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なぜ美容師アシスタントは辛いの?就職後の時期に分けて紹介します

憧れていた美容師の世界へと踏み出した時、どんな事を感じましたか。

スタイリストになることを目指してレッスンをするんだ!
指名をいっぱいもらえるスタイリストになるんだ!
など、あなたは思ったことでしょう。

しかし美容室って、同じ年代のスタイリストが少ないですよね。
実は美容室って結構離職率高いんです。
しかも7~8割の人は3年以内、つまりアシスタント時代に離職しています。

なぜ美容師のアシスタントってそんなに辛いんでしょうか
私の体験をもとに就職後の時期に分けて、辛いと感じる理由をご紹介します。

美容師アシスタントが辛いと感じること【入社~数ヶ月】


入社してすぐの頃は、仕事を覚えて早く慣れる事で精一杯です。
そんな無我夢中な頃に感じた辛さを紹介します。

拘束時間が長い

まず私は、最初の一ヶ月でこう感じました。
アルバイトしてた時よりしんどいかもしれない」と。

単なる小売店などの接客業、あるいはアルバイトであれば、最長でもオープンからクローズまでで、一定時間で仕事は終わりです。
しかし美容師となると、専門職であり技術職であるため、練習をして腕を磨かなければなりません。

ではその練習はいつするのかというと、営業時間に練習する訳にはいきませんので、必然的に営業時間外となります。
あなたもよく聞くような、レッスン、もしくは自主練の時間です。

強制ではありませんが、練習をするのとしないのとでは後々、技術面で明らかに差がでてきます。
ですから、皆「置いて行かれないように」と練習に励むので、どうしてもお店に居る時間が長くなります。

また、先輩の中に「練習しないと。」とプレッシャーを掛けてくる人も居ます。
そのため「強制されている」と感じることもしばしばあり、「練習させられている、居残りをさせられている」と感じる人も居ます。

給料が少ない

最初の一ヶ月を乗り越え、初めてのお給料です。

給料明細を先に頂くのですが、ドキドキしながら開いてみると、「え、これだけ?」と正直に思いました。
「これなら時給がいいアルバイトでちょっと頑張ったら超えることが出来る」ような金額だったのです。

私が勤めていた所は福利厚生もしっかりしていたので、そこから引かれるものはほとんどありませんでした。
しかし練習に必要な道具を買ったり、新商品を試すために買ったりしていると、ファッションや趣味などに自由に使えるお金があまり残りませんでした。

その上、「私が全部面倒見る」と言って飼った犬もいたため、そのご飯代や医療代もあり、帰り道にジュースを買うことも躊躇うほどでした。
なお美容師の転職理由について以下の記事で紹介しています。参考にしてみて下さい。

美容師の転職理由とは?アシスタントとスタイリストそれぞれの事情最近では美容師人気が高まり、美容室に行けば若いスタッフさんをよく見るようになりました。 しかし美容師の世界もなかなか厳しく、新しい人が...

美容師アシスタントが辛いと思う理由【入社数ヶ月~1年】


仕事の流れはだいぶ覚えてきて、効率や要領を求められる頃です。
同期との差が少しずつ出来始め、焦り出す頃でもあります。

疲れがとれない

先ほど申しましたように、美容室では一日の拘束時間が長いため、「家には寝に帰るだけ」という人も少なくありません。

私も帰宅して、ご飯を食べて一息つけば、もう日付が変わる手前、ということもよくありました。
そこから入浴し、一日の反省などをしたり、録画しておいたドラマなどを見ていては、睡眠時間は5時間を切ります。

テレビの話題などはお客さんと話すネタにもなるので、あまり欠かすことはできませんでした。
休日に寝溜めをしようと思ったこともありましたが、せっかくの休日ですので、仕事から離れて楽しみたいと、出かけることも多く、ゆっくり休むことは少なかったです。

数ヶ月経つと慣れて来ますが、慢性的な疲れはきっと残っていたと思います。

人間関係が辛い

美容師はオシャレで、美容室も華やかで、お客さんが綺麗になる所ですので、憧れを抱く人は少なくないです。
しかしいざ飛び込んでみると、そこは閉鎖された空間であることがわかります。

予約をされたお客さんが次々と絶えず来店するので、スタイリストはもちろんアシスタントも昼休憩を1時間きっちり取ることは出来ません。
もちろんランチに外に出るなんて事もできません。
そのためバックルームでお昼を食べることとなりますが、他のスタッフと時間が被ることがあります。

同じお店で働いていればスタッフみんな仲が良いのかというと、そうではありませんよね。
ある時はスタイリストAからスタイリストBの悪口を聞いたり、あるときはアシスタントXからスタイリストCへの不満を聞いたり、悪口陰口のオンパレードな時もあります。

接客業であるため、営業中は一切口にしたり顔に出したりしないことがほとんどで、「裏の顔はこうだったのか」と、疑心暗鬼になってしまいそうでした。
自身が悪口陰口の標的にされるのも嫌ですが、間に挟まれるのも嫌ですよね。

次第に、「この人は苦手だな」と感じ始めますが、一緒に仕事をする仲間であるため、無下にできず、対処法が見つかるまではもやもやとした気持ちが残ることがあります。

また、体育会系の習慣が根強く残っているのも美容師界の特徴です。
中学高校と文化部で過ごしてきた私にはノリやコミュニケーションの取り方がわからず、最後には呆れられてしまいました。

手荒れや腰痛など

美容師アシスタントはシャンプーが仕事と言われるほど、ずっとシャンプーをしています。
そこで指名をもらえたりしますし、そのお客さんと一番長く話せる時間かもしれません。

しかし一日中シャンプーをしていると、一般の人に比べてお湯を触る時間がとても長くなります。
そのため、手表面の必要な皮脂も奪われて、乾燥しやすく、荒れやすくなります。

私は肌は強いと自負していましたが、4月に入社して9月頃から手の乾燥が目立ち、冬にはひび割れ、あかぎれが起きていました。
それでも毎日シャンプーをしますので、水でも染みるようになったり、カラー後のシャンプーは薬剤も染みて激痛で耐えられなくなりました。

その頃はすべての関節にひび割れがある程ひどいもので、水に触らずに、関節を曲げるだけでも痛みを伴いました。
また、手荒れと並んで挙げられるのが腰痛です。
中腰のままシャンプーをすることが主な原因と言われます。

始めは「仕事に慣れてないだけだろうから」と見逃していても、文字通り体を壊してしまうと何も残りませんので、早めの対策が必要になります。

足の位置を変える、重心移動を考える、コルセットを巻くなどの工夫が出来ますし、中には「コルセットを巻いて体が引き締まった」という人も居ます。

生活が辛い

実家暮らしや家族からの仕送りがある場合は話が別となりますが、一人暮らしの方のあるあるだと思います。

部屋を借りてもタダでは住めませんので、家賃、光熱費が少ない給料から引かれます。
更に練習道具や最低限でもオシャレ関係も手を抜けません。

そして何よりも食費が大事ですよね。
かといって毎日100円のカップラーメンを食べる訳にはいきませんし、時には先輩や同期とご飯に行くこともあるでしょう。

よく、「家賃は給料の1/3を超えないところに住むこと」等やりくりの仕方を聞きますが、時にはどうしても赤字となってしまうことがあるようです。
到底貯金はしにくいですし、「貯金はするな」と書いているサイトもあります。
自由に使えるお金が少ないですし、それによってストレスを抱え、仕事に悪影響が出てしまう人が多いからです。

あるスタッフはやりくりがどうしても上手くいかなかったのか、スマホを格安スマホに乗り換えていました。
収入が増えないのであれば支出を減らすしかありませんしね。

美容師アシスタントが辛い理由まとめ


私は美容室で2年目を迎えることなく辞めてしまいましたので、紹介出来るのはここまでとなります。

美容師界に限らず、疲れが取れないといったことや人間関係の問題はどこの職場でもあります。
特に人間関係は、「どこに行っても同じような人はいるよ」と、相談する毎に言われます。

しかし、すべての美容室において、嫌な人がいて、環境が劣悪というようなことはありません。
たまたま、相性の悪い美容室に当たってしまっただけということもあります。

美容師アシスタントの辛さ
  • 拘束時間が長い
  • 慢性的な疲労
  • 手荒れ、腰痛などの刺激的辛さ
  • 給料が少ない
  • 生活が辛い
  • 人間関係の問題

どんな職業でも、憧れだけでは務まりません。
しかし美容師になるという夢のきっかけは憧れである方が多いです。

ここで挙げた内容は、自己中心的な内容となりましたが、周りからの声援や「ありがとう」といった言葉があれば、私の辛さももう少し緩和されていたと思います。
あなたの夢をしっかりサポートしてくれる美容室に出会えるといいですね。

なお、どうしても精神的、肉体的に辛いようであれば離職して休養を取るか、違う職場に転職することも考えてよいと思いますよ。
美容師の転職先については、以下の記事で紹介しています。ぜひ参考にしてみて下さい。

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まりも
高校卒業後、トリマー、生保外交、ドラッグストア、ネイリスト、美容師(アシスタント)を経験。 知識欲が多く好奇心旺盛。中学時代からサックスを演奏。 趣味は音楽・映画鑑賞、文房具集め、ショッピング、読書、ドライブ等。
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