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【CAの年齢に関すること】適齢期から定年まで現役CAが完全解説!

キャビンアテンダント(CA)になりたいあなたへ。
CAの年齢にまつわることって気になりませんか?

そんなあなたへCAの年齢にかかわる以下の内容を解説いたします。

  1. 現役CAの年齢層
  2. CAになる適齢期
  3. CAとして働ける年齢
  4. CAのキャリアプラン

CAの年齢に関することは、ほとんどどこの航空会社も明言をしていません。
それだけにヴェールに包まれているところもあります。

この記事は大手日系航空会社、大手外資航空会社で9年間キャビンアテンダントとして勤務している私が、航空業界の現実を経験に基づいてお伝えします。

現役CAの年齢層


現役CAに一番多い年齢層は20代〜30代です。
当たり前ですが、一番働き盛りの年代なのでどの航空会社でも沢山働いています。

特に20代後半から30代前半の方が一番多いです。
ただ航空会社では新卒の募集人数が既卒よりも多い傾向にあります。

ですので新卒で入社された20代前半の方も沢山います。
新卒入社の方は数年で退職や転職される方も多いので5年後には同期の半分がいなくなっているなんてこともよくあります。

20代後半から30代にかけてのCAは会社の中でハイキャリアとなりつつある年代です。
キャリアアップしていくと転職する割合も減っていくので社内での割合は高くなっています。

もちろん40代や50代の方もキャビンアテンダントとして働いていますが割合は高くありません。

CAになる適齢期


CAになるのに適齢期はあるのでしょうか。
結論から申しますとCAになるなら30歳までがオススメです。

ですが30歳を超えても決して無理ではありません。
日本の航空会社では年齢制限は数年前に募集要項からなくなりました。

「CAに転職を考えているが、年齢が30歳を超えているから書類が通りにくい」というような書き込みを転職サイトで見たことがあります。

はっきりと何歳だから転職は無理というのは私にも答えられませんが、私の場合を考えると最後の転職は29歳でした。
そしてその時の同期CAにはCA未経験の33歳や35歳の同期もいました。

経験者だと即戦力になることが出来るので、30代後半の方もいました。
30歳までをオススメとした理由は、CAは体力勝負の仕事だからです。

あなたが絶対にCAになると強く思っているのであれば年齢は関係ないと考えて下さい
私が中東の航空会社に入社した時の話ですが、後輩に40代の方が入社するということもありました。

また長年の夢を叶えるために子供と家族を日本において家族と別居しながら働いている方もいました。
年齢やあなたの状況よりも熱意があれば叶う夢だと思います。

しかし、あなたがもしアジアの外資航空会社を目指しているのであれば年齢には注意して下さい。
アジアのいくつかの会社では年齢制限があり、20代後半までしか受験資格がありません。

アメリカの会社では年齢よりもVISAを持っているかどうかが重要だったりします。
ヨーロッパではその国の言語を話せる事で優遇されたりもします。

このようにアジア圏以外の航空会社では条件に合えばあまり年齢には関係なく転職することが可能です。
とはいえ転職後のキャリアアップを考えると早めに転職するのが理想です。

「思い立ったが吉日」と申しますし早めの行動が吉です。
年齢に関係なくチャンスがあると言えど、会社としても高い訓練費用を掛け育てているので、若いうちから長く戦力として働いて欲しいと考えています。

そしてあなた自身も年齢が若ければ若いほど行動を起こしやすいのではないでしょうか。
なお外資系航空会社のCAへの転職について、以下の記事で詳しく解説しています。
どうぞご参考になさってください。

外資航空会社のCAへ転職するには?スキルや転職先の探し方まで解説外資航空会社のCAに転職したいと考えているあなたは、もしかしたら海外の航空会社の制服に憧れてキャビンアテンダントになりたいと考えているか...

CAとして働ける年齢


CAとして採用されたら、その会社で長く働きたい!と思いますよね?
CAは若いうちしか出来ない仕事なのかという疑問を解決していきましょう。

結婚・出産

CAは年齢が若くても結婚や出産を機に辞めてしまうものでしょうか?

いいえ、キャビンアテンダントは、原則定年までずっと続けられる仕事です。
未だに日系大手の航空会社では女性CAが99%を占めています。

あなたにも人生のターニングポイントとして結婚や出産をする可能性があります。
そんな時も「せっかくCAとして働くことが出来たんだから仕事はずっと続けたい」と思うCAはとても多いです。

実際多くのCAが結婚や出産をしても仕事を続けています
女性が多い職種ですので、そのような福利厚生制度はきちんと整っています。

実は妊娠していることがわかるとCAとしてフライトをすることが出来なくなります。
ですので産前休暇に関してはかなり長く取得することができます。

産後に復帰する際には数日の訓練を受ける必要がありますが、産前からのキャリアを継続していくことが出来ます。
このように結婚や出産については、働いていく中で特に心配することはありません。

3人子供を産んでまだCAとして働いているなんて方も沢山います。
ただ子供を育てながらCAとして働き続ける為には周囲の協力が必要不可欠となります。

海外にステイ中に子供が熱を出してもすぐにお迎えには行けません。
大切なイベント事に参加できない事もあります。

旦那さんや御両親の協力、また保育園などの環境が整っていてこそ子供がいても働き続けることができるでしょう。
女性は人によって結婚、出産などのタイミングが異なるので、年齢が上がるにつれてそれぞれのキャリアアップのスピードも変わってきます。

CAには色々な年代の方がいます。
自身の母親世代の先輩も沢山いて色んな相談に乗っていただけるので職場は働きやすいです。

しかし外資航空会社に関しては会社によって大きく制度も異なります。
もし現地で結婚し、現地に住み続けるのであればCAとして継続して仕事ができますが、仕事を続けられるかは、あなたの気持ちと状況次第と言えます。

CAの定年

あなたがCAとしてフライトしたいと思う限り定年までフライトすることが出来ます。
ただこれは私が働いていた大手日系航空会社に関してなので、会社によって異なるかもしれません。

実際にこのように定年の65歳まで現役CAだった方もいます
私が60歳を超えてもCAとして働きたいかと聞かれれば、それはまた別のお話ですが、、、

以前、大先輩に50代半ばを迎えるとCAとしてのフライトタイム(飛行時間)が半分くらいになるという風に教えて頂いたことがあります。
それくらい体には負担がある仕事でもあります。

ほとんどのCAは年齢が上がるにつれて地上での仕事を任せられる時間が多くなっていきます。
地上というと、あなたはグランドスタッフを思い浮かべるかもしれませんが違います!

LCC以外の会社ではグランドスタッフとキャビンアテンダントは兼任できません。
ですので「客室部」という客室乗務員が所属している部署での地上勤務となることが多いでしょう。

40代を過ぎると管理職に就く女性の先輩も沢山いらっしゃいます。
役職に就くと地上勤務が増えフライト日数が減っていきます。

ですのでこの記事の大宅さんのように現役CAとして定年を迎えられるのは本当にすごいなぁと感嘆してしまいます。
あなた自身がこのように定年までCAとして働くことを考えているかはわかりませんが、CAだからある程度の年齢になると働けなくなるなんてことは全くないので安心して下さい。

CAの年齢別キャリアプラン例


CAにはどんなキャリアプランがあるのか、具体的に例を挙げてみていきましょう。
今回は既卒の25歳で日系大手航空会社に入社した場合を想定してみました。

  • 25歳 CAとして入社後、約3ヶ月の訓練を受ける。
          CAとして国内線デビュー
          CAとして国際線デビュー
  • 27歳 ビジネスクラスのサービス資格取得
  • 29歳 国内線の主客室乗務員(チーフパーサー)資格取得
  • 32歳 国際線の主客室乗務員(チーフパーサー)資格取得
  • 35歳 ファーストクラスのサービス資格取得

CAとしてのキャリアプラン例を挙げてみましたが、人によっても大きく異なってきます。
これは私が働いていた会社での流れなので他の会社では順番が異なることもあります。

一例として参考にしてください。
CAの中には子会社に出向したり、違う部署に配属される方もいます。

そしてもちろん産休取得などでキャリアアップが遅れることもあります。
また先ほども述べましたが40代になると管理職に転向し、デスクワークを主にする方がたくさん出てきます

女性が多い職場だからこそ、あなた自身の意志を尊重してもらえる所も多いですよ。
家庭と両立して働く女性には比較的融通がきく仕事であり職場だと言えます。

CAの年齢に関することまとめ


CAの年齢に関することを解説してきました。

CAに転職したいけど年齢が気になっているというあなたは参考になりましたか?
もしあなたが強い気持ちでCAになりたいと思い行動されるなら年齢は関係ありません。

一部受験資格が年齢により、制限されている会社もありますがほとんどの会社は年齢制限がありません。
それでは今回お話した内容をまとめておきます。

まとめ
  • 現役CAに多い年代は20代から30代
  • 転職のオススメ時期は30歳まで(年齢制限のある会社もあるため)
  • 30歳を超えても転職のチャンスは大いにアリ
  • 結婚・出産をしてもCAとして働き続けることができる
  • CAとして様々な資格を取得していくことでキャリアアップ出来る
  • 40代になると管理職も多くなる
  • 50代でのフライトは体に負担を感じるようになる
  • CAとして定年を迎える60代まで働くことも出来る

CAはこれから転職して長く働きたいというあなたにもぴったりの仕事です。
また多くの航空会社では長く会社で働いてくれるCAを採用したいと希望しています。

もしあなたが年齢を理由に諦めようかなと思っているのであれば、是非一歩踏み出してチャレンジして下さい!
あなたといつか空の上でお会い出来るのを楽しみにしています。

なおCAになる方法について、全般的なことは以下の記事で詳しく解説しています。
どうぞご参考になさってください。

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大学卒業後、中東の航空会社でキャビンアテンダントになる。その後日系航空会社で2社キャビンアテンダントとして勤務。 [趣味]旅行 [好きな都市]ニューヨーク
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