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着付け師になるには?3つの方法と適性や心構えも徹底解説!

何かと忙しい現代は、着物を着るのは特別な日に限られてしまいました。
それとともに、自分で着付けができる人も少なくなっています。

そんな着付けの困ったを解消するのが、私たち着付け師です
着付けができないあなたのために、浴衣などの遊び着から冠婚葬祭まで、あらゆる着物をパパっと着せ付けるのです。

その手さばきは実に鮮やかで、思わず見入ってしまうほどです。
いったい着付け師になるにはどうしたらいいんだろう。
そう思ったことはありませんか?

今回は、実際に着付け師として活動している私が、着付け師になる方法を解説いたします。
また、着付け師になるための適性や心構えについてもお話ししますので参考にしてください。

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着付け師になるには【3つの方法】


そもそも着付け師になるには、どうすれば良いのでしょうか。
私はよく「お弟子さんとして入門して、そこから何年も修行されるのでしょう?」と質問されることがあります。

確かにそういったなり方もあるのですが、もう少しフラットな、なり方をご紹介しましょう。
まず、私がおすすめする代表的な方法を3つ説明します。

専門学校で学ぶ

一口に専門学校と言っても、多様な学校が存在します。
この専門学校を大きくジャンル分けすると、

  • ブライダル系
  • 美容系
  • 和裁系

この3つに分けられます。
このカリキュラムの中に、着付けの授業が組み込まれているのです。

社会人向けに夜間のコースを設けている学校もあり、働きながら学ぶこともできるようになっています。
学校なので、卒業後の進路も相談に乗ってくれますよ!

着付け教室に通う

余計な勉強はせず、着付け師になるためにまっすぐ突き進みたいというあなたには、着付け教室がおすすめです。
名前の通り着付けを1から学ぶ場所なので、着物の知識がなくても大丈夫!

大手の着付け教室だと、ほとんどが着付け師の資格を取れるコースを設けています。
また着物の貸し出しを行なっているところもあるので、手持ちの着物がなくても授業を行える場合があります。

通う頻度にもよりますが、私は1年後には自分で綺麗に着物を着られるようになりました。
あの時の感動は忘れられません。

着物関係の仕事で働きながら学ぶ

実際に着物業界で働きながら着付け師の知識を身につけるのもひとつの方法です。
実物の着物を見て覚えるのと、教科書の知識では覚えやすさが違います。

こちらは新卒だと知識が乏しくても採用してもらいやすいですが、中途だとある程度の着物の知識、着付けの能力が問われるので要注意です。
着物業界で働きたいと考えているのであれば、しっかり知識を身につけてからの方が良いでしょう。

そのためには、どんな仕事があるのか把握しておくことが大事です。
まずは派遣会社に登録するなどしてお仕事を紹介してもらい、ご自身のペースでお仕事をしながら着付け師を目指しましょう。

以下の大手派遣会社に登録しておけばお仕事を紹介してもらいやすいです。

なお着付け師が派遣で働く理由とメリットについて、以下の記事で詳しく解説しています。
どうぞご参考になさってください。

着付け師が派遣で働く理由とメリットは?登録すべき派遣会社も解説着付け師のお仕事って、どのような形態があるのでしょう。 お仕事の形態と聞くと正規雇用の社員を想像しますか? 実は着付け師は、派遣...

着付け師になるための適性


では、着付け師とはどのような人に向いているのでしょうか。
決まり事をきっちり守る、コミュニケーション能力の高さ、的確な判断ができるなど、重視したい項目はたくさんあります。

その中でも、特に重要だと感じたものを紹介します。

着物が好き

まず第1に着物が好きであること
1番シンプルですが、これが1番重要なのです。

好きこそ物の上手なれという美しい日本の言葉があるのをご存知でしょうか。
好きという気持ちは、あなたの背中を押してくれる原動力になるのです。

何事にも動じないタフな精神力

着付け師になるには、図太いぐらいのタフさが必要です。
着物の業界は年齢層が高く、どうしても上下関係が厳しくなってしまうのです。

その中でやりあうには、どんな言葉をぶつけられても折れない鋼のような精神力の持ち主でないと務まりません。
人の言葉に流されず、自分をしっかり持っていることが重要です

ただし、適度なガス抜きもしっかり行なってください。
溜め込んでしまうとストレスになり、せっかく好きで始めたことも嫌いになってしまいます。

指先が器用であること

着付け師は、ただ着物を着せればいいというわけではありません。
お客様は限りある時間で着付けをお願いしてこられるので、その時間内に手早く、そして丁寧に終わらせなければなりません

人に着せ付けるということは、思っている以上に難しいことなのです。
お客様の体型に合わせた着付けができるように、指先の感覚を研ぎ澄ましておく必要があります。

また着物や帯、それに付随する小物類はとても繊細な生地でできています。
お客様の大切な持ち物を守るためにも、常に指先のケアもしなければなりません。

着付け師になるための心構え


最後に着付け師を目指すあなたに、知っておいてほしいことがあります。
着付け師になるまでには、並大抵以上の努力をしないとまずなれません。

上記で説明した専門学校や着付け教室などは、着付け師になるための近道ではありますが、通った、勉強したからと言って必ずなれる訳ではないのです。
私は着付け教室に通っていた頃、先生に千回着て慣れろという教えを受けました。

着付けの手順を手に覚えさせ、感覚を養うのです。
着付け師になるには、長く遠い道のりを歩かなければいけないということを念頭に置いてください。

「着付け師になるには」まとめ


では、ここで着付け師になるにはどうすればいいのか、おさらいしましょう。

着付け師になる方法
  1. 専門学校で学ぶ
  2. 着付け教室に通う
  3. 着物関係の仕事で働きながら学ぶ
着付け師になるための適性
  1. 着物が好き
  2. 何事にも動じないタフな性格
  3. 指先が器用であること

これまで偉そうに説明してきましたが、着付け師は決して怖いばかりの世界ではありません。
現在は割とフラットになり、昔気質の年功序列的な風潮はどんどん薄まりつつあります。

着付け師は簡単ではありませんが、1度得た技術は一生物です。
あとはあなた次第で、全国どこでも着付け師として活躍ができるのです。

あなたのちょっとした勇気と努力で、人生を切り開いてみませんか。
なお着付け師が持っておきたい資格について、以下の記事で詳しく解説しています。
どうぞご参考になさってください。

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ABOUT ME
rabiret
神奈川在住の自由人。 呉服業界に長く身を置き、紆余曲折しながら着付け師の資格を取得。着物好きが仇となり、しゃべりすぎて周囲から引かれてしまうこともしばしば。 また、趣味のハンドメイドで作家デビューも果たします。 現在はそれらの経験を活かし、ライターとしても活躍中。 うさぎ1羽、ハムスター1匹の奴隷業もこなしながら日々を過ごしています。
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