ソムリエは、レストランにおいて重要なポジションです。
あなたがソムリエとして働いていて、転職を考えたことはありますか?
「もっとたくさんワインを扱いたい」
「拘束時間が長いのに待遇がよくない」
「ちがう業種にチャレンジしてみたい」
「ソムリエ手当てもつかないなんてありえない!」
私は、昼夜店舗に駆り出され、ワインの取り扱いも少なく給料は低くてソムリエ手当てはない…
そんな職場から一転、ワインにたくさん触れられ、拘束8時間、定休あり、ソムリエ手当てありの転職に成功しました!
今回は転職に悩むあなたへ、ソムリエが転職する目的と理想の職場について解説します。
また転職先に和食と洋食どっちを選んだらよいか、私の実体験をお話ししますので、ぜひ参考にして下さい。
ソムリエが転職する目的と理想の職場
転職したいと思ったきっかけはなんでしょう。
給与や働き方、将来を見据えて考えた結果ですよね。
私がお薦めするのは、チェーンではなく個人店(ワンマンではダメですよ!)、または高級店です。
個人店の方が給与や待遇の交渉がしやすく、高級店の方が取り扱うワインが幅広いからです。
あなたがもしも給料などの交渉が苦手なら、転職エージェントの転職アドバイザーに交渉をしてもらってください。
まずは以下の大手転職エージェントに登録して、転職先を探しながら相談してみて下さい。
- doda ※業界最大手の老舗エージェント
- リクルートエージェント ※ダントツで求人数が多い
- マイナビエージェント ※首都圏・関西圏の20代~30代の転職に強みがある
給与と待遇、キャリアアップ
給与と待遇に納得いかない場合
拘束時間のわりに、お給料が低いというのが飲食業界の悪いところですよね。
転職のときにみるべきポイントは
- ランチをやっているか
- 定休日があるか
- シフト制ではないか
- 人数、役職がちゃんと揃っているか
ランチがあったりシフト制だとしっかりお休みがとれませんし、残業が多くても手当てがつかないところが多いです。
ランチをするにしても、きちんと人が揃っていてお休みが取れる環境を探すべきです。
給与は交渉次第ですが、ソムリエの資格手当てがあるところを見つけましょう。
キャリアアップ
ソムリエとして自信がついてきた頃、転職を考えるのではないでしょうか。
普通のサービスをしながらソムリエをしている人は多いでしょう。
古参のソムリエがいて、なかなか管理や仕入れの仕事を任せてもらえないなど悶々としている人もいることでしょう。
そう思ったらいっそ転職でキャリアアップを目指すのもアリです!
チーフソムリエの募集や、小さめのお店でひとりソムリエを任される、ワインバーの店長など環境を変えて、キャリアアップを狙いましょう。
どんなワインを学びたいのか
どんなワインを学びたいかでも、働く店選びは重要です。
高級ワインを学びたいなら高級なリストランテや一流ホテルのレストラン。
カジュアルなワインをたくさん学びたいならバルやトラットリアを探すべきです。
私は、フランスワイン(特にボルドー、ブルゴーニュ)を主に取り扱っているところを探しました。
幸運なことに、私が気になっているワインも少しずつとらせてくれるので勉強になる環境です。
イタリア料理、スペイン料理、和食、フレンチなど、国ごとにも品揃えが変わってきます。
一度、気になるお店のワインリストを確認してから、転職先候補を考えましょう。
レストラン以外でワインに携わる
もっとワインそのものと関わりたいと思ったら、インポーターや酒屋の仕事も視野に入れましょう。
インポーターは、海外でよいワインを見つけ日本に輸入して紹介する仕事です。
生産者から直接ワインを教えてもらうチャンスも多いですし、自分で隠れた逸品を見つけ出せるという夢のあるお仕事です。
ソムリエ資格者の優遇もあります。
ソムリエの転職先は和食と洋食どっち?
ソムリエは高級店からカジュアルなお店まで幅広く募集されています。
洋食なら、ホテル、レストラン、バー、カジュアルダイニング。
和食なら、料亭、割烹、寿司まで。
あなたがどこを目指すかで、選ぶお店も変わってきます。
私は前の会社では、イタリアンと料亭を兼任していました。
いまは転職し、フレンチレストランで働いています。
なお転職先はあなたが自力で探すだけでなく、派遣会社にも登録しておくと良いです。
希望に合う転職先があったら、紹介してもらえるのでコスパが良いです。
以下の大手派遣サービスであれば、求人数が多く仕事が見つかり易いので登録して探してみて下さい。
- リクルートスタッフィング ※リクルートグループであり抜群の安定感。登録は必須
- リクナビ派遣 ※様々な派遣会社の求人があり日本全国の数万件から選び放題
- テンプスタッフ ※「働く女性を応援する」を掲げる老舗派遣会社
和食(料亭)から洋食(フレンチ)へ
和食でもワインを合わせることが少しずつ流行ってきました。
しかし、やはり和食を食べているときに合わせる飲み物は日本酒や焼酎が多いです。
これは私の話ですが、料亭で働いてた当時は、ソムリエの資格を取ったばかりでした。
本場フランスのワインをフレンチであわせる基本も知らずに和食のペアリングや、ましてワインそのものは語れない…
しっかり基礎から勉強したい、そう思っての転職でした。
転職先のフレンチは、やはりフランスワインをベースに、世界のワインを少しずつ取り入れるスタイルです。
和食にいた頃と比べると圧倒的にワインがでます。
私のワインに関する基礎を構築するには最適の環境でした。
「和食が好きだけどワインとの合わせ方がわからない」
そんな人は、和食にワインをペアリングするのがウリのお店を見つけましょう。
いまこのようなお店が増えています!
ソムリエとして幅を広げるチャンスともいえるでしょう。
洋食(イタリアン)から洋食(フレンチ)へ
私は料亭のかたわら、イタリアンに入る日もありました。
こちらは店のこだわりでイタリアワインだけの扱い…
イタリアワインはとても好きなのですが、もっと世界中のワインを勉強してみたいと思いました。
料亭とイタリアンの両方で働いてみて感じた「ワインの基本を学びたい」「いろんなワインを扱える店にいきたい」という想いを軸に、転職先を探しました。
特に、洋食から洋食への転職は、取り扱うワインの方向性をみて考えてみると良いです。
ソムリエが転職する目的と理想の職場のまとめ
転職を考える理由は人それぞれです。
飲食業界は特に厳しい環境だというイメージが強いですが、きちんと自分のライフスタイルを見据えて、それに見合う所を探せば良い職場とめぐりあえます!
ではそのポイントをまとめてみましょう。
- 転職の理由を明確にする
- 給料や待遇の問題
- 扱うワインが自分の学びたいものと違う
- キャリアアップしたい
- 転職先探しでみるべきポイント
- ランチをやっているか
- 定休日があるか
- シフト制ではないか
- ソムリエなどの資格手当てがあるか
- 人数、役職がちゃんと揃っているか
- 目的のお店のワインリストをみてみる
- ワインの生産者さんや根本的なところに向き合いたいなら、飲食店じゃなくインポーターや酒屋もあり
有意義に働けるように、自分の学びたいことや生活を見つめ直して、より良い転職を目指しましょう!
なお転職先を探す場合、正社員が希望なら転職エージェントに登録して担当者と二人三脚で転職活動をするのが良いです。
働く日数や時間を自分で調節しながら働きたい場合は、派遣会社に登録して仕事を探すのが良いです。
以下に、大手の転職エージェントと派遣会社を挙げておきます。
ここで注意したいことが一つあります。
誰もがインターネット上で閲覧できる公開求人と違いそれぞれの会社ごとに非公開求人があって、登録をしないと知ることができない点です。
ですから登録していない会社があれば登録し、非公開求人も含め多くの仕事の中からご自身に合った職場を探してください。
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