私はSEとして10年間仕事をしています。
主な業務はプロジェクトマネージャーです。
システム開発、運用、保守と様々な現場を体験してきました。
今はベンチャー企業に転職して給料が減っておりますが。。
以前努めていた某大企業では、充分な給与を得ていました。
そんな私が初心者SE時代に取得しておいてよかったと思う以下の資格3つをご紹介します。
- 基本情報技術者
- 応用情報技術者
- ORACLE MASTER Bronze(オラクルマスター ブロンズ)
この3つは、あなたが将来どんなSEになるにしろ必要最低限の知識が詰まっている資格です。
つまりは、SEへの登竜門の資格と言って過言はありません。
今回はSE初心者が取るべき3つの資格の特徴と取得のための勉強法を解説!
海外でも通用するORACLE MASTER Bronzeの勉強法までお伝えします。
SEの初心者がまず取るべき資格3選
まずは3つの資格内容について、ご説明します。
いかにこの資格が将来のSEにとって重要かをわかっていただけるでしょう。
基本情報技術者
IPA(情報処理機構)が毎年2回実施されます。
IT人材として基本的なスキルが身につけられているかを証明する国家資格です。
SE初心者でまだこの資格を持っていない方。今すぐに取るべきです。
資格の有無は業務上関係ありませんが、SEならば持っていて当然の資格です。
企業によっては資格試験の助成金制度もあるので、確かめた上で受験してください。
応用情報技術者
基本情報の次のステップです。SEとして仕事を続けていきたいならば、この資格を目指しましょう。
基本情報を取得した半年後もしくは1年後(試験は年2回)に、取るのが最も望ましいです。
理由はただ一つ、午前問題が基本情報と同じだからです。
勉強したことを忘れる前に一気に応用技術者まで取得することを強くおすすめします。
この資格に合格することで、SEとして何をしたいか考える分岐点に立つことができます。
あなたがどんなSEになりたいか。スタートラインに立てるということです。
応用情報技術者試験に合格したあとには、
ネットワーク、インフラ、データベース、セキュリティ、プロジェクトマネジメントなど
各分野に特化した試験が待っています。
ORACLE MASTER Bronze(オラクルマスター ブロンズ)
ORACLE社の民間資格ですが、国際的に通用する資格です。
取得しておくことで海外でのSE業務という未来も見えてきます。
SEとして必須であるSQLをここでしっかりと学んでおきましょう。
Silver(シルバー)、さらにGold(ゴールド)を持っていると世界で通用するSEになることができます。
SEの初心者が資格を取る勉強法は2通り
あなたにとってどのように学ぶのが最適か考えていきましょう。
あなたは以下のどちらのタイプでしょうか?
- 一人でじっくり試行錯誤しながら勉強したいなら「独学」
- 一人で勉強計画立てるよりカリキュラムに沿って勉強したいなら
「通信講座」または「通学講座」
人それぞれに合う勉強法があります。
このあと、おすすめの独学法と通信(通学)講座を紹介していきます。
初心者SEの「基本情報技術者試験」勉強法
ここでは基本情報技術者試験の勉強方法を独学で学ぶ場合と通信講座で勉強する場合に分けて、おすすめのスマホアプリと通信講座をご紹介します。
独学【アプリ】
私がおすすめしたいのが、スマホアプリでの問題集です。
無料版で十分な対策がとれます。
「全問解説付 基本情報技術者 午前一門一答問題集」
一問一答形式な点が良いです。不得意な分野に特化して勉強できます。
「令和元年版(2019年版) 基本情報技術者試験
こちらは過去6年分の過去問題を収録しているところが良いです。
試験には過去問と同じ問題がでる傾向にあるので、得点アップにつながります。
スマホアプリなら通勤時間や隙間時間に少しずつすすめることができます。
アプリで勉強するポイントはとにかく考えないこと。
直感を頼りにどんどん問題を解いていくのが良いです。
間違っても気にせずとにかく反復すること。
反復の目安は問いの内容を覚えるまでです。問いを覚えていれば、回答も自ずと覚えています。
間違いの復習に時間をかけず、問題を何度も何度も進めることで合格率が大幅にアップします。
私が受験した時も過去問で覚えた問いが1割出ていました。反射的に答えをだすことができます。
他の問題も今まで反復した問いのひねり版なので、少し考えれば答えは導き出せます。
通信講座
独学では不安という方は通信講座の受講がおすすめです。
過去問を解いていても難しくて不安がある場合は、講師からの指導が一番です。
じっくり学びたいあなたはスタディングの基本情報技術者 合格コースがおすすめです。
基本講座で基礎を学び、WEBテキストでスマホやタブレットで問題を解くことができます。
独学で勉強してきて、ラストスパート!
あと10点を確実にとりたい人向けには、ITECの直前対策講座がおすすめです。
講師の方が直接指導してくださり、重要ポイントを確実に理解することができます。
あと数問正解していれば合格できたのに、、、と悔しい思いとさよならです。
- スタディング 基本情報技術者講座 ※無料で、講座と問題集を試すことができる
初心者SEの「応用情報技術者試験」勉強法
ここでは応用情報技術者試験の勉強方法を独学で学ぶ場合のスマホアプリと、おすすめの通信講座をご紹介します。
独学【アプリ】
応用情報も基本情報と同じく、スマホアプリでの勉強をおすすめします。
全問解説付 応用情報技術者 午前 一問一答問題集
こちらも一問一答形式な点が良いです。不得意な分野に特化して勉強できます。
通信講座
各分野の深い知識が求められる午後問題を学びたい方はこちらの通信講座がおすすめです。
>>LECの応用情報技術者試験対策講座
しっかりとしたカリキュラムが組まれており、午後問題向けにバッチリです。
午後問題の筆記試験に不安を持っているあなたには、
ITEC社の2020春 応用情報技術者 合格ゼミ 直前対策講座(テクノロジ系)がおすすめです。
午後問題の不安を一掃し、本番前の予行演習として、非常に最適なコースです。
- LECの応用情報技術者試験対策講座
※インターネット環境があればいつでもどこでも受講できる
【初心者SE】ORACLE MASTER Bronzeの勉強法
ORACLE MASTER Bronzeの資格取得の流れ、その勉強方法についてご紹介します。
この資格はDBAとSQLの2つの試験に合格する必要があります。
独学【本】
ORACLE MASTERの試験には良いマホアプリが無いので教材で勉強するしかありません。
まずはデータベース構造に関するDBAについての独学教材です。
通称、白本。DBAの知識をわかりやすく徹底解説されています。
資格取得者なら誰しも手にしている鉄板の一冊です。
(現在のプロジェクトのDBAが11gの場合、こちらは12cの紹介なので注意!)
SQLに自信のない場合はSQL版白本も合わせて勉強するとより合格に近づけます。
SQLの概念、知識を丁寧に解説されていています。
(現在のプロジェクトのDBAが11gの場合、こちらは12cの紹介なので注意!)
通学講座
普段データベースを触っていないあなたは通学講座でじっくり勉強することをおすすめします。
ORACLE MASTERは現場でも非常に役に立つことを学べるので、勉強したことを体得できるまでじっくり取り組みましょう。
通学講座のおすすめは、以下の講座です。
個別指導であなたに合わせた指導をしてくれます。
校舎は、新宿校、池袋校、北千住校、横浜校、梅田校、名古屋校、札幌校、福岡校。
腰を据えて本気で資格取得を目指すなら通学講座が最適です☟
- KENスクール ※資料請求、カウンセリング、体験レッスンはすべて無料
初心者SEがまず取るべき資格まとめ
おすすめした3つの資格をいち早く取得し、SEとしてのスタートラインに立ってください。
最後に簡潔な言葉でまとめておきます。
- 最優先に取得すべき基本情報技術者
- 3年以内に取得したい応用情報技術者
- 海外でも通用するORACLE MASTER Bronze
SEは3年でやっと一人前と言われます。
その時これら資格を持っているかどうかで周りからの評価も変わります。
そしてこれらの資格を持っていることは転職でも有利に働きます。
ただしSEなら持っていて当然の資格ですので、これだけで満足せずにさらに上の資格やスキルを目指しましょう。
なお未経験からSEになる方法については、以下の記事で詳しく解説しています。
どうぞご参考になさってください。
https://stressfreelance.net/se-mikeiken-tensyoku