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看護師が面接で落ちる原因と対策10選【失敗しないための予備知識】

看護師が転職をする際に、避けることができないのが面接です。

この前、面接で落ちちゃったんだけど、なぜかしら。。

しっかり対策をして面接に臨みたいな。

あなたも、このように考えるかと思います。
そこで今回は、看護師が面接で落ちる原因と対策について徹底解説します。

この記事をご覧になることで、以下の内容を理解することができます。

  • 看護師が面接で落ちる原因と対策10選
  • 面接に自信がない看護師がとるべき行動
看護師経験7年の私が、転職活動をした経験を振り返って解説いたします。どうぞご参考になさってください。

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看護師が面接で落ちる原因と対策10選


まず、看護師が面接で落ちる原因と対策について、私の体験も踏まえてお伝えします。

書類の提出が期日に間に合っていない


看護師が転職する際に避けては通れないのが、面接です。
その面接に臨むにあたり、まずは履歴書や職務経歴書を作成して、転職先候補に提出する必要があります。

転職先によって異なりますが、私の場合は「面接日の1週間前までに書類を送付してください」と指示がありました。

職務経歴書って、何を書けばいいのかな

日々の勤務で忙しいなかで、書類を記載して送付しなければなりません。
私は1週間前ぎりぎりに提出してしまいました。

職務経歴書に、何をどのように書けばよいのかわからず、作成に3日ほどかかりました。
期日までに書類を提出できなかった場合、面接すらしてもらえないことも。

私の場合、なんとか期日に間に合ったようで、面接はしてもらえました。
ただ、書類をぎりぎりに提出してしまったという負い目があり、面接時の不安に繋がりました。

ですので、自信を持って面接に臨むためにも、面接を受けると決めたら速やかに書類を送付することを勧めます。

面接時のマナーや言葉遣いが悪い


また、面接時の言葉遣いも合否に影響するようです。
看護師は普段から同僚や患者さんとコミュケーションをとる機会が多いです。

ですが、そのコミュニケーションは話し言葉になることが多いですよね。
そのため、ビジネスとしての言葉や敬語となると、すぐには使えないこともあります。

ちゃんと敬語を使えるか、不安だな

私の場合、敬語を使いすぎると患者さんとの距離ができると考えて、勤務中はくだけた話し方をしていました。
いざ、転職時の面接でビジネス用語や敬語を話そうと思っても、上手に話すことができず困ってしまったのです。

例えば、転職先の病院を丁寧に呼ぶときには、書類には貴院と書き、面接では御院と話すべきです。
しかし、その知識がなかった私は、面接の際にも転職先を貴院と呼んでしまいました。

その際、面接官の表情が一瞬「え?」と浮かない表情になったのです。
その表情の変化が気になり、帰宅してから調べたところ、面接では御院と言うべきだとわかりました。

私の準備不足なのですが、通常の勤務で貴院や御院といった言葉を使うことはないので、きちんと対策が必要だと実感しました。

面接を受ける転職先の情報収集不足


転職先が公的な病院の場合、堅い質問をされて戸惑ってしまうことがあります。
例えば、県立病院のイメージについて聞かれると、そんな質問されるのかと驚いてしまいますよね。

看護師の面接なのに、そんなこと聞かれるの?

ただ、公的な病院だと、病院のイメージについて聞かれることがあると認識しておいたほうがよいです。

私も、市立病院の面接を受けて、市立病院のイメージについて質問された経験があります。
想定外の質問でなんと答えてよいかわからず、たどたどしい返答をしてしまいました。

もしあなたが公的な病院を転職先候補に選んでいる場合は、病院のイメージについて質問されることを想定して、あなたなりの答えを用意して面接に臨むことを勧めます。

自信のなさが面接官に伝わる


自信がないことが面接官に伝わってしまうと、面接で落ちる要因になってしまいます。
「自信がない」と発言してしまうと、きちんと働いてもらえるのかなと、面接官も不安になってしまいますよね。

期待されたくないから、自信がないと言ってしまってたな

また、直接「自信がない」と発言しなくても、間接的に自信がないことが伝わってしまうことがあります。
私の場合は、職場で自信を失った状態での転職活動でしたので、言葉に力がなく、表情や雰囲気にも自信のなさが見え隠れしていたように思います。

具体的には、はきはきと話せなかったですし、笑顔も作れずに苦笑いのまま、面接が進んでしまいました。
通常の勤務ならマスクを装着しているので苦笑いでもごまかせますが、面接の場ではマスクをしていないので、表情が丸わかりですよね。

ましてや、面接官は医師や看護師であることが多く、相手の表情を読み取るプロですので、自信のなさが見抜かれていました。
このように、看護師として自信がないことが面接官に伝わってしまうと、面接に落ちる一因になります。

自信を持って面接を受けることができるよう、面接を受ける前に心身の体調を整えましょう。
その上で、可能であれば誰かに面接官役をやってもらい、面接の練習をすることを勧めます。

また、あなたは雇ってもらう側ですから、面接の場で「自信がない」と発言することは控えるべきです。
ネガティブな一面を全面に出してしまうと、いい印象を持ってもらうことはできません。

自己主張が強く印象がよくない


転職の面接の場で、自己主張をしすぎてしまうと悪い印象に繋がってしまうことがあります。
上記のように、「パソコンは全く使えません」と堂々と言ってしまうと、わがままな印象を与えてしまいます

まだ紙カルテの職場もありますが、電子カルテに移行している職場が多いですし、パソコンを全く使えないことをアピールするのはまずいですよね。

そのほかにも、「残業はできません」「夜勤はしたくないです」などと強く主張してしまうと、転職先から悪い印象を持たれる可能性が高いです。

自分が面接官だったら、たしかに嫌かも

面接の場では、自己主張をしすぎないことが賢明です。

退職理由がネガティブ


退職理由がネガティブだと、面接で落ちてしまうことがあります。
具体的には、「病棟で働きたくない」「人間関係が悪い」「休みが少なすぎる」などです。

退職理由、ついネガティブな理由になってしまうな

もちろん、嫌なことがあるから辞めるわけですので、ネガティブな退職理由は誰しも抱いています。
ですが、それを面接の場で話すかどうかは、あなたが決めることです。

マイナスなことばかり話していると、雇いたいとは思ってもらえないですよね。

「別の分野の経験を積みたいので退職しました」のように、前向きな退職理由を考えて話す必要があります。

なぜその職場を志望したのかが明確でない


志望動機が曖昧であると、面接で落とされてしまいます。
例えば、「駅から近いから」「今の職場より休みが多いから」のような志望動機だと、本当にここに就職したいのかと疑われてしまいます。

じゃあ、なんと答えたらいいのかな

その職場に就職してこんな看護をしたいなどと、具体的に志望した理由を話すことができないと、面接で落とされてしまいます。

例えば、以下のように具体的に志望動機を伝えて下さい。

御院では診療科ごとの縦割り体制を改め、病院全体で一人一人の患者様に向き合っておられる姿勢にたいへん感銘を受けました。

わたくしも同じ考えを持っておりまして、ぜひスタッフの一員として患者様と御院の役に立ちたいという思いで志望いたしました。

面接に臨む前に、面接官に納得してもらえる志望動機をしっかり考えておく必要があります。

待遇面の逆質問が多い


転職の面接を受けると、面接の最後に「何か質問はありませんか?」と聞かれることが多いです。
その際に、「この経験年数だと、給与はいくらぐらいですか?」のように待遇面についてばかり質問してしまうと、悪い印象を与えてしまいます。

給与について聞かないほうがいいのかな

もちろん、看護師にとって給与は重要です。
ですが、それを面接で話しすぎてしまうと、「給与アップだけのためにここに就職したいのか」と疑われてしまいます。

給与について聞いてもよいですが、前のめりに聞いてしまうと悪い印象を与えます。
ですので、給与について聞きたい場合は、さりげなく聞くとよいですね。

具体的に、どうやって聞いたらよいのかな

「本日はお忙しいなか、面接のお時間を頂戴しありがとうございました。2点伺いたいのですが。」のように、まず面接してもらったことに対してお礼の気持ちを話します。

次に、例えば研修に関する質問をし、その後に給与について次のように聞きます。

本日お話させていただき、御院で働きたい気持ちが強くなりました。
私と同じように他の病院から転職してきた5年目の看護師の場合、給与はいくらぐらいになるでしょうか?

このように、給与以外の質問をした後に、給与について確認するとよいです。

給与についてだけ質問してしまうと、前のめりな印象を与えます。
ですが、他の質問を交えることで、給与についてさりげなく聞くことができます。

ただし、給与の質問が本命で、ほかの質問はカモフラージュと考えてはダメですよ。
面接官はプロですから容易に見抜かれてしまいますし、失礼です。
ほかの質問もほんとうに気になることを全力で尋ねて下さい。

休職中に転職活動をする


傷病により療養中に、転職活動をすることもありますよね。
その際に、休職中であることを伝えたり、負い目があることを見破られてしまうと、面接で落とされる一因となります。

休職中って言わなければ大丈夫かな

休職中であることを伝えずに面接に臨んだとしても、負い目があるなかで面接を受けてしまうと、受け答えに自信のなさが垣間見えて、面接官にばれてしまうことがあります。

ですので、面接を受ける前にまず、体調を整えてから面接に臨むことを勧めます。
自信を持って話せないと、一緒に働きたいと思ってもらうのは難しいです。

なお以下の本は、看護師の採用面接全般にわたり対策が詳しく解説されていますのでご参考にどうぞ。
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志願倍率の高い職場に応募している


看護師は引く手数多だと聞くことがあります。
ですが、倍率の高い大病院や人気病院では、面接で落とされる可能性が高くなります。

私自身、その地域で有名で人気がある病院の採用試験を受けて、落ちてしまった経験があります。
転職で採用試験を受けたのですが、面接の日程も複数あり、私が受けた日だけでも20名ほどの受験者がいました。

倍率が高かったなら、落ちても仕方ないな

受験者が多く集まる職場に志願すると、面接で落ちる可能性が高いです。

ただ、志願倍率が高い人気病院にどうしても就職したいあなたは、落とされる覚悟を持って面接を受けてみることを勧めます。
受けずに後悔するより、受けて落ちてしまったのであれば、納得がいくからです。

私も人気病院の採用試験で落ちてしまい、かなり落ち込みました。
ですが、面接を受けたことは後悔していません。

私の場合、準備不足のまま面接を受けてしまったことが少し心残りです。
ですので、面接の受け答えの練習など、しっかり準備をして面接に臨むことを勧めます。

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面接に自信がなければ転職サイトを活用する【体験談あり】


次に、看護師が転職する際に、面接で自信を持てないときはどうするべきかについてお伝えします。
結論から申し上げますと、面接に自信がないあなたは転職サイトへの登録をお勧めします。

転職サイトに登録すると、キャリアアドバイザーが一緒に面接対策を考えてくれます。
面接のときに使う履歴書や職務経歴書の添削もしてもらえますよ。

転職サイトに登録しなかった場合は、転職先候補の情報収集はもちろん、履歴書や職務経歴書の記載、面接対策まで全て1人で行う必要があります。

話すのは好きだけど、堅苦しい面接は苦手だな

普段、同僚や患者さんと接しているとはいえ、転職の面接となると苦手意識を持つ人もいます。
私もその1人でした。

ここで、私が看護師5年目のときに転職活動をした体験談をお話しします。

転職サイトに登録して、キャリアアドバイザーに転職先候補の情報収集をお願いしました。
たったそれだけのことですが、「職場の悩みを聞いてもらうことができ、私の気持ちを理解して応援してくれる人がいてくれる」と嬉しい気持ちになりました。

しかし当時の私は、ある人気病院に興味があり、その病院に転職したいと考えていました。
ただ、その病院は転職サイトからの応募を受け付けていませんでした。

そのため、転職サイト経由の転職活動は諦めました。
やむを得ず、自分で履歴書や職務経歴書を作成し、書類を送付して面接に臨みました。

1人で転職活動をするって大変なのかな

当時の私は体調が悪くて痩せ細っており、新卒で就職活動をした際に使ったスーツはブカブカで。
また、職場の人間関係で悩んでいる時期で人間不信になっており、面接時に自信を持って話すことができなかったのです。

さらに、普段使い慣れていないため正しい敬語やビジネス用語がわからず、たどたどしい発言になっていました。
そのような状況で有名な人気病院の面接を受けてしまったため、結果はもちろん不合格

今こうして振り返ってみると、十分に対策をせず、受ければ合格できるだろうと安易な気持ちで面接を受けてしまった過去を恥ずかしく思います。
ですが、当時の私は面接を受けるだけで精一杯でした。

日勤と夜勤の交替制勤務をこなしながら、書類を作成して面接の準備をし、面接に臨む。
これを1人で実施するのは想像以上に大変でした。

ですので、あなたにはキャリアアドバイザーの力を借りて、できるだけ負担がない転職活動をすることを勧めます。

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面接で落ちる看護師のまとめ


看護師が面接で落ちる原因と対策、面接に自信がない看護師がとるべき行動についてお伝えしました。
ここで、今回お伝えしたことをまとめておきます。

面接で落ちる看護師のまとめ
  • 看護師が面接で落ちる主な原因:自信がなく退職理由がネガティブ、志望動機が明確でない
  • 看護師が面接で落ちる際の主な対策:心身の体調を整え、前向きな退職理由を自信を持って話す
  • 面接に自信がなければ、転職サイトを活用しキャリアアドバイザーと共に面接対策を考える

面接で落ちてしまうとすごく落ち込みますが、落ちてしまうのはあなただけではありません。
私も看護師の転職活動の際に面接で落ちてしまい、悲しい思いをしました。

転職活動をあなた1人で実施するのは心身ともに負担がかかります。
履歴書や職務経歴書の作成、面接の対策、じっさいの面接。

忙しい勤務の合間を縫って転職活動を1人で行うのは大変ですよね。

私のように苦い経験をしなくてすむよう、あなたには転職サイトに登録し、キャリアアドバイザーと一緒に転職活動を行うことを勧めます。

なお、看護師の転職サイトについては、以下の記事で詳しく解説していますにのでご覧ください。

看護師の転職サイトは使わない方がいい?【経験した私だから言えること】ネット上では看護師転職サイトの口コミをよく目にします。口コミの中には「看護師の転職サイトを使わない方がいい」という意見もあります。今回は看護師の転職サイトを利用するメリットデメリットを検証し、本当に使わない方がいいのかを看護師歴9年目の私が解説します。...
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リス
看護師経験7年の潜在看護師です。市立大学を卒業後、約400床の総合病院で7年間、看護師として勤務しました。その経験を活かし、現在は販売業務に携わっています。副業として、ライター業務を始めました。看護師の経験を多くの方にお伝えし、少しでもお役に立つことがあればと、執筆活動をしています。
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