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保育士が社会福祉士資格を取る方法を解説【メリットは3つある】

保育士の資格を持っている人は全国で120万人いると言われています。
しかし、実際に保育士として働く人は 約40万人と非常に少ないのが現状です。

一度は保育士として保育園や養護施設などで働いていたという方もいますが、退職理由の多くは「結婚・出産」となっています。
実際に生活が変わると、なかなか保育士として勤め続けるのは難しいのが現状です。

そんな保育士業界の中で、今注目を集めている資格が「社会福祉士
この記事では、保育士が社会福祉士資格を取る方法とそのメリットについて書いていきます。

社会福祉士と保育士の両方の資格を持つ私がお伝えします。

保育士が社会福祉士になる方法

社会福祉士を取得しようと意気込んだのの、実際どうするでばいいのかわからない。

そう戸惑うのはあなただけではありません^^
他の資格と同じで、申し込んで試験を受けに行くことは変わりません。
しかし社会福祉士の場合は、まず受験資格を得る必要があります。

受験資格を得るにはいくつかの方法があります。
あなたにおすすめの方法について解説していきますね。

保育士を退職して専門学校へ


(出典:社会福祉振興・試験センターホームページ)

社会福祉士を取得するには上記の図の方法があります。

今は民間の保育園で働いているけど、それは受験資格として認められるの?

表からはややわかりにくいですが、公立や私立問わず、「〇〇保育園」「△△保育所」など所謂普通の日中の保育園は実務経験として認められません。

専門学校などには行かずに受験資格がほしいんだけどどうすればいいの?

学校に行かずに受験資格を得るには相談援助経験を最低4年、その後養成学校で1年以上学ぶ必要があります。

しかし、資格がない状態で相談援助者として雇ってもらえる事はなかなかないのであまり現実的ではありません。

現在保育園で働いている保育士の場合、専門学校や短大を卒業された方も多いのが現状です。
また、社会福祉士取得には18科目124単位が必要になります。

最短で社会福祉士を取得するには単位を取るために保育園を退職し、社会福祉士養成学校に入学する方がベストだと言えます。
卒業した学校によっては単位を引き継げるので、場合によっては実習などを免除してもらえることもあります。

通信教育で必須科目を履修する

保育士として働いているけど、保育園じゃない場合はどうなるの?

お勤め先によっては認めてもらえるケースがあります!

現在保育士として働いていたとしても、児童養護施設などで働いている場合は実務経験として認められるケースがあります

法律用語でいうと、児童福祉施設と呼ばれるところです。

正規雇用されている場合は、保育士として働きながら子どもの処遇についての相談を受け持っているので実務経験として概ね認められます。

こういった場合は通信教育で必須科目を受講するのがベストと言えます。
実習も免除され1年ほど受験所得が可能なんです!

勤めながらは大変なことも多いですが、実習がないのは助かりますね。

保育士が社会福祉士を持つメリット

社会福祉士をもつとどんなメリットがあるのかいまいちよくわからない。

このように、社会福祉士を持つことでどんなメリットがあるのか、知っているようで知らないという方も多いのが現状です。

あなたもただ何となく持っていた方が良いと聞いたからという理由だけでは、なかなか受験のための行動をする事は難しいですよね。

社会福祉士を持つことのメリットについて1つずつご説明しますね。

仕事の選択肢も広がり、資格手当がつく場合も

育園で保育士として勤務するのももちろん素晴らしいことです。
しかし、結婚や出産を経験して職場復帰しにくいのも事実としてあります。

その理由の1つが労働時間や労働環境です。
最近は延長保育がある保育園が増え、勤務時間が長くなったり、変則的な勤務時間を強いられることが多くなっています。

自分に子どもがいるとなるとなかなか働き続けるのは難しいですよね。
転職をすることを考えても、保育士の資格だけではなかなか選択の幅が広がりません。

しかし社会福祉士資格を持っていると求人の数は大幅に増えるんです!
求人が多くなるほど労働時間や労働環境も自分で自由に選べますね。

違う分野の仕事にもチャレンジできる

社会福祉士を持つと、保育士とは違って子ども関係以外の福祉の分野の仕事にもチャレンジできます。

例えば老人福祉の分野などもそうですし、DV被害を受けた女性への支援なども増えています。
福祉も分野がどんどん広がっている状況ですので、社会福祉士を取得することでどんどんあなた自身のキャリアの幅も広がっていくこと間違いなしです!

子どもに関わる仕事でも、幅が広がる

同じ子ども関係の中でも広がりが出て、保育士の資格だけでは挑戦できなかった仕事も選べるようになります。
例えば、障がいを持っている子どもに特化した施設や、ひとり親家庭の子どもに向けた支援など、少子化と言えども子どもの支援の幅は広がっています。

他にも、児童相談所や児童福祉施設での相談員として採用してもらえるようになり、子どもに関わりながら仕事をしていくことも可能です。

幅広い知識を得ることでキャリアアップにも有利

児童福祉施設にお勤めの方の場合、保育士としての業務だけでなく相談業務も任されるようになることも多くなります。

私の知人の保育士の方で、過去に社会福祉法人が運営する保育園にお勤めでしたが、社会福祉士を受験するために退職した方がいました。

でも退職理由をその法人理事長に説明し、同じ社会福祉法人の別の事業所などに再雇用してもらえ、さらには管理職としてより良い待遇を受けたという人もいます。

他にも資格取得のために長期休暇を取らせてもらえるというところもあるようです。

特に公立保育園にお勤めの場合、採用年数などにもよりますが、市役所の子育て支援室の相談員として配属してもらえるチャンスも増えます。

相談員として勤務できるようになれば、児童福祉施設であっても市役所であっても変則勤務に悩まされることもなく、残業も少なくなりますね。

任される業務の幅が広がることで、資格だけでなく自分が経験してきたことを最大限活かせるというのは、何よりもやりがいを感じられるものです。

保育士が社会福祉士になる方法まとめ

保育士として働きながら、社会福祉士を取得したいと考えているあなたは、仕事に真剣に向き合ってこられた立派な方だと私は思っています。

社会福祉士の受験は決して簡単ではありません。
でもそんな意識の高いあなたにこそ、ぜひ色んなチャンスを手にしてもっと活躍してほしいです。

  1. 保育士が社会福祉士になる方法
    • 保育園を退職し、社会福祉士養成学校に入学
    • 実務経験として認められる職場の場合は通信教育
  2. 社会福祉士になるメリット
    • 仕事の幅が広がる
    • 資格手当がつく
    • 労働環境の改善

保育士が社会福祉士になること仕事を選べる幅も増えるようになることで、保育士として働くだけでは得られなかった経験をすることも可能になります。

勤め方も選べるようになることで労働環境も改善されますし、おまけに収入もアップするというのは非常に大きなメリットですよね。

社会福祉士になることで、今まで保育士として勤めてきた素晴らしい経験をもっと生かせることもでき、仕事へのやりがや満足感が大幅に変わります。

受験資格を得るためのスクーリングなど、簡単ではない部分もありますが、社会福祉士になった後での人生の充実感が大きく変わってくること間違いなしです!

なお、保育士から転職したいときの職場を以下の記事でご紹介しています。
どうぞご参考になさって下さい。

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ルルちゃん
社会福祉士と保育士の両方の資格を持つ子育て相談のスペシャリスト。 関西の公立大学卒業後、市役所に入庁。 関西で一番の福祉の街で障がいを持つ子どもの支援やひとり親家庭の相談を経験した後、児童相談所で配属異動。 相談依頼は年間述べ5000件以上を担当。 コーチング技術も自主的に学び、相談者が次々と口コミを広げ、担当地域以外からのオファーが来るほどになる。 こういった仕事を通して、”母親となる女性が幸せに過ごすことが子どもの幸せと直結する”ということに気づき、現在は女性が自信を持って生きられるようになるライフスタイルコーチとして活躍。 その他にも、子どもに携わる仕事をしていく人向けのキャリア相談なども行っている。
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