Web系フリーランスが他のフリーランスと違うところは、一体何でしょうか?
それは仕事場所が縛られないことですよね。
Web系フリーランスとして、独立したばかりのあなた、また将来の収入に不安を感じているあなたは、収入をアップさせることに全神経を集中させていることでしょう。
ですが、それと同じくらい生活コストを下げることも大切だと思いませんか?
それは自らの行動次第で実現できるとても現実的な方法です。
日本国内でも魅力的な場所はたくさんありますが、もっと視野を拡げてみてください。
Web系フリーランスのあなたが勇気を出して海外に移住すれば、それは実現が可能なのです。
生活コストが安くアクセスもよい東南アジアには、Web系フリーランスの聖地と呼ばれる場所があるのです!
今回は、Web系フリーランスが海外に移住するなら、生活コストが安い東南アジアがおすすめですので、現地の魅力などについて解説いたします。
Web系フリーランスの海外移住は東南アジアがおすすめ
なぜ東南アジアなのでしょうか?
それは日本と比較して、物価が圧倒的に安いからです!
日本ではWeb系フリーランスとして生活が困難でも、東南アジアなら通常の生活ができますし、日本と同程度の生活費があれば豪遊も可能です。
Web系フリーランスたちの間で東南アジアのフリーランスの聖地と呼ばれる都市があります。
それはタイのチェンマイです!
では、なぜチェンマイなのでしょうか!?
ここでその理由を紹介しましょう。
以下、1B(バーツ)=3.5円換算としています。
長期滞在可能なアパート・コンドミニアムが多い
家賃 | 水道代 | 電気代 | 最低契約期間 | |
---|---|---|---|---|
アパート | 3,000~8,000B/月 (約10,500~28,000円/月) | 200~300B/月 (1,100円以下/月) | 1,000B (約3,500円) | 週単位 1か月単位 |
コンドミニアム | 10,000B以上/月 (約35,000円以上/月) | 同 上 | 同 上 | 6か月 1年単位~ |
基本的に、家具や家電は備付であり、共有インターネットは無料が多いです。
コンドミニアムでは、プールやジムが併設されている場合もあるという特典付きです。
アパートなら週単位から1か月単位で借りられる物件が多く手軽です。
またコンドミニアムでは6か月から1年単位になるので慎重な判断が必要ですが、気に入った物件があればもちろんこちらもアリです。
初めての方なら、チェンマイでの生活状況をまず掴むためにも、アパートの週単位、また1か月単位から始めるのが無難でしょう。
カフェが多く作業環境が整っている
チェンマイはWiFi+電源完備のカフェが多く、WiFi速度も超速です。
コーヒーのクオリティも高く、バンコクほど喧騒がないこの場所では落ち着いて作業ができます。
朝からお洒落なカフェで作業を行う世界中のWeb系フリーランスたちの姿も数多く見られます。
快適な作業場が確保しやすいことは、Web系フリーランスとしては必須条件ですよね。
その点でもチェンマイは、Web系フリーランスが長期滞在する都市として適しています。
カフェメニューの定番であるコーヒーやミルクティの値段は60~90B程度です。
日本円で言えば200~300円代であり、かなり割安なのが嬉しいですね!
物価が安くても交通機関等の社会インフラが充実
タイ北部のチェンマイとなると、日本人にとっては社会インフラの整備が大変気になりますよね。
でも、その心配は全くありません。
チェンマイはタイ第2の都市であり、交通、情報等の社会インフラも十分に整っていますのでご安心ください。
価格 | |
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食費 |
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交通費 |
|
アルコール |
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これらの値段から、日本と比較した物価の安さを実感していただけたと思います。
それでは、ここでチェンマイでの1か月の生活費を試算してみましょう!
- 【1か月の生活費試算】住居:アパート、日本食週2回の場合
アパート代:8,000B/月(28,000円)
水道代:300B/月(1,050円)
電気代:1000B/月(3,500円)
朝食代:40B×30日(4,200円)
昼食代:60B×30日(6,300円)
カフェ代:80B×30日(8,400円)
夕食代:60B×22日(4,620円)
日本食代:400B×8日(11,200円)
交通費・遊興費:3,000B(10,500円)
合計:22,220B(77,770円)
結局、生活コストは住居・食費等を合わせて8万円程度で済むのです。
これで物価安に対する具体的なイメージが抱けたと思います。
世界中のフリーランスと出会える機会が多い
単に物価安だけで私はタイのチェンマイをすすめているわけではありません。
それはWeb系フリーランスという職業の利点を生かせる場所でもあるからです。
Web系フリーランスとしてあなたの将来を見据えた場合、とても重要なことは、Web系フリーランスのスキルを世界レベルに高めていくことです。
Web系フリーランスは、単に仕事場所を自由に選択できるだけでなく、語学を駆使すれば世界中の人々がクライアントになり得ます。
タイのチェンマイでは、仕事環境の充実度から世界中のフリーランスが集っています。
私もタイに行った経験がありますが、アジアの中でもタイは他のアジア諸国より圧倒的に人種の幅が拡がります。
つまり、Web系フリーランスとしてのスキルが高く価値観も多様な人々と出会えるチャンスが拡がるということです!
日本で世界中のフリーランスと知り合う機会は滅多に持てませんよね。
しかし、タイのチェンマイでは、カフェやコワーキングといったWeb系フリーランスが集積する場所で、比較的簡単に知り合う機会が持てるのです!
SNS発信のフリーランス向けイベントや交流会も各種催されています。
世界中のフリーランスたちとあなたが交流が持てる機会がすでに整っているのです。
昨日はノマド集会に参加。この日のスピーカーはノマド歴8年以上のベテラン。スペインのカナリ諸島とウクライナでのノマド生活について主に話してました。スペインいいな〜🇪🇸 pic.twitter.com/tNRm4PHvGg
— Akane 🌍 (@hive_aka_en) January 6, 2018
このような交流会に積極的に参加することは、単にあなたのスキルを高めるだけではありません。
世界中のフリーランスとの交流を通して、あなたの新たなイマジネーションの創造や精神的なモチベーション向上にきっと役立つことでしょう!
Web系フリーランスが滞在したくなる東南アジアの概況
Web系フリーランスが滞在したくなる東南アジアの都市は、実はタイのチェンマイだけではありません。
タイのバンコク、パタヤ、プーケットをはじめベトナム、フィリピン、インドネシア、マレーシア、カンボジア、ラオス等生活コストを下げる目的なら、該当する多くの国と都市があります。
その中のいくつかをご紹介しましょう。
滞在したくなる東南アジアの都市と生活費
【日本人にストレスがかかりにくい標準的な生活レベルで算出】
国 | 都市 | 生活コスト | ネット環境 |
---|---|---|---|
ベトナム | ホーチミン、ダナン | 8万円/月、6万円/月 | 〇 |
タイ | バンコク、パタヤ | 10万円/月、8万円/月 | 〇 |
フィリピン | マニラ、セブ島 | 15万円/月、10万円/月 | △ |
インドネシア | バリ島 | 10万円/月 | △ |
ネット環境やカフェの充実度から言えば、タイ、ベトナムが整っています。
フィリピン、インドネシアはタイ、ベトナムほどではありませんが、ネット環境がある程度整備されていることは言うまでもありません。
- ベトナムのネット環境【ホーチミン】
ホーチミン滞在。ギークハウスサイゴンのコンドミニアムも最高だけど、ベトナムのモバイル通信環境がいいのも満足度高い理由かも。
月750円(15万ドン)で120GB。通信もほとんど遅くなることがなくLTEで仕事も動画もほぼストレスなく見れた。安い早いネット環境は幸福度あがる。— ときさば@人材紹介業はじめました (@tokisaba) March 11, 2019
Web系フリーランスにとって、早い安いネット環境は非常に重要な要素です。
ベトナムでは、少なくとも主要都市(ホーチミン、ハノイ、ダナン)ではネット環境によるストレスはありません。
また、ベトナムはタイ、フィリピン、インドネシアより全体的にコスト安であり、さらに経済成長に合わせて地方都市でも社会インフラが急速に整備されてます。
また、インドネシアやフィリピンでも、工夫次第でもちろん生活費は下げられます。
例えば、インドネシアのバリ島では日本人に有名な繁華街クタ地区より内陸部のウブドの方が、またフィリピンではマニラよりセブ島の方が当然居住費のコストは下がります。
つまり、東南アジアでは10万円程度であなたにとって無理のない生活ができるのです。
生活水準をさらに下げればこれよりコストは下げることはできますが、食事は毎食ローカル食で住居環境も共同が基本にかなりストレスが強くなります。
- フィリピンのマニラについて
住居費が少し割高ですが、セキュリティ面から言えば、過度に住居費を下げることはお勧めできません。
滞在したくなる東南アジア諸国の親日レベル(参考)
東南アジアへ移住する場合、滞在するにはその国の人々と大なり小なり付き合いが必要になります。
では、一体その国がどれほど親日的なのか?
非常に気になるところですよね。
現地の人たちが日本人を歓迎する気持ちが強いかどうかであなたが快適に生活できるかどうか密接に関係すると言えるでしょう。
(アジア10か国親日度調査)
アウンコンサルティング株式会社
2017年7月14日付
国名 | 大好き(%) | |
---|---|---|
日本国が好きですか? | フィリピン、ベトナム、タイ、マレーシア、インドネシア | 82、79、68、66、56 |
日本人が好きですか? | フィリピン、タイ、ベトナム、マレーシア、インドネシア | 42、42、37、32、31 |
上記の%は「大好き」のみで、「好き」を入れるといずれも90%以上の好成績です。
また、最近のインバウンド効果により、実際に日本人と接した東南アジア諸国の人たちが増えた結果、今まではイメージに過ぎなかった日本人に対する評価が高まっています。
フィリピン、ベトナム、タイ、マレーシア、インドネシアのいずれの国も私は訪問経験がありますが、日本人であることで敵対的な感情を抱かれた経験は一度もありません。
結局のところ、この中の国々は、日本人が移住して滞在困難な国はないと結論づけられるでしょう。
フリーランスが東南アジアに移住するメリット
東南アジア滞在のメリットは他にもあります。
だからこそ、世界中のWeb系フリーランスや日本人を含めた多くの移住者たちが東南アジアを目指すわけですよね。
リゾート環境の中で仕事に没頭
- タイのパタヤ、プーケット
- マレーシアのペナン島
- ベトナムのダナン
- フィリピンのセブ島
- インドネシアのバリ島
これらは、日本人にとても有名なビーチリゾート地です。
朝は潮風を感じながら起床し、午前中はカフェで作業、午後はビーチの木陰で読書して、夕方はサンセットを眺めて夕食を楽しむ。
このような日常をあなたは夢の生活だと思っていませんでしたか?
その夢の生活は、実はあなたにとってそれほど遠くないところにあるのです。
日本にアクセスがよく半移住生活も可能
東南アジアは日本からアクセスもよく、移住先に根を下ろした生活をする必要はありません。
近場のマニラなら4時間半程度、遠方のバリ島でも7時間半程度のフライトで行き来することができます。
東南アジアで快適に生活ができる季節は乾季であり、11~3月はまさにベストシーズンです。
雨季は日本へ帰国、また数か月単位で東南アジアを転々とするフリーランスも少なからずいます。
環境が快適な場所で贅沢でなくとも日々穏やかに過ごす。
これこそWeb系フリーランスという職業を最大限に活用した生活ではないでしょうか。
日本人コミュニティの意外な充実度
タイ、フィリピン、インドネシア、マレーシアは海外移住している日本人が多い国です。
さらに近年急速に関係が深まっているベトナムは、今後日本人移住者の増加が期待できる国です。
フリーランスの場合、シングルワークが多く同業者や異業者との交流が持ちにくい傾向にあります。
【仲間募集】12/7 すっごい!ゆっるい!異業種交流会 を開催します! – 第三回「12月7日すっごい!ゆっるい!異業種交流会」を… https://t.co/Zeqr6qk8Vk #チェンマイ
— チェンマイ掲示板 (@ChiangMai_bbs) November 6, 2017
このような交流会は、東南アジアの主要な都市でならSNSで容易に見つけることができます。
東南アジアでの日本人コミュニティもSNSを中心に拡がっており、現地情報の取得や日常生活のアクセントになりあなたの生活に役立つことでしょう!
フリーランスが東南アジアに移住するデメリット
何事においても、メリットがあればデメリットがあります。
もちろん、東南アジアに移住することにもデメリットがあります。
しかし、それを事前に知り対処方法を確立しておくことは、あなたの東南アジア長期滞在に役立つことは言うまでもありません。
世情や社会インフラの整備状況の相違
発展著しい東南アジアの国々ですが世情や社会インフラの整備にはかなりバラつきがあります。
電力や医療事情では日本は世界有数の先進国ですが、東南アジアの国々ではいまだ未発達の国や地域も少なくありません。
停電が頻繁に起こり復旧まで長時間を要したり、医療現場でも日本語で対応できる病院は大都市の一部しかないところも珍しくありません。
東南アジアの国々の首都ではこのような事態も滅多にありませんが、地方都市ではまだ十分にあり得ます。
そのため滞在する国や地域の情報を正確に把握しておく必要があります。
日本人がノービザで滞在できる期間
日本人に対する海外での信用度は高いものがありますが、ノービザで滞在できる期間は東南アジアの国々で違います。
30日以内 | 15日以内 | 90日以内 | ビザ必要 | |
---|---|---|---|---|
国名 | タイ、フィリピン、インドネシア | ベトナム | マレーシア | カンボジア |
この期間を超える場合は、原則として、観光ビザや労働ビザの取得やビザの延長または一旦国外に出国する必要があります。
そのような背景も念頭においた滞在計画を立てておくことは、あなたが東南アジアの国々に順応していけるどうかの基準になり得るのです。
娯楽スポットの誘惑による浪費
海外のビーチリゾートでは、多くの地域で夜の歓楽街が発達しています。
特に、タイのパタヤやインドネシアのバリ島では、夜遊びスポットがとても有名です。
アジアだけでなく世界中の人々が集まってます。
生活コストを下げるために滞在した地域で、結局のところあなたの予想以上に浪費することもあります。
娯楽がすべて悪いとは言いませんが、十分な自己管理が求められることは間違いありません。
Web系フリーランスの海外移住は東南アジアがおすすめまとめ
Web系フリーランスの特徴は、仕事場所が縛られないことです!
Web系フリーランスとして収入アップは確かに大切ですが、それと同じくらい生活費コストも大切です。
Web系フリーランスのあなたが、勇気を出して海外に移住することでコストを下げることが実現できます。
それが可能な東南アジアには、Web系フリーランスの聖地と呼ばれる場所があるのです。
- タイのチェンマイは物価安で、かつフリーランスの聖地
- 長期滞在可能な多数のアパート・コンドミニアムが存在
- カフェが多く整った作業環境
- 物価が安くても社会インフラが充実
- 世界中のフリーランスと出会える多くの機会
- 東南アジアではWeb系フリーランスが滞在したくなる地域が満載
- 日本人にとっての標準的な生活スタイルを10万円以内で実現
- 東南アジアの親日感情は問題ないレベル
- 東南アジア移住のメリット
- リゾート環境の中で仕事に没頭
- 日本にアクセスがよく半移住生活も可能
- 日本人コミュニティの意外な充実度
- 東南アジア移住のデメリット
- 国別に世情や社会インフラの整備状況の相違
- 国別に日本人がノービザで滞在できる期間の相違
- 娯楽スポットの誘惑による浪費
Web系フリーランスのあなたが日本の生活に固執するのは、Web系フリーランスの利点を生かせていないとも言えます。
生活スタイルとして、物価の安い東南アジアで生活しつつ日本円で稼ぐことが最強と言われています。
あなたのちょっとした勇気でその扉は開かれており、あなたの努力次第で世界中のフリーランスやクライアントとの関係へと繋がっていくのです。
日本を永久に離れる必要はありません。
東南アジアで生活費コストを下げることに成功したあなたは、以前より遥かに自信を持って日本と東南アジアを自由に行き来することができるのです。