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宅建の副業のすべて|報酬相場から在宅勤務まで宅建士が解説!

宅建取得したけど、不動産業と無関係な仕事しているし何か活用する方法はないの?

宅建士試験は、毎年3万人超の合格者が発表されています。
不動産業と無関係な合格者は、宅建を何かに役立てたいと考えていることでしょう。

サラリーマンだけど、将来不安だし万が一のリスクに備えて副業できたらいいな。。

人口減少、人生100年、年金崩壊、Al、経済・自然・疫病パニックなど、サラリーマンの間でも将来身に起こるかもしれないリスクに備えるため、副業が大いに注目されています。

副業も様々な種類がありますが、宅建有資格者や宅建に挑む受験生にとって宅建の副業は大きな関心事です。

結論から言えば、宅建の副業は大変有望です!
ただし、宅建の副業がどのようなものか案外知られていないのも事実です。

宅建士で金融機関勤務の私が、報酬相場から在宅勤務まで宅建の副業のすべてを解説します!

宅建の副業の相場

まず気になるのが、宅建の副業による収入の相場ですよね。
以下の2パターンを掲載しましたのでご覧ください。

宅建業者での重要事項の説明

宅建の副業で最もポピュラーなのが「重要事項の説明(売買・交換・賃貸取引)」等です。

「重要事項の説明」等は宅建士の独占業務であるため、宅建士が不足する宅建業者から一定の需要が見込まれるのです。
宅建士の独占業務は、以下の3つになります。

  • 重要事項の説明
  • 重要事項説明書(35条書面)への記名・押印
  • 契約書(37条書面)への記名・押印

以下が「重要事項の説明」等のアルバイト、パート(土日7時間勤務)の場合の相場です。

重要事項の説明等
  • 時給:1,200円~1,500円
  • 日給:8,400円~10,500万円
  • 月給:67,200円~84,000円
  • 年収:806,400円~1,008,000円
(出典:https://jp.indeed.com/)

上記は実例の一部であり、宅建業者により若干相違があります。

あまりにも割がよい感じがしますが、宅建業者にとっては正社員の宅建士を雇用するより賃金を安く抑えることができる利点があります。
つまり、宅建業者が宅建士の独占業務を外注する感じですね。

専門学校の講師

他にも宅建の副業として考えられるのは「宅建試験の教育指導」です。
日本最大の受験者数(年間20万人以上)を誇る宅建試験では、試験対策の教育指導を欲する受験者が多数います。

そのため、専門学校の講師も一定の需要が見込まれるのです。

専門学校の講師
  • 時給2,000円~3,500円
(出典:https://求人ボックス.com/)

サラリーマンの副業でこれだけ収入の上乗せがあると随分心強いですよね。

宅建士として「重要事項の説明」等を行うには宅建士登録が必要ですが、「宅建試験の教育指導」では未登録でも行うことができます。
宅建士登録に必要となる事項は、以下のとおりになります。

  • 過去10年以内に2年以上の実務経験
  • 国土交通省大臣の登録を受けた機関で実務講習
  • 宅建士証の交付

宅建の副業のメリット


次に、宅建の副業によるメリットはどのようなものがあるでしょうか?
あなたに具体的なイメージを抱いてもらえるよう、以下の3点を紹介します。

不動産実務のスキルアップ

あなたはサラリーマンですか?それともフリーランスですか?
サラリーマンなら企業の収益悪化等で突然のリストラ、またフリーランスなら突然の契約の打ち切りにより収入の激減も考えられます。

宅建の副業では、収入を得つつ不動産実務のスキルアップを図ることができます。
現代の社会では、このように副業による安定収入の確保だけでなく同時にスキルアップを図っていくことは大変重要だと考えます。

宅建の副業で不動産実務のスキルをアップしていれば、不動産業界へ転職、また宅建業者として独立もスムーズに行えるでしょう!

しかし、不動産取引は単に「重要事項の説明」等だけ行えばよいわけではありません。

不動産実務のスキルアップを図るうえで重要なことは何ですか?

不動産実務を真摯に学ぼうとする姿勢が大事です!

あなたが宅建士の資格を保有していても、不動産実務に関しては素人同然です。
宅建業者のベテラン職員は、例え宅建士の資格を保有していなくても不動産実務に関する経験から多くのノウハウを持っています。

つまり、宅建業者のベテラン職員が持つ不動産実務のノウハウを一つ一つ学ばせていただく姿勢が必要なのです。
その姿勢があれば、あなたの不動産実務スキルは飛躍的に高まることでしょう!

定年がない

現状ではサラリーマンの定年は65歳が主流ですが、今後さらに引き上げられる可能性があります。
しかし、定年が無制限に延長されるとは思えません。

その分、宅建の副業で不動産実務を身につけておけば、サラリーマンで定年になった時でも、あなたのスキルを欲する宅建業者で勤務する機会に恵まれる可能性があります。
あなたが年金受給の年齢であれば、安定した月数万円程度の報酬でよいのです。

不動産実務は、人生経験が活かされる業種です。
あなたが年齢を重ねるほど人生経験が増しますから、宅建の副業でスキルを磨いておくことは将来大いに役立ちます。

土日を有効活用

今まであなたが不動産売買や不動産賃貸といった不動産取引を行った時、平日と土日どちらに宅建業者を訪問しましたか?

当たり前ですが、サラリーマンは休日に宅建業者で契約等を行おうとしますから、土日の方が多かったと思います。
つまり、宅建業者にとって土日は猫の手も借りたいほど忙しいのです。

そこであなたの出番です!
あなたは宅建士として「重要事項の説明」等の独占業務を宅建業者の一員として行うのです。

宅建士の手を借りたい宅建業者と副業をしたい宅建士であるあなたの相互の望みが一致するのです。
つまり、あなたは土日を有効活用して、収入とスキルのアップが図れるわけです。

なお、あなたが転職をも視野に入れるなら、以下の記事をご覧になってみて下さい。

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宅建の副業は在宅勤務も可能


あなたはネット不動産会社を知っていますか?
最近では物件情報から契約に至るまでネットで完結する不動産会社が増えてきています。

つまり、ネットによる宅建士の「重要事項の説明」もあり得ますよね。

平成29年10月より賃貸契約の取引に限りITによる重要事項の説明が開始

宅建の副業で在宅勤務も夢ではないのです。
求人情報によると時給1,000円~3,000円程度が相場です。

(出典:https://jmty.jp/)

ネットの良い点は場所を選ばないことです。
あなたはどこにいても宅建士として副業を行うことができるのです。

今後ネット社会の進展により、このような求人がさらに増えると予想されます。
この募集では実務経験10年以上の要件がありますが、あなたが不動産実務関連業務経験者であればトライしてみる価値は充分にあります。

宅建の副業で名義貸しは高リスク


宅建の副業でも当然リスクはありますが、その代表格が「名義貸し」です。

宅建業者は5名の従業員数に1名の割合で専任の宅建士を常駐させなければなりません。
そこで、宅建士が不足している宅建業者に対して「名義貸し」の需要があるのです。

宅建士が不足している宅建業者は、宅建有資格者を常駐させずに名義だけ借りて宅建士の数合わせをし、名義を貸した宅建有資格者は労せずして宅建業者から報酬を受ける仕組みです。

労せずなので大変魅力的に思えますが、明らかに宅建業法違反です。
あなたは大きな代償(罰則や免許取り消し、損害賠償)を負うことになります。

報酬が多少良くても、あなたが今度宅建士として受け取る報酬の総額と比べると微々たる金額です。
甘い話には決して乗らないようにしてください。

宅建の副業のまとめ

宅建の有資格者は、金融機関で勤める私のまわりでも決して少なくはありません。
しかし、その中で宅建士の業務として活用できている人がどれだけいるでしょうか?

宅建の副業では、本業を継続しつつ宅建士の業務として活用できることがとても魅力なのです。

今回、宅建の副業について以下のとおりまとめましたので参考にしてください。

宅建の副業で収入とスキルをダブルアップまとめ
  1. 宅建の副業の相場
    • 宅建業者の重説は時給1,200円~1,500円
    • 専門学校講師は時給2,000円~3,500円
  2. 宅建の副業のメリット
    • 不動産実務のスキルアップ
    • 定年がない
    • 土日を有効活用
  3. 宅建の副業は在宅勤務も可能
  4. 宅建の副業で名義貸しは高リスク

あなたも単なる宅建の有資格者の枠を超えて、宅建の副業により今よりもステップアップした生活を手に入れてみませんか?

なお宅建士の独学方法について、以下の記事で詳しく解説しています。
どうぞご参考になさって下さい。

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金融関係の仕事をしつつ、ピリ辛な記事が書けるライターを目指しています。アジア大好き人間で、趣味の旅行、写真、小説、語学がすべてアジアに絡んでいますが、アジア以外にも幅広く記事を書いていきたいです。 写真は全国規模のフォトコンテストで入賞経験あり。また、経歴・資格では 10年間の法律実務、FP2級、宅地建物取引士等。
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