SEとして仕事を続けている中で、一度は「転職」を考えたことありませんか?
そして、このように悩みますよね。
どんなとき転職すべきなのか?
どんな転職方法がベストか?
人によって転職を考えた理由は様々です。
転職すべきかどうか迷うのは、何を基準に判断すればいいのか分からないことが原因なのです。
今回は女性SEの失敗しない転職方法や、どんなとき転職を検討しどう行動すべきかについて、SE歴25年の私が数々の経験をもとに解説いたします。
女性SEの失敗しない転職方法
転職を決意すれば、次にくるのは実際にどのように行動をすればよいのかという点です。
転職先を探すには転職専門の業者に相談するのが一番良い方法です。
では、転職先を探す専門業者と転職の準備に必要なスキルシートについて解説します。
転職先を探す3つの方法
女性SEのスキルを活かした転職の具体的な方法として、「転職エージェントに相談する方法」「転職サイトを利用する方法」「派遣会社に登録する方法」があります。
企業の求人情報を探し転職を成功させるためには、それぞれのメリットを踏まえつつどちらもうまく活用することをお薦めします。
では、それぞれの特徴を比べて見てみましょう。
転職エージェントに相談する
求職者それぞれに専任のキャリアアドバイザーが担当としてつき、まだ転職の意思がはっきりしていない段階での相談にも応じてくれます。
キャリアアドバイザーが求人の紹介から応募書類の添削、面接日のスケジュール調整や年収などの交渉まで行ってくれます。
女性SEを探している企業を知りたい、など、具体的な条件を提示することも可能です。
このような相談ができるのも、転職エージェントの大きな特徴といえます。
また、応募者の集中を防ぐために非公開にしている大手・有名企業もあるため、非公開の求人情報を保有しており、公開求人よりも給与が高いなど質の高い求人を持っています。
- レバテックキャリア ※担当者の熱血サポートが評判になっている(東京、神奈川、埼玉、千葉、大阪、兵庫、京都、福岡)
- マイナビエージェント×IT ※20~30代に転職サポートに強い(首都圏・関西圏)
なお、上記のレバテックキャリアの評判については、以下の記事をご参考になさってください。
ただし異業種へ転職する場合は、以下の転職エージェントが適切です↓
- リクルートエージェント ※ダントツで求人数が多い
- マイナビエージェント ※首都圏・関西圏の20代~30代の転職に強みがある
- パソナキャリア ※女性の転職に力を入れている
転職サイトを利用する方法
転職エージェントのようにキャリアアドバイザーがつく訳ではありませんから、自信が主体となって自由に就職活動を進めることが可能です。
自分のタイミングで求人情報を検索し様々な企業を見比べ、女性SEとして自分の方向性を見極めたい場合に向いています。
転職サイトは公開求人が基本なので、基本的に転職エージェントに比べて多く求人を保有しています。
また、求人サイトなので自分で求人を探したい人向けです。
派遣会社に登録する方法
ITの派遣の仕事を扱っている派遣会社に登録し、派遣社員として仕事を紹介してもらう方法です。
転職エージェントや転職サイトは主に転職先の企業の求人情報を探すために利用する転職方法ですが、個人で開発の仕事を受けたい場合は派遣会社に登録して仕事を紹介してもらいます。
派遣会社が受けている開発案件が多ければ選べる仕事も多くなりますから、とりあえずいくつかの派遣会社に登録して、その後IT案件が多い派遣会社を中心に求人を探すと良いです。
- リクルートITスタッフィング ※リクルートグループであり抜群の安定感。登録は必須
- エンジニア派遣の「パーソルテクノロジースタッフ」 ※大企業と紹介予定派遣の求人が多い
- リクナビ派遣 ※様々な派遣会社の求人があり日本全国の数万件から選び放題
転職前の準備としてスキルを整理しておく
SEの転職では履歴書の他に、スキルシート(SEの経歴書)が必要になります。
転職エージェント・転職サイト・派遣会社の各社で専用のスキルシートが用意されていますので、そのフォーマットに合わせて記入することになります。
スキルシートはシステムの期間、正式名称、使用言語などかなり細かく記入するので、記入に意外と時間がかかります。
転職の準備として事前に自分のスキルを整理しておくことも重要ですから、フリーフォーマットで自分のSEの経歴を整理しまとめておきましょう。
【参考】SEのスキルシート
転職を成功させるためにも、転職エージェント、転職サイト、派遣会社それぞれのメリットを踏まえつつどちらもうまく活用して転職を成功させましょう。
スキルシートはあなたの選考基準になる重要なものです。自分のスキルをきちんと整理しまとめておきましょう。
女性SEが転職を検討すべきタイミング6選
女性SEが転職を検討するタイミングは様々ですが、何がしたいのかはっきりさせれば転職すべきかどうか判断ができます。
そして、転職先を選ぶ基準に繋がるのです。
前向きな転職をする事を心がけましょう。
そして、自分のキャリアプランとライフプランをよく整理しておくことが転職を考えるうえで重要なポイントになります。
では転職を検討すべきタイミングとはどんなときで、どう行動すべきかを解説します。
女性管理職を目指したいと思ったとき
最近では仕事をする女性が増え、管理職を求る女性も増えてきました。
女性が管理職につける割合は働く女性全体の約10%(医療系を除く)と少ないため、転職での管理職は難しいのが現状です。
企業側としては管理職には長く勤めてもらえることが1つの基準になりますから、女性の結婚出産で退職されたり、仕事を続けても思うように仕事ができなくなることを懸念します。
管理職を目指すのであれば、女性SEのスキルを活かすというより同じ職場で長く勤めて会社に対し信頼を築く事が重要になります。
せっかく今まで続けてきてた会社です。
もう一度、今の職場で管理職が目指せる方法があるか見直してみましょう。
転職を選ぶ場合は、転職先企業の選択で女性管理職を受け入れるかどうか見極める必要があります。
SEのスキルアップをしたいとき
仕事を続けていきたいという女性SEであれば、プロジェクトリーダーを目指したり開発工程やマネージメントの経験を積むなどSEのスキルアップをしたいと考えるのはごく自然な事です。
SEの仕事は技術職のためスキル重視で評価されますので、スキルを上げる事は仕事を続けていく上で必要であり、企業からも求められている事です。
まずは、自分のいる職場・会社に対しスキルアップしたい意向を具体的にPRしましょう。
クライアントと会社間で決まる開発案件の請け方が仕事が一部の工程のみであったり単発の案件ばかり取り扱うなどスキルアップが望めない環境の場合があります。
この場合、転職を選ぶのも良いでしょう。
転職先には、大手企業のシステム開発を検討しましょう。
大手企業の開発は規模が大きく、新しい技術を学ぶ事やチームリーダーとしての活躍する場面もありますので、女性SEとしての仕事の幅も大きくなります。
収入をアップさせたい
収入アップは生活面に直結するため切実であり仕事に対するモチベーションも高まります。
今の会社でこれ以上収入アップが見込めないと思えば、転職という手段を選ぶ女性SEも多いでしょう。
女性SEの平均収入は他の業種に比べて高額です。
自分のSEのスキルが転職先の企業にとって即戦力となるものであれば、収入面の交渉が優位になることもあります。
収入アップの方法として、大手企業のシステム開発と雇用形態の見直しと2つあります。
雇用形態の見直しとは、ITエンジニア専門の派遣会社に登録して派遣社員になって仕事を受けることを言います。
企業にとって必要のないスキルに高い給与を支払う事はありませんから、自分のスキルを必要としている企業を探すことが収入アップさせるポイントです。
どちらもスキル内容でしっかりと評価してくれますので、収入面の大幅にアップに期待ができます。
ライフステージの変化
結婚・出産・育児というライフステージの変化で転職を考える女性SEはたくさんいます。
残業の多いSEの仕事は家庭との両立することが難しく、仕事を続けたい女性SEにとって大きな問題です。
職場によっては家庭の事情を相談することに抵抗を感じ、そのため職場に居づらく思うこともあるでしょう。
女性SEとして仕事を続けるためには職場環境とライフステージの共有が重要となります。
今までのSEのスキルを活かした仕事内容で残業が少ない仕事を前提として転職先を検討しましょう。
IT業界内では社内SEへの転職、異業種への転職は事務・経理がお薦めです。
この転職の場合、各企業の事業内容に合わせた仕事に就くので、SEとしての開発という仕事ではないこと、そして収入面が下がる可能性があることは頭に入れておきましょう。
年齢や体力面から仕事についていけないと感じた
IT業界は常に新しい技術が開発されており、SEは技術を常に取り入れていくことが求められます。
その為、20代では新しい技術を学んですぐに覚えられたことが、30代40代と歳を重ねるごとに覚えるのに時間がかるようになり、新しい技術についていけないと感じる場面がでてきます。
また、SEの仕事は労働時間が比較的長くハードな仕事となるため、女性SEの中には体力的に辛くなってくる方も少なくありません。
この様に年齢や体力面から転職を考える女性SEも多くいます。
年齢や体力面を考慮しながら今まで積み上げた女性SEとしてのスキルを活かすには、社内SEへの転職、異業種の転職を検討してみましょう。
前項と同様に、SEとしての開発という仕事ではないこと、そして収入面が下がる可能性があることは頭に入れておきましょう。
職場環境や仕事内容に対する不満
SEという仕事は男女の区別なく評価され、男性の多い職場は働く女性にとって仕事がしやすい環境といわれています。
しかし、全ての女性SEが働きやすいという訳ではありません。
職場での人間関係が上手くいかなかったり、スキルを上げたくても同じ仕事ばかり与えられたりなど、職場に対する不満が転職のきっかけになる場合があります。
精神的に辛い思いをすることでSEの仕事自体を辞めることを考えてしまう事もあるのではないでしょうか。
職場に対して何が不満なのか、早めに会社に相談して環境の改善を試みることからやってみましょう。
環境の改善が見込めないと判断し転職を選ぶ場合は、スキルアップや収入アップなど、良い転職をするためにも前向きな考え方を1つ取り入れて転職先を検討しましょう。
女性SEの失敗しない転職のまとめ
ここで、これまでに解説した女性SEの転職理由と具体的な転職方法について内容をまとめてみました。
女性SEスキルをのスキルを活かした具体的な転職方法
- 転職エージェントに相談する
- レバテックキャリア ※担当者の熱血サポートが評判になっている(東京、神奈川、埼玉、千葉、大阪、兵庫、京都、福岡)
- マイナビエージェント×IT ※20~30代に転職サポートに強い(首都圏・関西圏)
- 異業種への転職なら
- リクルートエージェント ※ダントツで求人数が多い
- マイナビエージェント ※首都圏・関西圏の20代~30代の転職に強みがある
- パソナキャリア ※女性の転職に力を入れている
- 転職サイトを利用する
- リクナビNEXT ※大企業・中堅企業が多く自分のスキルを活かしてキャリアアップを目指せる
- はたらいく ※リクルート社が運営。地域密着型の中小企業が多く採用までが早い
- とらばーゆ ※リクルート社が運営している女性のための超有名な転職サイト
- 派遣会社に登録する
- リクルートITスタッフィング ※リクルートグループであり抜群の安定感。登録は必須
- エンジニア派遣の「パーソルテクノロジースタッフ」 ※大企業と紹介予定派遣の求人が多い
- リクナビ派遣 ※様々な派遣会社の求人があり日本全国の数万件から選び放題
- それぞれの転職方法のメリットを踏まえて利用する
- 転職前の準備としてスキルを整理しておく
女性SEが転職を検討すべきタイミング6選
- 女性管理職を求める
- SEのスキルアップを求める
- 収入をアップさせたい
- ライフステージの変化
- 年齢や体力面から仕事についていけないと感じた
- 職場環境や仕事内容に対する不満
2016年に女性活躍推進法が施行され、女性にとって働きやすい環境づくりを企業に求められるようになりました。
そして、IT業界のエンジニア不足問題により女性SEが求められ、IT業界では女性が活躍する場が増えてきています。
転職はキャリアプラン、ライフプランで大きなターニングポイントとなります。
働く素敵な女性SEとしての歩みを続け、仕事もプライベートも充実した生活になることを願っています。
なお女性SEの転職先については、以下の記事を参考にして下さい。