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介護職を辞めたい6つの理由と対処法をこの道10年の介護福祉士が解説!

介護の仕事に就いていると、毎日色々なことがありますよね。
懸命に働いていると、ふとしたときにこんなことを思いませんか?

仕事をするのが辛い。けどこのまま辞めてしまってもいいのかしら?

確かに介護の仕事は大変ですよね。
介護職なら誰しもが一度は思ったことがあることでしょう。

今回は、介護職を辞めたいと思う6つの理由とその対処法を解説します。
この記事を読んでいただくと、以下の事が理解できます。

  • 介護職を辞めたい主な理由
  • 辞めたくなった時の対処法
  • 辞めたいと考えるのが当然なケース
介護福祉士の資格を持ち、介護職に勤めて10年の私がお伝えします。

介護職を辞めたい理由


人によって、介護職を辞めたい理由はさまざまあります。
では、どのような理由で辞めたいと思うのでしょうか?

悩みを抱える介護士の声を聞いてみましょう。
あなたにも、思い当たることはありませんか?

人間関係が悪い


どこの職場でも辞めたい理由の上位は「人間関係」です。
介護職も例外ではありません。

苦手な人と、毎日顔を合わせなければならないのは辛いです。
それならいっそ離れてしまおうと考えるのは、誰しもあることでしょう。

介護では特にチームプレイが必要なので、さらに負担は大きくなります

私も苦手な人と一緒に仕事をしたときは、気分が上がりませんでした。
互いに歩み寄るのも難しいですよね。
人間関係が悪いというのは、介護職を辞めたいと思う最たる理由の1つです。

体力、精神的にきつい


介護職は体が資本の仕事です。
仕事の疲れがとれず体の限界がきてしまえば、もう辞めようと思うのはごく自然なことですよ。

中腰で介助を行うので、腰痛はつきものです。体の中心である腰を痛めると、思うように動けませんよね

私と一緒に働く若い職員が、腰を痛めてしまったこともあります。
また、精神的に辛いのが、利用者からの暴言、暴力などです。

過去には入浴が嫌で、職員を足蹴にしてしまう利用者もいました。
そんなことがあれば、介護を辞めたいと思うのは当たり前です。

給料が安い

介護職は労働のわりに給料が安いと感じる職員が多いです。
給与が低いと生活にも影響がでますし、モチベーションにもかかわりますよね。

このまま続けるべきか、悩んでしまう気持ちはほんとうによくわかります。
給料があまりに安いのは、辞めたいと思う理由につながるのは当然ですね。

厚生労働省からの発表によれば、介護職の平均月収は30万を超えたとあります。(参考:厚生労働省 介護職平均給与の状況について )

しかしこれはあくまで平均で、賞与込み、控除なしでの数字です。
実際にもらえる金額はもっと低いです。

私も正社員で介護職を務めて10年になりますが、残念ながら手取りは20万以下です

国が主導し、待遇の改善が進むことを切に願います。

施設の方針、理念と合わない

介護施設で勤務する介護職です。上司から、看護師の方が上だから下手に出なさいと注意されました。(中略)何か報告やNsへの依頼ごとなどは、何でも介護職はへりくだりなさいと。

私、それを聞いて、ちょっと今の施設は時期をみて、見切りつけたいなと思うようになりました。

(出典:yahoo知恵袋)

施設の考えと合わないと、どうしても不満はつのります
不満がつのるとやる気もなくなり、そこで働き続けたいとは思わなくなります。

確かに働く以上、その施設の方針に従うのが道理ではあります。
しかし受け入れがたい方針だと、もやもやを抱えながら仕事をしなければなりません。

私の施設でも、独自の方針や決め事があり、それについて納得できないと話す職員もいました

労働環境が悪い

介護士ですが人手不足酷すぎてやめたいです。(中略)職員数は減る一方、なのに入居者は常に満床目指して新しい人が来る。1年目の私ですら「これおかしくない?」と思うほどです。ベテラン勢なんてボロくそ言ってます。

そんな方針のせいでさらに職員減ります。悪循環。

(出典:yahoo知恵袋)

これは厳しいですね。
働く人が少ないとそれだけ負担が増え、労働環境は悪くなっていきます
そんな状態では、仕事を辞めたくなるのも当然と言えます。

少ない職員の中で頑張り続けるのは、とてもキツイですよね

私も一時期、自分とパートさん二人のみで働いていたときがあります。
その時は本当に人手不足の大変さを痛感しました。
労働環境の悪さは、辞めたい理由につながっていきます

業務内容が合わない

介護といっても業務によって内容は変わっていきます。
その業務内容が自分の適性に合わないと、辛くなってしまい辞めてしまうのです。

では私の施設で実際に起こった事例をお話します

当施設には、特別養護老人ホーム・ショートステイ・ケアハウス・訪問介護・デイサービスが併設されています。
そして部署の間では、たびたび人事異動があります。

その人事異動で、私と同じ部署で働いていた方が異動先で辞めてしまったのです。
理由を尋ねたところ、仕事内容が合わなかったと言われました。

その話を聞いて、仕事の相性は大事だということを、改めて実感しました

介護職を辞めたい時の対処法


あなたが介護職を辞めるべきか悩んでいるのなら、一緒に対処法を考えてみませんか?
私も何度か辞めようと悩みましたが、今日まで同じ施設で10年勤めてきました。

悩みごと別に、私なりの対処法をまとめました。
少しでも力になれれば幸いです。

人間関係に疲れたときには

どの仕事でも、人間関係に悩んでいる方はいます。
私も苦手とする人がいたので、その気持ちはとてもよくわかります。

そんな時には、私はあえてその人に笑顔で接しています
相手もつられて笑顔にできれば大成功!

感情を穏やかにするには、笑顔が一番です。互いに穏やかになれれば、仕事も円滑に進むのではないでしょうか?

決して媚を売るわけではないのですが、苦手な人と無理に仲良くなるわけでもありません。

苦手な人に笑顔を向けるのは難しいかもしれません。
ですが試してみる価値はあるので、ぜひチャレンジしてみてくださいね。

体力、精神的に辛いとき

介護では、利用者を移乗するときに腰に負担がかかります。
何度も移乗を行うとその結果、腰を痛めてしまい、体力が削られてしまいます。

そこで、腰痛を悪化させないために覚えて欲しい、ボディメカニクスをご紹介します

ボディメカニクスとは、体に負担がかかりにくい介護技術です。
私の働いている施設でも、研修で取り入れられました。

こちらの動画では、そのボディメカニクスの基礎の動きについて学ぶことができます。

他にも様々な場面でボディメカニクスは活用できますので、あなたに合う方法を探してみてくださいね。

利用者から暴言、暴力を受けてしまって辛いときは、どうすれば良いの?

ひどいことを言われた経験は私もあります。その時は職員同士でその利用者について話をしました

結果、他の職員も同じように暴言を受けていたことがわかりました。
決して私が憎いから言ったわけではなかったのです。

それからは、ひどいことを言われても受け流しています
もちろん要件があるときや話を聞いて欲しいときには、ちゃんと向き合っています。

辛いと感じたら、まずは誰かに話をしてみてくださいね。
みんなで話し合えば、きっと解決方は見つかりますよ。

給料が安いと感じたら

収入を上げるには一体どうしたらいいの?

給料を上げる為には、まず資格を取得することをおすすめします。

あなたが無資格なら、まずは初任者研修から始めて、その後は介護福祉士、ケアマネージャーとスキルアップができますよ

私の働く施設では、資格を取得すれば一時金がでます。
また資格の数だけ資格手当も支給されます。

さらに生活相談員になれば、役職手当を受け取ることができます。

現在は国の政策で処遇改善手当があり、少しずつですが、介護職の報酬引き上げが進められています。

介護職に対する今後の政策にも、注目してみてくださいね。

施設側と意見が合わない場合

施設の中には、独自の方針があったり、決め事があったりします。
それが受け入れがたいと、後々大きな不満になるかもしれません。

私が働き始めたころ、朝礼でなぜか早口言葉を言う決め事がありました。
その場に施設長も参加するので、職員は早めに出勤しなくてはならなかったのです。

ですが、その時間が無駄ではないかという声が上がり、ついに朝礼自体がなくなったのです。
あなたも方針や決め事に不満があるときは、仲間と一緒に訴えてみてください

より働きやすい環境を作るのは、あなたの第一声かもしれません

労働環境や業務内容に不満がある

私は、労働環境の改善は施設側の義務だと考えています。施設側がその環境を当たり前だと判断しているなら、なにも改善されないですよね?

ですから、環境の改善を施設側に訴えることが大切です。
それでも動きが無ければ、こちらから見切りをつけても良いでしょう。

最終的に人員不足で困るのは、施設側なのですから。

業務内容の向き不向きは、大なり小なりありますよね。
問題は、不向きな点が致命的かどうか?になります。

もしもあなたが致命的に感じているならば、違う介護の現場に転職することをおすすめします。
あなたらしく働ける場所を、ぜひ目指してみましょう

どうか、介護の仕事自体が嫌になってしまう、その前に。

辞めたいと思うのが当然のケースと対処法


辞めたい理由の中でも、すぐにでも動くべきケースがあります。
ここではそんな理由とその対処法についてまとめてみました。

思い当たることがあれば、ぜひ参考にしてくださいね。

残業代を支払ってくれない

サービス残業ばかりさせる、いわゆるブラック企業です。
介護業にもそんなブラック企業が存在しています。

私が朝礼のために早めに出勤しても、早出残業はつきませんでした。ですが、それに対して不満の声があがり、定時通りに出勤するようになったのです

まずは施設側に残業代の支払いを求めましょう。
もしも、いくら訴えても改善されなければ、勤めている施設に「労働組合」があるか確認してみましょう。

ある場合は加入することで、不当な扱いについて団体交渉することができます。
無ければ、あなたのお住まいの地区で「ユニオン」を探してみましょう

みんなのユニオンは、労働者ならば誰でも加入できる「労働組合」です。
ネットで加入もできますので、一度チェックしてみてはいかがでしょうか?

施設側が利用者を軽視する

ここの施設は利益重視で利用者を大切にしていない、そう感じてはいませんか?
たとえば、経費削減で利用者の食事がお粗末だったり、エアコンや明かりは必要最低限しか使わないなど。

他の施設で、衛生管理が悪く、オムツ交換も最低限の回数しか行わないという話も耳にしたことがあります。
想像するだけでとても悲しくなりました。

ふびんな扱いを利用者が受けている、そう感じたなら勇気をだして訴えてほしいです。誰のために介護をしているのか、わからないですよね

訴えても改善の余地がなければ、迷わず転職することをおすすめします。
劣悪な環境にあなたが慣れてしまう前に。

違法行為を強要する

介護で働いていると、利用者に対して処置を行う場合があります。
中には医療行為に当てはまるものもあります。

どんな医療行為を介護士が行うと違反行為になるのか例を挙げましたので、ご覧ください

  • 摘便をする
  • 褥瘡の処置(消毒など)を行う
  • インシュリン注射の自己投与を行う
  • 無資格で痰吸引を行う

(参考:老人ホームで違法医療行為)

これらの行為が違反だということは、必ず知っておいてください。
実際に違法行為を行い、検挙されている例もあります

もし施設側から強要されるようなことがあれば、すぐ退職してください
知らなかったでは、すまされないのです。

なお、お仕事を探す際の転職サイト選びついて、以下の記事で詳しく解説しています。
どうぞご参考になさって下さい。

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介護職を辞めたい理由と対処法のまとめ


介護職で働いていると、誰もが一度は辞めたいと考えることがあると思います。
実際に介護職の離職率は高い水準を保っています。(参考:厚生労働省 介護労働の現状)
最後にもう一度、介護職を辞めたい時の対処法をまとめておきます。

介護職を辞めたいと考えたなら
  • 人間関係が辛いなら笑顔で相手を穏やかにする
  • 体力には技術で、精神面では仲間とカバーする
  • 収入UPを目指すなら資格をとる
  • 施設の方針に不満なら他の職員と声をあげる
  • 労働環境が悪いなら施設に訴える
  • 仕事内容が合わないなら自分向きな業務を見つける
  • ブラック企業だと感じたら「労働組合」へ
  • 利用者軽視の施設は改善なければ見切りをつける
  • 違法行為を強要されそうなら即退職する

同じ介護士として、あなたの悩みが一つでも解消されることを願っています。
なお、介護職のあるあるを、以下の記事でご紹介しています。
どうぞあわせてご覧になってください。

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あおやん
職業:介護士 資格:ホームヘルパー2級・介護福祉士 好きなもの:アニメ・漫画・ゲーム・カラオケ・編み物・折り紙など。介護の仕事を楽しみながら勤務しています。 初めての記事作りも楽しくてハマりそうです^^ 将来はライターの仕事もしたいと考えています。 読んで楽しくなるような記事が書けるよう頑張ります!
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