数学が好きで得意というあなた。
「数学検定」をご存知ですか?
数学検定は、自分の数学の実力を測ることのできる検定試験です。
数学検定は学生や社会人、数学を楽しみたいすべての方が受けている試験です。
私は数学が好きという理由で数学検定を取得しました。
その後、数学検定には多くのメリットがあることを知ったのです!
そこで、今回は数学検定を受けるメリットを7つ挙げ解説します。
本記事でお伝えする内容はこちらです。
- 入学試験で役立つ
- 進学で役立つ
- 履歴書に書いてアピールできる
- SPI試験の対策になる
- プログラミングに活かせる
- 自分のレベル確認ができる
- 生涯学習として活用できる
数学検定のメリットを最大限に活かし、入学・進学・就職と生涯に渡って役立てていただければ幸いです。
数学検定のメリット
数学検定は、評価の対象として役に立つことが多いです。
入学試験、進学、就職活動のときなどですね。
そう考えると、学生向けの検定だと思われるかもしれませんが、そうではありません。
生涯学習としても役に立つ検定試験なのです。
入学試験で役立つ
数学検定は1〜5級まであり、1級は大学程度・一般、5級は中学校1年程度を目安としています。
そのため、高校入試や大学入試にて、大いに活用することができるのです。
目安となる学年 | |
---|---|
1級 | 大学程度・一般 |
準1級 | 高校3年程度 |
2級 | 高校2年程度 |
準2級 | 高校1年程度 |
3級 | 中学校3年程度 |
4級 | 中学校2年程度 |
5級 | 中学校1年程度 |
一般入試に活かすことができる
数学検定は記述式の問題です。
つまり、本当に理解していなければ解けない問題が多いのです。
さらに、過去問題の解き方だけを覚えておけば大丈夫といった試験ではありません。
私は過去問題をある程度解いてから試験に臨みましたが、過去問題には出てこなかった問題も出題されました。
数学検定は、過去問題を丸暗記しただけでは解けないのです。
一般入試も同じく、丸暗記で解けるような試験ではありません。
だからこそ、一般入試の学年に対応した数学検定の級を勉強しておくことは、丸暗記では解けない一般入試の対策にもなるのです。
対象の級の数学検定に合格できたのならば、その範囲の内容はきちんと身についていると自信を持って良いでしょう。
「入試優遇制度」が活用できる
数学検定を取得しておくと、入試時に点数加算をしてくれる学校や参考要素として取り入れてくれる学校が多くあります。
内容は学校によって異なりますので、自分の志願する学校について調べてみることをお勧めします。
進学で役立つ
入学試験のときだけでなく、進学時にもメリットがあります。
「単位認定制度」が活用できる
数学検定には、卒業するための単位として認定される制度も存在します。
一定の階級の数学検定を取得していれば、単位取得を認めてもらえるのです。
ただうちの大学は検定とか資格をもらえるらしい 数検は2級で2単位もらえるといううれしいボーナスがあるんだなー
てことはこのままやりきって1級とれば6単位もらえんのかな いやそんな甘くはないかー— よぴも塗料 (@ryopimo) December 5, 2012
勉強のために取得した検定で、単位ももらえるとなったら、嬉しいですよね。
学校によって様々ですが、卒業単位として認めてもらえるところも多いので、こちらもぜひ確認してみてください。
理解できていない箇所を明確にできる
学年が一つ上がると心機一転。
今年こそは勉強頑張ろうと意気込む人も多いはず。
残念ながら、これは難しいです。
なぜならば、1年生で習ったことが身についている前提で、2年生の内容を学ぶからです。
どの科目もそうかもしれませんが、数学は特に、既に習ったことを道具として使うことで新しい内容を学びます。
新しい学年になったからといって、そこから学べば良いわけではありません。
わからなくなったところまで、戻って理解する必要があるのです。
そのようなときこそ、数学検定を受けてみましょう。
自分が理解している箇所とそうでない箇所が明確になるはずです。
身についていない箇所がわかれば、対策が立てやすいですよね。
新学期も安心して取り組むことができそうです。
履歴書に書いてアピールできる
数学検定を履歴書に書くべきなのか悩むという方がいらっしゃいますが、ぜひ、自信を持って書いてください。
なぜなら、数学検定を持っていることでアピールできることがあるからです。
資格欄が充実する
履歴書の資格欄に空白が多いと、印象が良くないですよね。
数学検定を持っていれば、充実した資格欄になります。
企業が求める数学力の証明になる
私も履歴書に記入しました。
「数学検定を持っているのですね」とおっしゃる面接官の方もいらっしゃいました。
その人が数字に強いかどうかは、企業側が確認したいことの一つです。
単に正確に計算したいだけであれば、Excelなど様々なツールを用いれば良い話です。
ですが、計算した後の結果を分析したり考えたりできる人の方が企業側からしたら嬉しいですよね。
塾講師のアルバイト面接でも有利
私は大学生のときに、塾講師のアルバイトをしていました。
採用面接の際に提出した履歴書には、もちろん数学検定を記入しました。
アルバイトの内容に直結する資格になるため、数学検定を持っていると、大変信頼度が高まるそうです。
塾によっては、応募資格として数学検定保持者を指定しているところもあります。
お仕事探しアプリで検索すると、塾講師のアルバイトは以下のような求人があります☟
塾講師は人気のアルバイトですが、数検を持っていると有利すよ。
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SPI試験の対策になる
就職試験で苦労する人が多いのが、SPIの非言語分野の試験対策です。
SPIの非言語分野の試験では、算数や数学の問題が出題されます。
そのため、算数や数学を苦手とする人は、苦労する人が多いのです。
私はSPI対策のために非言語分野の問題を見たとき、懐かしいと感じました。
数学検定を勉強したときに見たような問題が多かったからです。
特に3級や準2級を受けた方は同じような感想を持たれるはずです。
当時は数学検定の勉強がここで活かせるとは思っていませんでした。
SPIの非言語分野の試験対策であまり苦労しなかったのは、数学検定を勉強していたおかげだと思っています。
なお、SPI試験の対策は、こちらの本で勉強しておけばよろしいですよ。
プログラミングに活かせる
就職後のお話になりますが、プログラミングと数学は、パズルのように組み立てていくところが似ています。
私はIT関係の企業に就職し、プログラマーとしてシステムを作成していました。
そのとき、綺麗なソースコードを書ける人は、算数や数学が得意な人が多いなと感じました。
特に数学の関数の考え方が正確に身についている人はわかりやすいソースを書くことができ、間違えも少ないです。
なお、プログラミングを勉強する際のスクールについては、以下の記事をご覧になってください。
プログラミングスクールおすすめ6選|目指すエンジニア別に厳選!
自分のレベル確認ができる
数学検定の良いところは、個別成績票が受け取れるところです。
個別成績票には、合否だけではなく、どの単元の理解が不十分だったのかわかりやすく記載されています。
私は2010年に受験したのですが、その頃の成績票は白黒の紙でした。
現在は、綺麗に色付けがされていて、正答率のグラフなど全体的によりわかりやすいものになっています。
答案が返却されると、大抵の場合、自分がどこで間違えたのかを確認しますよね。
その後、自分が間違えた問題と似たような問題を他の問題集から探してきて、解き直す。
ここまでできれば完璧なのですが、なかなか問題を探すのも大変ですよね。
その点、個別成績票には、復習が必要な部分の練習問題も載っており、復習に便利なのです。
そして、いただいた成績票には、「背理法」という証明方法の基礎基本をもう一度復習しようといった内容が書かれており、似たような証明の練習問題が掲載されていました。
このように、自分の足りていない部分が明確にわかり、復習もすぐにできるようになっているのです。
生涯学習として活用できる
私もそう思います。
問題が解けたときの喜びはパズルが完成したときのような達成感がありますよね。
数学検定を目標として設定すると、やる気もアップします。
また、数学を学ぶことは、頭の体操に最適なのです。
そんなときこそ、数学検定で脳の活性化を狙ってみましょう。
実際に、脳の活性化を目的に受験を考える方も多いです。
数検の本を買ってみた。ボケ防止にww
いずれは子供達に教えあげたい、教えれるレベルにしておきたい。
数には強くなって欲しいなぁ— ましゃん (@masyaharu) June 30, 2019
お子さんに教える目的で勉強を始め、数学の楽しさに目覚め、親子で受験するという方もいます。
お子さんにとっても親御さんにとっても良いことづくしですよね。
なお、数検3級は以下の通信講座でも学ぶことができますよ。
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私が数学検定を取得して良かったと思うこと
私は数学検定を受けたことで、証明問題が苦手だということに気がつきました。
証明問題に苦手意識はないつもりでしたが、正確に理解していない部分があったことに気づいたのです。
それからは、証明問題の基礎を確認し、練習問題を解くことにより、数学の成績を上げることができました。
数学の問題が解けるようになると、数学が好きになりました。
数学が好きな人は、問題が解けたときの達成感が好きという人が多いです。
私もそうでした。
逆に問題が解けないと、どんどん数学が嫌いになってしまうものです。
今は問題が解けて、数学が好きであったとしても、これから難易度が上がって思うように正解できなくなると、数学が嫌いになってしまう方もいます。
数学の問題が「大体解ける」ではなく、「完璧に解ける」を目指してみてください。
きっと、今よりもっと数学が好きになりますよ。
数学検定という形ある証明書を手に入れたことで、数学に対する自信が持てるようになりました。
私は、塾講師のアルバイトとして、数学を教えていたことがあるのですが、人に教える上では自信を持つことは大変重要です。
自信がなさそうに教えられると、生徒さんも不安になりますからね。
ときには、生徒さんが学校で配布された応用問題プリントを持参して質問してくることもありました。
さらに言えば、わからない問題に出会ったときに、考えることが楽しくなりました。
これは数学に限ったことではありません。
学生の頃も、就職した後も、自分で考える癖づけができたのは、数学検定がきっかけだったと思っています。
なお、独学できるのなら、数学検定2級はこちらの問題集で勉強されると良いですよ。
数学検定のメリットのまとめ
ご紹介しましたように、数学検定は幅広い年代の方にメリットの多い検定試験です。
まずは自分の実力を確認してみませんか?
- 入学試験で役立つ
- 一般入試に活かすことができる
- 「入試優遇制度」が活用できる
- 進学で役立つ
- 「単位認定制度」が活用できる
- 理解できた箇所とできていない箇所を明確にできる
- 履歴書に書いてアピールできる
- 資格欄が充実する
- 企業が求める数学力の証明になる
- 塾講師のアルバイト面接でも有利
- SPI試験の対策になる
- プログラミングに活かせる
- 自分のレベル確認ができる
- 生涯学習として活用できる
自分の実力を確認した後は、今よりも一つ上の級を目指してみてください。
ぜひ数学検定を活用して、人生をより豊かにし、数学を楽しみましょう。