これくらいのものを作れば、どれくらいお金がもらえるんだ、という経験ができることは、何よりも替え難いものです。
その後はレッスンのたびにポイントを教えてもらい、レッスンのない日に作業をして、レッスンで答え合わせをするサイクルです。
分からないことは、レッスン以外の時間でもチャットで質問できました。
インストラクターはレッスンの日までちゃんと調べて資料を提示してくれましたよ。
レッスンの終盤では毎回宿題を出していただいたのですが、仕事が忙しかった私は宿題が終わらないことが良くありました。
そういったときは、インストラクターがポイント毎に履行状況を確認してくれて、うまく端折って、次の課題に進めてくれました。
インストラクターは私の至らない点には厳しく指摘し、良い点は根拠付きで説明してくれました。
そのアドバイスは有料であるからこそ、インストラクターの責任感もあるでしょうし、それが感じられるものでした。
実務に裏打ちされた評価をもらい、自分でもフリーランスとして稼いでいけると、自信がついたのをよく覚えています。
レッスンでは本題以外にも、いろいろな話題を提供してくれて、フリーランスになろうか迷っている私の背中を押してくれました。
- フリーランスで安定して生活していくためにやるべきこと
- 自分を守るために身に付けるべき知識
- インストラクターがやってきて良かったこと、これからやろうとしていること
卒業後すぐに私はフリーランスになりました。
インストラクターに紹介された人を頼りに、生活できるだけの稼ぎをいただいています。
インストラクターに出会えなければ、今の私はありません。
なお、私は主にSkypeでのオンラインでのレッスンを受けました。
最終日まで一度も直接対面することはありませんでしたが、ビデオ通話の方が画面の共有ができるので、利便性は高いと感じました。
ちなみに、私はインストラクターから途中解約を勧められました。
インストラクター曰く、私のスキルや経験ならば、すぐにでもフリーランスになれるというのです。
しかし私は、インストラクターとの時間はとても楽しく、多くの気付きが得られていたので解約しませんでした。
レッスンでは、1つの成果物を作成する過程で色々なポイントを学ぶことができたので、やめなくて正解だったと思っています。
技術資料としてのブログ
ここで、ちょっと話がズレますが、侍エンジニア塾が運営するブログをご存じですか。
プログラミング系のキーワードで検索すると、必ずと言っていいほど上位に表示されます。
これは、侍エンジニア塾がSEOに長けていることを意味します。
SEOとは、ウェブページの作り方を工夫して、よりGoogleなどの検索結果の上位に入りやすくする対策のことです。
Twitterでも、侍エンジニア塾のブログが上位に表示されることを、良くも悪くも多くの方がつぶやいていますね。
侍エンジニア塾のブログが技術的なこと調べると出てくるのがめちゃくちゃうざい
— ワン・チャン・アルディ (@WangChangHardy) October 23, 2018
Google検索の上位に表示されるのは本当に至難の業です。
うざいと言われるほど、検索結果に表示されるこの事実から、侍エンジニア塾の運営力がが高いことがわかります。
もしかしたらSEOを学びたい人にとっては、最適なのではないかと思ってしまいます。
なお、侍エンジニア塾の技術系解説ブログは、嘘が書かれているなんていう口コミを目にします。
侍エンジニア塾が嘘書いた記事を上げてやがるからウッキウキでスクショ撮る人になった pic.twitter.com/jxP9R9dnqy
— WFH (@sekai67) October 4, 2019
私も利用していますが、ブログは初心者向けに最適化されているように思います。
そのため、より技術的に高い情報を求める人たちにとっては、嘘・ノイズなどと評されることになっているのでしょう。
ちなみに、本当にブログの内容に誤りがあった場合は是正している実態もありますので、全く信用できないということはなさそうです。
_人人人人人人人人人人人人人人人_
> 【驚き】侍エンジニア塾 <
> ツイッターアカウントから <
> 改善しましたリプライ来たる <
 ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^ ̄https://t.co/TsqupJSDjv— ふじた_🐱♨💻雑用係 (@nfujita55a) May 15, 2019
侍エンジニア塾は利用価値があるか
ここまで評判や私の体験を書いてきましたが、これからプログラミングを学ぼうとする人にとって、侍エンジニア塾は利用価値があるのでしょうか。
インストラクターのアタリ・ハズレ
どうやら、インストラクターのアタリ・ハズレはありそうです。
マンツーマンだからこそのリスクではないでしょうか。
面談担当者が生徒の要望などを正しくくみ取れないことや、インストラクターのマッチングを誤った結果なのでしょう。
しかし、昨日まで見ず知らずの人同士が突然1対1で会話することになるわけで、仕方ないのかもしれません。
このリスクをできるだけ少なくするためには、あなたが侍エンジニア塾に何を求めているかを明確化することを強くお勧めします。
侍エンジニア塾も営利企業です。
利益を得るためにインストラクターを広く募集し、さまざまな人材を抱えていることでしょう。
生徒が漠然とした要望しか説明できなければ、その時に空いている当たり障りのないインストラクターを割り当ててもおかしくありません。
良いインストラクターに当たるために、面談担当者にしつこいくらいに自分の要望を伝えることです。
面談担当者に「この生徒をないがしろにすると、自分の実績に響きそうだ」と思わせるつもりで臨みましょう。
運悪くウマの合わないインストラクターだった場合は、できるだけ早めに変更を依頼しましょう。
変更の依頼には時間がかかるそうです。その時間も料金の内なので、早めに決断することが大切です。
あなたにとってアタリのインストラクターについてもらうことができたなら、十分有意義であり、侍エンジニア塾の利用価値を実感できるはずです。
卒業後のインストラクターとのつながり
あなたの執拗な要望により、良いインストラクターに出会えたなら、卒業後もインストラクターとの関りは人生の宝になるでしょう。
エンジニアはプログラミングだけできればよい職種ではありません。
なぜなら、評価するのもお金を払うのも人間なのです。
インストラクターは現役のエンジニアですから、さまざまなパイプを持っている方もいます。
師事をいただいたことをコネにすれば、きっと良い仕事や人との出会いにつながります。
インストラクターはあなたの人生を左右するイベントを引き起こすキーマンになるでしょう。
人脈作りまで役立てることができれば、利用価値は倍増すると言っても過言ではありません。
侍エンジニア塾現役インストラクターインタビュー
私の知人が、侍エンジニア塾の現役インストラクターをしているので、インタビューしてみました。
とても参考になる意見をいただくことができましたので、QA形式でご紹介します。
侍エンジニア塾に向いている人
インストラクターとしても具体的な要望があると、カリキュラムも作りやすいですし、レッスン以外での生徒さんの活動も明確化しやすいです。
侍エンジニア塾は基本的には定型的なテキストやカリキュラムがないので、レッスンの内容を生徒さんとインストラクターの間で相談して決めなければなりません。
ですから入塾期間中に具体的な成果物を完成させることを目的とするケースが多く、生徒さんからも好評です。
侍エンジニア塾には定型的なカリキュラムはなさそうです。
そんなのがあったら、マンツーマンである必要がないのでしょうね。
この生徒さんのように、明確にやりたいことが見えていて、成果の見える作業を成し遂げたいという人には向いているとのこと。
インストラクターに伝わりやすい明確な目標を示すことが、成功への近道になりそうです。
侍エンジニア塾に向いていない人
その生徒さんは、侍エンジニア塾のウェブサイトに記載のあった「副業で稼げるようになる」という言葉に期待して入塾されました。
侍エンジニア塾としては、稼げるようになることを保証するわけではないですが、インストラクターとしての責任もありますから、いい加減なことを教えることもできません。
稼げるようになるまでは1本道ではないので、どうやって稼げるようになるかを話し合いましたが、結論を出せずに交代を希望されました。
インストラクターは現役のエンジニアですが、教えるプロ、人を見るプロではないということを念頭に置いた方が良いでしょう。
あなたという人を手探りで理解しなければならないのです。
あなたが漠然とした目標しか定まっておらず、何を成し遂げたいのか伝えられないと、満足なレッスンは受けられなそうです。
ですから、なんとなくエンジニアが儲かりそうだとか、かっこいいからとか、とくに明確な目標がない場合は向いてないと言えます。
侍エンジニア塾ならこんな体験ができる
だからインストラクターも毎回違うことに取り組むことになるんです。
成果物の完成までには、一人ではなかなか進まなかったり、達成までにたくさんの壁があることもあります。
インストラクターもそんな経験をしてきた一人のエンジニアなんです。
生徒さんはインストラクターと一緒に目標に向かって成長し、一緒に達成の喜びを分かち合うことになります。
この開発プロジェクトの人数は2人ですが、エンジニアの現場と同じ体験がそこにあると思っています。
生徒とインストラクターが協力して1つの目標に向かって進むこと、そのものがプロのエンジニアを追体験することになるという意見です。
教えてあげるのではなく共に進むことを、インストラクターも大切にしているのが伝わってきますね。
もしかしたらエンジニアにとって、技術力よりも大切なことを学べる場なのではないでしょうか。
侍エンジニア塾のオススメポイント
自分のポリシーを持っている人が多いですし、何より成果を出すことへの責任感が強いです。
教えることを専門にする講師業とは違い、1つ1つの作業の中でにじみ出る経験やコダワリを吸収できます。
もし作業の方針や考えが生徒さんと意見が食い違ったら、徹底的に議論したいです。レッスン以外でも大歓迎です。
レッスン時間を超えても、インストラクターの空き時間に質問は随時できます。
その中でぶつかった意見を議論し合うのも、師弟関係ではなく、お互いひとりのエンジニアとして関わっているからこそなのでしょう。
侍エンジニア塾の注意点
侍エンジニア塾にはインストラクターの完全マニュアルはありません。
そのためにインストラクターの交代も対応可能です。
スキルや人としてのウマが合わないことで、人員を交代をすることはエンジニアの現場でもよくあることなので、そういう体験としてはありかもしれませんが・・・・
自由なカリキュラムをマンツーマンレッスンで行うからこその課題でしょう。
実際の現場でも、面接で見いだせなかったその人の性格やスキル不足が、プロジェクト進行中に露呈することはよくあることです。
どちらが悪いということではないのですが、侍エンジニア塾の場合は、提供側の責任と、生徒側の権利があります。
そのためにインストラクターの交代や途中解約を可能としているのです。
侍エンジニア塾のカリキュラム流れ
これまで侍エンジニア塾の評判や私の体験談、現役インストラクターのインタビューを記載してきました。
以上から侍エンジニア塾に入塾後の注意点について確認していきましょう。
契約・支払い
- 面談担当者には、自分がどんなことができるようになりたいかを明確に伝えられるように準備をしましょう。
- 入金後すぐにキャンセル料が発生するおそれがあります。契約書はしっかり確認しましょう。
- 無料体験レッスンを確実に受けましょう。
- 契約までに、講師とウマがあうか、自分が求めるスキルを持ち合わせているか、しっかり吟味しましょう。
- 契約前でも十分な収穫があったと思うなら、契約を見送る勇気も必要です。
- 入金確認連絡が遅れることがあるので、心配になったらメールだけでなく、あわせて電話連絡しましょう。
インストラクターの評価は高い傾向にありますが、運営側の扱いには注意が必要です。
運営側との付き合いはここだけですので、面談担当者に意図が伝わっているか、しっかり確認しながら進めましょう。
運営はもちろん契約を勧めてきますので、無料体験レッスンで満足したなら契約しない勇気は必要です。
特に契約・入金後は私の例のように、すぐにキャンセル料金が発生するおそれがあります。
インストラクター割り当て
- オンラインレッスンを想定し、ビデオチャットができるSkypeなどのアカウントは事前に登録しておきましょう。
- 教材や成果物の共有のため、Googleなどのアカウントを事前に準備しておきましょう。
- 割り当てられたインストラクターが、実際にどんな仕事をしているのか、チェックしましょう。
- インストラクターに、自分が何を求めているのかを明確に伝えられる準備をしましょう。
- 自分の要望に合わなかったり、ウマが合いそうにないインストラクターなら、早めに変更を依頼しましょう。
インストラクターのスキルが自分が求めることに対して十分なのか、しっかり確認しましょう。
インストラクターの変更には期間が必要で、その期間も料金内です。
交代の決断はお早めに。
カリキュラムの決定
- 入塾期間中に1つの成果物を完成させるカリキュラムがオススメです。
- インストラクターにとってもやりやすいカリキュラムになっているか、確認しましょう。
- レッスン以外で何をやるのか、どれくらいの時間を宿題に充てられるのか、確認しましょう。
- わからないことはすぐにインストラクターに確認しましょう。
- レッスンの時間を無駄にしないために、何をレッスンで確認するのか、準備しましょう。
カリキュラムはインストラクターとあなたが協力して作成するものです。
侍エンジニア塾の運営やインストラクターから、受動的に与えられるものではありません。
レッスンも、インストラクターと一緒に進行していく意識が必要です。
途中解約について
- 返金の金額は日ごとに減っていきます。決断はお早めに。
- インストラクターの変更は時間がかかりますので、場合によっては、途中解約をしたほうが料金的に優位であるかもしれません。
一度つながったインストラクターに途中解約はお願いしにくいこともあるかと思います。
しかし、高い料金を払っているので遠慮することはありません。
そのためにキャンセル料が設定されているのです。
自分には合わない、不要だと思ったら早めの決断をしましょう。
卒業
- カリキュラムの進捗にかかわらず、卒業は刻一刻と迫ってきます。カリキュラムすべてをやり遂げることよりも、何を吸収すべきかを優先して進行させましょう。
- インストラクターとのつながりは宝です。良いお付き合いができるよう心がけましょう
カリキュラムの進みが遅く、卒業時期が迫ってきたなんてこともあるでしょう。
そんなときは、カリキュラムのすべてを履行することよりも、自分が入塾中に身に付けたいことを優先することをインストラクターに依頼しましょう。
その点もインストラクターは教育された人材ではないので、あなたが調整する必要があります。
侍エンジニア塾の評判まとめ
いろいろと悪い評判を聞く侍エンジニア塾ですが、インストラクターと生徒が共にカリキュラムを進めようとする能動的な姿勢が生徒にない場合に、悪い評判につながっているのです。
侍エンジニア塾の一番のウリは、現場経験のあるプロのエンジニアとともに、ひとりのエンジニアとして歩む時間をあなたに提供すること。
あなたは今の会社の地位を維持したまま、エンジニアとして活動する追体験ができる、ある意味パラレルワールドがここにあるのです。
あなたが目標を持って主体的に取り組むことができれば、こんなに恵まれた環境はないと言っても過言ではありません。
- インストラクターは教えるプロではなく、現役のプロのエンジニアです。
- カリキュラムの作成や進行は、あなたも積極的に参加する必要があります。
- 万人向けに作られた教科書では学べない、プロの現場の空気を体験することが、あなたにとって必要なことかを考えましょう。
もしあなたが、エンジニアとして転職する前に、何か1つの成果物を完成する経験をしておきたいと思ったら、侍エンジニア塾の無料体験レッスンをオススメします。
あなたの声に寄り添って、ともに成長しようと意気込むプロのエンジニアが、きっとあなたの人生を変えるキーマンとなってくれることでしょう。
なお、侍エンジニア塾以外のおすすめプログラミングスクールについては、以下の記事をご覧になって下さい。