「パーソナルトレーナーの知識が欲しい」
「パーソナルトレーナーとしてもっと成長したい」
今そう思っているあなた、素晴らしい心意気です。
パーソナルトレーナーの知識はその多くが本を読んで学んだものです。
パーソナルトレーナーになるため、或いはパーソナルトレーナーとしてより成長するため、あなたも本をたくさん読んで勉強しましょう。
ですが、パーソナルトレーナーの仕事に関わる本を探すあなたも、こんな疑問をお持ちなのではないでしょうか。
それでは、パーソナルトレーナーに必要な知識をつけるには、どんな本を選んだらいいのでしょうか。
今回はパーソナルトレーナーの勉強に適した本を6冊取り上げ解説します。
是非、参考にしてください。
パーソナルトレーナーに必要な基礎知識を学べる本
実は、パーソナルトレーナーになるための基礎知識は非常に多いんです。
分野でいうと、解剖学、スポーツ生理学、生化学、公衆衛生学の知識がベースになります。
またこれに加えてパーソナルトレーナーとしての仕事内容や社会人としてのマナーも必要ですよね。
でも心配しないでください!
効率よくパーソナルトレーナーの勉強ができる本があるんです。
それは以下のような本になります。
- 筋肉のイラストや写真が多い本
- 筋肉の名前やその機能特性を効率よく学ぶ
- パーソナルトレーナー資格本
- パーソナルトレーナーの仕事について学ぶ
- 大学の健康科学の教科書
- 需要の多い健康増進ジャンルについて学ぶ
このような本を選んで、パーソナルトレーナーとして必須となる基礎知識を身につけましょう。
それでは、それぞれ詳しく解説していきます。
文末には実際に私が参考にしている本を紹介していますので、是非参考にしてください。
筋肉のイラストや写真が多い本
イラストや写真が多い本は、筋肉の名前やトレーニング法を覚える上で非常に役に立ちます。
パーソナルトレーナーになる際に、はじめに覚えることは筋肉の名前やその機能特性です。
トレーニングの指導をしているのに、今どこの筋肉を使っているのかわからないのはパーソナルトレーナー失格ですよね。
私をはじめ、多くのトレーナーやスポーツ系大学の学生は、まず筋肉の名前と機能特性を暗記することから勉強を始めます。
しかし、勉強する際に文字だけの本を読んでいては、覚えたい筋肉のイメージができません。
そこで必ずイラストや写真付きで筋肉を説明している本を選び、何度も繰り返し読みましょう。
私が普段参考にしているのは「筋・骨メカニクス リハビリ、スポーツのための機能解剖学 カラー図解」です。
- 筋と骨の関係や形がビジュアルで分かりやすい
- カラーページもあり、筋肉を見て覚えることができる
パーソナルトレーナーとして活動していく上で、この本は必ず学習すべきだと私は思っています。
筋肉の機能や特性は筋肉の形で決まります。
つまり、ビジュアルで筋肉の形を覚えることができれば、筋肉の機能が暗記しやすくなるんです。
基礎となる筋肉の名前と機能を効率よく暗記するために、ぜひこの本を活用してください。
下記の本は電子書籍もありますので、スマホ、タブレット、ノートPCにダウンロードしておけば本を持っていないときでも気軽に参照できるので便利です。↓
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パーソナルトレーナーの資格本
パーソナルトレーナーの資格本は、トレーナーの仕事内容について説明している点が素晴らしく、非常におすすめです。
パーソナルトレーナーとして必須となる筋肉の合成といった生理学の知識や、トレーニングの科学的な理論を紹介している本は多くあります。
しかし、トレーナーの資格本ではそれに加えて、トレーニング器具の管理方法やパーソナルトレーナーの活動方法まで紹介されています。
トレーナーとして必要なあらゆる知識が1つにまとまっている点で、パーソナルトレーナーの資格本は非常に優秀です。
私も一番はじめに読んだ本はパーソナルトレーナーの資格本です。
勉強の際には、隣に筋肉のイラストを開き、それを参考にしつつ資格本を読み進めていました。
私が使用していたのは、JATI(日本トレーニング指導協会)が出版しているテキストです。
- パーソナルトレーナーとして必要な知識を網羅
- 知識を具体的に実践する方法を紹介
- 理論編、実践編、実技編とあり、段階に応じて学べる
- 値段が安い
JATIのオフィシャルテキストには理論編、実践編、実技編とあるのですが、この中でも特に理論編は基礎的な知識が網羅されており、大変充実しているのでおすすめです。
また、他のパーソナルトレーナーの資格本と比較してこのテキストが優れているのは、なんといっても値段が安いことです。
一冊につき3,000円程度なので、まず理論編を買い、理解出来たら実践編に移るという形で勉強したらよいでしょう。
健康科学の勉強には大学の教科書
需要が増加している健康増進目的のお客様に対応するために、健康科学についての知識はパーソナルトレーナーにとって必須になります。
そして健康科学の勉強をする場合は、大学で利用されている健康科学の教科書から本を選ぶとよいでしょう。
なぜなら大学の講義で利用する教科書は、はじめて健康科学を学ぶ学生に指導教授がエビデンスをチェックした上で教科書を指定しているからです。
非常にわかりやすく、内容も信頼できる教科書を簡単に見つけることができます。
私の場合は、まずスポーツ科学部のある複数の大学のシラバスを検索し、そこでどのような教科書が使われているかをメモしました。
それから、それぞれを比較検討したうえで本を選びました。
シラバスを公開している大学は多いので、トレーニング科学などの勉強本を探す際にも非常に活用できます。
私のおすすめは、「これからの健康とスポーツの科学」です。
- 日本の健康問題の概説がある
- 健康問題の解決にどのような運動が効果的か、わかりやすく説明されている
- 図や統計、論文を引用いているが、わかりやすく解説されている
- トレーニング科学についても記載がある
この本には健康問題のみならず、トレーニング科学にも触れているので、トレーニングの勉強の復習にも利用できます。
パーソナルトレーナーとして成長するために読むべき本
基礎を学んだら、次は応用の本へ手を伸ばします。
長所を伸ばし、弱点を克服しましょう。
パーソナルトレーナーとしてさらに成長するためには、以下のような本をおすすめします。
- 得意な分野は最新の専門書
- 苦手な分野は大学の教科書
- ビジネス書で会話を広げる
その理由をこれから説明していきます。
得意な分野は最新の専門書で知識を深める
得意な分野は最新の専門書がおすすめです。
基礎的な勉強を終えると、あなたの得意な分野がわかってくると思います。
例えば、私の場合は健康増進のためのトレーニングが得意な分野です。
他にも筋トレの知識が多い人や、美容のためのトレーニングが得意な人など、パーソナルトレーナーにはそれぞれ得意分野があります。
このように、あなたの好きな分野や得意な分野は専門書を読んでさらに知識を深め、最新のトレーニング法をどんどん吸収しましょう!
専門書といっても難しく捉える必要はありません。
大型の書店の専門書コーナーに置いてあるものであれば、必要な専門知識を十分得ることができます。
得意な分野を伸ばせば、それがあなたを唯一無二のパーソナルトレーナーにしてくれます。
そして他のパーソナルトレーナーとの差別化もできるでしょう。
あなた自身の強みを理解し、伸ばしていくことがパーソナルトレーナーとしての第一歩です。
私が参考にしているスポーツ生理学の本は「スポーツ・運動生理学概説」です。
- 筋力が上がるメカニズムや、トレーニングの科学的な見解が記述
- 運動の生理学的メカニズムについて、基礎から応用までを幅広く説明
- 文字量が多いので基礎知識の下地が必要
この本には基礎的な知識も記載されているのですが、いかんせん文字量が多いので、基礎知識を理解したうえで読むといいでしょう。
トレーニング知識の学問的な裏付けを理解することで、あなたもパーソナルトレーナーとしてさらに成長できるはずです。
大学の教科書を学習して苦手分野を無くす
苦手な分野は基礎に戻って教科書を読むことをおすすめします。
パーソナルトレーナーに関する知識は膨大なので、得意分野があれば、必ず苦手分野もでてきます。
実は私も筋力を上げるトレーニングについては基礎的な知識しかありません。
筋肉が合成されるメカニズムを理解するのがとても大変で、今でもトレーニング科学の教科書を読みなおすことがあります。
パーソナルトレーナーである以上は、あらゆるお客様の目的に対応できるだけの知識がなければいけません。
ですので、苦手分野といえども最低限の基礎的な知識は身に付ける必要が出てきます。
得意な分野の勉強は楽しいだけに、苦手な分野の勉強はしていないという方は多くいらっしゃいます。
あなたも、苦手分野の勉強はあまり進んでいないのではないでしょうか。
しかし、より多くのお客様を獲得するためにも苦手分野は克服していきましょう。
苦手な人が多いスポーツ生理学については、「はじめて学ぶ健康・スポーツ科学シリーズ」をおすすめします。
- スポーツ生理学編では、生理学の知識を理解しやすい
- 説明不足な部分もあるため、知識が足りない人におすすめ
この本はスポーツ科学を学ぶ大学生の多くが読む、スポーツ生理学の入門ともいえる教科書になります。
しかし、わかりやすいのはいいのですが、筋収縮の説明などにやや説明不足な点もあります。
生理学が大嫌い、何もわからないというあなたにおすすめです。
ビジネス書を読んでお客様との会話を広げる
ビジネス書やビジネス雑誌を読むと、お客様との会話が広がり、多くのコミュニケーションが生まれます。
パーソナルトレーナーはトレーニングを教えるだけではなく、お客様と良好な関係を築くためにコミュニケーションをとることも必要です。
そしてお客様は、そのほとんどがビジネスマンや元ビジネスマンです。
お客様のお仕事を理解し、お仕事の会話をすると、お客様は非常に満足されます。
毎日、ビジネス書を読む必要はありません。
しかし、あなたのお客様のお仕事やその業界について知るように心がけることは、お客様を理解するうえで必要なことでしょう。
日経ビジネスから出版されている雑誌はそのような意味でも非常におすすめです。
- さまざまな業界のビジネスの話が読めるので、お客様との共通の話題を見つけやすい
パーソナルトレーナーは個人で活動するため、企業に勤めているお客様とは仕事の環境が異なります。
しかしお客様と会話するためには共通の話題が必要です。
日経ビジネス誌では、そんなビジネスに関する主要な話題を知ることができます。
パーソナルトレーナーの勉強に適した本の選び方まとめ
パーソナルトレーナーは多くの知識を要求されます。
しかし、適切な本で勉強すれば、より効率的にパーソナルトレーニングの知識を得ることができます。
紹介した以下のような点に注意して本を選びましょう!
- パーソナルトレーナーに必要な基礎知識を学べる本
- イラストや写真が多い本で、筋肉の名前やその機能特性を効率よく学ぶ
- パーソナルトレーナー資格本で、トレーナーとしての活動全般を学ぶ
- 大学の健康科学の教科書で、健康増進ジャンルについて学ぶ
- パーソナルトレーナーとして成長するために読むべき本
- 得意な分野は最新の専門書で知識を深める
- 大学の教科書を学習して苦手分野を無くす
- ビジネス書を読んでお客様との会話を広げる
そして最後に必ず忘れてはいけないことがあります。
それは、本で学んだ内容は、必ずあなた自身で試してみるということです。
なおAmazonのKindle本は、Kindle Unlimited会員なら無料の場合がありますので、必ずチェックしましょう。
Kindle Unlimitedの評判については、以下の記事をご覧になってください。