あなたがハンドメイド品を作るため、初めてミシンを使うときどんなことを考えますか?
ミシンを使って初めてハンドメイド品を作ろうとするときには戸惑ってしまうかもしれませんね。
そこで今回はミシンを用いて作る人気のハンドメイド品を5つ厳選して、その作り方を解説!
ハンドメイド作家御用達のミシンもご紹介します。
この記事をご覧になるとあなたも今日からミシンを使って、人気のハンドメイド品を作れるようになりますよ。
- 初心者でも使えるミシンの種類とおすすめのミシン
- はじめてミシンを使って作るおすすめのハンドメイド品
- ハンドメイド品をミシンで作る際のきれいに仕上げるコツ
以上の3つを私の経験を交えて解説します。
なお「ハンドメイド作家を目指す人」の資格については、ハンドメイド作家に人気のおすすめ資格15選と通信講座をご紹介!にて解説しています。
ハンドメイド品をミシンを使って作る方法
ハンドメイド品をミシンを使って作るときは直線縫いでできる布小物作りから始めるのが良いです。
布小物はミシンで直線に縫うだけでは形にならず、必ずひと手間が加える必要があります。
たとえば、きんちゃく袋の紐遠しにも紐を通す場所の作り方に工夫を加えるひと手間かかっています。
また、洋服やカバンを作る際に必要なボタンやファスナーを付ける方法も小物作りから学べます。
私もミシンを買ったときはボタンをしめるときの穴「ボタンホール」の作り方を調べながらやったことを覚えています。
まずは直線縫いの小物を作ることをマスターしてからだんだんとレベルアップして、大物を作っていけるようになってくださいね。
使うミシンも自分に合ったミシンを選ぶことが大事です。
初めからプロが使うミシンを選ばなくて大丈夫ですよ。
ミシンを使えるようになるには何より自分に合ったミシンを使い、経験することが大事です!
ハンドメイド作りに使うミシン選び
まずはハンドメイド品を作るのに用いるミシンの選び方をレクチャーいたします。
初めてミシンを買う際にはどれにするか迷うかもしれません。
ミシンは主に3つのジャンルがあります。
- 一般的に家庭で使う家庭用ミシン
- プロが使う職業用ミシン
- 縫製工場などで使う工業ミシン
ハンドメイド作家になりたいあなたが初めてミシンを買うときのポイントはミシンの装備で選ぶことです。
初心者に必要な装備を押さえて選べば、家庭用ミシンでも本格的なハンドメイド品を作ることができます。
楽天なら5や0がつく日や買い回り、Amazonならギフト券を自分のアカウントにチャージするのがおすすめです。
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Amazonギフト券のチャージタイプについて詳しくは、以下の記事をご覧ください。
Amazonギフト券をチャージしてポイントを貯める方法を解説!
初心者におすすめのミシンの種類
ミシンを扱う初心者が選びたいミシンはコンピューターミシンです。
これさえ持っていればミシンが初めてでもきれいにハンドメイド品を仕上げることができます。
ミシンの売り場には様々なミシンが並んでいますね。
家庭用ミシンの中でもコンピューターミシンを選べば間違いないです。
コンピューターミシンの中で予算に応じて選んでいきましょう。
初めてミシンを買うあなたにおすすめのミシンはコレ!
2020年4月現在、安くはありませんが初めてミシンを買うあなたにおすすめのミシンはこちらです。
ハンドメイド作家御用達のミシン!
SINGER(シンガー)のコンピューターミシン「モナミヌウアルファSC317」。
老舗のSINGERはなんと創業160年あまり!
この間培われた技術は世界中のハンドメイド好きに愛されています。
今ミシンが欲しくて色々探してる。厚手の生地が縫えて、台の広くて、出来れば自動糸切り機能のついたコンピューターミシン。
シンガーのモナミヌウが本命かな、と思ってるけどこういう記事読むとかなり欲しくなるなぁhttps://t.co/Lc9bxruZoM— おりえ🍲 (@orie13a) December 6, 2018
SNSでも人気の機種のようですね。
ミシンの種類は主に3つ
ミシン売り場に並んでいる家庭用ミシンには主に三種類のミシンがあります。
- 電動ミシン
- 電子ミシン
- コンピューターミシン
職業用ミシンも、家庭用ミシンのひとつです。
布を切りながら端を縫っていく処理をしてくれるだけの機能を持ったロックミシンというものもあります。
職業用ミシンとロックミシンは、洋服を作って販売する為に使うミシンです。
どちらも高価なものなので、ミシンに慣れてから必要に応じて購入を決めると良いでしょう。
それぞれの家庭用ミシンを比較してみました。
種類 | 利便性 | 値段相場 | 特徴 |
---|---|---|---|
電動ミシン | ☆☆☆ | 1万円以下 | 電気で動く。縫い方の変え方がダイヤル式 |
電子ミシン | ★☆☆ | 1~3万円程度 | 電動ミシンのダイヤルがボタンになった |
コンピューターミシン | ★★★ | 3万円~20万程度 | 説明書のみですぐに使える! |
下に行くほど最新のものになっており、現在はコンピューターミシンが主流と言っても過言ではありません。
電動ミシン
電動ミシンとは足踏みで縫い進めていたことを電気で動かすミシンのことです。
- 縫う作業だけ電気で動かすミシン。
- 縫い方を変えるのもダイヤルで変えるなどアナログ式。
- 足で動かすためのペダル(フットペダル)を取り付けた時、踏み込む深さでスピードを変えられる。
電動というと素晴らしく性能が良さそうに思えますが、電気で動くのは縫う作業のみです。
ミシンを使いなれている人ならば、電動ミシンで充分です。
電子ミシン
電子ミシンとは電動ミシンに電子回路を搭載したミシンのことです。
- 電子回路を搭載したあらかじめ設定されたミシンです。
- 縫い目を変える方法がボタン式になりました。
- 手元て縫うスピードを変えられます。
電動ミシンより進歩したミシンですが、電子回路で動かせる範囲のみで制限される機能もあります。
コンピューターミシン
コンピューターミシンはその名の通りコンピューターを搭載したミシンです。
- コンピューターが搭載されており、自ら計算して動かすことができます。
- 液晶画面があり、タッチパネル式の物もあります。
- キャラクターや文字の刺繍ができたりと性能抜群!
最低限のことをコンピューターでやってくれるミシンは3万円からで購入できます。
状況に応じて変化することができるように装備したのがコンピューターミシンです。
初心者にコンピューターミシンをおすすめするワケ
コンピューターミシンをおすすめするのは初心者には難しい糸調子を自動でやってくれるからです。
糸調子を自動でやってくれるのはコンピューターミシンだけ!
ミシンを選ぶ時の必要な装備とは「糸調子を自動でしてくれること」です。
さて、そもそも糸調子とはなんなのでしょうか?
糸調子とは?
ミシンの仕組みは以下の通りです。
- 上部にある上糸とボビンと呼ばれる布の下部から出される下糸の2本を絡ませ縫い合わせます。
- 布と厚みでは上糸と下糸の強さの具合により糸がつまったり布が引っ張られます。
- 糸調子という上糸と下糸を絡ませる強さの度合いを調節する必要がある。
電動ミシンや電子ミシンでは一度試し縫いをしなければ糸調子を合わせることができませんでした。
しかしコンピューターミシンでは布の厚さを計算して自動で変えてくれます。
糸調子の合わせ方がわからない初心者にも使いやすく設定してくれるのがコンピューターミシンなのです!
ミシンを使って作るハンドメイド品5選
ミシンを使って作るハンドメイド品は数多くあります。
今回はミシンを買ったばかりのあなたが作るべき直線縫いのハンドメイド品を5つご紹介します。
アイテム | 難易度 | アレンジ度 | 作りたい度 |
---|---|---|---|
ポケットティッシュケース | ★☆☆ | ★★☆ | ★★★ |
シュシュ | ★☆☆ | ★★★ | ★★★ |
ボックスティッシュケース | ★★☆ | ★★☆ | ★☆☆ |
きんちゃく袋 | ★★☆ | ★★★ | ★★☆ |
ポーチ | ★★★ | ★★★ | ★★★ |
私の経験からの主観で比較をしてみました。
難易度の低いものから順番に、初めてミシンを使うあなたにもできる小物を見ていきましょう!
ポケットティッシュケース
ポケットティッシュケースはミシンを使って作るハンドメイド品の定番小物です。
はじめに作りたい定番のポケットティッシュケースは何個あっても売れそうなかわいい柄で作ると需要があります。
定番のシンプルなポケットティッシュケースはいくらでもアレンジができるのが嬉しいハンドメイド品です。
こちらの写真を次々見ていくと絆創膏やハンカチを入れる部分を作ったりとアレンジをしていますね。
このようにポケットティッシュケースはアレンジをしていくことで便利なアイテムになります。
私はティッシュケースを数多く作るときは下のように作ります。
- 布をどんどんと印を付けて切ります(布の場合は「裁つ」と言います)
- 切った布すべてをアイロンで折り目を付けて、形にします
- ミシンですべてを縫ってから、どんどんと裏返して出来上がり!
どうでしょうか?
効率的にできる方法だと思いませんか?
反対に、数多く作るなら絶対にやってはいけないのがこちらです。
- 一個一個出来てから同じものをはじめから作っていく
この場合だと飽きずに作れますが、できるペースはゆっくりで数をこなせません。
どんな作業もそうですが、数多く作るときは工程ごとに区切ると効率的になります。
同じ作業をスピーディーに行うことができるからです。
ぜひ試してみてくださいね。
シュシュ
直線縫いだけでもアクセサリーが作れます。
シュシュは長い髪を結ぶためのヘアアクセサリーで、ゴムを布でくるんであります。
ミシンで簡単に作れる何個あっても嬉しくなるヘアアクセサリーです。
基本的にミシンは刺繍などの飾り以外は縫い目を見せないように、裏にして布を縫い合わせます。
表に布を返すときに、裏返すために縫わない場所(「返し口」と言います)を作ることで布を裏から表に布を返せます。
こちらに返し口を含めた基本的なシュシュの作り方がありますので参考にしてみてくださいね。
返し口を覚えるとバッグなどの小物作りにも応用できますから、簡単なシュシュから覚えていくと良いです。
シュシュは基本以外にも、レースを付けたりとアレンジがしやすいです。
布の柄によって印象も変わるので色々な布で作ってみてはいかがですか?
ボックスティッシュケース
ボックスティッシュケースではデザインによってはボタンで留めるタイプがあります。
ボックスティッシュケースを作るならボタンで留めるタイプの物を作りながらボタンを扱うことに慣れていきましょう。
こちらのようにボタンの留め方もアレンジできます。
ボタンのつけ方を練習するためにもボックスティッシュケースを作りましょう。
私も引っ越しをした人にボックスティッシュケースを作り、プレゼントしたことがあります。
ボックスティッシュケースは底の布と上側の2枚の布、計3枚の布を合わせて作ります。
私はオリジナリティを出す為に3枚とも別々の柄の生地を使いました。
ひっかける紐を取り付けることで、フックにも掛けられてより便利なボックスケースになります。
アレンジを加えてひとつだけのインテリア小物を作ってみてはいかがでしょうか?
ただ、あまりいくつも欲しいものではないので欲しい度は低いですね。
今はボックスティッシュケースをポケットに入れれるようにアレンジする人もいます。
自分だけのオリジナルのケースを作ってみてはいかがでしょうか?
きんちゃく袋
きんちゃく袋は子どもでも大人でも使える雑貨ですが、初めて作るとなると実は奥が深いハンドメイド品です。
紐が出る部分はほつれないようにする必要があります。
マチを作ることでいろいろなものを入れる専用のきんちゃく袋ができます。
よくあるのが入園グッズのコップ入れやお弁当袋のきんちゃく袋です。
カジュアルでかわいいきんちゃく袋ですね。
アップリケを付けたり、刺繍を施したりして他人との差別化をしましょう。
はじめはマチを作ることが難しいと感じます。
私も初めてマチを作ってお弁当袋を作りましたら底がいびつな形になってしまいました。
ハンドメイド作りは失敗するから改善され上達します!
まずは失敗を恐れず経験を重ねて上達していくことが大切です。
ポーチ
ポーチを作るときにはファスナー使いに挑戦できます。
シンプルなポーチの作り方はこちらの動画が丁寧に作っており分かりやすく解説してくれています。
参考にしてファスナー付けに挑戦していきましょう。
アレンジでペンケースや化粧ポーチを作ることもできます。
ファスナー使いを覚えると、バッグを作ったりするときにも応用できます。
大物に挑戦したいならファスナー付けは避けては通れないのです。
大きさを変えたり、高さやマチを付けたりしてアレンジすることでポーチ作りの幅が広がりますよ。
なお、ハンドメイドの定番品となった、マスクの作り方については、以下の記事で詳しく解説しています。
どうぞご参考になさって下さい。
ハンドメイド品の仕上げ方のポイント
ハンドメイド品を仕上げるときには三つのポイントがあります。
- 布を水通しをする
- 角を整える
- 縫い代をアイロンをする
この3つを行なうことでハンドメイド品がキレイに仕上がります。
ひとつずつ見ていきましょう。
布の水通しのやり方
麻や綿素材の布を扱うときには水通しをします。
水通しをしておかないと洗濯した際に縮むので、それを防ぐために行ないます。
水通しは3つの工程で行います。
- 桶に水を入れ、1~2時間ほど布を水に浸ける。
- 布をしわにならないように日陰に干して半乾きにする。
- 生地の横方向にアイロンをかける。
以上の手順で水通しをし、布を準備してから使います。
角の整え方
角とはどこを指すのか、まずは下の動画をご覧ください。
角の整え方の詳しいやり方はこちらの動画でわかりやすく解説しています。
引っ込んでしまっている角は先の尖った道具、目打ちという道具を使います。
奥にへこんでいる角を目打ちでひっかけて少しずつ出す作業をしていきます。
この作業をしないと角がしっかりと出ず、四角いポーチも台形になってしまいます。
目打ちの使い方を知らなかった私は何度か台形のポーチを作るという失敗をしました。
折り返す前に、布の直角の縫い代をななめにカットするのがポイントです。
この作業は忘れずに行なうことで、裏返した後に生地のデコボコがなくなりきれいに仕上がります。
縫い代のアイロンのかけ方
縫う時の線から布の端までを縫い代といいます。
この縫い代を綺麗に見せるために、作り方に「アイロンをかける」と記載されているときは必ず行ってください。
では、どういうときに行なえば良いのでしょう?
例えば、きんちゃく袋を作るときにもアイロンがけが必要です。
紐を通す所を作る際には縫った布の上部を折り返してトンネルを作ります。
袋状にする際に2枚に重なった布を縫い目に沿って割っていく際必ずアイロンをかけます。
その後にアイロンがけした折り目をミシンで縫って、紐が出るところを補強していくことでほつれなくします。
アイロンをかけることで紐で絞った部分もキレイに仕上がり、大きく開くので袋もとても使いやすくなるのです。
ミシンを使うときにはアイロンがセットと覚えましょう。
ハンドメイド品をミシンを使って作る方法まとめ
ハンドメイド品をミシンを使って作る方法は3つのポイントで初めてでも上手にできます。
- コンピューターミシンを使って作る
- 直線縫いでできる小物から作りでミシンに慣れる
- きれいに仕上げる手順をサボらずやること!
以上の3つです。
この3つを押さえれば、初めてミシンを使うあなたもハンドメイド品を作ることは難しくはありません。
直線縫いだけでもヘアアクセサリーもインテリア雑貨も作れます。
また、アレンジを加えることで毎日の持ち物もかわいくなり、生活に彩を与えます。
簡単な小物作りからミシンを使って、小物作りを極めていくのもハンドメイド作家の手法ですからマネしてみてくださいね。
コンピューターミシンを選んでミシンを使うことに慣れていき、布小物のハンドメイド品を売ってみてはいかがですか?
なおハンドメイド品を売る方法については、以下の記事で詳しく解説しています。
どうぞご参考になさってください。