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看護師に英語が必要な理由4つ|キャリアアップに英語は不可欠です

現在は街でも外国人が増え、英語に触れる機会も多くなりました。
医療業界でも外国人患者様が増えたり、外国の治療を取り入れたりと様々な変化が見られます。
そしてこの変化に対応するためにも、看護師も英語を必要とされる場面が多くなってきています。

看護師が英語を使うときってどんな場面?

看護師に必要な英語力って、どれくらいのレベルなんだろう。。

あなたもそんな疑問や不安を抱えていませんか?
そこで今回はこれからの看護師に英語が必要な理由を4つ取り上げ解説いたします。

看護師9年目、海外ボランティア経験を持つ私がお伝えします。

看護師が英語を必要だと感じるとき

9年の看護師人生の中で、英語を必要とした場面は多くありました。
「もっと英語ができたら・・・。」と感じたことは何度もあります。
そこで私が英語が必要だと感じた場面についてご紹介していきます。

外国人患者様への対応

日本は現在在留外国人が急増していると聞きます。
在留外国人は2019年6月時点で282万人(日本総人口の2.24%)で、街中で外国人を多く見かけるようになりました。(参考:法務省在留外国人統計

もちろん病院にも受診に来られます。
先生の診察だけで終わればいいのですが、問題は検査をするときです。

最初は「採血をします。」をなんていったらいいかわかりませんでした。
注射のジェスチャーと「blood…blood」なんて言いながら、なんとか理解してもらいました。

私達も外国の病院に行くときは緊張しますよね。
外国人の方も説明もわからないまま検査をするのは、本当に不安だと思います。
不安を緩和させる一言をサラッと言えたらかっこいいと思いませんか。

論文

看護論文などを書くときに参考として、英語の論文を読むこともあります。
英語の論文には新しい研究や発見があり、読んでおくとより広い知識を得ることができます。

以前医師から新しい治療を取り入れるから英語の資料を読んでおくように言われたことがありました。
何百枚もの資料を渡され、一生かかっても読めないと絶望しました。

当時日常英会話もやっとなのに、医療英語などわかるはずがありません。
しかし、実際医療の現場では略称で読んでいるものは英語なのです。

もし医療英語がわかるようになったら、略語などもただのアルファベットの羅列ではなくなります。そして、医療の本がより読みやすくなり、理解を深めることができます。

海外ボランティア

「病院勤務に疲れたので、海外でボランティアしてきます。」
こんな看護師さんが最近増加しています。
日本の看護師も世界で活躍できる時代となりました。

私も病院勤務で疲れて海外ボランティアへ行った一人です。
実際行ってみるとコミュニケーション能力のなさがよくわかりました。

そこでは今まで当たり前だったことが当たり前ではなくなります。
日本では学べないことが学べる場なのです。

私はこの経験で日本の医療の発展には、海外の医療や日常をみることも必要なのだと確信しました。

看護師に必要とされる英語のレベル

看護師に必要とされる英語レベル、働いている場所や内容によって異なってきます。

  • 高レベル:ツアーナース、空港ナース、国際看護師
  • 低~中:病院、美容外科、企業看護師、トラベルクリニック

高レベルの方は医療英語が理解でき、コミュニケーションがスムーズにできます。
TOEICでは700点以上のレベルです。

しかし、たまに外国人の対応がある程度であれば、TOEIC500~600点程度で十分です。
症状を聞くぐらいであれば、日常英会話で十分コミュニケーションがとれます。

英語が話せる看護師はまだ少ないので、今現在はそこまでの英語力は求められていません。
それだけに英語ができるだけでも給料が上がることもあります。

今後持っていて損はないスキルに間違いありません!
もし勉強されるのであれば、「話す」英語の力を測るTOEIC SWの勉強が有益です。
以下の記事で詳しく解説していますので、どうぞご覧になってみてください。

TOEIC SWで目標スコア必達の勉強法5選【350点の私が解説】TOEIC Speaking and Writing tests(以下TOEIC SW)の受験に興味がある、または会社から受けるように言...

これから先の看護師は英語が必要

正直英語ができなくても看護師はやっていけます。
しかし英語が話せることで自分の可能性が広がりますし、看護師のキャリアアップには不可欠と言っても過言ではありません。

ここでは今後看護師も英語が必要になってくる理由を解説いたします。

外国人患者様とのコミュニケーション

日本を訪れる外国人の方は確実に年々増えてきています。

外国人の患者様が日本の病院に行くことは本当に勇気のいることです。
行きづらい雰囲気を作らず、気軽に受診ができる環境づくりが必要です。

そこで外国人の患者様が来た時の英語対応のステップをお教えします。

  1. まずは「Hello」を必ず言う。
  2. 「Thank you」「Please take care!(お大事にしてください)」の短い言葉をかける。
  3. 知っている単語やジェスチャー、絵で伝えてみる。
  4. 慣れてきたらよく出てくる単語の意味や場面で使うフレーズを覚えて、とにかくアウトプットする

外国人の患者様が入ってくると自然と間に壁を作っていませんか?
その壁を作らないようにするにはまずは挨拶です。

外国人に限らず、人と人とのコミュニケーションは挨拶から始まります。
挨拶だけ必ずしようと決めれば、気が楽ですよね。

慣れてきたらぜひよく使うフレーズを覚えてみてください。
そして何度も使います。
何度も言ううちに自然と話せているはずです。

ぜひ実践してみてください。

広い視野からの知識の向上

日本の医療は日々素晴らしい発展を遂げています。
しかし、今後さらに発展させていくには新しい知識の習得が必要です。

それは医師だけの話ではありません。
医療は多職種の協力で成り立っています。
看護師も幅広い視野で勉強することによって、より質の高い看護を提供できるようになります。

ぜひ怖がらずに外国からの知識を積極的に取り入れるようにしましょう。

しかし、いきなり英語の資料を読んだり、聞いたりするのは大変ですよね。
私が医療英語や海外からの知識を身に着けた方法をご紹介します。

  • 海外の医療ドラマをみる(おすすめはグレイズアナトミー)
  • そのドラマの好きなキャラクターになりきって話す
  • 何度も出てきている医療単語を書き留めておく
  • YouTubeで医療に関する動画を見る
  • わかりやすい内容のTEDを聞いてみる

ぜひ自分が日本語で理解できる分野を勉強してください。
覚えた医療単語は仕事中の自分のメモで使うようにすると、自然に覚えられます。

グレイズアナトミーのDVDを繰り返し見ていると、医療現場のどんな場面でどんな英会話をすればよいか自然と身につくのでおすすめです。

海外ボランティアに挑戦

同じ場所で長く働くことも素晴らしいことです。
しかし他の場所を見ることは、より看護師として人間として成長できるいい機会です。
帰国後、再度日本で看護師として働いてみると以前と違った視点で見ることができます。

私が現地で学べたことは、コミュニケーションは言語だけではないということです。
ジェスチャーや相手に触る、寄り添ったりすることも相手を安心させる行動となります。

また価値観が異なり、資源の大切さ、幸せの考え方など改めて考えさせられました。

体験は一番の学びとなります。
ぜひ人生一度きりなので、行ってみることをお勧めします。

海外ボランティアへ行く方法はいくつかあります。

  • 青年海外協力隊
  • 国境なき医師団などの国際NGO
  • 国際NPO

完全自費のところもあれば、給料が出るところもあります。
私は国際NGO団体を利用し自腹で行き、半年で使ったお金は50万円程度でした。
経験などの条件もありますので、自分に合った団体を利用してみてください。

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痛くてもがまんできるよ! . 国境なき医師団(MSF)の診療所に来ていた6歳の女の子が、スタッフに大きな笑顔を見せてくれました。 . 女の子は、紛争の続くアフガニスタンから安全な暮らしを求めて、命からがらギリシャに逃れてきました。身を寄せているのはレスボス島のモリア難民キャンプです。しかしここでの生活も過酷で、熱湯をかぶって足にやけどを負ってしまいました。 . もともと3000人を収容するために作られたキャンプですが、いまや2万人が暮らしています。それでも欧州諸国が難民・移民の受け入れに難色を示しているため、人びとはこの過密した不衛生なキャンプに留まらざるを得ません。 . MSFは人びとを心身両面から支えるとともに、欧州諸国に問題の解決を訴えています。 ————————————- ギリシャの活動ニュースは公式サイトから。プロフィールのURLリンクからどうぞ→@msf_japan . ————————————– © Anna Pantelia/MSF #国境なき医師団 #MSF #ギリシャ #島 #レスボス島 #ヨーロッパ #やけど #痛くない #元気になる #photooftheday #笑顔 #スマイル #写真部 #写真好きな人と繋がりたい

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国際看護師を目指す

日本の病院でなんとなく働いて看護師を終えるのは非常にもったいないことです。

  • 英語を使った仕事がしたい
  • 自分のキャリアにつなげたい
  • 新しい文化に触れたい
  • 他の医療をみてみたい
  • 何かに挑戦したい

日々このようなことを考えている方は国際看護師に挑戦してみてはいかがでしょうか。
新しい環境で自分を試してみるのも、自分の成長につながります。

国際看護師になるにはその国で看護師として働くための許可をもらう必要があります
国ごとに方法は異なります。(参考:日本看護協会海外の看護事情

日本で看護師免許を持っていれば、試験を受けたら許可を貰えるところもあります。
実際私はイギリス看護師資格取得の勉強中です。

また、もう少しステップを踏んでからという方は看護留学やワーキングホリデーという方法もあります。
現地の医療体制や看護ケアを勉強しに行くのも、今後のキャリアアップにつながりますよ。

看護師に英語が必要な理由のまとめ


私は看護師ですが、何かを専門にしているわけでもありません。
普通の平凡な看護師です。
看護師として普通のことしかできない私は、自分に自信が持てませんでした。

しかしもともと習っていた英語を外国人患者様に話したとき、他の人にはできない自分の強みだと感じました。
英語ができることで、看護師としての可能性が広がることに気付いたのです。
以下に記事の内容を簡単にまとめます。

まとめ
  1. 看護師が英語が必要と感じるとき
    • 外国人患者様の対応ができないとき。
    • 英語の資料から知識を得たいとき。
    • 海外ボランティアへ行ったとき。
  2. 看護師に必要な英語レベル
    • 日常英会話ができれば十分
  3. これから先の看護師は英語が必要
    • 外国人患者様とのコミュニケーションはまずは挨拶をする。
    • 英語で新しい知識を得るには自分が楽しめるツールを使う。
    • 海外ボランティアは看護スキル以外にも深く学べるチャンスになる。
    • 国際看護師になって、世界で自分を試す。

グローバル化が進むこの時代、英語は今後確実に必要になってくるスキルです。
私達はその変化に順応していかなければなりません。

日本にはまだまだ英語の話せる看護師は少ないです。
外国人患者さんに対して不自由な思いをさせることはよくあります。
もっと外国人の方が気軽に相談できるような社会が実現できればと思っています。

ぜひ英語を学んで、新しい風をとりこんでみませんか。
きっと広い視野をもった看護師になれるはずです。

なお看護師に必要な英語力とは別に、普段の業務のなかでの必需品について以下の記事にまとめました。
ぜひチェックしてみて下さい。

【看護師の必需品15選】マストアイテムから自分専用までご紹介看護師1年目ですがどんな必需品を持っていればいいの? これを持っていれば安心というアイテムを教えて欲しいです! そんな疑問をお持ちのことでしょう。 そこで今回は「看護師の必需品」をマストアイテムから自分専用のものまで一挙にご紹介し解説いたします。 看護師歴8年の私が今までの経験を踏まえて、現場で役に立つグッズを紹介します!...
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職業看護師+自由人。最近の趣味はスポーツ観戦、家で夫と料理を作ってプチピクニック、犬と遊ぶことにはまり中。イギリス人夫と英国の田舎へ移住。イギリスでも健康関連の仕事を探し中。将来は世界の貧困や教育に関われる仕事につけたらと大きな夢だけ持ってます!
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