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CADオペレーターに向いてる人とは?【セルフチェック6項目】

あなたは自分の性格を理解していますか。
もしこれからCADオペレーターになろうとしているなら、あなたがCADオペレーターに向いてる人かどうか気になりますよね。

CADオペレーターになる道を選んでから途中でやっぱり合わなかったと思うより、まずはちょっとこの記事を参考にしてみませんか。
CADオペレーター歴12年の私がCADオペレーターに向いてる人がどんな人なのかわかりやすく解説します。

CADオペレーターに向いてる人の特徴を6項目挙げますので、ぜひあなたもセルフチェックしてみて下さいね。

CADオペレーターに向いてる人とは?


CADオペレーターってどんな人に向いてるのか、周りから見てもいまいちピンときませんよね。
「CADオペレーターの仕事は、黙々と机に向かって、ひたすらパソコンと向き合いCADソフトで図面を描く。」

そんなイメージでしょうか?
CADオペレーターとして実際に仕事をしていると、どのような人がCADオペレーターに向いてるのかわかります。

CADオペレーターとは、ただ黙々と机に向かっているだけではありません。
ですから、色々な要素を勘案してCADオペレーターに向いてる人とかどうかを判断するべきです。

これから具体的にCADオペレーターがどんな人に向いてるかを解説します。

集中力がある

CADオペレーターの仕事は集中力が必要になります。
私の経験上、続けて作業する時間は3時間程度です。

周りの声が聞こえないくらい集中して仕事をします。
何故なら、細かい作業とミリ単位のデータや資料と向き合いながら作業を正確に進めていく必要があるからです。

周りの声や雑音などが気になってしまったり、すぐ他に意識が行ってしまう人は不向きです。
トイレなど多少自分でコントロールできる部分は作業の途中で行くのではなく出来るだけ終わってからにしましょう。

他の事をして集中力が切れると、どこまでを修正したかわからなくなることがあります。
また、電話等の突然の対応をした後は集中力が切れますよね。

そうすると、突如何をしていたのかわからなくなることが実際にあります。
ですから、席を離れるときや他の事をする時は必ず保存をすることをお勧めします。

また、自動保存の設定をしておきましょう。
最近はあまりないかもしれませんがパソコンのフリーズや、突然の電話対応などの時の為にしておくといいです。

あなたは、ランナーズハイを知っていますか。
集中力が続いている状態で仕事をしていると、スピードに乗った状態で作業をすることが出来ます。

しかし、集中力が切れると、集中していた時の状態に戻すのにまた時間が掛かります。
ですから、集中力を保てる能力が高い人がCADオペレーターに向いています。

細かい作業が好き

CADオペレーターの仕事はとにかく細かいです。
CADのソフトは0.00001㎡の誤差もわかってしまいます。

実際に描く図面にもよりますが、私の場合は商業施設の店舗の契約図面の依頼を良く受けますので、契約する店舗面積などにずれが出た場合には、貸す店舗の家賃に影響するため責任問題になります。
大げさに聞こえるかも知れませんが、0.00001㎡のずれも許されません。

ところで、デザインの場合には細かい作業はいらないと思われるかも知れません。
しかし、デザインの場合は微妙な色合いの違いやパターンの違いなどで図面を作成しプレゼンしないといけません。

そのため何度も実際のイメージに近づけるために細かい作業が必要になります。
更に、設備図面や機械図面やプラモデルの図面などはもっと細かい作業になるはずです。

ですから、細かい作業が好きではない人にはつらい作業になるかもしれませんね。
細かい作業が好きな人ほど向いていると言えます。

全体を俯瞰して見れる人

頂点がちゃんと押さえられてなかったり線と線がずれていたりなど実際に起こります。
いつずれたのか意識していない時にもミスが起こっています。

それを、どのようにして発見するのか。
図面を拡大したり縮小したりして違和感を見つけます。

作業の間、常にミスを疑い注視して気になるところを見つけます。
慣れてくると、作業をしていると何か気になる!おかしい!とわかるようになります。

もちろん、ミスをしないように作業することは大前提です。
しかし、一箇所を修正していたはずなのに、全体を見ると他とのバランスが崩れてしまう可能性があります。

それは今作業している一部分にしか目が行っていないからです。
同じデータ内で作業をする場合は、全体を見て他に影響がないかを常に確認する必要があります。
このことから一点に集中することなく、全体を大きく俯瞰して物事を見れる人はCADオペレーターに向いていると言えます。

もし、間違いに後で気が付いた場合、修正した部分を元に戻すのにまた余計な時間が掛かりますよね。
ですから、必ずデータ内にその作業した日を記入する場所を作り、データ自体も名前に日付を入れて管理するようにしましょう。

そうすれば、万が一ミスが起こっていても前のデータを利用して簡単に修正することが出来ます。

機転が利く

CADオペレーターは設計者のもとで、指示を仰ぎながら図面を作成または修正をします。
設計者が1から10まで全て指示してくれる訳ではありません。

働く場所である程度の参考になる以前の図面やその会社ごとのルールなどはあると思います。
設計士がどのような図面を描いてほしいのか、少ない指示でも想像力を膨らまし、求めているものは何かを考えることが出来る能力が必要です。

このことから機転が利く人はCADオペレーターに向いています。
しかし、勘違いしないように以下の点には注意してください。

  • 設計デザインの部分を修正しないこと
  • 自分の判断で余計なことはしないこと
  • 何か追加を提案したい時は依頼されたことに支障がないようにすること

時間のコントロールが出来る

CADオペレーターは、依頼された仕事を期限までに仕上げるためには予定を立てることが必要になります。
修正依頼は設計士から変更があったり、打合せ等で急遽変更になることがあります。

その為、緊急の依頼にも応じられるように、ある程度の余裕を持って仕事を進めるペースを考える必要があります。
また、会社で仕事をしていると図面を描くことだけに専念できるとは限りません。

例えば、電話を受けたり、設計士と一緒に打合せに参加することもあるでしょう。
図面に集中して出来る時間は限られています。

その中で時間のコントロールがしっかりと出来る人がCADオペレーターに向いています。
流れていく一日、一週間、一か月とスパンごとにスケジュールを管理出来るのはとても重要な素質です。

コミュニケーション能力が高い

CADオペレーターの仕事は、机に座ってパソコンに向かっていれば出来る仕事のように見えますよね。
実際に、机に座って作業をする時間は多くあります。

しかし、図面を描くにあたって設計士との打合せやクライアントとの打合せに同席することもあります。
その時、挨拶や打合せ中にするやり取り、設計士との確認業務などにはただ黙って聞いているだけでは向いていません。

何故なら、その打合せで疑問に思ったことや確認したい事を、設計士に対して意見したり質問したり出来なくてはなりません。
また、図面を描いている作業中にも色々な疑問点が出てきた時は、設計士に指示を仰ぎに行きます。

その為に、的確に聞きたいことをまとめて簡潔に質問出来る力が必要です。
このことから、コミュニケーション能力が高い人はCADオペレーターに向いてると言えます。

CADオペレーターに向いてる人のまとめ


CADオペレーターに向いている人についてお話させていただきました。
いくつか挙げましたが、1つでも当てはまっていると感じたらCADオペレーターの仕事が向いてると思ってください。

CADオペレーター向いてる人
  • 集中力がある
  • 細かい作業が好き
  • 全体を俯瞰して見れる人
  • 機転が利く人
  • 時間のコントロールが出来る
  • コミュニケーション能力が高い

集中力はやはり大切だとは思いますが、何より必要なことはやる気です。
そして継続すること、それはどんなお仕事でも同じです。

CADオペレーターにどんな人が向いてるのかわかっていただけましたか。
しかし、一番大切なことはあなたがCADオペレーターになりたいと思う気持ちがどれだけ強いかです。

CADオペレーターに興味があるのならぜひチャレンジしてみてください。

ABOUT ME
maple
建築の専門学校を卒業後、大手建設会社に勤務し現場監督を経験する 27歳の時、飲食店の経営を任される 30歳からCADオペレーターとして12年間フリーランスで働く 主に商業施設の店舗改修工事に携わる 仕事をしながら学校に通い2011年に二級建築士を取得 同時に10年間で3店舗の飲食店を自身で経営 41歳の高齢出産を機に飲食店は閉店 現在、CADオペレーターとして活動しながら、ずっと夢だった雑貨店を経営し子育てに奮闘中
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