キャビンアテンダントに絶対なりたい。
大学生の私はそう思っていました。
この記事をご覧になっているあなたもキャビンアテンダントに憧れていることでしょう。
今回はキャビンアテンダントになるにはどうしたら良いか、またどんな条件があるのかについて、大手日系航空会社、大手外資航空会社で9年間キャビンアテンダントとして勤務している私が、自らの経験をもとに解説します!
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キャビンアテンダントになるための学歴
大手日系航空会社の多くのキャビンアテンダントは4年制大学を卒業しています。
ただ航空会社によって求めている学歴は違いますので、希望の航空会社の募集要項を必ず確認して下さい。
日系航空会社では募集要項の学歴に関して、専門学校・短期大学・高等専門学校・4年生大学又は大学院卒と書かれています。
国内線のみを運航している航空会社では、専門学校や短大を卒業している方も比較的多くいらっしゃるように思います。
4年制大学を卒業している事が一般的ではありますが、語学やコミュニケーション能力等に優れている方であれば問題ない場合もあるようです。
上記で述べた通り、キャビンアテンダントの学歴は希望する会社の募集要項を満たしていればOKです!
私のオススメはやはり4年制大学を卒業している事です。
4年間という時間があれば語学の勉強や、接客のアルバイトを通して十分に成長できるでしょう。
オススメの大学や学部はあるのか
絶対という大学や学部はありません。
私は今まで様々な大学や学部の方にお会いしました。
文系学部が大半です。
特に語学系や文学部。
中には理系学部の方もいます。
医学部や看護学部、法学部なんて方もいました。
大学や学部をどうするかと言うことより、そこでどういう勉強や経験をしたかが大切です。
大学選びはあなたの目標や目的に合わせて、学びたい事を選択して下さい。
オススメの専門学校はあるのか
特にオススメはありません。
私自身が専門学校出身ではないので。。。
でも入るならもちろんエアライン系専門学校です!
エアライン系の専門学校に入るメリットは、それに特化した面接の対策や、入社後のシュミレーションがしやすいことです。
また就職のサポートに関しても、航空系の会社との繋がりが多く、しっかりとした対策をしてくれるでしょう。
早めに業務内容を勉強したい方や、エアラインの業務だけを勉強したい方にはオススメです。
ただ昨今の傾向としては、どこも英語のレベルの引き上げが行われています。
大手日系航空会社では入社後、すぐに国際線を乗務します。
専門学校に通いながらも英語の勉強はご自身でしっかり行って下さい。
既卒受験の場合有利な職業はあるのか
既卒でキャビンアテンダントを目指している方も多いです。
前職の経験としてもちろんキャビンアテンダントの経験があれば一番です。
私が出会った方の前職で、元キャビンアテンダントを除いて最も多いのが、航空会社のグランドスタッフ、その次にホテル従業員です。
しかしこれも本当に様々で、銀行員や学校の先生、看護師だった方もいました。
全体的には接客業のお仕事をしていた方が大半です。
人と話すのが好き、何かをしてお客様の喜んでいる顔が見たいと思える人にキャビンアテンダントは向いているのでしょう。
キャビンアテンダントになるのに必要な資格
はっきり言って絶対必要な資格はありません。
ただ英語においては、TOEIC600点は必ず取っていた方が良いでしょう。
日系大手航空会社では募集要項にTOEIC600点程度と書かれています。
昨今の新卒入社の方は留学経験がある方や帰国子女の方が多く、大半が700点以上だとも言われています。
外資系航空会社のキャビンアテンダントを目指している方は、一部のアジア系航空会社を除き更に高い英語力が求められます。
中東系は更に厳しく、語学力が足りない為に内定をもらっても訓練途中で帰国させられてしまうこともあるようです。
留学する事が絶対ではありませんが、外資系航空会社のキャビンアテンダントの大半が、語学留学経験者である事が実状です。
英語以外の資格では、他言語の資格や、日本赤十字社の救急法、秘書検定等はあれば強みとなります。
キャビンアテンダントになる身体的条件
キャビンアテンダントになる為には裸眼じゃないといけないの?
身長が高くて細くてすらっとしたモデル体型じゃないいけないの?
など身体的条件があるんじゃないかと思っている方も多いですよね。
それでは身体的条件があるのか詳しく見ていきましょう。
視力は裸眼じゃないといけない?
キャビンアテンダントの募集要項で裸眼またはコンタクト矯正視力が両眼とも1.0以上と記載されているのを見た事がありますよね。
ですのでコンタクトレンズでの矯正視力でOKです。
必ず航空会社の面接で行われる健康診断では、あなたに合ったコンタクトをしていきましょう。
またキャビンアテンダントの乗務中の眼鏡の使用は、一部の外資系航空会社を除いて禁止されています。
コンタクトレンズ着用の方は、コンタクトレンズが付けられないくらいのドライアイ等には十分注意しておきましょう。
身長は何センチあればいいの?
これに関しては気にしてる方が多いのではないでしょうか。
参考までに実際私の身長は約158.5cmです。
中東系航空会社や日系大手航空会社で、キャビンアテンダントになる事が出来ました。
160cm以下の方は特に気になりますよね。
小型機を専門に飛ばしている会社では150cmくらいの方もいらっしゃいます。
基本的には航空会社の持っている機材によって変わってくるようです。
大きな機材を運航している会社は、物入れまでの高さも高くそれに届くキャビンアテンダントが必要です。
会社によってはアームリーチという試験方法を取っている所もあります。
指定された高さに手を伸ばして届くかどうかです。
自宅で事前に確認も出来ますので、両足をついた状態でその高さに届くかどうか確認してみて下さい。
実際私も中東系の面接を受けた時にアームリーチを体験しました。
事前に自宅でギリギリだと分かっていたので、前日に整体に行きました。
猫背を少しでも真っ直ぐにして、1ミリでも高く届くように。
そして合格する事ができました!
また航空会社全般的にモデル体型よりは、肉体労働にも耐えられる健康的な方が好まれています。
なおキャビンアテンダントの髪型については、以下の記事を参考にして下さい。
キャビンアテンダントの試験面接
いよいよ試験面接についてです。
実際どんなこと聞かれるんだろうとか、何人くらいのライバルがいるのかなって気になっちゃいますよね。
実際ライバルはすごく沢山いると思っていて下さい。
面接では自分の意見をはっきりと言えることやどんな状況でも焦らず対応できることが大切です。
加えて私が一番大切だと感じていたのは、あなたと一緒に働きたいと面接官が思うことです。
それでは試験面接について詳しく見ていきます。
試験面接概要
日系航空会社では面接が2回〜3回あり、最終面接が個人面接という会社が多いでしょう。
外資系航空会社では一次から最終までが1日で行われる会社もあります。
どの会社を受験するにしろ、採用人数に対して応募者が多いので、書類選考でかなり絞られています。
そして一次面接でもかなりの人数を絞る必要があるので、1人1人をみているというよりはいかに良い印象を残すかが大切です。
時々グループディスカッションが面接に組み込まれている会社もあります。
グループディスカッションではそのグループを引っ張ることではなく、周囲との協調性を大切に行動して見て下さい。
採用倍率はどのくらい?
高くて100倍と考えておきましょう。
採用予定人数が200人に対して1万人を超える受験生が集まる事もあります。
日系航空会社では記念受験の受験生も多いので倍率が高くなる傾向にあります。
合格を勝ち取る為には、企業研究をしっかりし志望動機は明白にしておくことが大切です。
「キャビンアテンダントになるには」まとめ
以上がキャビンアテンダントになる為にどうすればいいかキャビンアテンダント目線で解説してみました。
それではこれまでの内容についてまとめておきます。
- キャビンアテンダントになる為の一般的ルート
- キャビンアテンダントに学歴は必要?
- キャビンアテンダントに必要な資格はあるのか
- キャビンアテンダントになる為の身体的条件
- キャビンアテンダントの試験面接
→四年制大学または短大、専門学校卒業が一般的
→募集要項を満たしていればOK!
・オススメの大学や学部はあるのか
→語学系、文学部が多いが、絶対卒業しなければならない学部はありません。
・オススメの専門学校はあるのか
→エアライン系専門学校
・既卒受験の場合有利な職業はあるのか
→元キャビンアテンダントが多いが様々な職業の方がいて特に決まりはありません。
→絶対必要な資格はないが、
TOEIC600点は確実に欲しい!
・視力は裸眼じゃないといけないの?
→裸眼またコンタクトの矯正視力で1.0以上でOK
・身長は何センチあればいいの?
→最低は約150㎝。航空会社の保有する機材によって変わってくる。
・試験概要
→2〜3回の面接が多い。外資系は一日で複数回の面接あり。
・採用倍率はどれくらい?
→高くて100倍程度。日系航空会社では記念受験生により倍率が高い傾向にあります。
いかがでしたか?この記事は実際の経験を元に書いています。
キャビンアテンダントはただ接客をするだけではなく体力勝負の仕事でもあります。
しかし同時にとてもやりがいのある仕事です。
この記事をご覧のあなたがしっかりとした事前準備と自分磨きを行い夢を掴み取ることを応援しています。
なおCAの年齢に関することについて、以下の記事で詳しく解説しています。
どうぞご参考になさってください。