勉強

宅建落ちたって?あなたの勉強方法あってる?【次回合格への対策】

宅建試験の合格発表日、試験機関HPであなたは受験番号が確認できない・・・
「あれほど努力したのに・・・もう、これ以上はムリ・・」
「本当にこの試験って受かる試験なの・・・?」
「わたしの勉強方法が間違ってたのかな・・・」

あなたの自己採点が合格基準点のボーダーラインに近ければ近いほど、そのショックは計り知れないものがあることを私はよく知っています。
なぜなら、宅建試験こそ1回で合格した私ですが、他の国家試験で何度となく「落ちた」という悪夢を経験しましたから。

「宅建落ちた」という現実を突きつけられたあなたは、まるで自分の存在が否定されたような気持ちに包まれているかもしれませんね。
しかし宅建は多くの受験生が落ちる試験で、あなたの結果は特別じゃありません。

現実は受け入れつつ気持ちを切り替え、今日から再度学習を進めていきましょう。
今回は宅建試験をはじめ、数々の国家試験を受けてきた私が、宅建に落ちた原因の分析と次回合格への対策を解説します。

正しい勉強方法を今一度確認して、来年に向けて好スタートを切りたいものです。
私は国家試験に落ちても原因の分析と対策をして、最終的には合格を勝ち取っていますのでどうぞ参考にして下さい。

「落ちた」原因を分析して対策をする


今回あなたにとって何回目の宅建試験でしたか?
毎年、宅建に落ち続けると不安と焦りが募るばかりですよね。

ネット上では宅建「1発合格」「1か月の勉強で合格」等の文字が躍っており、あなたの気持ちはさらに暗澹(あんたん)たるものになるでしょう。
しかし、このような文字にあなたは気持ちを揺さぶられてはいけません!

あなたが既に実感しているとおり宅建は簡単な試験ではないのです。
その簡単ではない試験に今後落ちないようにするには一体どうすべきでしょうか?

雑音に惑わされない「合格」への道筋を明確にすることです。
つまり、あなたが来年も「宅建に落ちる」という悲劇から脱却するためにも、「落ちた」原因を分析してしっかり対策する必要があるのです。

宅建に落ちた原因


あなたは宅建に落ちた原因を今まで真剣に分析したことがありますか?
この分析は確かにあなたにとって苦痛な作業であることはわかります。
なぜなら、あなたの弱点をさらけ出すことになるからです。

ですが、今はその感情に堪えて徹底的に原因の分析をしてみませんか?
真剣に分析を行うことで、あなたが宅建試験に挑むうえで見逃していたことが見えて来るはずです。

外的要因

宅建に落ちたのはあなたの努力不足だけが原因なのでしょうか?
私は一概にそうとは判断しませんし、判断できないと思っています。

あなたは合格レベルに達するまで努力をしたけど、外的要因によって阻まれたことも考えられます。
外的要因とは、あなたの努力だけでは阻止できない原因です。

その最たるものが「試験のレベルアップ」「受験者数の増加」です。
この2つは要因は相関関係にあり、受験者数の増加により宅建試験のレベルがアップしたとも考えられます。

試験レベル

まず過去3年間の宅建試験の合格基準点を比較してみましょう。

実施年度 一般受験者 登録講習終了者
平成30年度 50問中37点 45問中32点
平成29年度 50問中35点 45問中30点
平成28年度 50問中35点 45問中30点

合格基準点がこの3年間で7割から7割超を推移しています。
年度ごとの試験問題レベルにもよりますが、7割から7割超の合格基準点は国家試験としてかなり厳しいものがあります。

受験者数/合格者数/合格率

実施年度 受験者数 合格者数 合格率
平成30年度 213,993名 33,360名 15.6%
平成29年度 209,354名 32,644名 15.6%
平成28年度 198,463名 30,589名 15.4%

受験者数の増加に合わせて合格者数も比例して増加しており、合格率は3年間ほぼ横ばいの状態です。
合格率を15%台に維持するため、合格者数を受験者数の増加に合わせていると考えられます。

宅建試験の合格基準点は、試験実施機関の相対判断で決定されます。
結局のところ、受験者のレベルがアップすれば自ずと合格基準点もアップすることになるのです。

つまり「7割で安心」の姿勢ではなく、1問でも多くもぎ取ろうとする心意気が大切であることがわかりますよね。

内的要因

今度はあなた自身で変えていくことができる内的要因を検証します。

勉強方法

あなたはどのような勉強方法(専門学校、通信教育、独学等)を行っていますか?
独学に拘り過ぎて結果が出なかったり、専門学校に通う時間が取れず満足いく勉強ができなかったようなケースはありませんか?

もし、現在の勉強方法で全く成果が出ていないのなら、思い切って勉強方法を変更してみては如何ですか。
その際に大事なことは、過去を振り返らず新たな勉強方法を信じ切ることです。

また根本的な勉強方法は現状維持でも、試験直前の過ごし方を変える、試験勉強を始める時期を早める、独学にネット講座を加える等色々なバリエーションが考えられます。

あなたが本番の試験で何につまずいたかをもう一度洗い直し、そこを重点的に補強できるような態勢を早めに構築しておくことが大切です。

なお宅建の独学勉強法は、以下の記事で詳しく解説していますので、参考にして下さい。

宅地建物取引士を独学で勝ち取った私の勉強法を余すことなく伝授この記事をご覧のあなたは宅地建物取引士(旧:宅地建物取引主任者)の資格試験に向けて独学で挑むことを決心されたのでしょう。 いざ勉強を開...

勉強時間

宅建に受かるための平均勉強時間は250時間と言われていますが、一概ではありません。
全く宅建に伴う勉強未経験者であれば250時間以上必要なこともあるし、逆に勉強経験者であれば250時間未満で十分なケースもあります。

あなたの勉強時間が250時間を遥かに超えているのに全く点数が伸びない場合は、勉強方法に問題があることも考えられます。
その場合には、少々金銭がかかってしまいますが、思い切って専門受験機関を利用しましょう。

モチベーション

あなたの宅建試験に対するモチベーションは如何ですか?
「落ちた」直後なら最悪の方もいらっしゃると思います。

試験においてモチベーションの発揮はとても大事で、最終的な合否を分けるのはモチベーションの高さ次第だと私は思っています。

受験生なら誰しも経験しますが、必ず正解かどうか絞り切れない問題に遭遇します。
私の過去の経験では、試験に対するモチベーションが高い時はこのような問題に遭遇しても、自分の持てる知識をフル活用して何とか正解に導く集中力が発揮できるのです。

非科学的な話でありますが、1問差で合否が分かれる宅建試験ではとても重要です。
ですが、年間を通してモチベーションを高く持つ必要はありません。
試験日の3か月くらい前から徐々にモチベーションを上げて、試験日当日にMAXになればいいのです。

宅建に落ちない対策【合格基準点別】


ここでは、合格基準点に何点足りなかったかで対策を記していきます。
なぜなら、合格基準点にどの程度足りないかによって対策が相違するからです。

【合格基準点】

  • 2点以内
    宅建に落ちないレベルにほぼ達していると判断できます。
    もう少しですが気を緩めてはいけません。
    最後の壁を乗り込える対策が必要です。
  • 2点超
    宅建に落ちないレベルに達するにはいくつかの壁を乗り越える必要があります。
    ただし悲観することはありません。
    一気に壁を突破する潜在的な能力は誰しも秘めてます。

では具体的な対策を検証していきましょう。

勉強方法

まずは最重要な勉強法から確認しましょう。

合格基準点2点以内

専門学校、通信教育、独学等の勉強方法があなたの中で確立されていると思いますが、最後の壁を乗り越えるにはもう一工夫が必要です。

このレベルに達していることで気をつけなければならないのは、ある程度問題が解けるため安堵してしまうことと、さらに高みの点を望んで過去問から大きく逸脱した論点まで勉強しようとすることです。

過去問をベースに選択肢の一つ一つの論点を再度整理してください。
論点を正確に理解し記憶する地道な作業を継続することが重要です。
 
独学で勉強されている方は論点を間違って理解しているケースもありますのでネット等の映像で視聴できる過去問解説動画を利用することをおすすめします。
動画は記憶に残りやすく緊張した試験本番の場面で記憶の呼び起こしに役立つことが多いです。

なお、オンラインの資格学習サービスなら、スタディングの宅建士講座は他の講座に比べ受講料が圧倒的に安いですよ。
スタディングの宅建士講座の評判について、以下の記事で詳しく解説しています。
どうぞご参考になさって下さい。

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合格基準点2点超

あなた自身に今のままの勉強方法でよいか一度真剣に問いかけてみてください。
 
よくあるケースは独学の勉強方法が方向性を誤っているケースです。
過去問の利用に着手せず基本書ばかり読解している勉強方法です。

しかし、直ちに勉強法方法を修正し専門学校や通信教育で試験テクニックを学ぶことで大きく点数が伸びることもあり得ます。

また専門学校にあまり通えていない方は、通信教育や独学に切り替えて勉強時間を確保してください。

最近の通信教育は、専門学校に通うのと引けを取らないレベルの講座が用意されていますから、スマホ等で隙間時間を利用した効率的な勉強も可能なのです。

このレベルの方々も勉強方法がうまく確立できれば3か月で充分合格圏内にレベルを引き上げられます。
とにかくあきらめずに新たな勉強法を信じることです。

なお宅建の通信講座で本格的に取り組む場合は、定評のある「ユーキャン」「クレアール」の講座を検討してみて下さい。
まずは資料請求(無料)してあなたに合った講座を選ぶと良いですよ。

勉強時間

勉強時間は個人差がありますが、最低必要な時間の目安がありますので確保するようにしましょう。

合格基準点2点以内

今まで250時間に近い勉強時間は確保してきていると思われますが、極端に勉強時間が少なくこのレベルに達している方は要注意です。
今回の試験に限ってこの点が取れたこともあり得るからです。

来年の落ちないためにもしっかりと勉強時間を確保してください。
合格基準点2点以内で何年も落ち続けている人は少なくありませんので油断は禁物です。

250時間超の勉強時間を達成かつ勉強方法も確立されている方は、試験日3か月くらいまでは知識を確認する程度の勉強時間でも構いません。
3か月前からスパートをかけられるよう気力を温存しておく方が大切です。

合格基準点2点超

勉強時間が250時間の2~3倍かかっている方は即勉強方法を改善してください。
それほど勉強時間を費やしているのは勉強方法に問題点があると思われるためです。

250時間程度を費やしても合格基準点にほど遠い方は、試験結果を充分に検討してください。
具体的には、民法、宅建業法、その他の分野で何点正解しているのか?
また、それらのどの分野が不正解なのかも細かく分析し、弱点分野を補強する必要があります。

ただし、民法は必要以上に時間をかけ過ぎてはいけません。
民法には一定数レベルの高い問題が含まれており高得点を狙うのは困難だからです。
それよりも宅建業法で満点を狙って、結果9割を正解させる方を選んでください。

モチベーション

モチベーションを保つことは、トレーニングによって鍛えることができます。

合格基準点2点以内

このレベルの方は、勉強方法等の技術的なことよりも如何にモチベーションを維持し続けるかの方が大事です。
試験日3か月前まではあまり試験を意識せずに過ごすのも一つの方法です。

3か月前から定期的に模擬試験を受験し、知識の整理と進捗具合を確認することもモチベーション維持につながるでしょう。
ただし決して模擬試験の結果に一喜一憂してはいけません。

それから徐々にモチベーションを上げ、試験当日に最高のモチベーションが発揮できるようイメージトレーニングを日頃から行ってください。

合格基準点2点超

受験回数を重ねている方は今後モチベーションを保てるか否かが問題になります。
どうしてもモチベーションが保てない方は数か月間試験勉強から離れてしまうのも手段でしょう。
そうすることで、試験を受け始めた頃の新鮮な気持ちを再び呼び起こしてください。

勉強時間が充分確保できる方は、試験半年くらい前までは気力を温存しておくのもよいでしょう。
勉強時間が充分確保できない方は年間を通して勉強することになるでしょうが、あなたなりの息抜き方法を確立して焦らず乗り切ってください。

あくまでもターゲットは試験日当日です。
その日にモチベーションがMAXになるよう調整すれば大逆転が充分あり得ますから。

2020年度民法大改正


2020年度より民法大改正が施行されます。
債権法の改正が中心であり、この分野は狙われる可能性が高いです。
逆に言えば、ここを確実に押さえれば民法の改正分野で点が稼げます

独学の方は、民法改正が反映された最新の過去問集や基本書を購入することはもちろん、YouTube等のネット動画で改正内容を確認したり、民法だけ受験機関を利用するのも賢明な対策となります。

宅建に落ちた原因と対策まとめ

「宅建に落ちた」現実を突きつけられたあなたは失意の底にいますね。
しかし宅建は多くの受験生が落ちる試験で、あなたの結果は特別ではないのです。

宅建や数々の国家試験を受けてきた私が、宅建に落ちた原因の分析方法と次回合格への対策についてまとめておきますので参考にしてください。

まとめ【次回の合格へ向けて】
  1. 宅建は決して簡単な試験ではない
  2. 宅建に落ちた原因の外的要因
    • 試験のレベルアップと受験者数の増加
  3. 宅建に落ちた原因の内的要因
  4. 宅建に落ちない対策(合格基準点別)
    • 基準点2点以内は過去問整理とモチベーション維持
    • 基準点2点超は勉強法再構築とモチベーション次第で大逆転
  5. 2020年度民法大改正は集中対策で得点源

宅建は年1回の試験であるため、努力した受験生ほど当日のプレッシャーが大きいことも私は知っています。
しかし、プレッシャーの大きさはあなたの努力の証なのです。

試験当日、そのプレッシャーをモチベーションに転換できさえすれば、あなたは「宅建に落ちない」結果が得られるビッグチャンスを掴んだも同然です。

宅建に落ちてこのまま終ってしまうのって悔しいじゃないですか!
約3万人は合格する試験なんです。

あなたの努力の証を2時間の試験時間内ですべてぶつけてさらにもう1問をもぎ取って来てください!

なお合格後の宅建を活かした就職については以下の記事を参考にして下さい。

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金融関係の仕事をしつつ、ピリ辛な記事が書けるライターを目指しています。アジア大好き人間で、趣味の旅行、写真、小説、語学がすべてアジアに絡んでいますが、アジア以外にも幅広く記事を書いていきたいです。 写真は全国規模のフォトコンテストで入賞経験あり。また、経歴・資格では 10年間の法律実務、FP2級、宅地建物取引士等。
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