営業職は大変そうだけど、頑張れば給料も上がりそうだし挑戦してみようかな。
でも、転職するのはちょっと…と、勇気が出せず悶々としていませんか?
今回は、事務職から営業職への転職方法と後悔しないために知っておきたい予備知識について解説します。
この記事をご覧になってあなたの転職のご判断に役立てていただくと幸いです。
- リクルートエージェント ※求人数がダントツに多い。国内最大手の転職サイト(全国対応)
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事務職から営業職への転職方法3選
事務職から営業職へ転職をしようと思い立った時、どのような転職方法があるでしょうか。
大きく分けると、以下の方法があります。
まずは転職方法について解説いたします。
- ハローワーク
- 転職サイトを利用
- 派遣会社経由で転職
ハローワーク
転職をしようと思ったとき、あなたがすぐ思いつくのはおそらくハローワークでしょう。
ハローワークであれば職員さんに気軽に相談でき、あなたの希望する職場を一緒に探してくれます。
「この会社が気になるなあ」と思ったら、あなたの代わりに職員さんが企業に連絡をしてくれるので、精神的にも楽です。
しかし、もしあなたが秘密裏に転職を考えているなら、ハローワークは気を付けましょう。
地元の企業・求職者が集まるので、あなたが職を探しているとばれてしまうかもしれません。
ハローワークの登録情報が漏れることはありませんが、ハローワークに出入りする際に職場の同僚に目撃されて転職活動がばれたという知人を私は知っています。
意外と世界は狭いものです。。
ご経験があるかもしれませんが、この手の情報は本当にあっという間に広まります。
ばれても問題ないよってことならよいですが、あまり知られたくない場合は誰がどこから見ているかわからないので細心の注意を払いましょう。
転職サイト
最近ではネット経由で求人情報を探すのはもはや当たり前でしょうか。
転職サイトに登録すると数えきれないほどの求人情報を無料で閲覧し応募することができます。
またサイトにあなたの情報を登録し、希望の職業をインプットさえしておけば、マッチングした会社の求人情報が自動的にメールで流れてきます。
仕事を探しに出かけなくていいので、こっそり探すことができます。
本当に便利な世の中です。
派遣会社
最後はこちら、派遣会社です。
個人的には、派遣会社経由での転職は結構おすすめです。
なぜならあなたが希望にあふれ、意気込んで転職しようとハローワークや転職サイトで探しても希望する条件にドンピシャな職場はなかなか見つからないからです。
派遣会社なら必ず見つかるという保証はありませんが、希望の条件を伝えておけば担当者も探してくれますので、一人で探すより効率が良いです。
また、派遣会社であれば、3か月ないし6か月という契約期間に本当にあなたが希望した会社なのか、そこで営業ができるか、人間関係も含めて見定めることができます。
その会社と相性がよくなければ派遣会社に言って継続したくないということを伝えるだけです。
辞めた後も、派遣会社は引き続き新しい職場を探してくれます。
ここで気をつけなければならないのが派遣の種類です。
あなたが正社員を希望するなら、紹介予定派遣(双方がよければ契約期間後に正社員になれる)のある企業を派遣会社に選んでもらいましょう。
事務職から営業職へ転職するときの予備知識6選
会社の花形の営業職になって表舞台で活躍したいと思っているあなたに、事前に知っておいてほしい知識について私の実体験をもとに紹介いたします。
要約すると以下の6点です。
- 営業職のノルマは厳しいか
- 新規開拓かルート営業か
- 会話上手で社交的でないといけないか
- 事務より営業の方が残業が多いのか
- 営業は歩合給があるから収入が上がるのか
- どんな業界の営業職に転職すべきか
営業職のノルマって厳しい?
事務職と営業職はやはり違います。
「営業はノルマが厳しいと聞くけど私はやっていけるかな」と不安になるのも当然です。
世間一般に営業はノルマが厳しいという認識がありますし。
結論から申しますと、ノルマが厳しいかどうかは「あなた次第」です。
「答えになってないじゃん」って思われたかもしれませんが、それは紛れもない真実です。
なぜなら、ノルマが厳しいと感じるかどうかは、個人差がかなりあるからです。
同じノルマでも人それぞれ感じ方が違うんです。
「生活のために仕方なくやってる」「人と話をするのが億劫だ」という気持ちで仕事をしていればノルマが厳しいと感じます。
それに対し「契約を獲得してお客様や会社から喜ばれるのが嬉しい」「収入をもっと上げたい」という気持ちで仕事をしていれば、ノルマが厳しいとは思わないのです。
ただ、慣れないうちはノルマが厳しいと思う人は多いです。
それは営業に限らずどんな仕事にも共通して言えることですが。
仕事にもよりますが、私個人的には本格的に営業に出て半年たった時点で「ノルマが厳しい」と思うならあなたにとってそれは紛れもない真実であり転職を検討する時期かもしれません。
新規開拓とルート営業
ところで転職サイトなどを見ていると「ノルマなし・営業未経験者歓迎」「ルート販売のみ、新規のお客様への訪問はございません」などと書かれた求人があります。
営業に転職したいあなたなら、見かけたことがあることでしょう。
営業職にはノルマに関して、大きく分けて以下のように二つの種類があります。
- ノルマが必達の新規開拓を含む営業
- ノルマが比較的緩やかなルート営業
ノルマが必達の新規開拓を含む営業は、月のノルマがあります。
契約を取るために、テレアポや飛び込み、紹介を依頼したり、ネット集客をしたり、既存顧客の契約を増やす努力をするなりの営業を展開します。
それに対しルート営業は、基本会社から決められたお客様のところにだけに営業をする仕事ですので、事務職のあなたが転職を検討するなら比較的ハードルの低い営業職です。
まさしく私がそうでした。
決められたお客様の所にだけ訪問するルート営業に転職しましたので、すんなり営業という立場に入り込むことができたのです。
しかし注意しなければならないことがあります。
ルート営業であっても、今まで売上げてきた分は新人のあなたでも最低限維持する責任があるということです。
決められたお客様=大切なお客様です。
嫌われるようなことをしたり、信用を無くしてしまうと今までの取引を失うことになります。
そうすると売上は必ず減少しますので、お客様からはもちろん、会社からも営業として認めてもらえません。
そこだけ注意して真面目に営業をしていればお客様と良好な関係を築けますので特別難しい仕事ではありません。
会話上手で社交的でないといけない?
事務職では会話上手かどうかはあまり重要ではなかったけど、やっぱり口がうまくないと営業はできないのかな、と思っていませんか?
結論からいいますと、口はうまくなくても社交的でなくとも営業はできます。
ただ、やはり口がうまい方が楽ではあります。
ところで、お客様の一番求めているものは何だと思いますか?
それは、きちんと期日までにサービスの提供や納品ができるかどうか、お客様が満足できるかどうかです。
口がどんなにうまくても、これができないと営業としては信頼されません。
なかには、口がうまい人を嫌うお客様もいます。
なにより誠実であることが一番大事なのです。
事務より営業の方が残業が多い?
あなたは「営業は残業が多いと聞くけど、勤務時間は長いのかな」と思っていませんか?
営業職は普段は外で活動し、夕方になって会社に帰っても遅くまで事務仕事をしているイメージがありますよね。
確かに営業職は終業時間があって無いようなことは事実ですから事務より営業の方が残業が多いのが一般的です。
また転職当初、どのようにすれば効率よく仕事ができるか掴めないうちは残業を覚悟しなければなりません。
しかし、流れがつかめてくれば、残業は減らせます。
例えば、電車などの移動時間の活用です。
私は移動時間にto do リストの作成をしたり、お客様に提供するカタログや商品説明を、スマホとPCで共有できるアプリを使ってタスク管理をしています。
このように効率を考えて動くことで、事務職より早く仕事を終える日も出てきています。
ただ職場にもよりますが、営業には夜の会食(接待)、休日のイベント事、ゴルフなど、勤務時間以外も活動しなければならない場合があることを忘れてはいけません。
私は最低月3回、多いときで7回ゴルフに出かけています。
営業は歩合給があるから収入が上がる?
営業は歩合給があるから収入が上がる、と聞くことも多いですよね。
答えは「新規開拓営業など歩合給の割合が多い営業は収入が上がりやすい」「ルート営業など固定給の割合が多い営業は収入が上がりにくい」となります。
では、固定給が多いのと、歩合給の割合が多いのとではどちらがいいのでしょうか。
- 固定給が多いと1年を通して収入の変化がない
- 歩合給が多いと頑張り次第で収入が上がる
固定給の割合が多いルート営業などは、ほとんどの場合1年間の収入に変化はありません。
結局、あなたがどんな働き方の営業をしたいかで、いい悪いが決まってきます。
前述した新規開拓とルート営業を照らし合わせて総合的に判断すればよいので、いい悪いはあなたの価値観次第です。
また、ルート営業をしている人の中には「給料分働けばいいや」とか、「何もしなくても給料入るし、適当でいいや」などと考えてしまい、頑張ることを怠る人もいます。
こういう考え方をしている方は意外に多いのです。
このような営業は売上を向上させることはありません。
会社が元気でないと、給料も現状維持です。
私の場合、ルート営業で歩合給の割合が少ない中、収入を少しでもUPさせたいという気持ちが強くありました。
ですので、営業方法にも工夫をしています。
営業の基本ではありますが、仕事以外のこともお客様が困っていることやニーズなどを聞き出して対応します。
それだけではなくお客様の趣味嗜好・誕生日などのプライベートな部分も含めて、それぞれに対応や提案をしているのです。
私は営業職になって1年足らずですが、お客様とご一緒する趣味の集まりなどが複数あります。
また、お客様と仲良くなることで営業成績もあがり、収入UPにもつながりました。
それによって、私も会社もハッピーになるので楽しく営業職を続けています。
歩合給の割合の多い営業でも、固定給の割合の多いルート営業でも、創意工夫とお客様のことを考えて頑張ることで、それに伴って売上も収入も上がる可能性があるのです。
その経験は、あなたの営業職としての自信や成長にもつながります。
どんな業界の営業職に転職すべきか
さあ、営業に転身して心機一転を考えているあなた。
どんな業界の営業職がいいのか、まずそこで迷いますよね。
経験のある業界がいいのか、まったく知らない業界でも大丈夫か、不安に思うでしょう。
業界でも、IT企業・建築関係・製造業・接客業・販売業・運輸/貿易関連・商社などたくさんあります。
別業界への転職と、同業界への転職では、大きく分けて以下のふたつの特徴があります。
- 別業界の営業への転職
- 20代~35歳前後なら期待採用される可能性大
- 収入、その後のキャリアに期待を持てる
- 同じ業界の営業への転職
- 業界に明るいことを武器に若年層でなくてもチャンスがある
- 業界知識を生かして歩合給で即稼げる可能性あり
あなたが20代から35歳前後なら未経験の業界にチャレンジすることをおすすめします。
違う業界への転職はその後のキャリアにおいて、チャンスと可能性が広がります。
あなたが30代半ば以降で社会人経験がある程度長いなら事務職と同じ業界の方をおすすめします。
営業職でも同じ業界へ転職は心理的に飛び込みやすく業界知識もそのまま生かせるからです。
私の場合、同じ業界の中で事務から営業に転職しました。
専門用語も理解していたので最初から違和感なくお客様と話ができました。
前職で身に付けたことを、違った観点からお客様とお話ができることが強みです。
また自分の中で、前職で得た商品・技術・サービスなどの比較ができるので、会社にとってもお客様にとっても有益な情報を提供することができます。
ただし、同じ業界への転職では前職の守秘義務違反にならないように気を付けましょう。
一方で、別業界に転職した場合、あなたが社会人経験のある年代(30代半ば以降)ならお客様は容赦しません。
たとえあなたが新人であっても知識不足が露呈した場合「なんでそんなことも知らないの?」などと言われることがあります。
ですから商品やサービスの勉強が日々必要なことは言うまでもありません。
【事務職から営業職】転職のまとめ
今回の記事を以下に簡単にまとめておきます。
- 事務職から営業職への転職方法
- ハローワーク
- 転職サイト
- 派遣会社
- 事務職から営業職へ転職するときの予備知識
- ノルマが厳しいかどうかは「あなた次第」
- ノルマが無くても、現状維持は必須
- 誠実さが一番大事。それは口がうまくなくてもお客様に伝わる
- 移動時間とアプリの有効利用で残業量は調整可能
- アフター5や休日に活動することは増える
- 固定給でも歩合制でも働き方次第で給料UPの可能性がある
- 20代~35歳前後…未経験の業界で新しい経験を積むチャンス
- 若年層でなくても業界に明るいことを武器にチャンスがある
事務職も営業職もどちらも大切な仕事です。
仕事を辞めることも、転職をすることも、精神力や体力をかなり使います。
あなたが営業職に転職しようと考えているなら、予備知識を参考に、効率よく転職活動を進めてくださいね。
なお、おすすめの転職エージェントについては、以下の記事で詳しく解説しています
どうぞご参考になさってください。