転職

なぜ事務への転職は難しいのか?立ちはだかる4つの壁と対処法

事務への転職は難しいと考えて、転職を尻込みしてしまったり、諦めてしまっていませんか?
その原因をしっかり探っていくと解決策が見えてきます。

時には大きく方向転換も必要な場合もあります。
なぜ事務への転職が難しいと感じてしまうのか?

あまり大きな声では言えませんが…過去に事務の転職を何度も経験したことのある私が、事務への転職が難しい理由と対処法について解説します。

【事務への転職が難しい理由】立ちはだかる4つの壁とは?


ここでは、事務への転職活動を始めると、ぶつかりやすいと思われる4つの障壁を挙げてみました。
順番に詳しく見ていきます。

正社員になるのが難しい

あなたは事務の正社員にこだわっていませんか?
以前は当たり前だった正社員が減少し、代わって派遣社員が活躍しています。

私も実際に派遣会社に登録し、派遣社員として働いたことがあります。
ほとんどの派遣会社は登録者に対してしっかりサポートをする体制も整っていますし、必要なスキルを学ぶ場を提供してくれます。

ですから、派遣社員のレベルも高く、なおかつ会社側も人件費を抑えられるので派遣社員に頼る企業が増えているわけです。
こういった状況を理解せず、むやみに正社員にこだわってしまうと、たとえ能力があっても苦戦を強いられます。

しかし裏を返せば、事務への転職では正社員になるのが難しいのであって、他の雇用形態(派遣社員、パート、アルバイト)ならそこまで難しくはないということにもなります。

収入面でも派遣社員の場合、正社員並みに稼げる場合が多いです。
ただ、会社に属していない分、正社員の同僚がいる職場ではちょっとした格差を感じてしまうデメリットがあるんですよね…。

たとえば、ボーナスは派遣社員にとっては無関係ですし、不公平感を感じてしまうものです。
派遣社員にも、正社員になる前提で派遣社員として働くという紹介予定派遣制度といったものもありますが、私の経験上、その制度を利用する企業は極わずかで、狭き門です。

派遣社員になること自体は難しくないので容易に考えがちですが、そういった点を割り切って働く覚悟が必要です。
もし、収入面で問題ないのなら、パートやアルバイトで会社に属して働くほうが、精神面を考えるとおすすめです。

なお派遣会社から事務職を紹介してもらう場合は、以下の大手サイトに登録しておくと良いでしょう。

人気の業種に応募が殺到

事務職で人気の業種とは、主に製造業、情報通信業、金融業、医療などです。
さらに残業が少なく、土日休みであれば応募が殺到し、転職活動を一層難しくします。

もし、可能であるならばあなたの仕事の条件を少し緩められないか考えてみてください。
たとえば、平日休みでもそれはそれでメリットもある!とか、慣れれば残業だって平気かもしれない!など、上手にプラス思考に変換していってみてください

それでも転職活動が難しく、なかなか決まりそうもないときは先ほど申し上げた雇用形態を柔軟に考えたほうがいいです。
私の場合、最初はアルバイト採用から入った経験があります。

特許事務に転職したくて、求人誌を見てもどれも経験者優遇のところばかりでした…
そこで考え方を変えて、パートアルバイトに絞って探すことにしました。

独身だったので生計を立てていくのは大変でしたが、節約しながら頑張った結果…
その頑張りが認められ、一年後には正社員に昇格できました。
こういうこともあるので、人気の業界だからといって諦めるのではなく、あなたの本気度次第では成功できますので是非考えてみてください。

根強い出産・育児の問題

女性にとって本当に難しいのがこの出産や育児の問題です。
今は女性の社会進出が支援される時代になり、以前より働きやすくなったのは事実ですが、出産や育児の時期に仕事を離れなければならないという不安はつきものです。

育児休暇の待遇をしっかり考えてくれているところもあるのですが、そうでない会社のほうが残念ながら多いです。
特に中小企業は一人一人の役割が多岐に渡ることが多く、なおかつ財政面でも厳しいので、女性の出産や育児期間中を支える体制が整っていないのが現状です。

女性に優しい企業は当然転職先として人気となり、あなたが選ばれるのも難しくなります。
あなたが結婚適齢期の場合、会社側も採用に慎重になりますから、さらに難しくなります。

しかし、私の失敗した経験から言えることですが、ここでひるむことなく、転職活動の面接などで、あなたの将来計画をしっかり述べてください。
育児と仕事に対するあなたの考えがしっかりしたものであれば、それに見合った会社がちゃんと現れます

私は結婚適齢期の時期によく考えずに転職をしてしまい、その会社には育児休暇の制度がないということを後で知りました。
「妊娠したら辞めてもらうしかない」と言われてしまったことがあり、また転職せざるを得ない状況に陥ってしまいました。

そうならないためにも、あなたの将来の計画は綿密に行っておいてください。

AIが事務を代行する

事務=パソコンを使用しての業務が当たり前となりました。
パソコンにデータを入力をしたり事務作業をしたりするのは、今までの常識では「人間」でした。

しかし、これからは人間の代わりにAIが仕事をすることが可能となりました。
事実、すでに銀行では事務処理をAIが行うことに成功しているようです。


AIのことは私も今まで無知だったので、実際にこんなに進んでいたとは驚きました!
まだまだすべての会社にAIが導入されるのは時間がかかるので、未来の話ではありますが、遠い未来のことではありません

急にあなたの仕事が無くなるということはないですが、今のうちにこのAIのことは意識していく必要はありますね。

事務への転職が難しいパターン


次に事務への転職が難しい!と思われるパターンを解説していきます。

将来のライフプランが決まっていない

前述したとおり、あなたのライフプラン=将来計画がしっかりしたものでないと、会社側も良い印象は持ちません。
前職から逃げてきただけではないか?とか、転職した後またすぐに辞めてしまうのでは?と疑問を持たれる原因にもなります。

転職する理由は人それぞれ違っていいですし、やむを得ない場合もありますが、説得力のある説明をする必要はあります。
そのときに大切になってくるのがあなたのライフプランです。

たとえその通りにいかないとしても、事務へ転職したいのなら、現時点であなたの具体的な意志表示(結婚の意思や子育てについての考え方)が必要ということです。

年齢を気にしてしまう

事務へ転職するなら20代は大丈夫!とか、30代は難しい等々、ネット上で様々な意見を目にします。
ですが、そうやって年齢を気にしてしまっていること自体が問題です。

若いほうが体力もあるし、伸びしろも十分ありますが、経験豊富な30代40代50代…が重宝されることだってあります。
働き方もどの世代も選択肢が増えていますし、若い年齢の転職は不利になる場合もあります。

難しく感じるのは年齢のせいではなく、あなたの固定観念がそうさせているのです。
境遇も人それぞれなので、若かろうが年齢を重ねていようが適性ややる気に叶うものはないです。

逆に、30代なら30代の年齢をメリットとして捉えて、あなたの経験をどうやって生かして会社に貢献していくのかを示すといいです。
私も30歳の転職のときは多少焦りを感じていましたが、実際の転職活動では年齢は関係なかったです

もし年齢を気にする会社に出会ったら、あなたには縁がない会社だと思えばいいだけです。

事務は安定していると考えている

事務はイメージから安定しているように思われますが、残念ながらそうとは限りません
たしかに毎日の業務のルーティーンは大体決まっているので、コツコツ取り組める環境にあるときは安定しているといえます。

事実、ほぼ定時に上がれる会社も多くはないですが、あります。
ですが、そういった職場に出会うことは稀ですし、中途採用を募集している会社は忙しいところがほとんどです。

事務は誰かのサポートをする仕事なので、時には急ぎの仕事が入ったり臨機応変な対応が必要です。
さらに、状況によっては残業をしたくなくてもせざるを得ないこともあります。

たとえば子育て中のママさんが職場にいる場合、急にそのママさんが休む日もあります。
その日は、あなたが代わりにそのママさんの仕事をやることもあり得ます。

事務は安定していると考えて転職活動をしてしまうのは禁物です。
大事なことは事務に安定を求めるのではなくて、職場の同僚とうまく協力してやっていけるか?とか、あなたがやりがいを感じられるか?が重要ですね。

事務への転職が困難に感じるなら方向転換する


どうにもこうにも転職活動が行き詰まってしまたら、思い切り舵を切ってしまうほうがいいです。
ここからは事務職以外へ方向転換することにも触れていきます。

時代の流れに逆らわない

こうでなくてはいけない!というあなたの強い思い込みが転職を困難にしている可能性もあります。
何か原因があるはずです。

よくあることが、時代の流れに逆行してしまっていること。
会社側の事情を汲み取っていないことです。

会社は時代の流れに敏感です。
利益を生むところにお金をかけます。

事務職というのは、会社にとっては支出の部分ですから、事務にかかる費用は極力抑えたいと思うのは仕方がないです。
そういった会社側の事情を分かった上で、転職活動をしてみてください

相手の立場に立った考え方をすると、結果も変わってきます。
私は何度も転職を経験してきましたが、ちゃんとどこかが拾ってくれるものです。

ただ、譲歩し過ぎてもあなたが苦しくなるだけなので、厳しいのであれば、事務職以外に方向転換したほうがいいです。

転職する仕事の幅を広げてみる

本当にあなたは事務がいいですか?事務員に向いていますか?
ピンチはチャンスとよく言いますが、何も事務職だけが仕事ではありません。

もしあなたの中で事務職以外に少しでも魅力を感じるならば、思い切って他の職種にチャレンジするといいです。
コツコツ地道にやる仕事や人をサポートする仕事が得意ならば、他の仕事にも応用が利く場合があります。

極端に方向転換すると難しいので、事務の延長線上にある仕事はないか?をぜひ探してみてください。
たとえば、営業や販売の仕事では事務で必要な察する能力が活かされますし、お客様の悩みの解決に向けてサポートしていけばいいのです。

さらに、AIの登場により徐々に事務職が淘汰されていくので、営業職へ転職することはその対策にもなりますね。
私自身も事務への転職活動が難航していた時期に、短期で派遣で営業や販売の仕事をしたことがあります。

ノルマが嫌だ!というあなた。
営業は営業でも色々なやり方がありますから、ノルマをそこまで恐れなくても大丈夫です。

私が経験した営業ではきちんと真面目に取り組めば、自然と達成できる位のノルマが設定されていました。
そういうところもありますから、きちんと面接などで会社と確認し合えば意外と大丈夫ですよ!

事務へ転職するのが難しい理由と対処法のまとめ


事務への転職が難しく感じられても、工夫次第で壁を乗り越えることができることをお伝えしてきました。

  • 立ちはだかる4つの壁についての解説と対処方法について
    1. 正社員になるのが難しいこと(派遣が現実的)
    2. 人気のある業界に応募が殺到してしまうこと
    3. 妊娠出産の時期について
    4. 近い将来AIが事務を代行すること
  • 事務への転職が難しいと考えられる3つのパターン
    1. あなたの将来の計画が具体的ではない
    2. 年齢のせいにしてしまう
    3. 事務=安定を求めてしまう
  • 事務へ転職が困難ならば方向転換も吉である
    1. 時代の流れに沿った転職活動をすること
    2. 事務職以外にも恐れず目を向けること

    AIのことにも触れましたが、事務へ転職するのは確かに難しい時代になってきました。
    ですが、そこで落胆するのではなく、考え方を柔軟にすると解決策がみえてきます。

    女性はライフステージが大きく変わることが多いので余計に困難になりますが、時代に逆行しないように対策を練れば大丈夫です!

    なお事務へ転職する際、転職サイトの上手な利用法について、以下の記事で詳しく解説しています。
    どうぞご参考になさってください。

    事務へ転職する時におすすめのエージェントと上手な利用の仕方を解説近頃は、事務職の求人数も減少傾向にあり転職も熾烈な争いになっています。 事務へ転職するためにエージェント選びも大切です。 あなたの熱...
    ABOUT ME
    may
    may
    現在育児真っ最中。駆け出しのフリーランサーです。家庭も大事だけれど、自己実現も大切。ライターとして良い記事が書けけるよう努力しています。得意分野は、対人関係、旅行、食に関すること、英会話です。
    おすすめの記事