手軽にお部屋の雰囲気を変えられるマクラメ編みのタペストリーって素敵ですよね。
簡単な作り方を教えてほしいです!
今回は初心者さん向けに、マクラメ編みの「簡単なタペストリー」の作り方を、動画と画像を交えて解説します。
この記事をお読みになると以下のことがわかります。
- マクラメ編みでタペストリーを作る際におすすめのロープ
- タペストリーを作る際に用意するもの
- マクラメ編みの「簡単なタペストリー」の作り方
- タペストリーのアレンジ方法
マクラメ編みのタペストリーにおすすめのロープ
マクラメ編みでタペストリーを作る際、ネットショップでも「マクラメ編み ロープ」などで検索すればたくさん検索結果がでてくるので、購入する際に迷うことはあまりないかもしれません。
ここでは少しだけ詳しく、私の実体験からおすすめのロープについて解説します。
ロープのサイズの比較
今回は3種類のロープ(紐)を比較してみました。
同じ種類のロープがなく形状が違いますが、同じ編み方をしても大きさや雰囲気が全く違うのがおわかりいただけるかと思います。
私の実体験からですが模様が細かいものほど細いロープ、あまり模様がないものは太めのロープが良かったです。
もちろん、自分の作りたいデザインや飾りたいお部屋の雰囲気によっても変わってくるので一概には言えませんが、私がマクラメ編みでタペストリーを作りやすかったのは3mmのロープだったので、今はそればかり使っています。
タペストリーを作る際におすすめのロープ
柔らかいロープであれば編みやすいというのはもちろんですが、ロープの落ち感が綺麗に見え、編み終わりにフリンジを作る場合はフワッとして柔らかい印象になります。
どちらかと言うと暖かい印象を受けます。
硬めのロープ(麻紐など)はロープが硬い分、力も必要になるので慣れるまでは少し編みにくく感じるかもしれません。
しかしロープ自体が締まっているので、透け感のある模様を編むと編み目がはっきりしてとても綺麗です。
どんなデザインでどんな場所に飾るのか、暖かい季節には麻紐、寒い季節にはコットンロープなど季節によって使い分けても良いかもしれません。
マクラメコード3mm x 220ヤード
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作るのに必要な材料
マクラメ編みで必要な材料をご紹介していきます。
ビックリするくらい少ないので、手軽に始められるのではないでしょうか。
揃える材料は2つ
揃える材料はたった2つです。
- ロープ(紐)
- 棒(流木)
自宅にある物でも作れます
初心者さんでとりあえず挑戦してみたいという場合は、自宅にあるもので作ることもできます。
マクラメ編みは紐状であれば作ることができるので、専用のロープがなくてもガーデニング用の麻紐でも作ることができます。
また、着れなくなったTシャツを紐状に切って、Tシャツヤーンを作る方法もあります。
家族全員のTシャツを集めてカラフルなタペストリーも素敵ですね。
棒ですが小さいタペストリーであれば割り箸でもできます。
細くなっていく部分から切って切り口をヤスリで削ってなめらかにしたり、危なくないようにカバーできればOKです。
私が割り箸を使う際は四角ではなく丸い割り箸を使っています。
【マクラメ編み】簡単なタペストリーの作り方
平結びと左右結びの2つの結び方がメインになるので、初心者さんでも簡単に作れます。
まずは編み方から解説していきます。
その前に動画で説明いたしますので、全体の流れをつかんでおいてください。
平結びの編み方
右平結びと左平結びで編みますが、左右どちらから編むかの違いだけで基本的な編み方は同じになります。
右平結びの編み方です。
①芯紐が2本、結び紐がa、b2本で計4本を使って編んでいきます。
②結び紐bを芯紐の上を通り、結び紐aの下に通します。
③結び紐bはそのままで、結び紐aを芯紐の下を通して芯紐と結び紐bでできた輪の中から上に出します。
④均等に引き締めます。
左平結びの編み方です。
⑤結び紐aを芯紐の上を通り、結び紐bの下に通します。
⑥結び紐aはそのままで、結び紐bを芯紐の下を通して芯紐と結び紐aでできた輪の中から上に出します。
⑦均等に引き締めます。
左右結びの編み方
2本で編んでいきますが、きつく編んでしまうと編み目が跳ねてしまうので少しゆるめに編んでいきましょう。
①結び紐bを結び紐aの手前から奥に一周させます。
②結び紐bを輪の中、奥から手前に引き出します。
③引き締めます。
④結び紐aを結び紐bの手前から奥に一周させます。
⑤結び紐aを輪の中、奥から手前に引き出します。
⑥引き締めます。
ひと結びの編み方
編み終わりに結んでいきます。
画像では結び紐aを芯紐にしていますが、バランスを見て決めてください。
結び紐bを結び紐aの手前から1周させて手前に出し、輪の中に入れて引き締めます。
マクラメ編みでタペストリーを編んでみよう
ロープ180cmを30本(太さは3mmのものを用意しました)と棒(45cm)を用意します。
出来上がり寸法は縦が約45cm、横が約28cmです。
1本のロープを半分に折って合計60本のロープを編んでいきます。
4の倍数(ロープの本数が16本で編む本数は32本など)で作れるので、もう少し小さめで作りたい場合など本数を調整してください。
棒にロープを結んでいきます。
30本全て結んでください。
①1段目から3段目は端から4本とり編み始めますが、2つ目を編む際に今編んだ4本のうち2本と新しい2本を使って平結びをしていきます。
中心は左平結びでも右平結びでもどちらでもやりやすい方で良いです。
②4段目から都度新しい4本を使って平結びを編んでいきます。
③5段目は端の結び紐2本をよけて編んでいきます。
6段目は4段目と同じように端から4本ずつ編んでいきます。
⑤7段目から9段目は1段目から3段目と同じように編みます。
⑥10段目は左右結びを左右を1つと数えて5目編んでいきます。
⑦最後にひと結びをしていきます。
⑧好みの長さに紐はしを切りそろえて、ロープをほぐして完成です。
マクラメ編みタペストリーのアレンジ方法
壁に飾るタペストリーはとても素敵ですが、壁一面に飾るわけにもいかない場合使い方をアレンジしてみましょう。
カフェカーテンの代わりに
カフェカーテンと書いてしまうととてもおしゃれに聞こえますが、私の家ではキッチンにある小さな窓の目隠しに使っています。
完全に日を遮ることもなく、きちんと目隠しはしてくれるのでとても重宝しています。
小さく作ってアクセサリーに
ロープではなくマクラメ糸や刺繍糸などで小さく作って、アクセサリーパーツをつければピアスやイヤリングなどのアクセサリーになります。
軽くて耳に負担をかけることもなく、簡単にオリジナルのアクセサリーを作ることができます。
なお、マクラメ編みピアスの作り方については、以下の記事で詳しく解説しています。
どうぞご参考になさって下さい。
観葉植物も飾れます
マクラメ編みでタペストリーを作る際に、少し編み方をアレンジするだけでハンギングタペストリーに変身です。
土のいらないエアープランツなどであれば何も気にせず緑も楽しめます。
手軽に簡単に楽しみたいあなたに
初めて挑戦するあなたや、挑戦はしてみたいけど不安があるあなたにはこちらがオススメです。
マクラメタペストリーキット
マクラメ編みのタペストリーキットがあれば、ロープや棒、作り方の説明書までセットになっているので初めて挑戦するあなたやとりあえず始めてみたいあなたにオススメです。
自分で用意するものはハサミやメジャー、固定するテープだけなので準備に手間もかからず気軽に挑戦できます。
100円均一でお得に作る
お得に作りたいというあなたには100円均一で材料を揃えるのがオススメです。
手芸コーナーにある紐や荷造り用のロープ、工作用の棒など使える材料がたくさんあります。
ロープに限らずコットン糸やデザインによっては毛糸も使えるので選ぶのが楽しくなりますよ。
【マクラメ編み】簡単なタペストリーの作り方まとめ
ここまでマクラメ編みで簡単に作れるタペストリーについて解説してきました。
- デザインや作るものによってロープを変える
- 必要な材料を2つ用意するだけでタペストリーは作れる
- 1つ作れるようになると使い方次第でたくさん楽しめる
ハンドメイドのタペストリーは、作っている途中のワクワク、完成した後の達成感、お部屋に飾った時の満足感が格別です。
簡単に挑戦できるマクラメ編みのタペストリーでお気に入りの空間を演出してください。
なおさらに勉強したいあなたは、マクラメ編みの習得におすすめの本を紹介した、以下の記事をタップしてどうぞ。
また、マクラメ作家の資格も含め、ハンドメイド作家の資格については、以下の記事をタップしてご覧になってください。