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5年目の看護師が辞めたいと思う理由と辞めるメリット・デメリットを解説

看護研究に委員会、後輩の指導係など。
看護師5年目になると、通常の業務に加え、責任のある仕事をたくさん任されるようになりますよね。

いろんなことを任されて嬉しい反面、プレッシャーも大きくなる看護師5年目。

新人教育の委員会の担当になっちゃったよ、しんどいな。

期待されて嬉しいような、でもやっぱり業務が多すぎて。自分の能力の限界を超えそう。

あなたも、このように思うことはないでしょうか?

そこで今回は、5年目の看護師が辞めたいと思う理由と、5年目で辞めるメリット・デメリット、またその時どう乗り越えていくべきかについて解説します。

この記事をご覧になることで、以下の内容を理解することができます。

  • 5年目の看護師が辞めたいと思う理由
  • 5年目の看護師が辞めるメリット・デメリット
  • 看護師5年目で辞めたいときの対策
看護師経験7年の私が自身の体験を振り返って解説いたします。どうぞご参考になさってください。

5年目の看護師が辞めたいと思う理由


なぜ、5年目の看護師は辞めたいと思うのでしょうか?
その理由として、以下の3つが挙げられます。

  1. 責任のある仕事が増える
  2. 人間関係の悩みが深くなる
  3. 周りの結婚・出産ラッシュに焦る

責任のある仕事が増えて悩みがちになる


看護師5年目になると、看護研究や委員会、後輩の指導係といった責任のある仕事を多く任されるようになります。
仕事を任されて嬉しい反面、やらなければならないことが多すぎて悩みがちになり、もう看護師を辞めたいと思ってしまうことが多いです。

今日は16時から委員会だから、それまでに一通り仕事を終わらせておかないと。間に合わない!

あなたも、同じような経験はないでしょうか?

私が看護師5年目のときは、通常の業務に委員会、看護研究、後輩の指導、リーダーなど、やるべきことが多すぎて毎日疲弊していました。

帰宅したら看護研究の文献を読み、休みの日も看護研究関連のことをしている。
このように、いつ休みなのかわからない日々を過ごしていました。

日々のリーダーや、チームの責任者に任命されてしまうと、プレッシャーが大きいですよね。
そのプレッシャーに押しつぶされそうになり、看護師を辞めたい、もう逃げたい。

そのような気持ちが大きくなったのが看護師5年目でした。

先輩と後輩の板挟みがストレス


看護師5年目になると、責任のある仕事を任されるようになる上に、後輩の指導係も担当することが多いです。
責任のある仕事をしていると、当然先輩看護師の顔色を窺いながらの仕事になります。

先輩看護師の顔色を窺いながら、後輩の指導を行わなければなりません。
そのため、先輩と後輩の板挟みになってしまい、5年目の看護師にかかるプレッシャーやストレスが増大します。

このような人間関係の悩みやストレスを抱え、辞めたいと考える5年目の看護師は多いです。
私もその1人でした。

後輩の指導をしていたら、自分の受け持ちの患者さんのナースコールが鳴っていたと先輩看護師に怒られた。

指導をしているのだから、同時にナースコールをとるとか無理なんだけど。

一生懸命後輩の指導をしている。
それなのに、先輩看護師の理不尽な発言に悲しくなり、もう辞めたい、逃げ出したい。

看護師5年目のときの私は、このような悩みを抱えて憂鬱な日々を送っていました。

周りの結婚・出産ラッシュに焦る


看護師5年目になると、年齢が20歳代半ばから後半になる頃です。
この時期は、看護師以外の友人も含めて結婚・出産の報告が増えてきます。

結婚式に呼ばれて参加し、幸せをお裾分けしてもらう。
ですが、なんか心の底からお祝いできていない自分がいて、複雑な心境になりました。

看護師になりたくて頑張って勉強して実習を乗り越え、看護師になった。
看護師になってからも、私なりに一生懸命頑張っている。

それなのに、仕事ばかりの毎日で。
私だって看護師である前に1人の人間で、結婚もしたいし出産もしたい

仕事に没頭する毎日、いつまで続くの?もう嫌だ。

このような気持ちを抱くようになった私は、看護師を「辞めたい」と発言する回数が日に日に多くなっていったのを今でも覚えています。

5年目の看護師が辞めるデメリット


次に、5年目の看護師が辞めるデメリットについてお伝えします。
デメリットとして、以下の2つが挙げられます。

5年目で辞めるデメリット
  1. 責任の重い仕事を任されており、辞めにくい
  2. 転職先では、また1年目からのスタートとなる

責任の重い仕事を任されており、辞めにくい


看護師5年目になると、責任の重い仕事を任されるようになることが多いです。
そのため、任されている仕事を途中で投げ出すわけにもいかず、辞めるに辞めれない状況にあることも。

私の場合、看護師5年目になって任されたことがたくさんありました。
看護研究、教育担当の委員会、後輩の指導係。

教育担当の委員会に所属しているのはその病棟で私だけでした。

そのため、所属する病棟において、新人を含む全ての看護師が院内の勉強会に参加できるように調整したり、参加を促したり。
新人看護師の指導係をしている中堅看護師が、指導がうまくいっているか、困っていることがないか気を配ったり。

日々の勤務ですでに手一杯で疲労困憊だったのですが、帰宅後も休日も、看護研究の文献を読み、計画立案やインタビュー実施などをする必要がありました。
そのような状況でしたので、看護師を辞めたいと毎日考えていました。

勤務中も勤務後も、ずっと仕事のことばかり考えているってしんどいよ。

辞めたいとしか思えなくなってきた。

しかし、任されていることが多すぎて、辞めたくても辞められない状況だったのです。
教育担当にしても、看護研究にしても、私が中途半端で投げ出してしまうと、他の誰かが引き継がないといけません。

責任の重い仕事を引き受けてしまった以上、ある程度キリがいいところまでは続ける必要がありました。
あなたも、同じような経験はないでしょうか?

転職先では1年目からのスタートとなる


看護師5年目になると、日々の業務はある程度自分でこなせるようになります。
しかし、それはその職場での話です。

転職して、今までとは全く異なる環境に身を置くと、経験してきたことが活かせないことがあります。
また、知らない知識や技術を要求されて、戸惑ってしまうことも。

前の職場で学んだことと全然違う、困ったな。

私の場合、同じ職場の中で病棟から外来に異動した経験があります。
異動であっても、内科から小児科への異動でしたので、わからないことばかりでした。

成人や高齢者の看護は経験していましたが、小児科は初めてで、実習以来でした。
そのため、始めのうちは慣れなくて、すごく戸惑ったのを覚えています。

学生時代の資料や本を読み返して勉強し、少しずつ小児科の知識を身に着けていきました。
このように、これまで経験してきた分野とは異なる部署に異動や転職をした場合、また1からのスタートとなります。

同じ診療科での転職であっても、職場によってやり方は異なります。
ただ、経験者として扱われてしまうと「経験者だよね?」と言われて、新しい職場で丁寧に教えてもらえないことがあります。

私の同僚は他の病院から転職してきましたが、経験者ということで勤務開始半年後には後輩の指導係に任命され、ここのやり方はまだよくわかっていないのに、と戸惑っていました。

看護師を5年目で辞めるメリット


それでは、5年目の看護師が辞めるメリットについてお伝えします。
メリットとして、以下の3つが挙げられます。

5年目で辞めるメリット
  1. 経験が評価され、転職しやすい
  2. 給与が上がることもある
  3. 看護師として視野が広がる

経験が評価され転職しやすい


看護師は、日勤と夜勤の交替制勤務であることが多いです。
また、女性が多い職場で、人間関係に悩むことが多い仕事でもあります。

そのような様々なストレスがかかる仕事を5年、続けることができているのです。
5年目の看護師は、転職する際にその経験を評価されます。

看護師として5年の経験があれば、転職の面接で自信を持ってアピールできるかも?

看護師5年目になると、患者さんの受け持ち、リーダー業務、後輩の指導、看護研究、委員会の仕事などを一通り経験していることが多いです。
そのため、その経験を転職時の面接でアピールすることで、転職先から好印象を持ってもらうことができます。

給与が上がることもある


看護師5年目で辞めて転職すると、うまくいけば給与が上がることがあります。

給与が上がるのなら、転職したい!

ただ、地域や職場によって、給与はまちまちです。
ですので、転職すれば一概に給与が上がるわけではありません。

ですが、転職する前にしっかり情報収集をして複数の転職先候補を吟味すれば、現在働いている職場よりも給与を上げることは可能です。
あなたが今の給与に満足していないのであれば、他の職場の給与を調べてみるとよいです。

看護師としての視野が広がる


1つの職場に長く勤めていると、どうしても偏った知識や経験になってしまいます。
転職することで、違う分野の経験を積むことができ、看護師としての視野を広げることができます。

ずっと内科にいるから、小児科の勉強もしてみたいな。

例えば、内科から小児科へ変わってみることで、今までとは違うことを学び、新たな知見を得ることができます。
病院から訪問看護や老人保健施設に変わってみるのも、環境がガラッと変わるので、多くの学びになりますよね。

このように、今まで経験がない診療科や施設に転職することで、看護師として視野を広げることができます。

看護師5年目で辞めたいときの対策


それでは、看護師5年目で辞めたいときにとるべき行動についてお伝えします。
看護師は日々の業務で忙しく、転職先候補の情報収集などをあなた自身で行うのは困難です。

転職サイトを利用すれば、キャリアアドバイザーがあなたの代わりに情報収集や条件交渉をしてくれます。
ですので、忙しいあなたの負担を軽減することができます。

辞めたい気持ちと向き合う

まず、転職サイトでキャリアアドバイザーに相談する前に、あなたにしてほしいことがあります。
それは、あなた自身の「辞めたいという気持ち」としっかり向き合うことです。

日々の忙しい業務に加え、看護研究、委員会、後輩の指導係などを任される看護師5年目。
通常の業務ですでに大変なのに、プラスアルファの業務をこなすよう言われると・・・。

もう手一杯なんですけど!

このように言いたくなりますよね。
そして、毎日「辞めたい、辞めたい」と考えてしまうのです。

あなたも、同じような経験はないでしょうか?
私が看護師5年目のときは、まさにこのような心境でした。

ですが、本当に辞めてしまってよいのか、辞めることで解決するのか?
一度立ち止まって、あなたの辞めたい気持ちと向き合ってみてください。

前向きに転職を検討する

やらなければいけないことが多すぎて、患者さんと向き合う時間がとれない。

なんのために看護師をしているのかわからない!

辞めたい気持ちと向き合ってみて、このような思いを抱くのであれば、転職を視野に入れるのも1つの方法です。
看護師として働くことができる職場はたくさんあります。

ですので、今の職場に固執する必要はありません。
あなたの中で、今の職場で学べることは学びきったと思えるのなら、前向きに転職を検討してみてください。

あなたの経験を活かしつつ、あなたの看護師としての視野を広げてくれる職場が見つかる可能性は大いにあります。
情報収集や相談のみでも構いませんので、転職サイトに登録し、キャリアアドバイザーと話してみることをおすすめします。

なお、看護師の転職サイトに関して、以下の記事で詳しく解説しています。
どうぞご参考になさって下さい。

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5年目の看護師が辞めたいときのまとめ


5年目の看護師が辞めたいと思う理由、辞める際のメリット・デメリット、どのように乗り越えていくべきかについてお伝えしました。

看護師5年目になると、責任のある仕事を任されることが多いです。
さらに、先輩と後輩の板挟みとなり、人間関係の悩みが深まってしまうこともあります。

そのような状況ですので、5年目の看護師が辞めたいと考えてしまうのも無理はありません。
5年もの間、看護師として頑張ってきたのです。
ここで、今回お伝えしたことをまとめておきます。

5年目の看護師が辞めたいときのまとめ
  1. 5年目の看護師が辞めたい主な理由:責任のある仕事が増え、プレッシャーが大きい
  2. 5年目の看護師が辞めるメリット:経験が評価され、転職しやすい
  3. 5年目の看護師が辞めるデメリット:責任の重い仕事を抱えており、辞めにくい
  4. 看護師5年目で辞めたいときは、まず辞めたい気持ちと向き合うことが大切
  5. 転職サイトを利用すると、キャリアアドバイザーに悩みを聞いてもらうことができる

辞めたいと考えてしまうときは、少し立ち止まって、あなたの看護師としての人生、1人の人間としての人生についてゆっくり考えてみてください。
家族や友人、同僚と話すのもいいですし、もし転職を検討するのなら、キャリアアドバイザーに相談してみてもよいです。

なぜ看護師を辞めたいと思うのか、辞めたとして、今後どうしていきたいのか。
それを決めることができるのは、あなた自身です。

周りの意見も参考にしつつ、できるだけ後悔しないよう、あなたの気持ちと向き合ってみることを勧めます。
後で振り返ったときに、あのときしっかり自分の気持ちと向き合って決断してよかったと思えるよう、行動してみてください。

あなたがあなたにとって最善の選択をして、あなたらしい看護師人生を送ることができるよう、祈っています。

なお、あなたの今の立場に合った転職エージェントの選び方について、以下の記事で詳しく解説しています。
キャリアアドバイザーに本気で相談してみて下さい。

「本気で」ですよ!
きっと道が開けるはずです。

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看護師経験7年の潜在看護師です。市立大学を卒業後、約400床の総合病院で7年間、看護師として勤務しました。その経験を活かし、現在は販売業務に携わっています。副業として、ライター業務を始めました。看護師の経験を多くの方にお伝えし、少しでもお役に立つことがあればと、執筆活動をしています。
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