フリーランス

鍼灸師がフリーランスで働くための基礎知識【役立つツールも】

鍼灸師には数多くの働き方があります。
その中には自分のペースで働きたいという場合もあるでしょう。

そこでおすすめなのがフリーランスの鍼灸師として働くことです。

そうなんですね。
では、フリーで働く鍼灸師にはどのような仕事があるんですか?

そのような疑問を持たれることでしょう。
そこで今回は鍼灸師がフリーランスで働くための基礎知識として、以下の内容を解説します。
またフリーランスとして働くうえで役に立つツールもご紹介します。

  1. 定番の働き方
  2. 仕事を探す方法
  3. 届け出関係の諸手続き
学会認定鍼灸師の私ができるだけ分かり易く解説しますので参考になさってください

フリーランスで働く鍼灸師とは


フリーランスで働く鍼灸師は生身の体ひとつではなく、どこかしらに身を寄せています。
その多くは自分の治療院ですが、企業や団体などから業務を請け負っていることもあります。

鍼灸師がフリーで働くとき、いくつかの仕事を掛け持ちする形が多くなっています。

フリーランス鍼灸師の仕事


では、鍼灸師がフリーランスとして外で働くとき、どのような仕事があるのでしょうか。

学校の非常勤講師

大学や専門学校の非常勤講師もフリーの仕事のひとつです。
実習を担当することが多いですが、解剖学などの科目を教えることもあります。

特に2018年度から学校のカリキュラムが代わり実習の時間が多くなりました。
これを受けて非常勤講師に実習を担当してもらうことが多くなっています。

ただし、非常勤講師をするには教員の資格がないとできません

出張専門

鍼灸師が出張専門で働くのもフリーランスでの働き方のひとつです。
ひとつの場所に留まらずにいろいろな場所で治療をすることができます。

また、治療院と異なり自分で時間を決めることも可能です。
ただし、治療可能なエリアは届け出先の保健所により異なります

ところで出張専門の場合は、賠償事故や治療費が売り掛けになった場合などが心配です。
そんな場合に備えて、フリーランス向けの賠償責任保険と売掛金を顧客に代わって即日払いしてくれる以下のサービスがあります。

売掛金がわずかな手数料で即現金化できる点が秀逸ですね。

治療院との二足のわらじ

治療院を開業しながら、他の仕事を行うこともあります。

その多くは上述しましたように専門学校の非常勤講師ですが、他には鍼灸師の業界団体の役員として働くこともあります。

フリーランスの鍼灸師が仕事を探す方法


あなたが実際にフリーランスでの鍼灸師として働くとき、仕事を探すところからはじまります。
ただ、一般的な求人サイトではフリーランスで働ける仕事はあまり紹介されていません。

では、どのように仕事を探せばいいのでしょうか。
フリーの仕事を探す主な方法としては2つあります。

人からの紹介

ひとつは人から紹介してもらう方法です。
地域の鍼灸師や学校の職員などから紹介してもらうことが多いです。

非常勤講師については公募されることもありますが、公募前に話が来ることもあります。
ただし、紹介してもらうためには勉強会などに参加しての人脈づくりが必要です。

また、ある程度の実績も必要になってきます。
他にも、患者さんから仕事を紹介してもらうこともあります。

タイムシェアサービス

最近では個人のスキルを活用したタイムシェアサービスも盛んです。
例えば以下のサイトのように30分単位でスキルをシェアできるサービスを活用するといいでしょう。

タイムシェアの場合、まずは医療従事者であることを踏まえて医療相談にのるといいですね。
特に鍼灸は「病になる前に病を治す」という考え方があります。

医療相談から養生指導をし、実績をつくっていくと次につながっていきやすいです。

フリーランス鍼灸師に必要な諸手続き


このパートでは、フリーランスの鍼灸師として働くとき、どのような手続きが必要かを解説します。

保健所への届け出

治療院を開く、または出張専門で働くには保健所へ開業届の提出が必要です。
所定の用紙に記入して鍼灸の免許証の写しと一緒に提出しましょう。

ただし、出張専門の場合は出張可能範囲が限られるので注意が必要です。
保健所により異なりますが、基本的には届け出た都道府県内でのみの出張診療になります。
1つの届け出だけで全国で診療可能になるわけではないので気をつけましょう。

なお、開業時の届け出については以下の記事でも解説しています。
ぜひあわせてご覧ください。

鍼灸師の就業場所7選|就職やフリーランスでの働き方の違いを解説鍼灸師として働く時、どのような働き方があるのでしょう。 結論としては、就職か開業のどちらかになります。 ここで気になるのはどんな...

個人事業主としての届け出

フリーランスとして働く場合は個人事業主となる場合がほとんどです。
個人事業主としては、まずは税務署に「個人事業の開業・廃業等届出書」を提出します。

この届け出により青色申告ができるようになります。
他にも、都道府県への届け出などがあります。

ここで便利なのがウェブで書類を用意できる以下のサービスです。
ウェブ上で必要な書類のみを作成でき、初心者でも簡単に手続きできます。

  • 開業freee ※開業届など開業に必要な書類を無料で一括作成してくれる

なおフリーランスとして事業を行うときにかかる経費について、私的な支払いと分けるために事業専用のクレジットカードで支払うようにすると更に利便性が良くなります。

以下のビジネスカードはfreee(フリー)などの会計ソフトと連動させることができるので、経費の入力の手間を省くことができます。

  • FASIOビジネスカード:freee(フリー)をはじめ主要な会計ソフトに利用明細を自動で取込んでくれる

フリーランス鍼灸師の働き方まとめ


今回、フリーランスとしての鍼灸師の働き方を紹介してきました。
まとめると以下のようになります。

フリーランス鍼灸師の働き方
  1. フリーランス鍼灸師の仕事
    • 学校の非常勤講師として活動するには教員の資格が必要
    • 出張専門でいろいろな場所で治療する
    • 治療院と非常勤講師などをあわせて行う
  2. 仕事の探し方
    • 学校の教員や他の鍼灸師からの紹介を受ける
    • タイムシェアサービスを活用
  3. 必要な諸手続き
    • 保健所へ開業届を提出
    • 税務署や都道府県への届け出も必要
      • freee(フリー):質問に答えるだけで確定申告に必要な書類を作成できる
      • FASIOビジネスカード:freee(フリー)をはじめ主要な会計ソフトに利用明細を自動で取込んでくれる

フリーランス鍼灸師として働くには、届け出や人脈づくり、教員の資格など必要な要件もあります。
しかし、自分のペースで働けるという長所もあります。
フリーで働きたいと考えたときに、ぜひ参考にしてください。

なお鍼灸師に転職する方法については、以下の記事で詳しく解説しています。
ぜひあわせてご覧になってください。

鍼灸師に転職する方法とは?転職先の探し方から面接のコツまで解説!今の仕事から鍼灸師に転職したい。 そう考えて学校で資格の勉強をしていても、不安になるのが資格取得後の転職活動です。 ...
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てっちゃん
てっちゃん
学会認定鍼灸師、登録販売者。 コツコツとやっていくのが得意で、大学や専門学校で6年間鍼灸師育成に携わる。 また、データ収集や統計解析を通じ定期的な学会発表も行っている。 趣味や鉄道を利用した旅行。特技はアイススケート。埼玉西武ライオンズファン。
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