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営業畑一筋のあなたが面接で答えるべき転職理由とは?【例文あり】

営業畑一筋のあなたが転職活動する場合、転職理由って何て答えたら良いのか悩んでしまいますよね?

それは当然です。
営業職を渡り歩くパターンは多く、大半は前職の環境が嫌で新たな環境に移りたいのが転職理由の本音ですが、それをうまく説明するのが難しいのです。

決して自慢できることではないですが、私は営業職だけで5回の転職経験がありますので、転職理由に悩む気持ちが痛いほど理解できます。

それでも数多くの失敗をして乗り越えてきました。
また私は人事異動で総務部門の採用担当も経験してきました。

今回は応募側と採用側の両方を経験してきた私が、営業職の転職理由について具体的に解説します。

営業職は転職理由で面接官を納得させること

営業職で転職する際、あなたが説明する転職理由で面接官を納得させることが面接突破の鍵となります。
ここではなぜ転職理由が重要とされるのか、また志望動機との関係性について解説していきます。

なぜ面接官は必ず転職理由を聞くのか

面接官が志望者の転職理由を質問する目的は、あなたが前職を退職し転職するまでの動機からその人の価値観、考え方を含めた人間性を確認することです。

例えば前職で人間関係や会社側とトラブルがあって転職してきてないか、組織に馴染まない偏った思想はないか、面接官はあらゆる角度から探り確認作業をしていきます。

中には志望者を意図的に不利な状況に追い込むような質問をしてくる面接官もいます。
「前職でもあなたの希望することができるのではないですかね?」

「あなたの退職する理由と当社を志望する動機がつながっていない印象を受けますが」
これらは私が転職活動した際、実際に面接で質問された内容です。

私は冷静さを失い、感情を態度に表してしまい不採用になった経験がありました。
あなたが不利な状況に陥った時にどのような態度、振る舞いをするかが試されます。

私は営業職の志望側と採用側の両方で経験がありますが、転職理由は100%質問されます。
あなたの人間性を判断するために転職理由を質問しますので、どんな質問がきても冷静に自分自身をアピールするために、事前の準備が重要です。

転職理由と志望動機に一貫性があるか

あなたが説明する転職理由と志望動機に一貫性がなければ面接官は納得しません。
つまりあなたはなぜ前職を退職してまで当社を志望するのか、あなたの働く目的と目指すイメージがストーリーで出来上がっていないと説得力は生まれないのです。

私が面接で転職理由を質問された際は、「転職理由はルート営業で同じお客様を訪問して売り上げを伸ばすよりも、新規開拓してお客様を増やしていく営業をしたいので転職を決意しました」と答えました。

面接官から「新規開拓は前職でもできたのではないですか?」と質問され、言われてみれば確かにそうだなと納得してしまい、頭の中が真っ白になってしまいました。

もちろん不採用でしたが、その失敗から取ってつけたような転職理由では、すぐに化けの皮が剥がれてしまうことを実感しました。

転職理由をポジティブな志望動機にアレンジする

転職理由から志望動機へ一貫性があれば、面接官を納得させることができます。
ただ志望動機ではポジティブな内容でないとあなた自身の熱意が伝わらず、競争に勝つことができません。

転職理由の一般的な傾向とあなたの転職理由をポジティブな志望動機にアレンジしていく方法を解説していきます。

営業職の転職理由は3パターン

転職理由は様々ですが、大きく分けると以下の3つのパターンに当てはまります。

  1. 仕事内容
  2. 待遇条件面・職場環境
  3. 人間関係

転職理由3パターンの中で、①と②はポジティブな志望動機につなげることができますが、③人間関係は転職理由として面接で伝えることは避けた方が良いです。

なぜなら人間関係で転職する場合、よほど相手に過失のあるパワハラやセクハラ以外、面接官に伝えてもマイナスな印象を与えてしまいます。

実際は人間関係で転職する場合でも、転職理由を①か②に替えていくことが無難でしょう。

あなたの転職理由を紙に書き出す

あなたの本当の転職理由は何ですか?
思いつく限り紙に書き出してみると、自分の頭でもモヤモヤしていることが整理されてスッキリします。

一例ですが、私の場合は次の通り思い出す限り書き出していきました。

  • 実績が上がらず上司からのプレッシャーがきつい
  • 仕事のモチベーションが上がらない
  • やってもやらなくても評価はさほど変わらない
  • 同じ営業先をグルグル回っていてもネタが切れてしまう
  • お客様の声を開発にフィードバックしても何も変わらない

このように頭の中でモヤモヤしている想いを紙に書き出していくことで、転職理由が整理されていきます。
ここからはポジティブな志望動機にアレンジできる内容をピックアップしていくだけです。

私の場合は、お客様の声に応えられるような提案営業をしていきたいということをポイントにして、転職理由を次の通りまとめました。

前職ではルート営業で既存のお客様を定期的に訪問し、お客様の要望を聞きながら既存の製品を販売し売り上げを伸ばす営業をしてきました。
お客様からの要望を聞いている内に、こんな製品があればいいねという声が出てきました。

しかし前職ではそれを開発にフィードバックするも柔軟に対応できる体制が整っていませんでした。
会社は既存の商品を販売強化する方針でしたので、やりづらさを感じて転職を考えるようになりました。

私は、お客様の要望に応えられる提案営業にやりがいを見い出したいのです。
その点、御社にはそれを実現できる営業体制が整っていると感じ応募するに至りました。

ネガティブな転職理由でも、必ずポジティブな志望動機に変えられるものが見つかります。

転職先で実現可能なことを志望動機とする

あなたが面接で説明する志望動機は、前職ではできなかったけど志望先では実現できる内容でないと転職する意味がないということになってしまいます。

前項で説明した転職理由の分析から、志望先でしか実現できない志望動機を作ります。
私の場合は、以下のように志望動機を説明しました。

御社では扱っている商品群が多くお客様にとって幅広い選択肢があるため、お客様の要望に応えていく最善の提案営業ができるのはと考え志望しました。

転職理由からその企業でしか実現しないポジティブな志望動機にアレンジすることで、説得力が生まれ採用へと結びつきました。

営業畑一筋のあなたが面接で答えるべき転職理由まとめ

営業職の転職面接で転職理由をどう説明するか、重要なポイントをまとめました。

まとめ
  1. 転職理由の分析から志望動機につなげて一貫性を持たせることが重要
  2. あなたが転職したい本音を紙に書き出しまとめていく作業は必須
  3. 転職理由をポジティブな志望動機にアレンジすることで、競争を勝ち抜くことができる

営業職の転職面接で、転職理由は重要な鍵となります。
あなたの過去の事実を変えることはできませんが、準備次第では説得力が増し競争相手と差別化を図ることができます。

あなたにしかできないオンリーワンの転職理由を作り上げてください。

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会社員で営業5年、総務経理7年、生産管理6年の経験をしています。 転職経験も多数あり、様々な社会人経験から仕事のあるべき姿を記事にしていきます。好きな言葉は「ピンチはチャンス」、逆境の時ほど自分自身が成長できる良い機会だと考えています。 趣味はマラソンとスポーツ観戦です。
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