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事務へ転職のとき資格は必要か?不動の4大人気資格なら間違いなし!

事務職へ転職したいと考えるなら、気になる資格のこと。
いわゆる一般事務のような事務職の場合、転職の際に資格の有無は特には問われません。

残念ながらキャリアアップとしてもほとんど意味がありません。
しかし転職するあなたの境遇によっては、資格を取得することによって自信につながり、結果として有利になる場合があります!

今あなたはどんな境遇で事務へ転職を考えていますか?
営業から事務へ、あるいは私のように接客業務から事務への転職など様々。

ホテルウーマンから事務へ転職経験のある私が、失敗や後悔した経験を交えて気になる資格についてお伝えしていきます。
あなたが自信をつけるために資格を取っておきたいのであれば、このあとご紹介する不動の4大人気資格なら間違いありませんので参考にして下さいね。

事務へ転職のとき資格は必要か?


資格は必要!と言っている人もいれば、要らない!と言う人もいますね。
同じ転職でも、事務未経験者と実務経験者とでは、重視されるところが違うからです

ここでは事務未経験者と実務経験者を分けて解説していきます。

事務未経験なら資格は取っておいた方がいい

事務未経験の場合、不安を払拭する意味でも、資格は十分味方になってくれます。
大手企業の事務の場合、業務がマニュアル化されていますが、中小企業はそうでない場合が多いです。

皆抱えている仕事が多く、残念ながら手取り足取り教えてくれる上司は少なくなりました。
人員に余裕を持てない会社が多いですから、転職活動でどんなにやる気を見せても未経験だと採用されずらいのが現実です

そこで、敬遠されないように資格の力を借りて少しでも即戦力となれることをアピールするべきです。
たとえば、日商簿記は会社運営についての基礎知識が身に付きますし、秘書検定は職場のコミュニケーション能力やお客様への応対能力が身に付きます。

資格取得は、単に書類選考や面接を突破するためではなく、仕事を本当の意味で理解することにつながっていくのです。
未経験であっても仕事の全体像がイメージしやすくなり、結果仕事が早く覚えられる利点があります

実務経験者の場合は不要か?

では、過去になんらかの事務の経験をしたことがある…というあなたであれば、事務職へ転職する場合、資格は不要なのでしょうか?
結論から言うと、経験者は経験の中身で勝負するべきなので不要です。

私も人生で何度か転職活動をしましたが、資格はあくまで自信をつけるためのステップに過ぎません。
実務経験者は資格にこだわらないほうがいいと感じました。

事務へ転職するとき有利になる資格4選


よく考えてみて、それでも資格を取ろうかな?とお考えのあなたに、転職で有利になる不動の4大人気資格をご紹介します。

日商簿記

日商簿記検定は商工会議所の検定試験で、非常に実用的で多くの企業が取得を推奨しています。
多くの企業がその価値を認めているのですから、取っておいて間違いはないです。

この試験、ちょっと前までは数字が苦手な私には無理だと思っていましたし、経理をやりたいわけではなかったので、無縁だと思っていました。
しかし、実際に受験してみてその良さが分かったんです!

たとえば、経理の人がどんな仕事をしているのかが分かるようになります。
経理との連携の取り方がうまくなったり、勘定項目を意識しながら仕事をするようになったり、決算書が読めるようになったり…数えきれないくらいメリットがありました。

これに合格できると、自分が担当する事務作業がなぜ必要なのかが理解できるようになり、仕事の面白みが増すのでおすすめです
まずは3級で十分です。

なお経理職に必要な簿記3級を通信講座で取得したいあなたは、以下の記事を参考にして下さい。

【無料あり】簿記3級の通信講座の口コミを検証!どれがおすすめ?この記事では簿記3級の通信講座の口コミをご紹介し、良いも悪いも口コミが多かった通信講座について、選び方のポイントや注意点を解説!講座内容はもちろん万一不合格の際の保証制度なども比較検証します。3ヶ月で94点一発合格した体験をもとにお伝えします。...

日商PC、もしくはMOS

日商PCとは、実際の仕事で使うビジネス書類を作成するスキルを学ぶ試験です。
そしてMOS(マイクロソフト オフィス スペシャリスト)とは、Word、Excel、PowerPointなどの機能を熟知し、使いこなし方を学ぶ試験です。

事務の仕事はパソコンのスキル無しでは成り立ちませんので、不得意だと転職では不利になってしまいます。
たとえば上司に、「データを渡すから、明日のプレゼンで使う資料を、急いで作ってほしい!」と言われたらどうしますか?

すぐにパパッと作成できる自信がありますか?
もちろん、経験を重ねないと難しい部分もありますが、基本的なことを知っているのと知らないのとでは仕事の評価に差がつきます。

ただ、注意点があって、会社によっては事務作業でエクセルやワードを全く使わない!なんてところもありますので、せっかく資格を取っても宝の持ち腐れになってしまう可能性もあります

私もだいぶ昔にMOSを取得しましたが、1回目の転職先では使わずほとんど忘れてしまいました。
2回目の転職先ではエクセルやパワーポイントを使う業務があり、瞬時に対応できずに悔しい思いをしたことがあります。

しかし、思い出せばすぐに使いこなせるので、損はないです。
パソコンのソフトを使いこなす自信をつけたいのならおすすめです。

なお事務職に必要なMOSの資格については、以下の記事をご覧ください。

事務の資格にMOSが必要な理由や取得後のキャリアプランを解説「事務職に就きたいんだけど、MOSの資格って持ってる方がいいのかな?」 事務職を検討しているあなたは、そんな疑問をお持ちではないでしょ...

秘書検定

秘書検定は文部科学省が後援しているビジネスマナーを身に付ける資格試験です。
秘書でなくとも、事務員を目指すならとても役に立つ内容です。

私が勉強しておいて良かった!と感じることは、電話応対です。
事務員=電話応対が基本ですから、言葉使いは本当に気をつけなければなりません。

たとえば、私の場合転職して間もない時でも、さっと電話を取り正しい謙譲語や丁寧語を使いながら応対できました。
これは経験と秘書検定で色々学んだおかげです。

相手に伝わる伝言メモの書き方などを学んだこともとても役に立ちました。
もちろん分からない事はインターネットで調べれば答えが出てきますが、事務は基本サポートをする仕事なので中にはスピードを求められたり、とっさの機転が必要なときもあります

そういったときに、力を発揮できるのがこの資格のいいところです。
なお秘書検定2級におすすめのテキストについて、以下の記事で詳しく解説しています。
どうぞご参考になさってください。

【転職に有利】秘書検定2級に1発合格したテキスト2選をご紹介私は『秘書検定2級を持っている』と言う理由で、転職時の選考を通過した経験があります。 そのことから、秘書検定2級は就・転職活動で有利になる資格と言えます。 今回は秘書検定2級に合格するためにおすすめのテキストをご紹介します。 私は独学で秘書検定2級に1発合格しました。 現在、事務職として働く私がイチオシのテキストを解説します。...

TOEIC

英語の実力を測る試験で、スコアで評価されます。
貿易事務などの英文事務へ転職したい場合は、TOEICは重要です。

ここ最近英語を使用する会社も増えてきていますから、少なくともスコア700点以上は欲しいです。
たとえばアパレル業界でも事務では海外とのやり取りが必須となっているところが多く、「TOEIC700~800点位のビジネス英語力をお持ちの方募集!」などの求人をよく目にします。

英語が元々得意だった過去があるあなたなら、計画的に毎日勉強すれば2~3ヶ月でスコア600~700点は取得できるはずです。
しかし、英語が苦手なあなたの場合、英語力が身につくのには少々時間がかかってしまうので、転職活動中の受験はおすすめできません。

ただ、英文事務は大変人気で、応募する人はTOEICスコアが高い人が多いです。
つまり英語力だけでなく、+αを求められているんですね。

私も860点を取ったことがありますが、転職活動で見事に落とされてばかりでした。
TOEICで高めのスコアを取得するだけでなく、その業界に合った他の資格や経験もあったほうがいいです

なお貿易事務や英文事務へ転職する際に、TOEIC800点が有利な理由は以下の記事をご覧になってください。

TOEIC800点が転職に有利な理由とは?【私が成しえた転職先】「TOEIC何点持ってる?」 「800点あるよ」 大抵、そう答えた時に返ってくる返事は「すごい」ですよね。 では転職をする際、...

転職時に資格を取ってもキャリアアップの保証は無い!?


残念なことに、資格は転職時には有利にはなる可能性がありますが、転職後の将来のキャリアアップの保証はありません。
資格は無いよりはあった方がいいかもね?位です

そもそも事務自体、会社側からすると「コスト」になりますから、キャリアアップに限界があるのは仕方がないといえます。
私自身もそういった壁にぶち当たり、やりがいを感じられなくなってしまった時期がありました。

そこで私が考えたのが、事務でも特許事務という特殊な事務職にチャレンジすることでした。
ちなみに特許事務への転職は英語力が必要な場合が多いですが、資格は特には問われません。

このように事務といえども様々な事務がありますので、新たな活路を探すのも一つの手段です。

事務未経験からの私の転職事情


ここで私の身の上話を少し話します。
私は社会人になって間もない頃、ホテルの宴会場スタッフとして働いていました。

つまり接客業でした。
その後すぐに腰を壊してしまい、挫折を経験しました。

慌てて事務職へ転職活動をしましたが、未経験で何も準備も整っていない状態だったので本当に大変でした。
恥ずかしながら、その当時は事務というイメージは、座って仕事できるし誰でもできる簡単な仕事だろうという風に思っていましたから。

ホテルでの仕事は体力勝負だったこともあり、とにかく楽そうに見えて仕方がなかったんです。
なんとか事務へ転職できたものの、転職後は地獄そのもの。

ミスも多く、失敗ばかりで毎日叱られっぱなしでした。
私を指導してくださった上司にはかなりの負担をかけてしまいました。

私が事務の右も左も分からない新人だったのですから、周りは物凄く大変だったはずです。
事務は事務作業をしていればよいというわけではなく、人を支える仕事で人と関わることは避けられません。

何も知らない、分からない!という状態では、職場のみなさんに多大な迷惑がかかることになります。
プロとして自発的に即戦力にならなければなりません

私はそれが分かっていませんでした。
事務未経験者でも事務へ転職できたのですから、資格は無くても大丈夫ということにはなりますが…

今思えば、前もって取れる資格は取っておけば結果は違ったな…という後悔はあります。
転職後のあなたを取り巻く環境にもぜひ思いを巡らせてくださいね。

ご参考になれば幸いです。

「事務へ転職のとき資格は必要か」まとめ

事務へ転職するあなたへ4つの資格の解説と、本当に資格取得が有利になるのか?私の経験と失敗談を添えてお伝えしました。

  1. 事務へ転職する場合、あなたの境遇によっては資格を取得したほうが良い
  2. 有利になる資格4選
    • 日商簿記
    • 日商PC、もしくはMOS
    • 秘書検定
    • TOEIC
  3. 転職時に資格を取ってもキャリアアップになる保証は無い
  4. 事務未経験からの私は転職できたが資格を取っておくべきだった

事務に限って言えば、転職活動において資格はそれほど重要視されません。
取得すると有利かどうか?というよりも、あなたにとって必要か否かで判断するといいですね。

資格云々ではなく、事務員としてあらゆる技術を磨くことは、転職後の職場の皆さんから感謝されるので努力は必要です。

なお転職の際に利用する転職エージェントについては、以下の記事を参考にして下さい。

事務へ転職する時におすすめのエージェントと上手な利用の仕方を解説事務は人気の職種なため、転職も熾烈な争いになっています。 そこで事務へ転職するためにエージェントを利用するのも1つの方法です。 ...
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現在育児真っ最中。駆け出しのフリーランサーです。家庭も大事だけれど、自己実現も大切。ライターとして良い記事が書けけるよう努力しています。得意分野は、対人関係、旅行、食に関すること、英会話です。
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