今の仕事から鍼灸師に転職したい。
そう考えて学校で資格の勉強をしていても、不安になるのが資格取得後の転職活動です。
どうやって転職活動をしたらいいんだろう?
また採用面接のときには、有利な経験や経歴もアピールしましょう。
初めての経験であなたが不安に思うことも多い鍼灸師への転職活動。
今回は鍼灸師に転職する方法について、転職先の探し方から面接のコツまでを鍼灸師の私がわかりやすく解説いたします。
鍼灸師に転職する方法
鍼灸師に転職するにはまず国家資格を取らないといけません。
国家資格は大学や専門学校といった養成施設に通い、国家試験に合格することで取れます。
転職活動は資格取得と並行してするのが一般的です。
鍼灸師への転職活動は一般的な就職活動と同じで、履歴書が必要になります。
ここで「資格取得と並行しての転職活動」を疑問に思うかもしれませんが心配ありません。
万が一、資格を取得できなくても受付業務などを担当します。
なので、勉強中でも安心して転職活動を行ってください。
鍼灸師の資格の取り方については以下の記事で詳しく解説しています。
ぜひあわせてご覧ください。
![](https://stressfreelance.net/wp-content/uploads/2019/11/5cceec5da80e1dfb5b9a9f03e9a259e2_s-320x180.jpg)
鍼灸師の転職先の探し方
実際に転職先を探すとき、どうやって探せばいいのでしょうか。
大きくわけて、4つの方法があります。
学校に来る求人票
大学や専門学校といった養成施設には毎年鍼灸院から求人票が届きます。
専門学校の場合は学校がある地域の鍼灸院からの求人票が多いです。
求人票は1年中届きますが、特に秋以降は採用活動が活発になります。
学校によっては鍼灸院を招いての就職説明会を開催するところもあります。
求人票は教員が確認したうえで掲示されるので、教員に聞くことができるのもメリットです。
教員からはどこの鍼灸院があなたに合っているかのアドバイスを貰うこともできます。
積極的に教員に相談することで、あなたに合った鍼灸院への就職が可能になります。
学校OB・OGからの紹介
学校のOBやOGが自分の勤めている鍼灸院を紹介してくれることもあります。
また、知り合いの鍼灸院を紹介してくれる場合もあります。
紹介を受けるには、OBやOGとの接点をつくるところからはじめる必要があります。
最近では学校に近況報告をしにくるOBやOGが多くなってきています。
このような機会を通じて積極的に接点を作っていくのが紹介を受ける第一歩です。
鍼灸師向け転職サイト
鍼灸師が仕事を探す場合、医療関係の転職サイトを使うことがあります。
これらのサイトの中には、エージェント(転職アドバイザー)がいるサイトがあります。
エージェントがいるサイトでは、一人ひとりに転職アドバイスをしています。
エージェントに希望の勤務地や給与を伝えておくと、ピッタリの職場を探してくれます。
転職サイト経由で勤務地が決まると、お祝い金が出ることもあります。
転職サイトではエージェントが非公開の求人を持っており、思わぬ好条件の職場を紹介してくれることがあります。
求人票とあわせて活用してみましょう。
以下の「メドフィット」「マイナビコメディカル」はリハビリ系に特化した転職エージェントで「リクルートエージェント」は職種を広く扱う一般の転職エージェントです。
- メドフィット
:実践的な面接指導や面接への同行支援に定評がある
- マイナビコメディカル
:取材した者にしかわからないナマの職場環境を教えてもらえる
リクルートエージェント ※リハビリ系のエージェントより求人数は少ないが大手なのでチェックする価値あり。説明不要の優良エージェント
医療雑誌の求人情報
学校の図書館には医療雑誌がいくつかあります。
それらの巻末などにも鍼灸師の求人情報があります。
掲載される求人は関東地方のものが多いのが特徴です。
しかし、中には全国にグループ展開している鍼灸院の求人もあります。
雑誌掲載の求人は比較的大きい鍼灸院や企業であることが多いです。
最近ではデイケア関係での鍼灸師の求人が掲載されることもあります。
掲載される地方に偏りはありますが、興味があれば積極的に問い合わせてみましょう。
鍼灸師の面接のコツ
新卒の場合と異なり、職務経歴があるあなたの転職活動。
採用面接ではどのようなところに気をつければいいのでしょうか。
経験を活かしたアピールをしていきましょう。
鍼灸に有利な経験や職務経歴がある場合
鍼灸院で行う主な業務は治療です。
ですが受付業務もあり、施術以外にも人と関わる時間が多いのが特徴です。
人と関わることが多い鍼灸師に求められるのはコミュニケーション力です。
前職で接客をした経験が少しでもあれば、それを活かすことができます。
少しでもあればいいんです。
なんてこと言っちゃだめですよ!
鍼灸師は施術や受付業務にコミュニケーション力が必須なのですから、接客は得意なんだって自分に言い聞かせて下さい。
自分にはコミュニケーション力があるんだと自信を持ち、積極的にアピールすることで有利な転職活動をすることができます。
また、あなたの前職が柔道整復師など鍼灸以外の医療関係だと即戦力として期待されます。
前職が医療関係であれば、それもアピールポイントにできます。
面接で必ず聞かれること2つ
履歴書を送り選考に通ると次は面接です。
特に転職の場合は面接で聞かれる特徴的な内容が主に2つあります。
- あなたはどんな鍼灸師を目指していますか
- なぜ今までの仕事から鍼灸師を目指されたのですか
この2つ以外にもいくつか質問はされますが、特徴的なのはこの2つです。
いつ聞かれてもすぐに答えられるように準備しておきましょう。
再度申しますが、この2つだけは必須です。
事前に問答をイメージして答える練習をしておくだけで面接に余裕をもって臨めます。
面接問答のイメージトレーニングは転職活動をするうえで大事なコツなのです。
鍼灸師に転職する方法まとめ
鍼灸師へ転職するときの転職先の探し方と面接のコツについてみてきました。
まとめると以下のようになります。
- 転職先の探し方
- 求人票をみる:教員への相談も行う
- OB・OGから紹介してもらう:人脈づくりが必須
- 転職サイトに登録する:非公開求人に応募できる可能性がある
- メドフィット
:実践的な面接指導や面接への同行支援に定評がある
- マイナビコメディカル
:取材した者にしかわからないナマの職場環境を教えてもらえる
リクルートエージェント ※リハビリ系のエージェントより求人数は少ないが大手なのでチェックする価値あり。説明不要の優良エージェント
- 医療雑誌の求人情報をみる:大手への応募が可能
- 面接のコツ
- コミュニケーション能力があると自分に言い聞かせる
- 前職が医療系ならアピールする
- 面接対策をする:即答できるようイメージトレーニングをする
資格の勉強をしながらの転職活動は大変です。
しかし、教員やエージェントに相談することでピッタリの職場を見つけることができます。
また、これまでの職務経験を活かすこともできるのが鍼灸師という仕事になります。
求人票や転職サイトなどを上手に活用し、ピッタリの勤務先をみつけましょう。
なおフリーランスの鍼灸師として働く方法については、以下の記事で詳しく解説しています。
どうぞご参考になさってください。
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