「レジンアクセサリーを作ってみたい!」と思ったとき、あなたは何を考えますか?
失敗しそうで不安!
そのように思うことでしょう。
でも大丈夫です。
レジン初心者でも簡単に始められますよ!
本記事では初心者さんに向けに、レジンアクセサリーの道具の揃え方から、簡単な作り方、さらにステップアップの仕方まで解説します。
内容は以下の通りです。
- レジンアクセサリーを作るために必要な道具
- レジンアクセサリーの作り方【基本から応用まで】
- レジンアクセサリーの作り方を学べる通信講座
本記事をお読みいただくと、レジン初心者さんが楽しく、自信を持ってアクセサリー製作ができるようになります。
どうぞ最後までご覧いただき、参考になさってください。
なお、作品を作りながらレジンアクセサリーの基礎を勉強したい場合は、ユーキャンのオンライン講座を検討してみてください☟
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レジンアクセサリーを作るのに必要な道具
レジンアクセサリーを作るために、まずは道具が必要ですね。
このパートではレジン初心者が揃えるべきアイテムについて解説します。
なお、すぐにでもレジンアクセサリーを作りたいというあなたには、道具も材料も全部セットになったスターターキットをおすすめします。
届いたその日からすぐにレジンアクセサリーを作ることができます。
スターターキットについては、以下の記事をご覧になって下さい。
必須道具
レジンアクセサリーを作るための基本道具は以下の通りです。
- レジン液
- UVライト
- モールド、ミール皿
- 爪楊枝
- 封入素材
- アクセサリー用パーツ
- アクセサリー用工具
レジン液にはいくつか種類がありますが、初心者には硬化が早く扱いやすいUV-LEDレジン液がおすすめです。
エポキシ(2液性)レジンは透明度が高くキレイですが、硬化に2〜3日かかります。
UV-LEDレジンには、グミのように柔らかく仕上がるソフトタイプ、カチカチに仕上がるハードタイプがあります。
アクセサリーを作るときは強度を求めてハードタイプを使うことが多いですね。
UV-LEDレジン液は太陽光でも硬化できますが、UVライトを使った方が硬化が早いです。
そして、天気が曇りや雨の時、夜でもレジン作品を楽しめるので、UVライトはあったほうがいいですよ。
モールド(型)とミール皿を用いた作品制作は初心者におすすめです。
その型に素材とレジン液を納めるだけなので、簡単に作れて楽しいですよ。
爪楊枝は気泡を潰したり、レジン液を伸ばしたり、着色剤を混ぜたりと色々使えます。
封入素材は写真やメタルパーツなどお好みで、アイディア次第で幾通りものデザインが作れちゃいます!
アクセサリーに加工するには、レジンだけでは無理があります。
ネックレスならチェーン、留め具の板カンと引き輪など、レジンで構成できない部分は手芸店で購入しましょう。
ちなみに左が板カン、右が引き輪、両方ともCカンを使ってチェーンに繋いでいます。
細かい作業でピンセットやペンチ、ニッパーなど工具は必須です。
アクセサリー用工具はセット売りされているものがあるので、一度に揃えられてお得ですよ。
あると便利な道具
必須道具の他にも、用意しておくと便利なものも紹介していきます。
- マスキングテープ
- クリアファイル
- 小さなトレイ
- やすり
- 手袋
- コーティング用レジン液
パーツ同士をレジンでくっつけたい時など、手で持った状態で作業しにくい場合、マスキングテープを使うと良いです。
幅の広いマスキングテープがおすすめです。
クリアファイルの上にマスキングテープの粘着面を上にして置きます。
そのマスキングテープの両端を固定すれば、「テープ台」の完成です。
実物はこちら↓(紫の部分で作業します。わかりやすいようテープの色を変えています)
ほどよい粘着力でパーツを固定してくれるので、かなり使えます。
クリアファイルは「テープ台」以外でも使えますよ。
レジン液が付着しても処理が楽(拭き取れるし、固まっていても剥がせる)なので、作業中ずっと手元に敷いておくと、作業台が汚れません。
家具にレジン液をこぼしてしまうとシミになりますので、家具を守るためにぜひ使って頂きたいです。
クリアファイルの上でレジン液と着色剤を混ぜるなど、パレット代わりにも使えますよ。
小さなトレイは、細かいパーツを入れておくのに使います。
アクセサリーに加工する時って、やたら細かいパーツが多いですからね。
散らかしたり紛失したりしないよう、トレイに分けて入れると使いやすくなります。
トレイじゃなく小皿とかでも大丈夫です。
やすりはバリ(型からはみ出した部分)を削るのに使います。
ソフトタイプのレジン液の場合は、やすりではなくハサミで処理が可能です。
ぴったりしたサイズ感の手袋をすると、作業しやすく、皮膚が荒れにくいですよ。
「レジンアレルギー」というものがありますので、アレルギー体質であれば特に注意が必要です。
そしてコーティング用のレジン液は、マニキュアのように筆がついています。
艶が足らない時、形を修正したい時、ささっと使えてとても便利です。
【超初心者向き】レジンアクセサリーの簡単な作り方
道具が揃ったら、早速レジンアクセサリーを作っていきましょう!
いきなり難しいことからチャレンジすると挫折しますので、簡単なことから試してみてください。
まずはキットを試す
初めてレジンアクセサリーを作るなら、材料も作り方もセットになったキットを試してみると良いですよ。
手芸店だけでなく100均でも買える手軽さ、レジンの楽しさを知るには丁度いいのです。
私もキットから始めました。
レジンの性質や扱い方から、TピンやCカンといった金具の使い方までわかるようになってお得でしたよ。
ダイソーのレジンキットで作ったイヤリング!!✨
簡単にできるからオススメ❗#レジン#レジン好きな方と繋がりたい pic.twitter.com/opkdctaLpY— noz レジン垢 (@noz5200) July 26, 2020
100均のキットでも、なかなかのクオリティーですよね!
ただ、レジン液が別売になっていることがほとんどなので、そこだけ注意してください。
お店でキットが見つからない場合でもネットで買えます。
他にも色々種類があるので、好みに合わせて選んでみてくださいね。
シリコンモールド(型)
シリコンでできた型(モールドと呼びます)にレジン液を流し込んで硬化させるだけで、キレイな作品が作れます。
市販のモールドもアクセサリーに使いやすいジュエリー型や、シンプルな丸や四角など、種類が多く選ぶのも楽しいです。
モールドは透明か、半透明のものを使用してください。
透き通っていないモールドは粘土用で、紫外線が通過しないのでレジンには使えません。
基本的な作り方を解説していきます。
- モールドの底に薄くレジン液を塗り、硬化
- 更に薄くレジン液を塗り、封入素材をのせて硬化
- 2を何回か繰り返す
- モールドのふちの高さまでレジン液を入れて硬化
- モールドごとひっくり返して完全に硬化させる
爪楊枝を使って角までレジン液を伸ばします。
厚さで言うと1mmくらいですね。
封入素材に表裏がある場合、素材の表面をモールドの底に向けます。
素材を封入する場合、このように細かく硬化を繰り返すと、奥行きが出てキレイです。
それと、細かく硬化を繰り返すことで、確実に全体を硬化させることにつながります。
今回はストーンとビーズを封入→硬化→着色したレジン液を塗る→硬化→レジン液を塗ってラメを置く→硬化、でやっています。
レジン液を入れすぎたり、少なすぎると形が歪みます。
横から見て、ふちの高さに合わせましょう。
最後にモールドごとひっくり返して硬化させるのは、完全に全体を硬化させるためです。
硬化が甘く、レジン液が皮膚に付着するとアレルギー発症の恐れがあります。
例えば着色剤を多く混ぜると、紫外線が通りにくくなるため、硬化に時間がかかります。
外側から中心まで全て硬化させるため、最後まで念を入れてやりましょう。
取り出してみたら、こんな感じ↓
後ろにピンをつけてブローチにしたり、ヘアゴムにしてもいいかな、と思います。
途中、硬化できているか確認するため、爪楊枝で表面をつついてみてください。
硬化中、硬化直後のレジン液は熱くなっていますので、直接触らないように。
なお、型を使ったレジンアクセサリーの作り方については、以下の記事でも詳しく解説しています。
【初心者向け】型を使ったレジンアクセサリーの簡単な作り方を解説!
ミール皿
ミール皿は、底に好きな写真やデザインシートを貼り、レジン液で閉じ込めるという手法です。
シリコンモールドの時と同様に細かく硬化を繰り返していきます。
それでは詳しい作り方を解説します。
- 封じ込めたい写真やシートをミール皿に収まるようカットする
- ミール皿の底にレジン液を薄く塗る
- カットした写真やシートをミール皿の底にかぶせて硬化
- レジン液を薄く塗り、メタルパーツ等の好みの封入素材をのせて硬化
- 表面張力でぷっくりするぐらいまでレジン液を入れ硬化
ミール皿にシートを押し当て、印をつけてカットするといいですよ。
レジン液をほんの少し垂らして、爪楊枝で薄く伸ばします。
背景がズレないように、ライトを当てて仮止めします。
封入素材の位置をしっかり決めます。
硬化前であれば微調整できるので、ピンセットや爪楊枝で配置を整えてください。
ミール皿の場合、ぷっくりとレジン液を盛った方が可愛くなりますよ。
気泡が入っていたら爪楊枝でつついたり、掬ったりして消しておきましょう。
出来上がりはこちら↓
チェーンを通せばペンダントやキーホルダーにできますね。
土台に貼るシートですが、マスキングテープで代用しても良いです。
今、マスキングテープって柄が豊富で可愛いものがたくさんありますからね。
そしてマスキングテープを使う場合、2番目、3番目の工程は省けます。
直接貼って仮止めができるからです。
レジンアクセサリーの作り方【応用編】
レジン制作に慣れてきたら、デザイン性のあるものを作っていきたいですよね。
このパートでは初心者でも簡単にできるアレンジを紹介していきます。
宇宙塗り
ミール皿などの土台をマニキュアで塗り、それをレジン液で固めます。
難しそうに見えるかもしれませんが、マニキュアの筆で直接描けるので簡単だし楽しいですよ。
宇宙塗りの詳しいやり方については、動画で観た方がわかりやすいのでご覧ください。
パールやラメ入りのマニキュアで、キラキラしてキレイですよね。
ただ、ずっと作業していると匂いが充満しますので、換気は行なってくださいね。
オリジナルモールド
プラスチック粘土「おゆまる」を使って、オリジナルのモールドが作れます。
「おゆまる」はその名の通り、お湯を使って柔らかく形を変えられる粘土です。
熱湯に浸けて柔らかくしたおゆまるの水気を拭き、型取りしたいものを押し付けて固まるまで冷ますだけです。
火傷するので、お湯から取り出す時は割り箸を使ってくださいね。
石でやってみましたら、こんな感じです↓
ふちになる部分を少し高くなるように成形すると使いやすいでしょう。
おゆまるには様々なカラーがありますが、レジン用のモールドにするなら紫外線を通すクリアカラーがいいですよ↓
失敗してもまた温めて、やり直しができますので、初心者でも試しやすいです。
初心者がレジンアクセサリーの作り方を学べる通信講座
レジンについてじっくり基本から学ぶなら通信講座もおすすめです。
初心者だと道具のことから材料のこと、デザイン、アクセサリーの種類、と悩むことが多いでしょう。
通信講座のプロの指導から学ぶことにより、その悩みは一つひとつ確実に解消できます。
また学んだ後に資格を取得すれば、あなたが将来レジン作品を販売したり、ワークショップを開く際の大きな自信と武器になりますよ!
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以下の3つの講座があります。
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- レジンクラフトデザイン ※レジンの基礎知識からデザインに関する基本的な技法を学べる
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PBアカデミーを受講するメリットをまとめると以下のとおりです。
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なおPBアカデミーの「レジン講座」について、詳しくは以下の記事をご覧ください。
初心者向けレジンアクセサリーの作り方まとめ
初心者さん向けレジンアクセサリーの作り方について解説してきました。
ここで簡単に要点をまとめておきます。
- 初心者がまず買うべき必須アイテムはレジン液、UVライト、爪楊枝、パーツ、工具
- レジン液はUV-LEDレジン液が扱いやすい
- 初心者はまずアクセサリーキット、モールド、ミール皿を使ってみる
- ちょっと慣れてきたら宇宙塗りやモールド作成に挑戦してみるのもおすすめ
- まったくの初心者でも学びやすい通信講座はPBアカデミー
レジンアクセサリー製作の楽しさが、少しでも伝わっていれば幸いです。
作業自体は特に難しくなく、やっているうちにコツは掴めます。
初心者のうちにいきなり販売は難しいです。
しかし、今作家として活躍中の人たちだって、最初はみんな初心者だったのですから。
まずはレジンを楽しむことを忘れず、腕を磨いていきましょう。
あなたの作家デビューも、そう遠くないですよ!
なお、レジンアクセサリーの作り方の本を以下の記事で紹介していますので、ご参考になさって下さい。
また以下の記事では、あなたが作るレジン作品がダサくならないようにするコツを解説しています。
どうぞ合わせてご覧になってください。