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経理がつまらない理由と対処法8選|経理ベテランが全力で解説!

経理のお仕事って毎日機械的な作業の繰り返しで、なんだかつまらないな~我慢してやってきたけど、もう限界かも。。

そんなふうに感じながら経理の仕事をしていませんか?

そこで今回は、経理がつまらない理由と、つまらない時にして欲しい8つの対処法をお伝えします。

  1. つまらないと感じる理由
  2. つまらない時にして欲しいこと
  3. 転職するなど現状の変え方
経理職歴15年以上のベテランが、全力で解説します!

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経理の仕事がつまらないと感じる理由

毎日の仕事を「つまらない、つまらない」と思っていると、なかなかそのマイナスの感情からは抜け出せません。

まずはそう思う理由を考えてみましょう。
理由が見付かれば、対処法は必ず見付かるはずです。

仕事が単純すぎる

あなたは現在、経理の仕事を始めて何年目でしょうか?
自分の出来る仕事と、今あなたが任せられている仕事とのバランスが取れていないのかもしれません。

例えばあなたが経理の仕事を始めて3年目だとします。
3年目だというのに未だに1年目のときと同じ単純作業をしていたり、初めにあなたが抱いていた経理に対する理想と現実とのギャップなども、つまらないと感じる理由となってしまいます。

逆にあなたが経理の仕事を始めたばかりだとします。
初めは任される仕事の種類も多くはないですし、毎日同じ単純作業ばかりでもうイヤ…と思ってしまっているかもしれません。

毎日単調なルーティンだからつまらない

先にも述べたとおり、経理の仕事は基本、繰り返し業務が多いです。
毎月または毎年のスケジュールや行う仕事も決まっていて、ずっと同じことをやっている感がありますよね。

規模が大きな会社ほど自分の担当業務やシステムが決められていることも多いので、やりがいがないと感じているかもしれません。

性格に合っていない

人には色々な性格の人がいて様々な職業がありますが、特に経理という仕事は細かく単純な作業が多いので、性格の向き不向きがはっきりする仕事です。

あなたが毎日仕事をする中で、数字を見るだけで苦痛になる、貸借を何度も間違えたり振込金額を間違えるなど、やるべきことの注意やチェックが出来ないなどの性格ならば、残念ながら性格的に向いていないのかもしれません。

または地味な作業ばかりで成果が見えない、なかなか評価をしてもらえないなど、経理業務に関する不満があなたにあるならば、この仕事を続けていくことに自身と向き合う必要があるでしょう。

経理の仕事は本当につまらないのか

私も経理の仕事を始めたばかりの頃は「向いていないのかなぁ」とか「毎日同じ仕事ばかりでつまらない」とか、正直思っていました。

ですがそんな私でも、現在15年以上も経理の仕事を続けられています。
当時の私にとっては、本当に信じられないことでした。

経理の仕事がつまらないと日々感じているあなたにも、そういう風に思えるときが来るかもしれません。

そもそも経理って何の魅力があるの?

まずは経理の魅力を、仕事面と生活面の両面から見ていきましょう

    仕事面から見た経理の魅力

  • 専門的知識を活かして仕事が
    できる
  • マイペースに仕事ができる
  • 会社全体を数値で把握できる

経理という仕事は専門的知識が要求される職種であり、会計の概念や法則に関する知識があってできる仕事です。

また、1人1人の担当業務が決まっていることが多いため、自分で仕事の計画を立てることができ、ノルマなどもありません。

会社の状態も常に数値で見ることができ、異常があったときにはすぐに要因も把握でき、会社全体の動きをいつでも見ることができます。

    生活面から見た経理の魅力

  • プライベートを充実できる
  • 経理の経験は家庭でも活用
    できる
  • 投資などにも挑戦できる

普段経理の仕事は、チームワークでやるというよりは1人でやることが多いです。

仕事の量や期限の変更はなかなかできませんが、決められた期間内で仕事を終わらせればいいので、自分のペースで仕事をし、ノー残業でプライベートを充実させることもできます。

また、経理の経験を活かして家計でも役に立つことはたくさんあります。

例えば家計簿をつけてみるのも良いでしょう。
今はアプリでも管理ができるようになり、手軽に始められるようになりました。

家計簿をつけてみると、家計の無駄が良く見えるようになり、車やマイホームなど大きな買い物も上手にできるようになります。

身近で数字を扱っていると、株式投資にも興味が出てくる人もいると思います。
私の周りにもやっている人、たくさんいますよ。

手の空いたときに株価の動きをチェックして、配当金だけでお小遣い稼ぎ、なんていいですよね。

会社にとって欠かせない経理

経理の仕事は地味なイメージもありますが、会社の動きを数値で管理できる専門家として、周囲や経営者からも一目置かれるポジションです。

経理職として新入社員や転職して来た場合でも、その会社に入った時点から経理の専門家として扱われます。

経理の知識や経験を身に付ければ、自分が成長しているという実感も持てるようになり、スキルアップすることも可能です。

経営者から経費の削減についてアドバイスを求められたり収支予定について聞かれることもあり、会社にとって重要な役割を担っており、なくてはならない職務です。

経理がつまらないとき試して欲しいこと5選

では「経理の仕事がつまらない」と思ったらどうすれば良いのでしょうか。
あなたの気持ちの奥深くにある経理の仕事に対する思いを、改めて見直してみることを私はおすすめします。

これからいくつか例に挙げてみますので、参考にしてみてください。

必要のない業務は思い切ってやめる

仕事を効率良く進めていくためには、今やっている業務が本当に必要なのかどうかを見極めなくてはなりません。

現在行っている業務をすべて挙げ、「どんな目的でやっているのか」「その業務を行うことで何ができているのか」を考えてみましょう。

日々やっているから、以前からやっているからという理由で続けている日常業務は結構多いものです。

何の成果も出ていなかったり、業務上影響を与えていないものがある場合、思い切ってやめてみるのも良い選択かもしれません。

まずは目に見えるものを減らしましょう

毎日行っている小口現金の管理についても、効率化が図れるものがあります。

例えば従業員の旅費精算などが多い場合、1日の業務がそれだけで終わってしまった、という経験があなたにもあるかもしれません。

それを1度従業員に負担してもらい、後日給料と一緒に振り込みをし、精算をしたらどうでしょう。

毎日の現金の取り扱いを減らすこともでき、現金出納帳の作成時にも現金をカウントする手間を抑えることもできます。

また、ほとんど動きのない預金口座、使用していない固定資産、内容の分からない保険など、現物を確認し、将来的にも活用する見込みがないものがあれば削減や検討をし、業務の効率化を上げましょう。

なんとなくやっているものをなくすことも重要です

使われていない資料を作成、保管しているケースもあります。
私にも他人から言われて初めて気付くことが多くあります。

その時は必要だったけれどその後は使っていない、前任者の引き継ぎで作っているけれど今は使っていない、などということは良くあることです。

使用していない資料の作成は、仕事の効率化という前に時間的にも無駄なものです。
思い切ってやめましょう。

またその資料についても、整理の仕方やまとめ方の違いで、業務の効率に大きく影響してきます。

不必要な資料を何年も保管している場合もあります。
経理資料の保管には保管義務のある書類とその保管期間が定められています。

余分な資料と重要な資料を区別し、必要なものだけを必要な期間保管するようにしましょう。

とりあえず1年は頑張ってみる

あなたが経理の仕事を始める前には、資格を活かしてみたいとか、または経理ってちょっと頭良さそうかも…とか、様々な思いを持ってスタートしたはずです。
そんな思いを少し思い出してみて下さい。

そしてあなたが経理の仕事を始めたばかりだとしても、何年か経っていたとしても、あと1年は頑張ってみましょう。

1年が長く感じるならば、まずは1ヶ月でもいいです。
それが出来たら3ヶ月、6ヶ月と延ばしてみて、いつの間にか大丈夫になっていたってこと、仕事以外でも、例えば人間関係でもありますよね。

はじめは苦手だと思っていたのに今では1番の親友になっていたり、結婚してしまった人だって私の友人にもいます。

経理の仕事が意外と好きな仕事だったり、実は自分に向いていた、なんてこともあるかもしれません。

仕事のみに生活の重点を置かない

経理の仕事を1度つまらないと感じてしまうと、その感情はなかなか消すことが出来ません。

仕事のことだけでなく日常生活の様々なことに不満を感じ、何もかもがイヤになってしまった時期が私にもありました。

そういう時には少しの間お休みをもらって自分の趣味に没頭してみたり、家族と過ごす時間を作ってみたり、あなたが旅行好きな人ならば思い切って旅行に行ってみたり、自分のやりたいことをする時間を作りましょう。

お休みが取れない状況ならば、帰宅後や土日は自分の好きなことに打ち込む日と決めて、気が済むまでやります。

実際私もそういう時期には、普段会えない友人達と毎日毎日朝から夜まで遊び呆けていました。
仕事のことを一切考えずに過ごす日があってもいいんです。

一定期間を自分の好きなことに費やしてみると気持ちがリフレッシュされます。
経理の仕事はイヤだけどこれがあるから頑張れる、と思うようにもなれます。

デスク周りを充実させる

上で述べたリフレッシュにも関連しますが、私の職場の机には、お菓子や飲み物でいっぱいの引き出しがあります。

ちょっと煮詰まった時にチョコレートやクッキーを食べたり好きな飲み物を飲んだり、内緒で?しています。
同僚にはお煎餅だって食べている人もいます。

男性にはちょっと解らない人もいるかもしれませんが、自分の好きな種類のお菓子や飲み物が近くにあるだけで仕事のモチベーションが上がります。

パソコンのデスクトップを自分の好きな背景にしたり、デスク周りに好きな物を配置したり、職場でもリフレッシュ出来ることはたくさんあります。

以下のブックスタンドは、書籍、タブレットなどを置けますが、すごく仕事がはかどりますよ。
仕事できる感がハンパないです☟

簿記1級に挑戦してみる

もし、あなたが日商簿記2級の資格を保有しているなら、簿記1級を取得しキャリアチェンジする転職をおすすめします。

転職先は会計事務所ですと、年齢の壁はあまりありません。
会計事務所の場合、単純作業ばかりでなく総合職的な仕事に従事するので、つまらないと感じる頻度は少なくなります。

また簿記1級があれば士業へのキャリアアップも望めますよ。

さらに、こちらの方のように人生が大きく開けるということも十分ありえますし☟

今どきは、すきま時間にスマホで難関資格の勉強をするのが普通になりました。

少ない投資でも、つまならい経理人生から脱却することは可能ですよ☟

経理がつまらない時の現状の変え方3選

過去に私が経理の仕事についてあなたと同じように思っていたときに、実際に行ったことや効果のあった対処法をまとめて紹介します。

日々モヤモヤした気持ちを抱えながら、経理の仕事をしているあなたの参考になれば、嬉しいです。

経理は経理でも異業種に変えてみる

経理の経験は異業種でも活かすことができます。
これまで学んできた知識、積んできた経験は決して無駄にはなりません。

私から具体的な業種を4つ紹介しますので、参考にしてみて下さい

中小企業から大企業への転換

財務部として部署が設けられていることが多い大企業では、中小企業の経理ではあまり経験することのできない会社の財務の根幹に関われるのが1番のメリットです。

業務は部門分けされており、仕事の大変さはあるものの、経営基盤や福利厚生も充実、基本給や賞与も高いです。
中小企業では扱うことのない大きな金額を見れることにも、やりがいを感じるでしょう。

大企業から中小企業への転換

大企業の経理では負担が大きかったり、それに疲れてしまったあなたには、従業員十数人程度の中小企業への転換への選択肢もあります。

中小企業では、経理や財務が1部署でまとまっている会社が多いです。
それ以外にも、人事や総務、営業まで1人の人が兼任している企業もあります。

様々な業務を任せられ幅広い経験が出来ることに、やりがいやメリットを感じる人もいるでしょう。

将来的にはその知識や経験をステップアップさせ、もし他業種へ転職したときに役立つ可能性もあります。

税理士事務所、会計事務所

経理の経験をフルに活かせる職種として、税理士事務所や会計事務所などがあります。実際私も10年以上勤めていました。

企業の経理って、毎日や毎月のルーティン作業ばっかりでもう飽きた…って感じることもありますよね。
ですが税理士事務所などの場合、お金の計算だけが仕事じゃないんです。

経営者や個人事業主などの顧問先事務所を訪問し、お金や節税等のアドバイスをしたり、企業の経理とは違って社外の人との交流もあるので、あなたが人とのコミュニケーションが苦手でなければ、おすすめの職種の1つです。

会計システム会社

会計システム会社での企画開発、顧客サポートなどの仕事も、経理の経験を活かせる仕事です。
エンジニアの知識があなたになくても、経理の経験があるということで評価されるケースも多いです。

経理経験者というあなたならではの視点で企画開発を行えば、経理職の人にとって喜ばれるシステム作りもできますし、システム利用者の目線に寄り添った顧客サポートもできるでしょう。

違う職種に転職する

以上のような努力をしても、結果として「経理の仕事がつまらない」という状況が改善しないこともあります。

しかしあなたがそのような状況になっても、悲観する必要は一切ありません。
あなたは今まで最大限の努力をしてきましたよね。

努力をしてきたというその自信と経験があれば、転職にも前向きに取り組めるでしょう。

そしていざ就職活動をしてみると、面接の際に必ず聞かれる質問があります。
それは、今まで経理で仕事をしてきたのになぜ他の職種を希望したのか、これは必ず聞かれる質問です。

このような質問をされたときの回答として、経理の仕事が向いていないから辞めましたなどと、向いていないから他の仕事がしたいという回答は絶対にしないようにしましょう。
新しい職種もどうせダメなんじゃ…と人事担当者に思われてしまいます。

経理の仕事というバックオフィス的な経験を活かしてこちらで働きたい、今までの経験をこういった理由で活かせるなど、ポジティブな回答をいくつか考えておくと良いでしょう。

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率先して業務を改善する

「経理がつまらない」と言っても、つまらないことばかりではないはずです。

まず仕事に対する考え方を変えてみると良いでしょう。
仕事をやらされていると考えないで、率先して業務を改善する努力をしたらいかがでしょう。

普段の業務をもっと効率的に、もっと楽して早くできる方法はないかを考え、それを実践しながら日々取り組んでみます。

考えた方法が全てうまくいくことは稀ですが、改善をするということ、チャレンジをするということで、仕事に対するマンネリ感は解消できるはずです。

思った通りの結果が出れば自分の自信にもなりますし、あなたに対する周囲の評価にもつながり、認められるようにもなります。
その結果仕事が楽しくなり、新たな意欲にもつながっていきます。

それとともに「楽しくできるポイントはないか」 「どうすれば楽しく取り組めるか」という視点で業務に取り掛かり、楽しいことの比重を増やしていくと、仕事に対する楽しさも増していくのです。
その結果、経理がつまらないと思わなくなることでしょう。

経理がつまらない理由と対策まとめ

今回は経理がつまらないと感じる理由とその対策について紹介しました。
今までの内容を振り返ってみましょう

  1. 経理がつまらないって感じる理由
    • 仕事が単純過ぎる
    • ルーティンばかりでイヤ
    • 性格に合っていない
  2. 経理は本当につまらないのか
    • 経理にも魅力はある
    • 会社に経理は欠かせない
  3. つまらないと思ったら試して欲しいこと
    • 必要のない業務はやめる
    • とりあえず1年だけ頑張る
    • 仕事は第2と考える
    • デスク周りを充実させる
    • 簿記1級に挑戦する
  4. それでもつまらないなら現状を変える
    • 経理職でも異業種に変えてみる
    • 違う職種に転職する
    • 率先して業務を改善する

経理の仕事がつまらないと思ったときには、自分自身を見つめ直し、「どうしてそう思うのか」を考えてみてください。

その結果経理でこれからも頑張ろうと思うのも、思い切って他業種へ転職しようと思うのも、どちらも立派な選択です。

1日のうち、大部分は働いている時間です。
どんな仕事を楽しいと思えるかは、人によって違います。

自分に向き合う時間を時には作り、悔いのない人生を送りましょう。
なお経理を辞めたい理由別に対処法を解説した、以下の記事もどうぞあわせてご覧になってください。

経理を辞めたい理由別に対処法を解説【超簡単/3つから選ぶだけ】「会計入力のプレッシャーがきつい」 「経理として仕事をしているが、残業と仕事量が多すぎて辞めたい」 「会計の知識が難しくて、嫌で辞め...
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