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看護師から他職種へ転職するメリット・デメリットを解説【体験談あり】

日勤と夜勤の交替制勤務、多くの残業、人間関係のストレス。
看護師として勤務していると、心身ともに様々なストレスを抱えてしまいます。

看護師のほかにもっといい仕事ないかな。。

自分らしく働ける仕事があれば、変わりたい!

あなたはそう思うことありませんか?

そこで今回は、看護師が他職種に転職する時のメリット・デメリットや、どう行動すべきかについてお伝えします。

この記事をご覧になることで、以下の内容を理解することができます。

  • 看護師が他職種に転職を希望する理由
  • 看護師から他職種へ転職するメリット・デメリット
  • 転職する際に転職エージェントを利用すべき理由
看護師経験7年、現在は販売職で働く私が体験談を含めてお伝えいたします。どうぞご参考になさってください。

看護師が他職種に転職を希望する理由


まず、看護師がなぜ他職種に転職を希望するのか、その理由についてお伝えします。

他職種に転職したい理由
  1. 看護師特有の仕事に起因する理由
  2. プライベート上の理由

平成22年8月から平成23年1月に厚生労働省が調査したデータによると、今後も仕事を続けていきたい看護師のうち、看護職員以外で働きたいと回答した看護師の、その回答理由は以下の通りとなっています。

  • 他分野(看護以外)への興味45.9%
  • 責任の重さ・医療事故への不安があるため37.3%
  • 休暇がとれない・とりづらいため25.0%
  • 夜勤の負担が大きいため22.4%
  • 超過勤務が多いため20.7%
  • 給与に不満があるため17.8%
  • 本人の健康問題のため12.5%
  • 人間関係がよくないから10.3%
  • 看護職員にむかなかったため10.1%
  • 出産・育児のため5.7%
  • 他施設への興味5.3%
  • 家族の健康問題・介護のため5.0%
  • キャリアアップの機会がないため4.5%
  • 進学のため3.9%
  • 結婚のため3.4%
  • 通勤が困難なため2.1%
  • 定年退職のため2.1%
  • 教育体制が充実していないため1.9%

(出典:厚生労働省)

看護師特有の仕事に起因する理由

看護師が他職種に転職を希望する理由の1つに、看護師特有の仕事に起因する理由が挙げられます。
具体的には、以下の通りです。

  • 責任が重い
  • 医療事故への不安がある
  • 休暇がとれない
  • 夜勤がきつい
患者さんの命を預かるって、すごく責任重くてきつい

忙しいし、いつか大きな医療事故を起こしてしまいそうで怖いな

上の表を見ると、他職種に転職を希望する看護師の多くが、責任の重さや医療事故への不安を感じていることがわかります。
また、休暇が取りにくく、夜勤や残業の負担が大きい上に、給与に不満があると感じている看護師も多いです。

このように、看護師という仕事そのものが心身の負担となり、他職種への転職を希望する理由となっています。

プライベート上の理由

看護師が他職種に転職を希望するもう1つの理由に、プライベート上の理由が挙げられます。
具体的には、結婚、出産や育児、家族の介護といった理由です。

結婚したし、今後妊娠・出産するかも?続けるのは厳しいな。

上の表を見ると、結婚、出産や育児、家族の健康問題・介護のためというように、プライベート上の理由で他職種への転職を希望する看護師も一定数いることがわかります。

結婚などのライフイベントにより、看護師を続けることが難しくなり、他職種への転職を希望する理由となっています。

看護師から他職種へ転職するメリット


次に、看護師から他職種へ転職するメリットについてお伝えします。

  1. 身体的な負担が減る
  2. 精神的な負担が減る
  3. 土日に休みがとりやすくなる

身体的な負担が減る


看護師は夜勤があることが多く、不規則な勤務に長時間の残業と、身体的な負担が大きい仕事です。
実際に看護師を辞めてみると、得体の知れない身体のだるさや頭痛から解放されて、朝、太陽の光を浴びるのが心地よかったことを今でも覚えています。

看護師として働いているときは、夜勤中に朝日が昇ると「よし、日勤さんが来るからもう少し」「明けない夜はない」と自分に言い聞かせていました。

よし、もうすぐ勤務が終わるぞ!

ただそんなときに限って、勤務終了間際に患者さんが急変して大慌て、なんていう日もありました。
今振り返ると懐かしいですが、当時の私は冷や汗が止まらなかったです。

また、看護師時代は家事が疎かになり、部屋の片付けができていないことが多かったです。

ですが看護師を辞めた後は、身体にも時間にも余裕ができたので、進んで部屋の掃除をしたり、料理をしたりできるようになりました。
看護師という仕事の身体的な負担は、想像以上に大きかったと実感しています。

精神的な負担が減る


看護師として多忙な勤務をしていると、だんだん心の余裕がなくなって、私はなんのために生きているのだろうと思ってしまうことがありました。
とくに夜勤明けはフラフラで、患者さんから「大丈夫?顔青白くない?」と心配されてしまったこともあります。

患者さんより私のほうが顔色悪いってどうなの?

友人との愚痴大会は楽しいのですが、愚痴の内容が、苦手な先輩看護師の悪口になってしまっていることが多かったです。
今振り返ってみると、健全なストレス発散の方法ではなかったなと反省しています。

自分の心に余裕がないと、仕事のストレスの矛先が苦手な先輩看護師に向かってしまうって、怖いですよね。
看護師を実際に辞めてみると、仕事のストレスが大幅に軽減したので、他の人の悪口を言うことがほぼなくなりました。

そんなことより、自分が楽しいと思えることをして、生きていてよかったなと考えられるようになったんです。
看護師として働いていたときは、相当心の余裕がなかったのだと思います。

土日に休みがとりやすくなる


看護師は病棟で働いているととくに、土日祝日に出勤しないといけないことが多いです。
病棟は24時間365日稼働しているため、やむを得ないのです。

ただ、働く看護師としては、たまには土日祝日も休みたいし、連休も取得したいですよね。
カレンダー通りで出勤している他職種の友人とは予定が合わず、ご飯に誘われても行けないことが多かったです。

ゴールデンウィークやお正月などに、看護師が連休を取得できるのは稀です。
仮に取得したとしても周りの看護師から妬まれる可能性が高いので、とてもじゃないですが連休を取りたいとは言い出せませんでした。

先輩看護師の機嫌を損ねたくないから、連休の希望出しづらいな

看護師を辞めてみると、連休を取得したければ取得することができます。
人混みを避けたいのなら、ゴールデンウィークは働いて、時期をずらして連休を取ることもできます。

連休を取ることは看護師も可能なのですが、言いにくい雰囲気がありますよね。
看護師以外の仕事に変わってみると、連休を取りたい、この日は休みたいと言いやすくなり、ストレスが軽減しました。

家族や友人との時間を大切にすることができるので、仕事を変えてみてよかったです。

看護師から他職種へ転職するデメリット


続いて、看護師から他職種へ転職するデメリットについてお伝えします。

  1. 収入が大幅に減る
  2. 今後仕事がなくならないか不安になる

収入が大幅に減って税金を払うのに苦労する


税金、年金、健康保険料は、前年度の収入を基準に金額が決まります。
ですので、看護師を辞めた次の年度は、出費が多くなります。

私自身も、税金、年金、健康保険料の金額の多さに唖然としました。
貯金を取り崩しながらの生活となってしまい、金銭的な不安を抱えることになりました。

幸い、その後結婚が決まったのでなんとかなりましたが、貯金を取り崩しながらの生活は少しハラハラしました。
ですので、看護師を辞めたら収入が大幅に減る上に、辞めた次年度の税金などの支払額が大きいことを覚悟しておく必要があります。

今後仕事がなくならないか不安になる


看護師は心身ともに負担が大きい仕事です。
ただ、看護師は就職先には困らない仕事でもあります。

看護師を辞めて、私は不安定な仕事をしているなと感じることがあります。

AIの発展や、コロナ禍に伴う不況。
リモートワークが推進される世の中になってきている。

このような世間の流れで、正社員でも失業してしまうことがあります
失業する人が増えており、有効求人倍率は低くなる傾向です。

令和2年4月の有効求人倍率は、1.32倍で、前月より0.05ポイント低くなりました。
(参考:厚生労働省)

仕事がなくなってしまったら、どうしたらいいのかな

看護師から他職種に転職してみて、今後、今の仕事がなくならないか不安になってしまうことが正直あります。
一方で看護師なら就職先はたくさんありますので、安心ですよね。

看護師を辞めて、私自身は後悔はしていませんが、やはり経済的な不安がないと言えば嘘になります。

看護師から他職種(販売)に転職した私の体験談


それでは、私が実際に看護師から販売職へ転職した体験をお話します。

私は大学を卒業後、急性期の総合病院で7年間、看護師として頑張って働きました。
しかし、心身ともに疲労困憊で体調を崩し、看護師として働き続けるのはもう限界でした。

自分の身体や心を痛めてまで仕事するって、おかしくない?

そこで、まずは自分自身の健康を取り戻そうと考えました。
どんな仕事なら、興味を持って自分らしく働くことができるのか、考えを巡らせます。

その結果、学生時代に販売職でアルバイトを経験しており、そのアルバイトがすごく楽しかったことを思い出しました。

収入は減るかもしれないけれど、今はそれよりも心身ともに健康に仕事がしたい。
自分が好きな仕事をして、楽しく生きていきたい。

そのように考えた私は、学生時代にアルバイトをしていた企業の求人に応募してみました。
運良く採用してもらうことができたので、非正規ではありますが今も楽しく働くことができています。

夜勤がないので、身体への負担は少ないです。

苦手な人はいますが、看護師時代に比べたら、人間関係はとても良好です。

自分らしく好きな仕事をすることができているので、精神的な負担も随分減りました。
また規則正しい生活をすることで、健康を取り戻すことができました。

このように、自分がやりたいと思う仕事に転職することができたので、満足しています。
看護師時代と比較すると収入は大幅に減りましたが、健康はお金で買うことはできません

心身ともに健康に過ごすことができており、私は看護師から販売職に転職してよかったです。

なお看護師から転職する時のおすすめの仕事について、以下の記事で詳しく解説しています。
どうぞご参考になさって下さい。

看護師から転職する時おすすめの仕事12選|転職先の探し方も解説! 「職場に不満があって違う勤務先に転職したい」 「看護師一筋でやってきたけど看護師以外の仕事もしてみたい」 色んな理由があるで...

他職種へは転職エージェントを利用すると良い


ここで、看護師から他職種に転職するにあたり、転職エージェントを利用すべきかをお伝えします。
結論から申し上げますと、私は転職エージェントを利用することをお勧めします。

なぜなら、転職エージェントを利用することでキャリアアドバイザーにたくさんのアドバイスがもらえるからです。
さらに、転職エージェントの利用は無料ですので、あなたに金銭的な負担がかかることは一切ありません。

このように転職エージェントを利用することで、あなたが知らない情報を入手できます。
また、看護師とは違う世界に目を向けて、新鮮な気持ちになることもあります。

看護師という資格を頑張って取得するとつい、看護師の世界ばかりに目が行きがちです。
世の中には、看護師以外にもたくさんの仕事があります。

あなたも転職エージェントを利用して、キャリアアドバイザーに助言をもらいながら転職活動をしてみてください。
きっと、あなただけでは思いつかなかった仕事を知ることができます。

1人だと不安になるけれど、転職をサポートしてくれる人がいたら安心かも?

看護師以外にも、仕事はたくさんある。
そのなかでも、この仕事なら今のあなたにもできる、やってみたい。

そう思える仕事を、キャリアアドバイザーと一緒に探してみることを勧めます。
なお、おすすめの転職エージェントについては以下の記事をご覧になって下さい。

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看護師から他職種へ転職のまとめ


看護師が他職種に転職を希望する理由、他職種に転職するメリット・デメリット、エージェントを利用するべきかについてお伝えしました。
看護師が他職種に転職することで、身体的・精神的な負担を減らし、規則正しい生活を送ることができます。

看護師から他職種へ転職のまとめ
  1. 看護師が他職種に転職を希望する主な理由:責任が重い、医療事故への不安、夜勤がきつい
  2. 看護師から他職種へ転職するメリット:心身の負担が減る、規則正しい生活を送ることができる
  3. 看護師から他職種へ転職するデメリット:金銭的な不安が大きくなる
  4. 看護師から他職種へ転職する際、転職エージェントを利用すると看護師以外の世界が見えやすくなり、仕事の選択肢が増える

私は運良く、学生時代にアルバイトをしていた企業で働くことが決まりました。
ですが、もし面接で落ちていたら、今頃どうしていたのだろうと思うとゾッとします。

あなたには、転職エージェントを利用してキャリアアドバイザーと話しながら、視野を広く持って次の仕事を探すことをお勧めします。
あなた1人で考えずに、キャリアアドバイザーの意見を聞いてみると、あなたが思い描いていたものとは違う仕事が見つかるかもしれません。

1度きりの人生です。
あなたが心身ともに健康で、楽しいと感じられる仕事に出会い、あなたらしく生きることができるよう願っています。

なお転職エージェントを利用する際のポイントについて、以下の記事で詳しく解説しています。
どうぞご参考になさって下さい。

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看護師経験7年の潜在看護師です。市立大学を卒業後、約400床の総合病院で7年間、看護師として勤務しました。その経験を活かし、現在は販売業務に携わっています。副業として、ライター業務を始めました。看護師の経験を多くの方にお伝えし、少しでもお役に立つことがあればと、執筆活動をしています。
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