看護師は手ぶらのように見えて、意外と身に着けているものは多くあります。
その持っている多くのアイテムは仕事の上では欠かせません。
私は看護師8年ですが、1年目の時から持っているものがほとんどです。
そして仕事の時の、私だけの「必需品」もあります。
これを持っていれば安心というアイテムを教えて欲しいです!
そんな疑問をお持ちのことでしょう。
そこで今回は「看護師の必需品」をマストアイテムから自分専用のものまで一挙にご紹介し解説いたします。
看護師の必需品マスト8選
看護師なら必ず持っていたほうがいい必需品があります。
働く場所や内容によっては変わってきますが、看護師にとっては基本的なアイテムです。
仕事の時に困らないよう、これらを押さえておけば安心ですよ。
聴診器
聴診器は一日何度も登場する必需品です。
- 呼吸(肺)の状態の確認
- 腹部の蠕動運動の確認
- 血圧測定
バイタル測定の時はもちろん、緊急の時にさっと出せたほうがすぐに状態を把握することができます。
病棟やクリニックに常備していることがあります。
しかし、自分の聴診器を持っていたほうが他の人に気兼ねなく使えます。
私は看護学校で購入した聴診器を今でも使っています。
ペンライト
ペンライトは病棟によっては活躍頻度は少ないかもしれませんが、欠かせない必需品です。
- 意識状態を見る時に瞳孔径や縮瞳の確認
- 見えにくい部分を照らして確認
私は瞳孔径の大きさがわかるペンライトを使っています。
これを瞳孔に近づけて観察すれば、わかりやすいですよね。
突然患者さんが意識消失した時に持っていないと困ります。
急な対応ができるよういつでも準備しておきたいですね。
秒針付き時計
秒針付き時計は点滴の滴下や呼吸、脈拍の状態を見る時などに役立ちます。
胸から下げるタイプ、チェーンでポケットから出せるタイプを選択!
腕時計もいいですが、作業中に不潔になったり、患者さんにぶつかることもあります。
手の周りが清潔に保てるように他の場所に装着することをお勧めします。
医療用はさみ
はさみは処置用テープを切ったり、ストーマの形を合わせる時など、出番の多い必需品です。
- 先が丸い、またはカバーしてあるタイプを選択
- チェーンを使用
はさみは患者さんの皮膚の近くで扱うことが多いため、傷つけることがないよう配慮が必要です。
また、なくすことも多いためチェーンでつないでいると安心です。
ペン・マジック
ペンはないと仕事にならないまさに必需品です。
- 好きな感触、書きやすいペンなど自分のお気に入りペンを選択
- マジックはノック式を選択
ペンは自分の好きなペンを探してみると書くのが楽しくなります。
意外とペンの書きにくさが仕事中の小さなストレスになることがあります。
また、キャラクターのついているペンだと話のきっかけになることもあります。
小さなことですが、こだわることによって仕事を円滑にしてくれるアイテムでもあります。
マジックペンは患者さんの名前を書いたり、マーキングの時に使用します。
よくキャップが取れて白衣に黒い染みができてしまうのは、看護師あるあるです。
最近ではノック式が出ていますので、私はそちらを愛用しています。
今は染みの心配はありません。
メモ帳
メモ帳は仕事で覚えておきたいとき、患者さんの情報などよく登場します。
私は普通のノートが好みですが、切り離せるリング式も便利です。
立ちながらメモをすることが多いため、持ちやすく、自分が書きやすいノートを選択することが大切です。
電卓
電卓は滴下数の計算などで使うことが多いです。
点滴の指示を出され、すぐに計算ができればストレスなくスムーズに仕事ができます。
仕事はたくさんあるので、このような便利アイテムを使って時短をする工夫も必要です。
収納ケース
収納ケースはこれらの小さな必需品たちをまとめる「家」になります。
収納ケースは腰につけたり、首から下げたり様々です。
私は腰につけておくほうが、下がってくることもなく動きやすく感じました。
【看護師の必需品】自分専用アイテム
基本的な必需品に加え、さらに仕事を効率的にするためのアイテムをご紹介します。
アルコール消毒
アルコール消毒は各病室に常備されていますが、自分のミニアルコール消毒を持っていると便利です。
たて続けに処置をするときや近くに消毒がない時に持っているとすぐに次の作業に移ることができます。
付箋
私はよく付箋を使います。
同僚や医師になにか頼むときに口頭以外に付箋を渡します。
そうすると忘れられることなく、頼みごとをやってくれます。
また、患者さんにメッセージを送ったこともあります。
患者さんに付箋を渡すときは、かわいい付箋を使うとお互いに気分があがります。
個人情報が入っている需要事項は書かないこと!
付箋ははがれる可能性もあるため、そのような内容には注意しましょう。
印鑑
自分が書いた記録などに印として印鑑を押しています。
以前は手書きで名前を書いていましたが、印鑑を購入してからはとても楽です。
先ほどの付箋にもメモを書いたとき誰かわかるように印鑑を押すようにしています。
意外と使う場面が多いため、重宝しています。
カンペメモ
カンペメモは若い看護師さんはもっていることが多いのではないでしょうか。
私は意識レベルのスケールや褥瘡、熱傷の程度、血液検査の正常値などのカンペメモを持っていました。
カンペメモは全部は覚えられないが、持っていないと困る内容をメモに書いたものです。
最近は看護師の本の中に付録としてついてくることもあります。
毎回見ながら確認することで、徐々に見なくても覚えられるようになっていきます。
ぜひ自分専用のカンペメモを作成してみてください。
処置グッズ
処置グッズは処置でよく使うグッズをいくつか常備しておくことです。
例えば、採血の時に使うアルコール綿、処置に使うときのテープなどです。
とっさに必要になった時ナースステーションまで取りに帰るのは大変です。
そのため、私はよく使う小さなものを収納ケースに常備していました。
小さなことですがすぐに対応することができるため、他の仕事を忘れることもありません。
【看護師の必需品】自分ケアアイテム
看護師の仕事は肉体労働です。
患者さんの世話はしますが、自分のケアは意外としないです。
気付いたらボロボロに…となる前に、日ごろから自分を大切にすることも心がけていきたいですね。
ハンドクリーム
手洗い、アルコール消毒の繰り返しをしているため、手荒れや手の乾燥はよくあります。
まめにできないときは昼休憩に入る前などにつけるのもいいかもしれません。
ハンドクリームは香りが強いものよりはシンプルなものをお勧めします。
着圧ソックス
足のむくみは午後になると顕著に現れます。
帰りの靴がぎゅうぎゅうで痛いということもしばしばあります。
着圧ソックスはひざ下タイプを履くだけでも違います。
足がだるくて作業効率が落ちてくるのであれば、ソックスを履いて軽い状態で仕事をしてみてください。
看護師の必需品まとめ
これらの物品を見て持ち物が多いなと感じたのではないでしょうか。
そうなんです。看護師の持ち物は正直多いんです。
しかし必要なものが多いほどよりコンパクトに、より多機能のものを選ぶことをお勧めします。
またできるだけ動きが少なくなるように、いつも使うものは身に着けておく工夫も必要です。
なんとなく持つのではなく、働いているときのことを考えて持ち物を選ぶことが大切です。
- 必ず持っておいたほうがいい8つの看護師必須アイテム
- 自分の好きなお気に入りの必需品をもつこと
- 作業がしやすいように手の周りにはモノを身に着けないこと
- 緊急時に使用するものは常に身に着けておくこと
- 効率的な仕事ができる自分専用アイテム
- よく使うものは身に着けておくこと
- 時短を考えて身に着けるものを選択すること
- これがあると快適!自分ケアアイテム
- 自分が快適に働けるよう自分のケアもすること
働く場所によっても必需品は変わってきます。
ぜひ自分専用の持ち物セットを作ってみてください。
実際私は一つでも欠けると、その日調子が出ない気がします。
それぐらい必需品は私たちの仕事のパートナーとして存在しているのです。
自分の仕事がより楽しくなるように、より働きやすくなるように、必需品を選んでみてください。
きっと素敵な相棒たちになることでしょう。